新築はトイレの広さを3つのパターンで考えることが重要!

新築はトイレの広さを3つのパターンで考えることが重要!

 

新築はトイレの広さを3つのパターンで考えることが重要!

2020/02/03  更新:

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、トイレの広さに関して解説します。


 

 

新築を建てる方で、トイレの広さで悩まれる方が、本当に多いです。

 

「トイレの広さは、何畳がいいのか?」

 

「家の間取りを考えるのに、トイレは何坪あればいいのか?」

 

「便器とは別に手洗いを設けたいが、その場合トイレの広さは、何畳必要なのか?」

 

「トイレに収納も設けたいが、どれくらい広さ、何畳あればいいのか?」

 

結構、皆さん、トイレの広さを何畳、何坪とればいいのか、あれこれ、いろいろ悩まれてます。

 

全体的な傾向としては、トイレを単に用が足せればいい場所と考える方は、最近減っているようです。

 

トイレに、センスのいい手洗い場を設けて、ちょっとおしゃれな空間にしたいとか。

 

毎日使う場なので、少しでもおしゃれで快適な空間にしたいとか。

 

掃除しやすいように、トイレに収納スペースを設けたいとか。

 

トイレという空間に対し、皆さん、何らかの要望があるようです。

 

自分の希望を叶える理想のトイレにするには、どれくらいの広さ、何畳必要なのか、広さに対する関心が高いということです。

 

そこで今回は、トイレの広さを考えるのに、まずは3つのパターンを意識し決めると、スムーズにいくということで、その3つのパターンを解説します。

 

あわせて、一般的なトイレの広さが何畳なのか、さらに、どのような大きさ(寸法)の便器があるのかもお話したいと思います。

 

トイレの広さで、あれこれ悩むのは、やめて、まずは、本記事をお読みいただければと思います。

 

きっと、参考になりますよ。

 

 

本記事の内容:

  • 一般的なトイレの平均的な広さについて。
  • 便器にはどのような大きさ(寸法)のものがあるのかについて。
  • トイレの広さを決める際に、まず意識すべき3パターンについて。

あなたは、これでトイレの広さで悩まれることはなくなるはずです。

 

 

 

新築の際に、トイレの広さで悩まれる方が、本当に多いです。

 

毎日使う場なので、少しでも快適な空間にしたいですよね。

 

トイレの広さを誤ると、暮らしの快適性が大きく損なわれるリスクもあります。

 

相談するハウスメーカーや工務店は、トイレの施工実績が豊富でノウハウがあるところを選びましょう。

 

 

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一般的なトイレの広さは何畳あるのか?

 

 

 

まず最初に、一般的なトイレの広さが何畳あるかについて解説します。

 

トイレの広さを検討する上で、平均的なトイレの広さが何畳あるかを知っておくことは、とても重要です。

 

しっかり理解するようお願いします。


 

 

ご存知の通り、トイレにはさまざまなデザインや機能を持ったものがあります。

 

トイレメーカーの数も、TOTO、LIXIL、パナソニック・・と多く、各社、様々な種類のトイレを販売しています。

 

トイレの種類は、数え切れほど、ありますが、一般的なトイレの広さはある程度決まっています。

 

一般的なトイレの広さですが、マンションの場合と戸建の場合とでサイズが少し異なります。

 

 

マンションのトイレの広さ

 

マンションのトイレの平均的な広さは、幅80cm×奥行き120cmで、約0.4畳です。

 

多くの方は、かなりコンパクトで狭いと思われたのではないでしょうか?

 

この0.4畳の広さは、トイレを使用する上では、全く問題ない広さで、むしろ、狭い所が落ち着くという方にはちょうどよいサイズです。

 

ただ、中には、トイレのスペースをもっと広くとりたいが、間取りの関係で0.4畳しか確保できないという方もいると思います。

 

そういった場合は、ぜひ、タンクレストイレの設置を検討されるといいです。

 

トイレのタンクがない分、トイレ空間をより広くすることができます。

 

 

 

戸建のトイレの広さ

 

戸建のトイレの平均的な広さは、幅80cm×奥行き160cmで、約0.5畳です。

 

マンションのトイレに比べると、幅は同じですが、奥行が40㎝程長く、その分0.1畳広く、トイレ空間をゆったりとつくることも可能です。

 

2階建ての戸建でトイレを各階に設ける場合、2階のみ、マンションと同じ広さの少し小さめにするケースもあります。

 

この約0.5畳の広さのトイレですが、タンク付きのトイレでも狭さを感じることはない、ほどよい広さです。

 

ただ、トイレ内部に手洗い場や収納棚を設けたいとかなると、この広さでは少し狭く、無理があるので、ご注意ください。

 

さらに、将来の介助も考慮しバリアフリー対応のトイレをつくりたいとなると、後ほど解説しますが、この広さでは設置はできません。

 

 

 

 

 

 

どのような大きさ(寸法)の便器があるのか?

 

 

 

次に、トイレに設置する便器の大きさ(寸法)について説明します。

 

設置する便器によって、トイレ空間の広さが大きく変わるので、とても重要なポイントです。


 

 

便器の大きさ(寸法)は、タンク付きのトイレなのか、それともタンクのないタンクレスタイプのトイレなのか、2パターンに分けて考える必要があります。

 

それぞれについて解説していきます。

 

 

タンク付きのトイレの場合

 

 

こちらのトイレは、よく見かけるタンク付きのトイレです。

 

このタイプのトイレの大きさ(寸法)は次の通りです。

 

  • 床からタンクの上までの高さが約100cm
  • 便器の幅が約45cm
  • 便器奥行(便器の手前からタンク奥まで)が約80cm

 

便器奥行が、さらにコンパクトなものあるので、より広いトイレ空間を希望される場合には、検討されるといいです。

 

 

タンクレストイレの場合

 

 

こちらは、タンクのないタンクレストイレです。

 

タンクレスのトイレは、タンク付きに比べると、すっきりとしたデザインで洗練された印象の便器です。

 

トイレ空間を、よりおしゃれな雰囲気にしたい場合には、この便器はおすすめです。

 

また、タンクレスのトイレはシンプルな形状なので、掃除メンテがしやすいというメリットもあります。

 

このタンクレストイレの大きさ(寸法)は次の通りです。

 

  • 床からの高さが約45cm~55㎝
  • 便器の幅が約40cm
  • 便器奥行(便器の手前からタンク奥まで)が約70cm

 

タンクレストイレですが、LIXILのSATIS S(サティスSタイプ)のように、便器奥行が65㎝と通常の便器より5㎝短く、さらにコンパクトな便器もあります。

 

トイレ空間をより広くしたい場合には、こういったコンパクトな便器がおすすめです。

 

 

 

 

 

トイレの広さの決め方で重要なポイントとは?

 

 

 

それでは、トイレの広さの決め方で重要なポイントについて解説します。


 

 

トイレの一般的な広さ、さらにトイレに設置する便器の大きさ(寸法)について解説をしましたが、具体的にどのようにして、トイレの広さを決めればいいのか、わかりますでしょうか?

 

あなたの暮らしに最適なトイレの広さを、どのように決めればいいのかは、ズバリ、基準となる必要最小限の広さを、最初に決めることです。

 

そして、その基準となる広さをベースに、自分の理想とするトイレにするには、広さを、さらに広げる必要があるか否かを検討し、最終的にトイレの広さを決めていきます。

 

それでは、基準となる必要最小限の広さは、どのように決まるのかを、ここでお話しておきます。

 

まず、あなたがトイレに採用したい便器を決め、その大きさ(寸法)に応じて広さを決めます。

 

具体的には、トイレの幅は、便器の幅に30cm程度プラスし、奥行きは便器の奥行きに40cm程度プラスします。

 

要するに、基準となる必要最小限の広さは、あなたが採用したい便器の大きさ(寸法)よって決まるということです。

 

例えば、次の施工例をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

こちらは、タンクレストイレです。

 

タンクレストイレの大きさ(寸法)は先程説明しましたが、便器の幅が約40cm、便器奥行(便器の手前からタンク奥まで)が約70cmです。

 

よって、トイレの幅は、40㎝+30㎝=70㎝、トイレの奥行は70㎝+40㎝=110㎝が、基準となる必要最小限の広さとなります。

 

かなりコンパクトなトイレですが、そこに、便器とは別に手洗い場を設けたいとか、もう少し広くしたいとか・・希望に応じて、広さを広げていきます。

 

ただ、これだけの説明でも、ほとんどの方は、トイレの広さを決めることはできないと思います。

 

そこで、次のパートで、さらに具体的に、「トイレの広さを考える3つのパターン」について解説します。

 

あなたが理想とするトイレ空間にするためにも、ぜひ、引き続き、お読み頂ければと思います。

 

トイレの広さを考える3つのパターンとは?

 

 

 

それでは本題です。

 

トイレの広さを考える時に、まず意識しておくべき3つのパターンについて解説します。


 

トイレの広さが何畳あるかは、本当にまちまちです。

 

先程ご紹介した平均的な広さが0.4畳、0.5畳でしたが、もっと余裕のある、0.75畳、1畳、1.25畳、1.5畳、2畳・・と。

 

こんなに多いので、皆さん、悩むわけです。

 

もうトイレの広さで悩むのは、やめましょう。

 

まずは、次の3つのパターンで考え、その上で、詳細を決めると、スムーズに進むと思います。

 

トイレは、単に用が足せればよくて、それ以上のことは望まない。
トイレに、便器とは別に、手洗い場や収納を設けたい。
トイレを、将来の介助も考えつくりたい。

 

あなたは、どのパターンに該当しますか?

 

 

 

 

(1)の最低限のことしか、トイレに望まない方は、0.75畳のトイレでいいです。

 

(2)の手洗い場や収納を設けたい方は、まずは1畳のトイレからでいいです。

 

(3)の介助も考慮したトイレを希望される方は、1.5畳のトイレでいいです。

 

それぞれについて、次のパート以降で、詳細を解説します。

0.75畳のトイレとは?

 

 

 

 

 

まずは、0.75畳の広さのトイレについて解説します。

 

このサイズのトイレは、最低限のことしか、トイレに望まない方に最適です。


 

 

こちらのトイレでも、用を足すには、全く問題ない広さです。

 

大人であっても、用をたす際に、足が壁や扉に接することはない広さなので、問題ないです。

 

ただし、便器とは別に手洗いを設けるとか、収納を設置するのには、スペースが不足し無理です。

 

この0.75畳のトイレですと、手洗いを設けず、便器に付いた手洗いを使うケースが多いです。

 

やはり、便器とは別に手洗い場を設けるのは、広さに余裕がないということです。

 

ちなみに、この小さいサイズのトイレですと、家の間取りのどこにでも配置できます。

 

階段下にトイレを設けることも、この広さであれば充分可能です。

 

 

私の自宅のケースをご紹介します。

 

トイレのすぐ外に、洗面を設けてある場合も、このサイズのトイレでいいと思います。

 

私の自宅のケースですが、1階に、小さな洗面があり(浴室近くの洗面とは別に)、外出から帰ったら、そこですぐに手洗いができます。

 

その洗面の脇にトイレがあるため、トイレ内には、特に手洗いを設けず、手洗いは外の洗面で行います。

 

トイレ内に手洗いは不要ということで、トイレのサイズは、小さめにしました。

 

こういったやり方も、あると思います。

1畳のトイレとは?

 

 

 

次に、1畳のトイレについて解説します。

 

この広さがあれば、手洗いだけでなく、収納も設けることができ、トイレをおしゃれ空間にすることが可能です。


 

1畳のトイレは、一戸建てで多いサイズのトイレです。

 

この広さだと、小さめの手洗いは設置できるけど、本格的な手洗いや収納の設置は難しいのでは。

 

もっと大きなサイズのトイレでないと無理と思われている方も多いと思います。

 

まずは、こちらの画像をご覧ください。

 

出典元:リクシル

 

出典元:リクシル

 

こちらは、あの有名メーカーのリクシルのトイレ商品です。

 

このどちらの画像も、おしゃれな手洗い場もありますし、収納もありますよね。

 

そして、この両方が、トイレの広さが1畳(0.5坪)で、設置が可能だということです。

 

1畳クラスのトイレでも、ここまで、おしゃれな手洗いや、便利な収納を設けることができます。

 

トイレに、手洗い場や収納を設け、おしゃれでセンスのいい空間にしたいという方には、まずは、1畳の広さのトイレから検討されるといいです。

 

当然ですが、さらに広い、1.25畳、1.5畳・・となると、さらに大きなものを設置できるわけですが、まずは、1畳から検討してみてください。

 

その上で、もっと広いトイレを検討されてもいいと思います。

1.5畳のトイレとは?

 

 

 

 

 

3つ目の1.5畳の広さのトイレについて解説します。

 

このサイズになると、介助も考慮したトイレとしても問題ないです。


 

将来の介助を考えた場合、トイレは、介助する者も入ることができる、充分広いものである必要があります。

 

二人で入れるサイズのトイレなので、最低限、1.5畳は必要です。

 

ただし、1.5畳の広さがあれば、二人でトイレ内に入ることも可能ですが、車椅子の使用を考えると、スペースが不足します。

 

車椅子の回転スペース、介助者と2人で入ることを考慮するのであれば、最低でも、2畳の広さが必要です。

 

将来の介助のことを考慮して、トイレの広さを考えるのであれば、最低でも、1.5畳~2.0畳は必要になります。

まとめ

 

 

 

 

 

最後に、トイレの広さについて、まとめです。


 

以上が、トイレの広さに関する解説です。

 

新築を建てる際に、トイレの広さを何畳にすべきか迷われる方が多いですが、本記事は、参考になりましたでしょうか。

 

トイレの広さをどうすべきかを検討される際には、まず、以下の3つのパターンのどれに、あなたが該当するのか、確認してみてください。

 

トイレは、単に用が足せればよくて、それ以上のことは望まない。
トイレに、便器とは別に、手洗い場や収納を設けたい。
トイレを、将来の介助も考えつくりたい。

 

そこをベースに進めていくことで、どのようなトイレにすべきか、少なくとも広さについては、迷うことなく決めることができると思います。

 

本記事を参考にして、ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、「一般的なトイレの広さは何畳あるのか?」、「どのような大きさ(寸法)の便器があるのか?」、「トイレの広さの決め方で重要なポイントとは?」の3記事を加え、さらに他も一部修正しました。(2022/12/5)