ランドリールームの広さは2畳〜3畳が適当!その3つの理由とは?

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その家づくりの経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、人気のランドリールームの広さについて取り上げます。
今、ランドリールームの導入を検討される方が増えています。
その理由については、次のパートで解説しますが、新築で注文住宅を建築される方の多くは、このランドリールームを希望されています。
ただ、ランドリールームは、洗濯をするための部屋であるため、当然、洗濯をしない間は使われない部屋になるわけで、無駄ではないか。
その分、他のLDKなどの部屋を、もっと広くした方がいいのではないかと迷わることが多いようです。
そこで、本記事では、ランドリールームをつくる場合、どれくらいの広さが適当なのか。
具体的には、2畳〜3畳が適当と考えていますが、なぜなのか、その3つの理由を解説します。
本記事は、あなたの家づくりに、参考になると思います。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
今、ランドリールームは、人気です。
しかし、予算の都合や間取り、広さの都合で、ランドリールームの導入をあきらめる方もいます。
ハウスメーカーや工務店の中には、ランドリールームの導入実績があり、ノウハウもあり、問題を解決できるところもあります。
中には、廊下に戸を設け、一時的に密閉空間にし、ランドリールームにしてしまう、驚きの裏ワザプランを提案するところもあります。

ランドリールームを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを集め、比較検討することが重要です。
今、なぜランドリールームが人気なのか?

まず、そもそもなぜ、ランドリールームが人気なのか。
新築で注文住宅をお考えの多くの方が、希望するのか、その理由を解説します。
ランドリールームが、なぜ人気なのか、その理由は、大きく3つあります。
それぞれについて簡単に解説します。
共働き家庭に最適
共働きのご家庭ですと、ご夫婦ともに帰宅が遅くなることもあると思います。
そういった場合、暗くなる前に洗濯物を取り込むことができず、せっかく乾いた洗濯物が、湿気を帯びてしまいます。
ランドリールームであれば、室内干しになりますので、洗濯物を夜間に、取り込んでも問題はありません。
洗濯の取り込み時間を気にする必要がありませんので、共働きの家庭には、室内干しのランドリールームは適しています。
家事動線の改善
洗濯は、家事の中でも、かなり重労働な作業です。
例えば、家族4人の場合、洗濯物の量は約6キロにもなりますし、洗う→干す→取り込む→たたむ→しまうの一連の作業は、本当に大変です
6キロもの重い洗濯物を持って、干し場まで、家の中を移動するのは、体力的にも大変です。
ランドリールームがあれば、こういった洗濯作業を全て、家の中を移動することなく、同じ場所で行うことができます。
家事動線をよくしたいということで、ランドリールームの導入を検討されるケースが多いです。
特に、日々仕事に追われ、時間がない、共働きの家庭では、家事動線の改善は、大きなメリットだと思います。
外に洗濯物を干すリスク
今、洗濯物を外に干し、外気にさらすことにリスクを感じられている方が増えています。
大気中には、スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネなど、さまざまな花粉が、ほぼ一年中、飛んでおり、そのことによる花粉症の問題があります。
また、春先によくある黄砂の問題、さらにはPM2.5による大気汚染の問題もあります。
こういった理由から、洗濯物を外気に触れさせたくない、室内に干しにしたいといということで、ランドリールームのニーズが増えています。
ランドリールームの広さは何を基準に決めればいいのか?

次に、ランドリールームを導入するとして、その広さを、どう考えればいいのか、その基準についてお話します。
結論からお話しますと、ランドリールームの広さに関する、こうするべきという明確かつ具体的な基準はありません。
ただ・・明確な基準ではありませんが、あなたが家を建てる場合には、以下の3つを基準に考えるといいと思います。
それぞれについて解説します。
家事がしやすいか?
ランドリールームの広さを決めるにあたり、一番重要なのが、その中で、洗濯という家事作業をするのに、動きやすいかです。
当然ですが、狭過ぎると、その中で動きにくくなり、洗濯の一連の作業にやりづらくなります。
であれば、逆に、広ければいいのかというと、そんなに単純な話ではありません。
広過ぎると、その中で、濡れた洗濯物を物干し竿のある場所まで運ぶ時や、取り込んだ洗濯物を、たたみ、しまうまでの移動距離が長くなり、家事動線が悪くなります。
ランドリールームは、広さよりも、その中で無理なくスムーズに動けるかを重視すべきです。
洗濯に必要な設備が整っているか?
ランドリールームは、洗い、干し、取り込み、たたむ、しまうまでの洗濯の一連の作業全てを行う部屋です。
この作業を行うための設備、洗濯機、乾燥機、物干し竿、アイロン台、収納棚などが必要になります。
特に、家族が多いと、その分、洗濯物の量が増えるので、結果、物干し竿は、より長いものが必要になります。
家族構成、家族の人数等に応じて、ランドリールームの広さを考えることが重要です。
他の部屋とのバランスはどうか?
ランドリールームは、洗濯専用の部屋です。
洗濯をしない時間は、その部屋は、使われません。
ランドリールームを必要以上に広くするのは、正直、もったいないです。
やはり、家族が一番長く過ごす部屋はLDKであり、その空間を、できる限り広く快適にするべきです。
ランドリールームを広くしたことで、他の部屋の快適性が損なわれては、いけません。
確かに、家事を効率化するのに、ランドリールームは必要ですが、その広さは、他の部屋の広さとのバランスで決める必要があります。
あなたが、建てる家の間取り、広さに応じて、ランドリールームの広さを決めるといいです。
狭過ぎてもダメですし、逆に広過ぎてもダメで、適度な広さがいいです。
洗濯家事の専用ランドリールームを設けるのではなく、日当たりが良いサンルームを、ランドリールームとて使う方法もあります。
こちらの記事で解説していますので、ぜひお読み頂ければと思います。
2畳〜3畳の広さが適当な理由とは?

前のパートでランドリールームの広さについて3つの基準について解説しました。
私は、この3つの基準をクリアした2畳〜3畳の広さのランドリールームが、最適だと考えます。
なぜ最適なのか、その理由も含め、2畳、3畳それぞれの広さのランドリールームについて解説します。
2畳の広さのランドリールームについて
2畳という広さは、ランドリールームとして最低限欲しい広さです。
例えば、家族4人を想定した場合を考えたいと思います。
家族4人分の洗濯物は、約6Kg程あり、その洗濯物を干すことができるスペースが2畳です。
2畳の広さがあれば、通常の2m程の物干し竿を2本設けることができ、それだけあれば、家族4人分の洗濯物を充分干すことができます。
さらに、収納棚や作業台も、大きいものは無理ですが置くことができ、洗濯に必要な設備を全て設けることが可能です。
ランドリールームとして使うには、2畳は少し狭いと思いますが、一連の洗濯作業をスムーズに行うことはできます。
ここで、2畳というコンパクトなランドリールームにするメリットについてお話しておきます。
1つ目のメリットは、他の部屋の広さを損なうことがない点です。
ランドリールームをつくることで、他の間取りが狭くなったり、諦めたりすることを避けることができます。
2つ目のメリットは、除湿機を効率よく使える点です。
洗濯物を乾かすのに除湿器を利用する場合、狭い方が除湿機を効率的に稼働させることができます。
洗濯物の乾きが早くなり、さらに、作業効率化、節電にもなります。
3畳の広さのランドリールームについて
3畳の広さのランドリールームであれば、洗濯物をゆとりをもって干すことができます。
洗う→干す→取り込む→たたむ→しまうといった洗濯という一連の作業を、スムーズに行うことが可能です。
また、洗濯物を、より乾きやすくする意味でも、広さは3畳は欲しいです。
3畳の広さがあれば、シーツやタオルケット等の大きな洗濯物も広げて干すことができ、外からの換気だけでも洗濯物が乾きやすくなります。
さらに、3畳のスペースがあれば、2畳では無理であった、様々な設備の導入も可能です。
例えば、上のランドリーのように、スロップシンクを設け、洗面台で洗うのに抵抗がある、汚れのひどい靴や衣類を人も洗うこともできます。
洗面台を独占することがないので、長時間のつけ置き洗いをする場合も、スロップシンクがあると便利です。
こちらのランドリーのように、洗濯機を2台設置して、洗うもので使い分けることだって可能です。
タオルや下着などを収納する収納棚、洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりする広い台を設置することもできます。
このように、3畳の広さのランドリールームは、使い勝手がよく、家事も効率よく行え、おすすめです。
しかし、私の自宅でもそうですが、ランドリールームに3畳という広さを確保するのが難しい方もいらっしゃると思います。
そんな方に、おすすめな方法があります。
独立した3畳のランドリールーム専用の部屋ではなく、2畳の洗面所を、1畳広くすることで、実質、3畳のランドリールームを設けることです。
この方法であれば、ランドリールームとして1畳広くするだけで、3畳のランドリールームを設けることができます。
この洗面所を1畳広くする間取りは、家が狭く、ランドリールームを広くできないケースに最適です。

以上の通り、2〜3畳という広さがいいのは、主に、(1)家事がしやすく、(2)洗濯に必要な設備を整えることができ、(3)他の部屋とのバランスがいいのが理由です。
2畳〜3畳の広さを確保することが難しい方に、狭いランドリールームをより使いやすくするコツをご紹介します。
狭く、横の空間がとれない場合には、縦の空間を有効活用し、洗濯作業スペースを確保するのがおすすめです。
例えば、物干し竿を、昇降式にし、竿を上にあげることで、下に作業を行える空間をつくることができます。
縦の空間を有効活用することで、狭い空間でも、洗濯作業をスムーズに行うことが可能になります。
関連記事:
ランドリールームを設置すべき方角、間取りに関する記事です。
ランドリールームを配置する位置(方角)についての記事です。
「ランドリールームは北側の方角でも問題ない!その理由とは?」
ランドリールームの間取りをどう考えればいいのかが、この記事で理解できます。
まとめ

最後に、ランドリールームの広さについて、まとめます。
建てる家に、ランドリールームを設ける方は、以下の3つの基準で、広さを決めるといいです。
そして、家が広く、間取りに余裕がある場合には、3畳のランドリールームがおすすめです。
スペース的に厳しい場合には、2畳のランドリールームでも問題ありません。
2畳でも厳しい場合には、2畳の洗面所を1畳広くすることで、実質3畳のランドリールームを設けるプランがおすすめです。
今回の記事を参考に、ぜひ、素晴らしいランドリールームをつくってください。
あなたの家づくりが成功することを、祈っております。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今、ランドリールームは、人気です。
しかし、予算の都合や間取り、広さの都合で、ランドリールームの導入をあきらめる方もいます。
ハウスメーカーや工務店の中には、ランドリールームの導入実績があり、ノウハウもあり、問題を解決できるところもあります。
中には、廊下に戸を設け、一時的に密閉空間にし、ランドリールームにしてしまう、驚きの裏ワザプランを提案するところもあります。

ランドリールームを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを集め、比較検討することが重要です。

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村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
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そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■2畳のランドリールーム、3畳のランドリールーム、それぞれについてのより詳細な説明を追加しました。ぜひ、参考になさってください。(2022/8/23)