村上悠です。
私は、実際に、賃貸の平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、平屋を建てる際の費用が、2階建てに比べ、本当に高いのかを取り上げます。
敷地の購入費用、建築費用の2つの費用について解説します。
平屋をお考えの方であれば、きっと参考になると思います。
平屋は、快適に暮らせると人気があり、ぜひ建てたいという方が、今とても多いです。
そんな方から、よく平屋の費用について質問を受けます。
「ローコストな平屋の商品も多数販売されているが、本当に、平屋の新築費用は高いのか?」
「費用の高さを考えれば、平屋ではなく、2階建てを建てるべきなのか?」
「平屋の新築費用は、2階建てに比べて、なぜ高いのか?」
こういったご質問を多数受けます。
そこで、本記事では、平屋の建てる敷地の費用、建築費用の2つの費用について解説したいと思います。
平屋の新築費用について知りたい方には、きっと参考になると思います。
ぜひ、あなたの平屋家づくりを成功させるためにも、最後までお読みいただければと思います。
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まずは、平屋を建てる敷地の費用について解説します。
平屋は居住空間を、全て1階に集約する必要があり、結果、1階の床面積が広くなります。
仮に、2階建てと同じ広さの平屋を建てるとします。
その場合、理論上、2階建ての2階部分を建てるための敷地が、さらに必要になります。
もっと簡単にお話しますと・・
2階建てを、1階と2階の2つの箱を積み重ねたものとします。
平屋は、この1階の箱と、2階の箱を、平面に横に並べればいいわけです。
この2つの箱からなる平屋は、2階建ての容積、延べ床面積と全く同じです。
ただ、敷地は、2階の箱を置く分、広くする必要があります。
わかりますよね。
これは、あくまでも理論上の話であり、実際は、2階建てと同じ居住空間を確保する場合でも、同じ間取りにはなりませんし、広さも必要ないです。
例えば、平屋には、階段は不要なので、その分の広さは必要ありません。
通常、2階建ての階段には、階段とそれに付随する廊下やホールを考慮すると、おおよですが4畳~5畳の広さが必要です。
それ以外にも、平屋には、不要と思われる箇所(例えば2階のトイレとか)がいくつかありますので、その分の広さは、2階建てよりも狭くても問題ないです。
しかし、こういった不要な広さを考慮したとしても、やはり、平屋には、ある程度の広い敷地が要です。
当然ですが、平屋は、2階建てを建てる敷地よりも、より広い敷地を確保する必要があります。
平屋を建てる場合には、2階建てより、より広い敷地が必要になり、その分の購入費用が高くなります。
次に、平屋の建築費用について解説します。
ここで平屋と2階建ての建築必要を比べたいと思います。
わかりやすくするために、(1)屋根、(2)基礎、(3)外壁にかかる費用について、みていきたいと思います。
まず、平屋の屋根にかかる費用についてです。
平屋は、1階部分に居住空間が全て集約されるので、1階の床面積が広くなり、それを覆う屋根の面積も広くなります。
わかりますよね。
平屋は、二階建てより、屋根の面積が広くなりますので、その分、屋根にかかる費用も高くなります。
次に、平屋の基礎にかかる費用についてです。
先程もお話しましたが、平屋は1階の面積が広いため、当然ですが、建物の基礎面積も広くなります。
住宅を建てる際に、安定性と耐震性は極めて重要であり、基礎は丈夫に作る必要があり、その基礎工事は建築費用の中でも金額の割合が比較的大きくなります。
こういった理由からも、基礎面積の広い平屋の建築費用は、二階建てに比べ、高くなります。
3つ目は、壁にかかる費用です。
先程、平屋の建築費用が高くなる理由として、屋根と基礎の話をしましたが、今回の壁は、少し意味合いが違います。
平屋の場合、屋根と基礎の面積は、明らかに広くなるので、その分、費用もアップしますが、外壁は違います。
外壁は、二階建てに比べ、理論上ですが、面積は減ります。
なぜ、外壁の面積が減るかイメージできますでしょうか?
わかりやすく説明しますと・・
1階の箱と2階の箱を積み重ね2階建てとします。
平屋は、その1階の箱と2階の箱を、平面に横につなげたものです。
つなげた面の分の外壁が不要になります。
わかりますよね。
ただし、間取り(例えば、中庭のある平屋とか)によっては、外壁の面積が同じか、かえって増える事もあり、その分、建築費用は高くなります。
平屋の建築費用を、(1)屋根、(2)基礎、(3)外壁について解説しました。
平屋の建築費用が、2階建てより高くなる傾向が強いことが、おわかりいただけたと思います。
次のパートでは、これまでのお話したことを踏まえ、どのようにしたら、ローコストで平屋を建築することができるかお話します。
敷地の費用、建築費用にわけて、解説してきます。
平屋をお考えの方であれば、とても参考になると思いますので、ぜひ、引き続き、お読みいただければと思います。
以上、平屋の費用についてお話してきましたが・・
ここで、これまでの話を踏まえ、では、どうしたら平屋を安く建てることができるのかを、解説したいと思います。
それでは、平屋を安く建てるポイントを、敷地の費用、建築費用にわけて解説していきます。
確かに、平屋を建てる場合の敷地は、2階建てに必要な面積より、広くする必要があります。
しかし、この点を勘違いされている方が、結構多いです。
敷地40坪~50坪に2階建てを建てるとして、同様のレベルの平屋を建てるなら、敷地は、その2倍、最低でも80坪~100坪は必要だと。
これは大きな勘違いです。
建ぺい率にもよりますが、40坪~50坪の敷地でも、平屋を建てることは充分可能です。
例えば、建ぺい率を60%とします。
40坪であれば、24坪の平屋を、50坪であれば、30坪の平屋を建築することができます。
さらに、ロフトを活用すれば、さらに広くて快適な平屋にできます。
以下は、平屋30坪の間取り図についての記事です。
ここまで快適な平屋を50坪の敷地でも建てることができるわけです。
建築費用を安くするには、例えば、材料や設備のグレードを抑えることで、建築費用を安くすることが可能です。
特にキッチンや風呂等の水周りの設備は、メーカーによって、価格に大きな違いがあります。
どんな材料や設備で建築するかにより、建築費用は大きく変わってきます。
こういったこと以外にも、建築費用を抑えるために、やれることは、多数ありますが・・
ここでは、(1)屋根、(2)基礎、(3)外壁の費用を抑える点にしぼって解説したいと思います。
平屋は1階の床面積が広いため、屋根面積が広くなり、さらに基礎面積も広くなり、その分の費用が高くなる傾向が強いとお話しました。
では、これらの費用を安く押さえるには、どうしたらいいのでしょうか?
それは、ズバリ!1階の床面積を狭くすればいいのです。
1階の床面積を狭くすることができれば、その分、屋根面積も基礎面積も狭くすることができ、費用も安くすることができます。
平屋の間取りを検討する際に、1階の床面積を減らすことを意識するといいです。
具体的には・・・・
部屋数をしぼることで、当然、1階の床面積をその分、狭くすることができます。
本当に必要な部屋は何か?優先順位を決めて、間取りを検討するといいです。
例えば、まず、家族皆がくつろぐLDKを決め、その次に各個室(寝室、子供部屋)を決め・・って感じに進めるのがおすすめです。
なんとなく必要といった基準で決めていくと、部屋数はどんどん増え、1階床面積も広くなり、結果、平屋の建築費用はアップします。
家事動線をはじめ、様々な生活動線を、できるだけ短くするよう、意識することが重要です。
平屋の場合、個室のプライバシーを確保するために、廊下を設けるケースが多いです。
しかし、この廊下が長くなると、その分、1階の床面積が広くなり、コストもアップするので注意が必要です。
次の間取り図の事例ように、できるだけ廊下を使わないよう、間取りを工夫する必要があります。
平屋4LDK(東玄関)の間取り
出典:住友林業の家
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 4LDK |
玄関位置 | 東玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | 103.51㎡(31.31坪) |
こちらの平屋4LDKには、全く廊下がありませんが、廊下を使わずに、パブリック、プラーベートの各ゾーンを、うまく仕切った、よく工夫された間取りです。
詳しくは、以下の2つの記事をお読みください。
建物の形を複雑にすると、その分、1階の床面積が増え、屋根面積、基礎面積が広くなり、結果、建築費用もアップします。
できる限り、シンプルな形の建物の平屋にするのが、費用を抑える意味でいいです。
一般的に、中庭のある平屋は、建築費用が高いというのは、建物の形が複雑化することで、建築費用が高くなるということです。
以上、平屋の新築費用が、2階建てに比べ、なぜ高いのかを解説しました。
参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。
確かに、平屋を建てる際の費用は、2階建てに比べると、敷地の費用、建築の費用、ともに、高くなる傾向があります。
まとめますと・・
しかし、前のパートで解説した通り、間取りを工夫することで、そういった費用を安くすることも充分可能です。
平屋には、様々なメリットがあります。
例えば・・
このように様々なメリットがあります。
ただ費用が高いという理由だけで、平屋をあきらめては、後で、きっと後悔すると思います。
ぜひ、真剣に、平屋について検討されるべきです。
新築を計画している敷地の状況、そこに住む家族の暮らしを快適にするには、平屋が適しているのか?
平屋のメリットだけでなく、費用面を含めデメリット等も考慮し、総合的によく検討してみてください。
その上で、まずは、早めに、平屋建築の実績豊富な専門業者に相談するのがいいと思います。
ちなみに、家づくりを成功させるには、できる限り多くの間取りプランを比較検討することが、極めて重要です。
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私の場合もそうですが、最低でも3社程度から、間取りプランをとるといいです。
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もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。