村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、2階リビングで後悔しないために最も重要なポイントについての解説です。
それは、将来の2つの生活スタイルを事前にイメージし、間取りをプランすることです。
2階リビングをお考えであれば、役立つ内容なので、ぜひ、お読み頂ければと思います。
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2階リビングについては、次の記事で、メリット・デメリットについて解説しました。
まだ、お読みでない方は、まずは、こちらの記事からお願いします。
記事では、2階リビングについて、次の8つのデメリットについてお話しました。
2階リビングの家を建てた後に、こんなはずではなかったと後悔しないためには、当然、これら8つのデメリットを、できる限り解消することが重要です。
デメリットを解消した家であれば、後悔しないのは当然です。
ここまで、わかりますよね。
では、これらのデメリットを解消するには、家を建てる際に、何が一番重要か、あなたはわかりますか?
結論から申し上げますと、将来の生活スタイルをイメージすることです。
それも、老後の生活、子供の成長に応じた生活の2つの生活スタイルを、できる限り具体的にイメージすることです。
今回は、その点をどう進めればいいのかを詳細に解説したいと思います。
2階リビングをお考えであれば、今回の記事は、おおいに参考になると思います。
あなたの家づくりを成功させるためにも、ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。
それでは、将来の生活スタイルをイメージすることが、なぜ重要なのかを解説します。
2階リビングの家で後悔しないために、なぜ将来の生活スタイルをイメージすることが重要なのか?
まず、その理由をお話しておきます。
それは、先程お話したデメリットが、将来の生活スタイルに大きく関係してくるからです。
まず、デメリットの1つ目に、「老後、足越しが弱くなった時に2階に行く階段が心配である」とあります。
これは、老後の生活に大きく関係しますよね。
自分の老後の生活をイメージしながら、デメリットをどうするか、対応を検討する必要があります。
特に、若い世代の方は、この点は、ご注意ください。
まだお子さんが小さいご夫婦とか、将来的にお子さんをお考えのご夫婦であれば、老後の生活まで考えない方も多いと思います。
しかし、誰もが年老いるわけですから、いずれ訪れる老後の生活をイメージすることは重要です。
そして、2つ目以降のデメリットですが、実は、1つ目のデメリット以外は、家を建てた時点の生活をイメージするだけで対応できます。
遠い将来の生活をイメージする必要はありません。
2階リビングのデメリットに、「来客時の対応が面倒である」とあります。
これは、2階リビングを建てた時点の、家事動線をイメージすることで対応可能です。
では、将来の生活は、老後の生活をイメージするだけで問題ないのでしょうか?
実は、もう一つ、デメリットには取り上げていませんが、重要なポイントがあります。
それは、子供の成長についてです。
子供が小さい頃は問題ないのですが、子供が中学、高校を成長した際の生活です。
子供が大きくなった際に、親子のコミュニケーションはどうなのか、子供を育てやすい環境か?
子供の成長をイメージして、2階リビングを検討する必要があります。
以上、老後の生活、子供の成長に応じた生活が重要です。
この2つの将来の生活スタイルをイメージしながら、2階リビングの家を検討する必要があります。
それでは、将来の生活をイメージする上で、特に注意すべき2つを解説します。
前のパートでも解説した通り、老後の生活、子供の成長に応じた生活をイメージすることは重要です。
特に若い世代の方は、まだまだ自分には関係ないと、この2点について軽視しがちなので、注意が必要です。
自分は若いので、老後のことを考える必要はないとか。
まだ、子供は小さいので、そんな先のことを考慮する必要はないとか。
全ての人が、いずれは老後の生活を送ることになりますし、小さな子供も、いずれは大きくなります。
将来の生活スタイルをイメージし、家づくりを考えるようにしましょう。
そうでないと、後で失敗したと後悔することになるので、ご注意ください。
それでは、この2点について、具体的にどうイメージすればいいのかを、解説したいと思います。
まず老後の生活についてです。
現在、特に健康に問題のない若い世代方に多いのです。
自分は老後のおいても、足腰が丈夫で、健康なので、特に気にする必要はないと。
しかし、現在、健康でも、将来的にどうなるかは、誰にもわかりません。
ここは、足腰が弱くなったり、健康に問題が生じた場合を想定し検討すべきです。
老後の生活をイメージし、できるだけ、体力的に負担にならないよう、間取りを考えます。
老後の生活において考えるべきポイントは2つあります。
1つは、階段です。
足腰の弱くなった老後のおいては、階段の使用は、体力的にかなりの負担になり、ストレスになります。
そこで、階段を、高齢者に優しい形状にしておくことが重要です。
さらに、階段を使って家事等を行う際の動線を良くする位置にすることも重要です。
老後における家事は、かなりの負担になります。
その負担をできる限り軽減するために、階段の設置場所を、慎重に検討する必要があります。
詳しくは、次の記事で解説していますので、ぜひ、お読み頂ければと思います。
2つ目のポイントは、洗面・浴室等の水場の位置です。
2階にリビングがり、洗面・浴室が1階にあるとなると、家事動線が、かなり悪くなります。
2階で料理等の家事を行い、1階で洗濯を行うことになります。
階段を使って行き来しながら、料理や洗い物、洗濯を行うとなると、かなり効率が悪く、負担になります。
当然、毎日の生活において、階段を使用する回数も増えるはずです。
足腰の弱くなった高齢者には、体力的に負担であり、精神的にも、かなりのストレスになります。
以上が老後の生活のイメージについてです。
ここでまとめると・・
階段の形状、階段の設置場所、さらに洗面・浴室の位置については、老後の生活をイメージしならがら、2階リビングの家づくりを検討します。
できる限り、足腰の弱くなった高齢者に負担にならないようにすることが重要です。
次の記事は、2階リビングの老後に備えたリフォームついて解説してます。あわせてお読み頂ければと思います。
次に、子供の成長に応じて、2階リビングの家をどう考えればいいのかを解説していきます。
子供の小学校高学年から中学生にかけての時期は、ちょうど思春期にあたります。
自分という存在を意識し、自分が今何を思い、何を感じているかということに関心が向く自分への気づきの時です。
一般的には、親子間のコミュニケーションが、かなり少なくなります。
子育てという点では、かなりやりにくくなる時期であり、多くの親たちが苦労しています。
そういった事を前提に、2階リビングの間取りを考えてみます。
2階リビングの家の多くは、2階にリビング、ダイニング、キッチンがあり、1階に子供部屋があります。
そういった間取りで、子供が中学生に成長した時の生活をイメージしてみてください。
2階にLDKがあるので、親は、そこで過ごす時間が多いはずです。
テレビを観たり、食事をしたり・・・そこでくつろぐ時間が多いのは当然です。
一方、子供は、一人になれる自室の子供部屋で過ごす事が多くなります。
外から帰ってくれば、自室の子供部屋に、玄関から直行できます。
2階にいる親と顔を合わせなくても、玄関と自室を行き来できます。
親は、2階に居るので、1階の気配を感じることは難しく、おそらく、子供が帰宅した事も気付かないはずです。
子供は、特に必要がなければ、2階に上がることもないので、結果、親子間のコミュニケーションは、かなり減ります。
親としては、子供の状況を把握できなくなり、心配になります。
このような状況は、子育てという観点では、かなりやりづらいはずです。
こういった問題を解決するために、家づくり、間取りプランでどうすればいいのか?
次の記事で、親子間のコミュニケーションを増やし、子育て環境を良くするには、どう間取りを考えればいいのかを、解説しています。
具体的にどういった間取りにすればいいのか、施工例も紹介してますので、参考になると思います。
まだお読みでない方は、こちらの記事も、ぜひお読み頂ければと思います。
以上が、子供の成長に応じた生活についてのイメージです。
まとめとしては・・
できる限り、子供が2階のLDKに来る機会を増やすような間取りを検討することがポイントです。
例えば、子供部屋の広さを、必要以上に広くしないとか。
リビング内に、スタディーコーナーを設けるとか。
あなたのお子さんとの暮らしに合った、間取りを検討してみてください。
2階リビングは、将来の2つの生活スタイルをイメージすることが重要だとお話しました。
ここで、ご注意頂きたいポイントがあります。
本記事は、2階リビングの家を建てた後に、後悔することがないよう、注意点を解説しました。
老後の生活、子供の成長に応じた生活、2つの生活スタイルを意識して、2階リビングの間取りプランをすることは重要です。
そこがいい加減だと、2階リビングで後悔することになるので、本当に注意してください。
しかし、ここで1つご注意頂きたいことがあります。
それは、安易に、2階リビングをあきらめないということです。
確かに、本記事で解説する通り、2階リビングには、デメリット、問題点はあります。
階段を使うのは、老後の暮らしが大変になるから、やはり1階リビングにするとか。
子供とのコミュニケーションがとりづらいなら、やはり1階リビングにするとか。
おそらく、本記事をお読み頂いた方の中には、2階リビングを、やめておうこうと思われた方も、いらっしゃると思います。
ここで再度申し上げますが、2階リビングを安易にあきらめ、その結果、やはり2階リビングにすればよかったと後悔することは避けてください。
ぜひ、本記事を参考に、よ~く検討してみてください。
ここは重要なので、どう進めればいいのかをお話しておきます。
まず、本記事でも解説しましたが、2階リビングでも、老後の生活、子供の成長に応じた生活を快適にする対応策があることを理解します。
そして、そもそも、なぜ2階リビングにしたいのか、メリット(日当たり、風通し、眺望・・)を再確認します。
その上で、再度、2階リビングの間取りについて、メリット、デメリットを比較しながら、間取りを検討してみてください。
ここまで、検討した上で進めるなら、後で、2階リビングにすればよかったと後悔するような事には、ならないはずです。
以上、2階リビングの後悔しないために、ご注意頂きてい点について解説しました。
参考になりましたでしょうか。
それでは、最後です。
リビングを2階にすることによるデメリットは確実にあります。
2階リビングの家づくりで後悔しないためには、こういったデメリットを、いかにして解消するかがポイントです。
将来の生活スタイルをイメージし検討する必要があり、本記事では、次の2つについて解説しました。
若い世代の方は、自分には関係ないと、軽視しがちですが、ご注意ください。
建てた2階リビングの家で、末永く、満足して暮らせるよう、ぜひ、この2点についても、よく検討するようにしてください。
そして、前のパートでも解説しましたが、安易に2階リビングをあきらめることがないよう、お願いします。
くれぐれも、後で、やはり2階リビングにすればよかったと・・後悔することにならないように。
ぜひ、本記事を参考に、素晴らしい、2階リビングの家を建ててください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■本記事をお読み頂く上での注意点、「ご注意! 2階リビングにすればよかったと後悔することがないように。」の記事を追加しましたので、ぜひ、参考になさってください。(2021/7/6)