村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回もよろしくお願いします。
今度、新築するのですが、玄関の広さで迷ってます。
玄関を広くする分、LDKを広くした方がいいのでないかと。
正直・・玄関の広さを決めることができず、かなり困っています。
実は、こういった玄関の広さについてのご質問は、かなり多いです。
間取りを決めるのに、皆さん、どうしても玄関を後回しにする傾向があり、最後に、広さで悩む方が、本当に多いです。
今回は、新築に際し、玄関の広さをどうすればいいのかを解説したいと思います。
新築で、間取りを決めるのに、どうしても玄関は後回しになりがちです。
LDK等の部屋に比べると、玄関を、あまり重視していないからだと思います。
皆さん、家の間取りや外観のデザインは、気にするのですが、玄関にこだわる方はほとんどいません。
玄関を、ただ靴を脱ぎ履きする場所としか考えていないからです。
そんなことで、皆さん・・家が建った後に、こんなはずではなかったと、玄関で後悔される方が、本当に多いです。
想像以上に、玄関が狭いとか。
玄関が狭過ぎて、使い勝手が悪すぎるとか。
玄関の印象が悪く、なんとかしたいとか。
このようなことにならないよう、今回の記事では、新築の際の最適な玄関の広さについて解説したいと思います。
家を建てた後に、玄関の広さで後悔したくない方は、ぜひ、本記事をお読みいただければと思います。
本記事の内容:
※新築で玄関をどうすればいいのか、解決できるヒントが満載です。
新築の際に、玄関の広さで悩まれる方が、本当に多いです。
玄関が狭すぎると、その家の印象そのものが悪くなります。
玄関の広さを誤ると、暮らしの快適性が大きく損なわれるリスクもあります。
相談するハウスメーカーや工務店は、玄関の施工実績が豊富でノウハウがあるところを選びましょう。
家づくりで、快適な玄関をつくるには、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
まず、玄関が狭いことで、皆さんが、どういった不平不満をお持ちなのか、お話します。
玄関の狭さに対する不平不満は、大きく5つあります。
玄関は家の顔です。
お客様の、その家に対する印象を大きく左右するの玄関です。
どんなに家の中が、素晴らしくても、玄関が狭いという第一印象だけで、その家の評価は悪くなることがほとんどです。
玄関は、家族が多いと、特に子どもがいると、どうしても玄関は散らかってしまいます。
玄関が狭いと、靴が数足並ぶだけで、想像以上に、ごちゃごちゃ、散らかって見えます。
玄関は、人の出入りだけではなく、モノの出入りもあります。
買物してきたモノ、宅配便で届けられたモノ、外で使うベビーカー、傘とか。
そういったものは、しかるべき場所に収納されるまで、一時的に、玄関に置かれることが多いです。
一時的ではあるが、買物袋や段ボール等が積み重なっていき、モノが散らかるのが玄関です。
玄関が狭いと、こういったモノが散らかって見えて、狭苦しくて、本当に印象が悪いです。
将来、足腰が悪くなった場合に、バリアフリー化を行うケースです。
玄関に手すりやスロープを設置するバリアフリーのリフォームを行った場合、玄関が狭いと、様々な不都合が考えられます。
スロープの角度が急になったり、設けた手すりで、狭い玄関の圧迫感がひどくなる可能性もあります。
玄関は、人が出入りする際に、靴を脱ぎ履きする一時的な場所だけでなく、そこで、ちょっとした作業もする場所です。
自転車の掃除、靴磨き、石油ストーブへの灯油の補充とか。
玄関が狭いと、そういった作業もスペースがないので、外で行う必要があり、外が寒いとか、雨が降っている場合もあり、皆さん、かなり不都合に感じているようです。
以上のように、玄関が狭いと、皆さん、結構、いろいろな不平不満があります。
次のパートでは、こういった不平不満を回避するには、玄関の広さをどうすればいいのかを、具体的に解説していきます。
それでは、まず、最低限必要な玄関の広さについて解説します。
よく、賃貸マンションなんかにある、玄関土間が半畳は、絶対に狭過ぎます。
経験のある方なら、おわかりだと思いますが、玄関の土間部分が半畳だと、正直、何にもできません。
本当に一時的に、靴を脱ぎ履きするだけで、そこに脱いだ靴も置いておけないほど狭いです。
どんなに狭くても、最低限、玄関に必要な広さは、1坪(2畳)と考えます。
上の図にあるように、玄関の土間部分が1畳、玄関ホールが1畳です。
そして、ここが重要ですが、間口(横幅)を、1間にします。半間はダメです。
玄関に入った人は、まず感覚的に両端のスペースと視界から、その場所の広さを察知します。
同じ面積の玄関でも、奥行きよりも幅の広い玄関の方が、人は、広く感じます。
なので、横幅は、1間がいいのです。
ちなみに、1間は畳の長辺と同じ長さで、柱の中心から反対の柱の中心までの長さが1820mmとなります。
壁の厚さを考慮すると、実質、玄関の横幅は1650mm程になります。
玄関の広さが、最低限、1坪(2畳)必要というのは、よくわかりました。
ただ、新築の家なので、できる限り使い勝手のいい玄関にしたいのですが、広さはどうすればいいでしょうか?
わかりました。
新築の家であれば、やはり3畳はあった方がいいです。
私の自宅の玄関も、3畳ありますが、この広さだと、かなり快適で使い勝手もいいです。
3畳の玄関の場合、間取りは、上の画像の通りです。
玄関の土間が、1.5畳で、玄関ホールが1.5畳になります。
先程もお話しましたが、玄関をより広く見せるために、間口(横幅)は、1間にします。
この広さですが、注文住宅の玄関の一般的な広さとしても、3畳前後とされています。
次のパートで、私の自宅の玄関が、ちょうど3畳なので、実際に使ってみた感想をご紹介しますので、参考になさってみてください。
それでは、私の自宅の玄関(3畳)をご紹介します。
間取りもご紹介しますので、ぜひ、参考になさってみてください。
こちらが、玄関部分の間取り図です。
右側が玄関で、玄関土間が1.5畳、玄関ホールが1.5畳で、玄関の広さは3畳です。
そして、左側が、シューズクローク(土間収納的な要素もあり)で3畳あります。
※トイレ、洗面(トイレと外出の際の手洗い専用)に続く廊下部分(1.75畳)は除く場所を、玄関、シューズクロークの6畳とみています。
こちらは、玄関の土間部分に、電動自転車を、おいています。
玄関ホールにコンセントもあるので、ここで充電もでき、便利です。
玄関にコンセントを設けておくと、何かと便利です。
この3畳の玄関ですと、一度に複数の人の出入りでも、窮屈に感じることはありません。
また、自転車のメンテ、靴磨きなどの軽作業も、ストレスなく行えるスペースです。
脱ぎ履きした靴や、モノで、玄関土間が散らかって、ごみごみすることもありません。
もちろん、脱いだ靴をそろえるとか、最低限の事を行っていればのことですが。
将来、バリアフリー化にするにしても、これだけ広ければ、全く問題ないです。
先程、玄関が狭いことで、後悔された方の不平不満について、お話しましたが、3畳の広さがあれば、そういった問題はほぼ生じません。
こちらは、シューズクローク側の土間部分ですが、こういった場所に、折り畳み自転車等も置けます。
左側の、シューズクローク兼土間収納については、別の記事で、ご紹介したいと思います。
以上、私の自宅の3畳の玄関についてご紹介しました。
あなたの家づくりに参考になれば、幸いです。
関連記事:
玄関に設ける手洗い場に関する記事です。
以上が、玄関の広さに関する説明です。
あなたが建てる家の参考になりましたでしょうか?
はい、ありがとうございます。
これから建てる新築の玄関のイメージがわいてきました。
まずは、3畳の玄関をベースに、全体的な間取りを考えてみようと思います。
最後にまとめです。
まずは、玄関の狭さに対する不平、不満を、今一度確認してみてください。
そして、こうならないために、あなたの家づくりの新築の玄関を考えてください。
まずは、3畳の広さをスタートに間取りプランをされるといいです。
その際には、当然ですが、建物全体の大きさ、部屋の広さとのバランスも考慮する必要があります。
本記事を参考に、ぜひ、あなたの家づくりで素晴らしい玄関をつくってみてください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
新築の際に、玄関の広さで悩まれる方が、本当に多いです。
玄関が狭すぎると、その家の印象そのものが悪くなります。
玄関の広さを誤ると、暮らしの快適性が大きく損なわれるリスクもあります。
相談するハウスメーカーや工務店は、玄関の施工実績が豊富でノウハウがあるところを選びましょう。
家づくりで、快適な玄関をつくるには、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。