L字の平屋のメリットを最大限活かした間取りとは?

L字の平屋のメリットを最大限活かした間取りとは?

 

L字の平屋のメリットを最大限活かした間取りとは?

2020/06/26  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
私は、実際に、賃貸の平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、L字の平屋の間取りについて解説します。
平屋がL字であることに、様々なメリット・デメリットがあり、そのメリットを、最大限活かし、デメリットを解消した間取りについてお話します。
平屋をお考えの方であれば、きっと参考になると思います。


 

 

平屋を建てる際に、まず、どんな形にするか、皆さん、迷われます。

 

あなたも、どの形の平屋を建てるか、まだ決まっていないのでは?

 

今回は、人気の平屋のL字型について取り上げますが、それ以外に、I字型、コの字型、ロの字型・・いろいろな形があります。

 

同じ平屋でも、形は複数あり、それぞれに特徴があります。

 

ぜひ、敷地の状況に合った、平屋の形にするといいと思います。

 

本記事では、まず、L字の平屋の外観を見ていただき、L字の平屋がどんなものかをイメージしていただきます。

 

次に、L字の平屋のメリット・デメリットをお話し、さらに、そのデメリットを解消し、メリットを最大限活かした間取りについても解説します。

 

平屋をお考えであれば、きっと参考になると思います。

 

ぜひ、あなたの平屋家づくりを成功させるためにも、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

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まず外観からL字の平屋をイメージ!

 

 

 

 

 

まずは、いくつかL字型の平屋の外観をご紹介します。

 

きっと、外観から、平屋のL字がどんな建物なのかを、イメージできると思います。


 

 

それでは、L字型の平屋を、3つご紹介します。

 

 

 

こちらは、屋根も外壁も真っ白い、実にセンスのいいおしゃれな外観のL字型の平屋です。

 

中庭には、広いウッドデッキがあって、ここでBBQをしたり、食事をしたり、楽しめそうです。

 

 

 

 

こちらは、L字型の平屋のガレージハウスです。

 

外観は、外壁に木材がたくさん使われており、温かみがあります。

 

プライベート感のある中庭を囲む塀も木材で、外壁との色合いのバランスが良く、実におしゃれです。

 

 

 

 

こちらも実に素敵な外観のL字型の平屋です。

 

外壁は、シンプルな黒で、とてもセンスがいいです。

 

中庭には、目隠しの塀もあるので、プライベート感がある、快適な空間になっています。

 

中庭の広いウッドで、家族が、外の視線を気にすることなくくつろげます。

 

 

 

 

以上が、L字型の平屋の外観です。

 

おそらく、L字型の平屋がどういうものなのか、イメージできたと思います。

 

L字型の平屋は、建物がL字型の形で、その多くは、中庭を囲うように建物を建てます。

 

次に、このL字型の平屋をメリットについて解説します。


L字の平屋のメリットとは?

 

 

 

 

 

次に、L字型の平屋のメリットについて解説します。


 

 

L字の平屋のメリットは、次の通りです。

 

  1. デザイン性の高い外観
  2. プライベート感のある中庭
  3. 家族間のプライバシーを確保しやすい間取り
  4. 複雑な土地でも建築可能

 

 

各メリットについて解説していきます。

 

 

デザイン性の高い外観

前のパートで、L字の平屋の外観をご覧いただいた通り、L字型の平屋の外観は、とてもおしゃれです。

 

デザイン性が高く、センスがいい、とてもおしゃれな外観です。

 

よくあるI字型とは異なり、形が、L字型と、形に凹凸がり、少し複雑なため、外観をデザイン性あるもにしやすいのです。

 

見た目がおしゃれで、普通と違った外観にしたい、デザインにこだわりがある方には、L字型の平屋はおすすめです。

 

L字型の平屋は、ぜひ、屋根や外壁の色や材質、窓の大きさや位置等を工夫することで、他の平屋とは違う、おしゃれな外観にされるといいです。

 

 

 

プライベート感のある中庭

L字型の建物で囲まれた部分に中庭を設けるので、建物で、外からの視線を遮ることができます。

 

さらに、外構の塀や植栽を、上手に活用することで、中庭を、さらにプライベート感ある空間にすることができます。

 

L字型の平屋は、ぜひ、この中庭の空間を、フルに活用した間取りを検討されるといいです。

 

 

 

家族間のプライバシーを確保しやすい間取り

平屋は、全ての居住空間がワンフロアーにあり、お互いの距離が近いこともあって、各部屋の配置、間取りでは、家族間のプライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。

 

しかし、L字型の平屋の場合は、Lの字に曲がった建物の形になるため、縦と横のエリアで、ゾーンを分けることができます。

 

家族全員が集うLDK等のパブリックゾーンと、寝室や子供部屋等の個室のプライベートゾーンを分けることが可能です。

 

L字型の平屋は、L字という形を活用することで、家族間のプライバシーを確保した間取りにすることができます。

 

 

 

複雑な土地でも建築可能

一般的な長方形のIの字の平屋を建てる場合、土地が、よくある正方形や長方形であれば、土地の広さを最大限活用して、建物を建てることができます。

 

これが、三角形の土地だと、長方形のI字型の平屋では、どうしても、広く建てることはできません。

 

わかりますよね。

 

しかし、L字型の平屋であれば、建物を縦方向や、横方向に自由に伸ばすことができるので、三角形の土地でも、めいいっぱい、広い建物を建てることができます。

 

三角形のように土地が複雑な形でも、L字型の平屋であれば、土地の広さを最大限有効に活用し、建てることができます。

 

変形した複雑な土地でも、L字型の平屋は、柔軟に対応できるので、建てることができます。

 

 

 

 

L字の平屋のデメリットとは?

 

 

 

 

それでは、L字の平屋のデメリットについても解説しておきます。

 

 

L字の平屋のでメリットは、次の通りです。

 

メリットだけでなく、デメリットについても、しっかり理解するようお願いします。

 

こんなはずではなかったと後で後悔することがないよう、ここは、しっかり理解してください。

 

  1. 自由な間取りが難しい。
  2. 耐震性が心配。
  3. 建築コストが高い。

 

さらに詳しく解説をしていきます。

 

自由な間取りが難しい

L字の平屋の場合、廊下を設けようとすると、どうしても、間取りの自由度が大きく損なわれます。

 

廊下を設けることで、部屋の広さや配置が制限されるからです。

 

そのため、後ほどご紹介する間取りのように、L字の平屋には廊下を設けない間取りが、おすすめです。

 

廊下を設けない分、そのスペースを他に活用できますし、部屋の配置、間取りもより自由にできます。

 

 

 

耐震性が心配

正方形や長方形のI字の平屋に比べると、どうしてもL字の平屋の耐震性は、低くなります。

 

なぜなら、I字の平屋は、建物の形状がシンプルで、6つの面で地震エネルギーを家全体にうまく分散できます。

 

それに比べ、L字の平屋は、凹凸が多い複雑な形状なので、大きな地震の場合、どうしても地震エネルギーが1ヶ所に集中する危険性があります。

 

 

 

建築コストが高い

建物の形状や間取りを、できるだけシンプルにする方が、建築コストを抑えることが可能です。

 

建物の形状、間取りをシンプルにすることで、建築材料や施工の手間を省くことができ、費用を安くできるからです。

 

そのためシンプルな形状のI字の平屋に比べると、凹凸の多い複雑な形のL字の平屋は、どうしても、建築コストが高くなります。

メリットを活かしたL字の平屋の間取りとは?

 

 

 

 

 

前のパートで解説した4つのメリットを最大限活かした間取りをご紹介します。

 

ぜひ、あなたが建てる平屋の参考にされるといいと思います。


 

 

L字の平屋のメリットは、次の4つですが、ここでは、2つ目の「プライベート感のある中庭」と、3つ目の「家族間のプライバシーを確保しやすい間取り」について、検証したいと思います。

 

  1. デザイン性の高い外観
  2. プライベート感のある中庭
  3. 家族間のプライバシーを確保しやすい間取り
  4. 複雑な土地でも建築可能

 

 

平屋2LDKの間取り

 

出典:住友林業の平屋

 

住居タイプ 平屋
間取り 2LDK
玄関位置 東玄関
敷地面積
延床面積 79.49㎡(24.04坪)

 

  • プライベート感のある中庭
  • 外構の塀や植栽を活用することで、プライベート感ある中庭になります。

     

    中庭には、広いL字型のウッドデッキがあり、和室、LDK、洋室の全ての部屋につながっています。

     

    各部屋からウッドデッキに出ることも、ウッドデッキ越しに中庭を見ることができます。

     

    この中庭があることで、各部屋の快適性が、格段にアップしています。

     

    特に、パブリックゾーンのLDKは、掃き出し窓の大開口で、間口も広く、ウッドデッキに接しています。

     

    これにより、ウッドデッキ・中庭の空間は、LDKの部屋の一部のようになっており、LDKは、外の光、風等感じることができる快適な空間です。

     

  • 家族間のプライバシーを確保しやすい間取り
  • L字型の形をうまく活用し、プライバートゾーンの寝室と、パブリックゾーンのLDKは、完全にゾーンが分けられています。

     

    これにより、寝室は、プライバシーが守られた空間になっています。

     

    しかし、家族のつながりがが、完全に仕切られているわけではなく、中庭のウッドデッキを介して、家族とゆうるくつながることもできます。

 

 

 

平屋3LDKの間取り

 

出典:すみ家 -sumika-(SUUMO)

 

住居タイプ 平屋
間取り 3LDK
玄関位置 北玄関
敷地面積
延床面積

 

  • プライベート感のある中庭
  • 道路が北側にあるため、中庭は、建物により、外からの視線は遮られています。

     

    中庭は、プライベート感ある空間で、家族がここで快適に過ごせます。

     

    中庭には、L字型のウッドデッキがあり、特に、LDKにおける快適性は、このウッドデッキ・中庭によって、格段によくなっています。

     

    東南の方角にある中庭は、日当たり抜群です。

     

    その中庭に向かって大開口でつながっているLDKは、日当たり良く、明るく、開放的で、風通しがいい快適な空間になっています。

     

    濡れ縁感覚のウッドデッキもおしゃれで、ここに座って、中庭を楽しむこともできます。

     

     

  • 家族間のプライバシーを確保しやすい間取り
  • L字型の縦方向に、プライベートゾーンの子供部屋が2つと主寝室があり、横方向に、パブリックゾーンのLDKがあり、完全にゾーンが分かれています。

     

    ちょうど、玄関ホールを基点に、左右でプライベートゾーンとパブリックゾーンに分かれており、家族間のプライバシーが確保された間取りです。

     

    できる限りプライバシーを重視したい主寝室を一番奥にし、子供部屋の2部屋をLDK側にしています。

     

    同じプライベートゾーンの中でも、部屋の配置を、プライバシーの確保レベルを考慮しており、よく工夫された間取りになっています。

     

    また、子供部屋のドアの位置も、1つは、玄関ホール側にし、もう一部屋も、廊下に設けており、直接、LDKに直結させていないのも、プライバシーに配慮したことによります。

     

 

 

 

平屋4LDKの間取り

 

L字の平屋4LDK(30坪)の間取りについては、次の記事で詳しく取り上げ、さらに廊下の必要性についても解説しています。
ぜひ、参考にして頂ければと思います。

まとめ

 

 

 

 

 

以上、L字型の平屋のメリット・デメリットと間取りについて解説をしました。
参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。


 

 

あなたは、平屋を建てるのに、形をどうするか決まりましたでしょうか?

 

今回、取り上げたL字型は、候補になりましたでしょうか?

 

繰り返しになりますが、L字型の平屋には、以下の通り、様々なメリットがあります。

 

  1. デザイン性の高い外観
  2. プライベート感のある中庭
  3. 家族間のプライバシーを確保しやすい間取り
  4. 複雑な土地でも建築可能

 

そして、次のようなデメリットあるので、ここも、しっかり理解することが重要です。

 

  1. 自由な間取りが難しい。
  2. 耐震性が心配。
  3. 建築コストが高い。

 

いずれにしても、平屋の形をどうするかは、とても重要なポイントです。

 

あなたの敷地の状況に最適な形の平屋にする必要があります。

 

間取りを決める前に、ぜひ、どの形にするか、よく住宅会社に相談をされるといいです。

 

本記事を参考に、ぜひ、素晴らしい平屋を建ててください。

 

 

 

ちなみに、家づくりを成功させるには、できる限り多くの間取りプランを比較検討することが、極めて重要です。

 

おそらく、平屋の形だけでも、各社から提案を受ける間取りプランは、異なると思います。

 

I字型、コの字型、ロの字型、Lの字型・・と。

 

ぜひ、複数の間取りプランを比較し、より敷地に合った形の平屋に、そして、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。

 

私の場合もそうですが、最低でも3社程度から、間取りプランをとるといいです。

 

その際には、相見積もりもとるといいです。

 

相見積もりにより、相場に合ったリーズナブルな価格を知ることができ、結果、安く発注することが可能です。

 

実際に、私も使ったことがありますが、ぜひ、以下のサービスを利用されては、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。


  • 平屋の家づくりを何からスタートしていいのか、よくわからない。
  • 住宅展示場に行きたいが、その後の営業が面倒で、まだ行けてない。
  • そもそも、どこの住宅展示場に行けば、平屋を見ることができるのか、よくわからない。
  • 住宅展示場に行ってみたが、特に役に立ちそうな情報は得られなかった。

  • 今は、わざわざ住宅展示場に行かなくても、平屋の家づくりに必要な情報を集めることができます。
  • 当然ですが、住宅展示場に行けば、住宅メーカーから強烈な営業を受けることになります。
  • どこの住宅メーカーに平屋の建築を依頼するか何も決まっていない、単なる情報収集の段階で、営業を受けるのは、かなり面倒です。

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、「L字の平屋のデメリットとは?」の記事を加え、さらに一部修正を加えました。(2023/8/28)