村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームも何度も行ったことがあります。
その経験をベースに、二世帯住宅に関する記事を書こうと思います。
今回は、二世帯住宅に関するデメリット、メリットについて解説します。
二世帯住宅を成功させるために、役立つ内容なので、ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
親世帯が土地を持っているとか、親世帯のどちらからが亡くなったとか、親世帯の介護が必要になったとか・・・・
二世帯住宅を検討することになったきっかけは、人によって様々です。
この記事をお読みのあなたも、何らかの理由で、二世帯住宅を検討されているのだと思います。
そんな二世帯住宅ですが、特に親世帯・子世帯の家族が一緒に住むことによる人間関係のトラブル、デメリットを心配される方が多いです。
2つの異なる家族が1つの家に住むわけで、このような人間関係のトラブルが起きるのは当然のことです。
二世帯住宅には、こういったトラブル以外にも様々なデメリットがあります。
デメリットだらけの二世帯住宅は、やめておくべきと思われた方も多いと思います。
しかし、二世帯住宅には、デメリットに負けない、それ以上のメリットがあり、さらに、間取りを工夫する等し、デメリットを軽減する方法もあります。
本記事では、まず、二世帯住宅にどのようなデメリット、メリットがあるのか、詳細に解明します。
その上で、いかにしてデメリットを軽減し、快適な二世帯住宅をつくるべきかを解説していきます。
本記事をお読み頂ければ、デメリットだらけだったはずの二世帯住宅に対する認識が大きく変わるはずです。
二世帯住宅で悩む前に、まずは、本記事をお読み頂き、二世帯住宅についてしっかり勉強してください。
きっと、あなたの二世帯住宅の家づくりに、おおいに役立つはずです。
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まず、そもそも二世帯住宅とは何かを解説したいと思います。
二世帯住宅とはその名の通り、親世帯と子世帯等、二世帯が一緒に住む家のことです。
二世帯が住む家なので、部屋数も多くなり、その分広さも必要になり、建築費用も通常の一世帯が住む家に比べれ高くなります。
しかし、世帯毎に別々の家を建てるのに比べれば、建築費用は、大幅に抑えることができます。
ここは、二世帯住宅の大きなメリットでもあります。
この二世帯住宅は、下の図の通り、大きく3パターンに分けられます。
まず、一番左は、寝室等のプライベート空間を除き、全て二世帯で共有する完全同居型です。
中央が、例えば玄関を共有するとか、リビング・キッチンを共有するとか、一部の生活空間を共有する部分共有型です。
そして一番右は、全ての生活空間が、世帯毎に完全に分かれている完全分離型です。
あなたは、どのパターンの二世帯住宅がいいと思いますか??
多くの方は、完全分離型がいいと思われたのではないでしょうか。
確かに、完全分離型は、よりお互いのプライバシーを尊重できるので、人間関係のトラブルは減るはずです。
ここは大きなメリットでもありますが、一方で、お互いに顔を合わせる機会が減り、家族の変化に気付けないといったデメリットもあります。
また、建物内での行き来ができないため、介護がやりづらいといったデメリットもあります。
さらに、建築費用も、世帯毎に設備を設ける必要があるため、完全共有型に比べれると、割高になったりもします。
どのパータンの二世帯住宅も、それぞれにメリット・デメリットがあります。
この後、二世帯住宅のデメリット、メリットについて詳細に解説していきますが、どのパターンの二世帯住宅を建てるかによって、その度合も大きく変わってきます。
あなたが、どのパターンの二世帯住宅にすべきかは、二世帯住宅を建てる目的、ご家族の状況等に応じて決めるといいと思います。
二世帯住宅はデメリットだらけと、よく言われます。
どのようなデメリットがあるのか、しっかり、ここで勉強してください。
まず、毎日の暮らし、生活におけるデメリットについてお話します。
生まれ育った年代が異なる親世帯、子世帯とでは、当然ですが、ジェネレーションギャップがあります。
子供の教育、子供のしつけ、料理の味付け・・・
日々の生活で何をやるにも、考え方が大きく異なる事が多々あります。
お互い意思疎通が図りにくく、ストレスを感じ、これがトラブルになる事もあり、デメリットです。
現役で働く子世帯と既にリタイアした親世帯とでは、生活リズムが大きく異なります。
親世代は早寝早起き、一方、子供世代は夜遅く、休日の朝は遅い事が多いです。
例えば・・
夜遅くに仕事から帰宅した息子が、食事をしたり、テレビを観たり、入浴したり・・その音で、親が良く寝れないとか。
休日の朝は遅くまで寝ていたい子世帯に対し、親は早起きするため、その音で起きてしまうとか。
お互いに、生活リズムを変えるのは難しいため、それがストレスになり、ここは大きなデメリットです。
次に、金銭的な、経済面でのデメリットについてです。
通常の一世帯の住宅に比べると二世帯住宅は、当然ですが費用が割高になります。
よくあるのは、二世帯住宅の費用の割高になる分を、親からの金銭的な援助を受けるパターンです。
しかし、中には親からの援助が少ないか、全くない場合もあります。
親からの援助がない場合、その分を全て子供世帯が負担することになります。
この場合、子世帯の住宅ローンの負担が、かなり大きくなるといったデメリットが考えらえます。
金銭的な負担もありますが、そのことによる精神的なストレスも大きくなるデメリットもあります。
水回りを親世帯と子世帯で共有する二世帯住宅で多いのですが、光熱費の負担の割合でもめるトラブルです。
当然ですが、親世帯と子世帯とで使用頻度が異なり、各世帯の光熱費も違ってきます。
よくもめないように光熱費を折半するとか、事前に負担割合を決めることがありますが、これも、実態と合っていないと、ストレスに感じる方が多いです。
この光熱費の配分の問題は、二世帯住宅ならではのデメリットです。
やはり二世帯住宅は、一世帯住宅に比べると、圧倒的に数が少ないです。
つまり、二世帯住宅は特殊な住宅であり、希望される方が少ないということです。
そのため、将来の住宅売却を考えた場合、買い手がつきにくい可能性があります。
特に、寝室等のプライベート空間を除き、全て二世帯で共有する完全同居型は人気がなく、より売却しづらくなる可能性があります。
この不動産売却の問題も、二世帯住宅ならではのデメリットです。
二世帯住宅は、相続でももめるケースがあります。
二世帯住宅は、家を建てる際、親から金銭的な援助を受けるケースが多く、さらに、親の死去した後は、同居を理由に不動産を相続し、そのまま住み続ける事が多いです。
親に不動産以外に相続できる資産がない場合、兄弟姉妹等の相続人の間で、不公平感が生じ、トラブルになるリスクがあります。
ここも二世帯住宅ならではのデメリットです。
そして、精神的なストレス面でのデメリットについてです。
親世帯、子世帯が1つ屋根の下に同居するわけですから、完全にプライバシーを守ることは不可能です。
例えば、全ての生活空間が、世帯毎に完全に分かれている完全分離型の二世帯住宅で、普段、家の中で顔を合わせることがない場合でも、完全にプライバシーを守ることはできません。
どうしても生活音が漏れることもあるので、動きを察知され、特に外出や帰宅等の行動は、ほぼ筒抜けになる可能性があります。
当然ですが、完全同居型や部分共有型の二世帯住宅は、生活空間を共有するわけですから、さらにプライバシー確保は、難しくなってきます。
プライバシー面でのストレスは、二世帯住宅特有のデメリットです。
どこのご家庭も同じだと思いますが、親は何かと子供に干渉したがるものです。
親にとって子供は、いつまでも子供なわけで、いろいろ言いたいものです。
二世帯住宅だと、顔を合わせる機会も多く、その度に、いろいろ指摘をしてくるケースが多いです。
悪い事に対する注意だけでなく、いいことも、いろいろについてです。
干渉される事によるストレスも、二世帯住宅ならではのデメリットです。
二世帯住宅の一般的なデメリットについてお話しました。
さらに、二世帯住宅の3つのタイプ別にデメリットを比較してみたいと思います。
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
先程、二世帯住宅には、「完全同居型」「部分共有型」「完全分離型」の3つのタイプがあるとお話しました。
3つのタイプの二世帯住宅は、それぞれ間取りが大きく異なり、そこでの暮らし方も違ってきます。
当然、先程お話したデメリットについても、異なってきます。
そこで、二世帯住宅のタイプ別にデメリットを比較し、比較表にしてみたいと思います。
あなたが建てる二世帯住宅をどのタイプのものにするのか??
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
完全同居型 | 部分共有型 | 完全分離型 |
---|---|---|
寝室以外は全て共有することになるため、お互いのプライバシーの確保が難しい。 | 共有している部分がある以上、プライバシーを完全に確保するのは難しい。 | 共有エリアが全くないため、当然ですが、建築費用が割高になる。 |
生活リズム(生活時間帯の違い)があることがストレスになる。 | 浴室や室内での足音等の生活音がストレスになる。 | 上下階で完全に分離しても足音が気になるケースもある。 |
共有スペース(水回り等)の使い方でトラブル(掃除等の家事分担とか)でになる可能性がある。 | 共用部分(玄関とか)の使い方や掃除分担でトラブルになりやすい。 | 完全に分離されているので、家族の変化に気づきにくい。 |
気を遣う場面も増えてストレスを感じても逃げ場がない。 | 玄関を共有した場合、玄関周りが散らかりやすい。 | 屋内で世帯間を行き来できないため、介護になると負担が増す。 |
水回りも共有しているので、世帯毎の水道光熱費が把握しづらい。 |
前のパートでデメリットについてお話しましたが、中には、二世帯住宅をやめようと思われた方もいると思います。
しかし・・実は、それに負けないメリットも多数あるので、ご注意ください。
それでは、二世帯住宅のメリットについて解説していきます。
まず、二世帯住宅のメリットについてお話します。
何かと負担の大きい家事を、親世帯、子世帯で分担できます。
例えば、平日忙しい、共働きの子世帯は休日の家事を主に行い、平日の家事は親世帯が中心に行うとか。
家事を分担し協力できるのは、二世帯住宅の大きなメリットです。
特に共働きの子世帯にとっては、この子育て面での協力は大きなメリットです。
子供が病気でも、会社を休まず、子供の看病を親にお願いできるとか。
学校から帰った子供の面倒を親に見てもらえるとか。
幼稚園への送り迎えを親に任せることができるとか。
何かと大変な子育てを、親に頼ることができるのは、二世帯住宅の大きなメリットです。
ちなみに、親世帯にとっても、孫の子育てに関与できると、張り合いもあり、嬉しいことのようです。
親の介護のしやすさは、二世帯住宅の大きなメリットです。
同じ家に住んでいるので、当然、物理的な移動距離は短くすみます。
田舎に住む親を介護する場合、移動のために時間も費用もかかりますし、体力的にも負担が大きいです。
親世帯としても、将来自分の身体が動かなくなった際の介護を頼めるというのは、安心だと思います。
日々の生活で困った時に、手軽に相談できるというのは、二世帯住宅のメリットです。
例えば、宅急便の受け取りを、家に居る親世帯にお願いするとか。
立会の必要な修理を、会社を休まず、親にお願いするとか。
パソコンや携帯の使い方がわかない時に、子供や孫に相談できるとか。
生活面での助け合いも、二世帯住宅ならではのメリットです。
二世帯住宅の場合、親世帯か子世帯のどちらかは常に在宅していることが多いです。
全員が外出し、誰もいなくなる時間が少ないので、空き巣等の危険性を軽減できます。
また、最近、おれおれ詐欺が多発してますが、ここにも防犯効果が期待できます。
子世帯、親世帯が同居し、顔を合わせる機会が多い二世帯住宅であれば、騙されるリスクは小さく、詐欺の被害にあうこともないはずです。
疑わしいと思ったらすぐに相談できるので、親世帯にとっても大きな安心感です。
次に、二世帯住宅の金銭的なメリットについてです。
完全分離型で、電気、ガス、水道を完全に分離し、光熱費も各世帯で負担する場合を除き、一般的に二世帯住宅では、光熱費が安くなります。
水道光熱費の基本料金が一家族分で済んだり、契約内容によっては使用料が増える程料金が安くなるプランもあり、やり方によっては、光熱費をさらに下げることができます。
さらに、二世帯住宅の場合二つの世帯が別々に暮らしていた場合に比べ、建物が一つで、生活を共にする機会が多いので、電気、ガス等の消費量が少なく抑えることができます。
エネルギー消費量が少なくなる分、光熱費も安くなります。
二世帯住宅では、よく実家の家を建て替えるケースがあります。
親が所有する土地に家を建てることになるので、土地を購入する必要がなくなります。
土地の費用を負担する必要がないので、費用を大きく抑えることができます。
ここは、大きなメリットです。
完全分離型ではなく、生活空間を共有するタイプの二世帯住宅では、建築費用が安く抑えることが可能です。
洗面、風呂、キッチン等の水回りを共有する場合、当然ですが、水回りの設備が1つで済むので、その分費用を安く抑えることができます。
この水回りの設備は、建築費用に占める割合が比較的高いため、建築費用を安く抑えることができます。
ここも二世帯住宅のメリットの一つです。
二世帯住宅を建てる際に、活用できる補助金がいくつかあります。
・地域型住宅グリーン化事業
・長期優良住宅化リフォーム推進事業(現在の住まい、または購入した中古住宅のリフォームに限る)
・すまい給付金
・地域の住宅補助
二世帯住宅を建てる際は、こういった補助金制度をうまく活用することで、建築費用を安く抑えることができます。
二世帯住宅には、相続税を安くできる大きなメリットがあります。
土地を相続する際、相続人と被相続人が生計を一にしていた等一定の要件を満たすことで、土地の評価額を80%減額させ相続できるといった「小規模宅地等の特例」があります。
二世帯住宅では、この特例が適用されるので、大きな節税効果が期待できます。
相続財産の内訳で土地の占める割合が大きいほど、土地の評価額を下げることは、より大きな節税効果が期待できます。
この相続税の減額も、二世帯住宅の大きなメリットです。
それでは、二世帯住宅の精神的なメリットについてお話します。
親世帯と子世帯が一緒に住む二世帯住宅では、子供の成長にプラス効果、メリットが期待できます。
共働きの夫婦の家庭では、子供は学校が終わると学童などを利用することが多いです。
場合によっては、親が帰宅するまで子供一人でいるなんてケースもあります。
しかし、二世帯住宅であれば、家には祖父母がいますので、子供は祖父母と一緒に時間を過ごすことができます。
孫の近くに祖父母がいることで、孫・祖父母、お互いに豊かな時間を過ごすことができます。
ここは、子世帯、親世帯、双方にとって大きなメリットです。
何か心配事、困った事があっても、近くに親がいれば、金銭的な面も含め、気軽に相談できるので、子世帯にとって、とても心強く感じるはずです。
逆に親世帯にとっても、近くに子世帯が住んでいれば、何かと相談できるので安心感は強いと思います。
子世帯、親世帯、お互いの安心感は、二世帯住宅ならではのメリットです。
以上、二世帯住宅のデメリット、メリットについてお話しました。
ここからは、いかにしてデメリットを減らし、快適な二世帯住宅にすべきか、いくつかポイントを解説します。
二世帯住宅を成功させるのに、とても重要なので、しっかり理解するようにしてください。
それでは、二世帯住宅のデメリットを減らすポイントについて解説します。
ポイントは、大きく3つあります。
1つ目のポイントは、親世帯と子世帯で事前によく話し合い、ルールを決めておくこと、ソフト面での対策です。
次に2つ目のポイントは、親世帯、子世帯の程よい距離感があり、プライバシーが守られる設備の導入、間取りにすること、ハード面での対策です。
そして3つ目のポイントは、二世帯住宅の施工を依頼する業者の選定です。
二世帯住宅の実績が豊富で、ノウハウの豊富な施工業者を選定することが重要なポイントです。
それでは、3つのポイントについて詳細に解説していきます。
既にお話した通り、二世帯住宅には、様々なデメリットがあります。
その多くは、事前によく話し合い、お互いが納得できるルールを決めることで解決が可能です。
例えば、水道光熱費の配分に関するトラブルがありましたが、ここも、事前によく協議をすることが重要です。
事前話し合い、お互いが納得できる光熱費の負担割合を決めておけば、こういった不満、トラブルは防げます。
二世帯住宅は、二世帯が同じ屋根の下で生活するわけで、様々なトラブルが生じるのは当然です。
親世帯、子世帯で、納得いくまで、徹底的に話し合うことが、何より重要になってきます。
二世帯住宅のプライバシー面のストレスは、最も注意すべきデメリットです。
プライバシーが守られていない家では、親世帯、子世帯ともに、快適に生活することはできません。
親世帯、子世帯で、程よい距離感を保ちながら、プライバシーが守られた家にする必要があり、そのために間取りを工夫することが重要です。
プライバシーを守るには、お互いの視線を意識した間取り、生活音を軽減する間取りにすることがポイントです。
まず、お互いの視線を意識した間取りについてです。
相手から丸見えだと、常に監視されているようで、かなりのストレスになります。
例えば、玄関位置や窓の位置によっては、外出や帰宅の際に見られる事が多くなり、それがストレスになったりします。
間取りは、相手の視線が気にならないような間取りに工夫します。
次に、生活音を軽減する間取りです。
実は、二世帯住宅に住むことのストレスは音によるものが多いです。
生活音が漏れると、それにより、何をやっているかを相手に察知され、プライバシーが守られないためです。
例えば・・
親世帯・子世帯の間の壁は、遮音性の高い素材にするとか。
下の階に音が漏れないよう、床を二重にしたり、厚いカーペットを敷くとか。
寝室を、音の発生する水回りから、できる限り遠くに配置するとか。
リビングや寝室から離れた場所に、各世帯の水回りを1か所にまとめると。
排水管の位置を居住空間ではない洗面所や廊下等辺りに配置するとか。
排水管を流れる音が漏れないよう、防音加工するとか。
以上、二世帯住宅のデメリットを軽減する間取りの工夫について解説しましたが、やはりおすすめは、完全分離型の二世帯住宅の間取りです。
共有スペースが全くないので建築費用が割高になりますが、共有することでお互い気を遣ってストレスになるデメリットを考えれば、やはり、完全分離型の間取りがいいと思います。
完全分離型の間取りについては、次の関連記事をご覧ください。
関連記事:
二世帯住宅には、「完全同居型」「部分共有型」「完全分離型」の3つのタイプがあり、どのタイプにするかによって、メリット・デメリットも大きく違ってきます。
さらに、建築コスト、ラン二ングコストといった経済的な負担も、次の通り、どのタイプにするかによって、大きく異なります。
世帯毎により自立した、プライバシーの守られた生活を送りたいのか、建築コスト、ラン二ングコスト等の経済的負担はどうしたいのか。
各タイプのメリット・デメリットを、よく比較検討した上で、あなたに合ったタイプの二世帯住宅を建てることが重要であり、それが、二世帯住宅のデメリットを解消することにもあります。、
二世帯住宅は、極めて特殊性の高い住宅です。
なぜ二世帯住宅にするのか、その理由も含め、しっかり相談できる業者に施工を依頼することが重要です。
親世帯については、親の年齢、介護が必要なのか、健康状態はどうなのか等、子世帯についても、夫婦共働きなのか、子供の年齢、何人いるか等・・
それぞれの具体的な状況に応じて、最適な間取りの二世帯住宅にする必要があります。
二世帯住宅の実績が豊富でノウハウのある業者を選ぶことが何より重要です。
実績もノウハウも乏しい業者では、こちらの意向を十分に汲み取ることができず、希望に沿った家には、まずなりません。
結果的に、二世帯の共同生活に支障をきたすような家になり、二世帯住宅は失敗します。
以上、二世帯住宅のデメリット、メリット、さらには、デメリットを軽減するポイントについて解説しました。
参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。
本記事で解説した通り、二世帯住宅には多数のデメリットがあります。
二世帯住宅はデメリットだらけと、建てるのを諦めた方もいると思います。
しかし、二世帯住宅には、デメリットに負けないメリットも多数存在します。
本記事でも詳細かつ具体的にお話したので、よくおわかり頂けたと思います。
あなたが、なぜ二世帯住宅にするのか、その理由も含め、じっくり考えてみてください。
仮に二世帯住宅を建てるのであれば、その際には、デメリットをいかに軽減すべきかを、本記事を参考に検討してください。
以上で、二世帯住宅に関する解説は終わりです。
ぜひ、本記事を参考にして、素敵な二世帯住宅を建ててください。
家づくりを成功させるために、できる限り多くの間取りプランを比較検討してみてください。
特に、二世帯住宅は、アイディア次第、間取りを工夫することで、何倍も快適な家になります。
複数の間取りプランを比較し、よりあなたの暮らしに合った二世帯住宅に、そして、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。
私の場合もそうですが、最低でも3社から、間取りプランをとるといいです。
その際には、相見積もりもとることも重要です。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「二世帯住宅のタイプ別に比較したデメリットとは?」、「自分に合った二世帯住宅のタイプを選択」の2つの記事を加えました。(2023/1/29)