ハウスメーカーの選び方と工務店の選び方の根本な違いとは?

ハウスメーカーの選び方と工務店の選び方の根本な違いとは?

 

ハウスメーカーの選び方と工務店の選び方の根本な違いとは?

2020/01/08

 

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

あなたは、家の建築を、どのハウスメーカーに依頼しますか?


 

それとも、どこの地方工務店に依頼しますか?

 

どちらを選ぶにしても、商品である住宅の性能、そして仕様は、必ず確認する必要があります。

 

決して、営業マンとのフィーリングが、自分に合っているか否かではありません。

 

実は、この確認すべき、住宅の性能、仕様ですが、ハウスメーカー、工務店で大きく異なります。

 

結果、それぞれの選び方も大きく違ってきます。

 

複数のハウスメーカーを比較し1社を選ぶ、いくつかの工務店を比較し1社を選ぶ、その選び方が大きく違うのです。

 

次のパートで解説しますが、そもそもの前提が大きく異なり、選び方が大きく違うのです。

 

ここは、絶対に、おさえておくべき重要なポイントです。

 

ぜひ最後まで、じっくりお読みいただければと思います。

 

 

 

 

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次の記事で、ハウスメーカーと工務店の違いについて解説しております。

 

両者の違いを理解することは、家づくりを成功させるのに重要です。

 

 

 

 

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ハウスメーカーと工務店の大きく異なる前提とは?

 

 

 

 

ここでは、ハウスメーカーと工務店の大きく異なる前提について解説します。

 

少し、専門的な話になりますが、家づくりにとり重要なので、ここは理解するようにしてください。

 

 

家の性能を知るには?

 

日本には、住宅性能表示制度というものがあります。

 

家は、外見や間取りを見ただけでは、その性能を知ることはできません。

 

しかし、この制度は、住宅の性能をわかりやすく表示するものなので、そこを確認することで、家の性能を知ることができます。

 

住宅性能表示制度は、10分野において、その家の性能を等級や数値で表示することで、その住宅の性能を評価します。

 

特に、次の4項目が重要です。

 

構造の安定

地震が起きた時の倒壊のしにくさや損傷の受けにくさを評価します。

 

3等級が最高ですが、等級が高いほど、その家が、地震に強いことを意味します。

 

温熱環境

その家の、暖房や冷房を効率的に行えるのか、冷暖房に使用されるエネルギーを削減するための対策を評価します。

 

等級5が最高ですが、高いほど省エネルギー性に優れている家であることを意味します。

 

劣化の軽減

家の構造躯体に使われている材料は、湿気や大気中の汚染物質等により、腐る、錆びるなど、劣化します。

 

その材料の劣化を軽減する(劣化の進行を遅らせる)ための対策がどの程度とられているかを評価するものです。

 

等級3が最高ですが、高いほど、劣化に対する対策がとられた家であることを意味します。

 

維持管理への配慮

給排水管、給湯管、ガス管の維持管理(清掃、点検及び補修)を容易とするため必要な対策が、どの程度とられているかを評価します。

 

等級3が最高ですが、高いほど、維持管理を容易にする対策がよりとられた家であることを意味します。

 

ちなみに、上記4つの評価項目を一定以上クリアした家が、長期優良住宅(長期にわたり良好な状態で使用できる措置が講じられた家)と認められます。

 

省令準耐火

もう一つ住宅の性能を確認する重要な項目があります。

 

それは、省令準耐火構造の住宅であるか否かです。

 

この省令準耐火構造の家であると、建築基準法に定める準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造の家と認められ、住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅とされます。

 

この省令準耐火の構造の家は、火災保険料も安くなることが多いです。

 

以上の、住宅性能表示の4つの項目(構造の安定、温熱環境、劣化の軽減、維持管理への配慮)、省令準耐火に該当するか否かで、家の性能を確認できます。

 

家は、ハウスメーカー、工務店、各社、独自の工法がありなされたもので、比較しにくいのですが、これらの住宅性能表示制度、省令準耐火により、性能が確認できます。

 

 

家の性能評価におけるハウスメーカーと工務店の違いとは?

 

家の性能を評価する5つの項目ですが、どこのハウスメーカーも、常に、各評価項目の最高等級を目指し、研究、開発に努めています。

 

そのため、大手ハウスメーカーは、ほぼ全て、これらの評価基準をクリアしています。

 

一方、地方の工務店は、ハウスメーカーと異なり、各社バラバラです。

 

ある工務店は、基準を満たしていませんが、中には、その基準をはるかに超える素晴らしい家を建築する工務店もあったりします。

 

ここが、ハウスメーカーと工務店の大きな違いです。

 

この事実を前提に、ハウスメーカーの選定、工務店の選定を、どのように行うのか、次のパートで解説します。

自分に合ったハウスメーカーの選び方とは?

 

 

 

 

どこのハウスメーカーに、家づくりを依頼をするか、その選び方について解説します。

 

まず、先程、解説した住宅の性能ですが、ここは、ハウスメーカーのほぼ全てがクリアしているので、比較のしようがありません。

 

そこで、次に、家の仕様について比較します。

 

屋根の素材はどうか、外装はどうか、内装床と壁はどうか、さらに、サッシやドアはどうなのか、設備はどうなのか?

 

さらには、家のデザインも、比較ポイントになります。

 

これらの家の仕様については、各ハウスメーカーは、こだわり開発していますので、各社の商品には、それぞれ特徴があります。

 

この家の仕様が、自分に合っているか否かで、ハウスメーカーを選定するのがいいです。

 

それらを比較するには、まずは、各社の商品を紹介するカタログの確認からスタートするのがいいです。

 

私は、自宅を三井ホームに依頼をしましたが、私も、カタログの確認からスタートしています。

 

あなたも、まずは、各ハウスメーカーのカタログを確認し、どのような住宅なのかを確認するといいです。

良い工務店の選び方とは?

 

 

 

 

次に工務店の選び方を解説します。

 

先程もお話した通り、住宅の性能の評価は、各工務店で異なります。

 

どこの工務店に依頼するべきかを検討する際には、まず、住宅の性能面を確認します。

 

5つの性能評価について確認し、住宅の性能面で問題ない工務店の中から、今度は、住宅の仕様面を比較します。

 

屋根の素材、外装、内装床と壁、さらに、サッシやドアはどうなのか、設備はどうなのか?

 

さらには、家のデザインも、比較ポイントになります。

 

工務店の場合には、ハウスメーカーより、圧倒的に、自由度が高いので、実は、この仕様の確認は大変です。

 

住宅の建材や設備の選択肢も豊富ですし、間取りプランも、かなり自由で、融通がききます。

 

制限なく、自由に家づくりができる点が、最大の工務店のメリットなわけですが、自分の希望する仕様の家を建てることができるのかを、工務店に確認します。

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

以上が、ハウスメーカーの選び方と工務店の選び方です。

 

両者に大きな違いがあるのが、わかりましたでしょうか?

 

ここで、まとめます。

 

まず、どこに家づくりを依頼すべきかを検討する際には、商品である住宅の性能と仕様を確認します。

 

■ハウスメーカーの選び方

 

住宅性能は、どこも皆、問題なく比較しようがないので、住宅の仕様を確認します。

 

■工務店の選び方

 

まずは、住宅の性能面を確認し、その上で、さらに住宅の仕様を確認します。

 

おわかりいただけましたでしょうか?

 

ここで、あなたに、ぜひ知っていただきたいサービスがあります。

 

ハウスメーカー、工務店、どちらを選ぶにしても、複数の業者とコンタクトをとるのは大変です。

 

なので、ぜひ、以下の記事をお読みいただき、ご活用されるといいです。

 

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報