村上悠です。
私は、実際に、賃貸の平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、L字の平屋の間取りについて解説します。
平屋がL字であることに、様々なメリット・デメリットがあり、そのメリットを、最大限活かし、デメリットを解消した間取りについてお話します。
平屋をお考えの方であれば、きっと参考になると思います。
平屋を建てる際に、まず、どんな形にするか、皆さん、迷われます。
あなたも、どの形の平屋を建てるか、まだ決まっていないのでは?
今回は、人気の平屋のL字型について取り上げますが、それ以外に、I字型、コの字型、ロの字型・・いろいろな形があります。
同じ平屋でも、形は複数あり、それぞれに特徴があります。
ぜひ、敷地の状況に合った、平屋の形にするといいと思います。
本記事では、まず、L字の平屋の外観を見ていただき、L字の平屋がどんなものかをイメージしていただきます。
次に、L字の平屋のメリット・デメリットをお話し、さらに、そのデメリットを解消し、メリットを最大限活かした間取りについても解説します。
平屋をお考えであれば、きっと参考になると思います。
ぜひ、あなたの平屋家づくりを成功させるためにも、最後までお読みいただければと思います。
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まずは、いくつかL字型の平屋の外観をご紹介します。
きっと、外観から、平屋のL字がどんな建物なのかを、イメージできると思います。
それでは、L字型の平屋を、3つご紹介します。
こちらは、屋根も外壁も真っ白い、実にセンスのいいおしゃれな外観のL字型の平屋です。
中庭には、広いウッドデッキがあって、ここでBBQをしたり、食事をしたり、楽しめそうです。
こちらは、L字型の平屋のガレージハウスです。
外観は、外壁に木材がたくさん使われており、温かみがあります。
プライベート感のある中庭を囲む塀も木材で、外壁との色合いのバランスが良く、実におしゃれです。
こちらも実に素敵な外観のL字型の平屋です。
外壁は、シンプルな黒で、とてもセンスがいいです。
中庭には、目隠しの塀もあるので、プライベート感がある、快適な空間になっています。
中庭の広いウッドで、家族が、外の視線を気にすることなくくつろげます。
以上が、L字型の平屋の外観です。
おそらく、L字型の平屋がどういうものなのか、イメージできたと思います。
L字型の平屋は、建物がL字型の形で、その多くは、中庭を囲うように建物を建てます。
次に、このL字型の平屋をメリットについて解説します。
次に、L字型の平屋のメリットについて解説します。
L字の平屋のメリットは、次の通りです。
各メリットについて解説していきます。
前のパートで、L字の平屋の外観をご覧いただいた通り、L字型の平屋の外観は、とてもおしゃれです。
デザイン性が高く、センスがいい、とてもおしゃれな外観です。
よくあるI字型とは異なり、形が、L字型と、形に凹凸がり、少し複雑なため、外観をデザイン性あるもにしやすいのです。
見た目がおしゃれで、普通と違った外観にしたい、デザインにこだわりがある方には、L字型の平屋はおすすめです。
L字型の平屋は、ぜひ、屋根や外壁の色や材質、窓の大きさや位置等を工夫することで、他の平屋とは違う、おしゃれな外観にされるといいです。
L字型の建物で囲まれた部分に中庭を設けるので、建物で、外からの視線を遮ることができます。
さらに、外構の塀や植栽を、上手に活用することで、中庭を、さらにプライベート感ある空間にすることができます。
L字型の平屋は、ぜひ、この中庭の空間を、フルに活用した間取りを検討されるといいです。
平屋は、全ての居住空間がワンフロアーにあり、お互いの距離が近いこともあって、各部屋の配置、間取りでは、家族間のプライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。
しかし、L字型の平屋の場合は、Lの字に曲がった建物の形になるため、縦と横のエリアで、ゾーンを分けることができます。
家族全員が集うLDK等のパブリックゾーンと、寝室や子供部屋等の個室のプライベートゾーンを分けることが可能です。
L字型の平屋は、L字という形を活用することで、家族間のプライバシーを確保した間取りにすることができます。
一般的な長方形のIの字の平屋を建てる場合、土地が、よくある正方形や長方形であれば、土地の広さを最大限活用して、建物を建てることができます。
これが、三角形の土地だと、長方形のI字型の平屋では、どうしても、広く建てることはできません。
わかりますよね。
しかし、L字型の平屋であれば、建物を縦方向や、横方向に自由に伸ばすことができるので、三角形の土地でも、めいいっぱい、広い建物を建てることができます。
三角形のように土地が複雑な形でも、L字型の平屋であれば、土地の広さを最大限有効に活用し、建てることができます。
変形した複雑な土地でも、L字型の平屋は、柔軟に対応できるので、建てることができます。
それでは、L字の平屋のデメリットについても解説しておきます。
L字の平屋のでメリットは、次の通りです。
メリットだけでなく、デメリットについても、しっかり理解するようお願いします。
こんなはずではなかったと後で後悔することがないよう、ここは、しっかり理解してください。
さらに詳しく解説をしていきます。
L字の平屋の場合、廊下を設けようとすると、どうしても、間取りの自由度が大きく損なわれます。
廊下を設けることで、部屋の広さや配置が制限されるからです。
そのため、後ほどご紹介する間取りのように、L字の平屋には廊下を設けない間取りが、おすすめです。
廊下を設けない分、そのスペースを他に活用できますし、部屋の配置、間取りもより自由にできます。
正方形や長方形のI字の平屋に比べると、どうしてもL字の平屋の耐震性は、低くなります。
なぜなら、I字の平屋は、建物の形状がシンプルで、6つの面で地震エネルギーを家全体にうまく分散できます。
それに比べ、L字の平屋は、凹凸が多い複雑な形状なので、大きな地震の場合、どうしても地震エネルギーが1ヶ所に集中する危険性があります。
建物の形状や間取りを、できるだけシンプルにする方が、建築コストを抑えることが可能です。
建物の形状、間取りをシンプルにすることで、建築材料や施工の手間を省くことができ、費用を安くできるからです。
そのためシンプルな形状のI字の平屋に比べると、凹凸の多い複雑な形のL字の平屋は、どうしても、建築コストが高くなります。
前のパートで解説した4つのメリットを最大限活かした間取りをご紹介します。
ぜひ、あなたが建てる平屋の参考にされるといいと思います。
L字の平屋のメリットは、次の4つですが、ここでは、2つ目の「プライベート感のある中庭」と、3つ目の「家族間のプライバシーを確保しやすい間取り」について、検証したいと思います。
出典:住友林業の平屋
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 2LDK |
玄関位置 | 東玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | 79.49㎡(24.04坪) |
外構の塀や植栽を活用することで、プライベート感ある中庭になります。
中庭には、広いL字型のウッドデッキがあり、和室、LDK、洋室の全ての部屋につながっています。
各部屋からウッドデッキに出ることも、ウッドデッキ越しに中庭を見ることができます。
この中庭があることで、各部屋の快適性が、格段にアップしています。
特に、パブリックゾーンのLDKは、掃き出し窓の大開口で、間口も広く、ウッドデッキに接しています。
これにより、ウッドデッキ・中庭の空間は、LDKの部屋の一部のようになっており、LDKは、外の光、風等感じることができる快適な空間です。
L字型の形をうまく活用し、プライバートゾーンの寝室と、パブリックゾーンのLDKは、完全にゾーンが分けられています。
これにより、寝室は、プライバシーが守られた空間になっています。
しかし、家族のつながりがが、完全に仕切られているわけではなく、中庭のウッドデッキを介して、家族とゆうるくつながることもできます。
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 3LDK |
玄関位置 | 北玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | ― |
道路が北側にあるため、中庭は、建物により、外からの視線は遮られています。
中庭は、プライベート感ある空間で、家族がここで快適に過ごせます。
中庭には、L字型のウッドデッキがあり、特に、LDKにおける快適性は、このウッドデッキ・中庭によって、格段によくなっています。
東南の方角にある中庭は、日当たり抜群です。
その中庭に向かって大開口でつながっているLDKは、日当たり良く、明るく、開放的で、風通しがいい快適な空間になっています。
濡れ縁感覚のウッドデッキもおしゃれで、ここに座って、中庭を楽しむこともできます。
L字型の縦方向に、プライベートゾーンの子供部屋が2つと主寝室があり、横方向に、パブリックゾーンのLDKがあり、完全にゾーンが分かれています。
ちょうど、玄関ホールを基点に、左右でプライベートゾーンとパブリックゾーンに分かれており、家族間のプライバシーが確保された間取りです。
できる限りプライバシーを重視したい主寝室を一番奥にし、子供部屋の2部屋をLDK側にしています。
同じプライベートゾーンの中でも、部屋の配置を、プライバシーの確保レベルを考慮しており、よく工夫された間取りになっています。
また、子供部屋のドアの位置も、1つは、玄関ホール側にし、もう一部屋も、廊下に設けており、直接、LDKに直結させていないのも、プライバシーに配慮したことによります。
L字の平屋4LDK(30坪)の間取りについては、次の記事で詳しく取り上げ、さらに廊下の必要性についても解説しています。
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
以上、L字型の平屋のメリット・デメリットと間取りについて解説をしました。
参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。
あなたは、平屋を建てるのに、形をどうするか決まりましたでしょうか?
今回、取り上げたL字型は、候補になりましたでしょうか?
繰り返しになりますが、L字型の平屋には、以下の通り、様々なメリットがあります。
そして、次のようなデメリットあるので、ここも、しっかり理解することが重要です。
いずれにしても、平屋の形をどうするかは、とても重要なポイントです。
あなたの敷地の状況に最適な形の平屋にする必要があります。
間取りを決める前に、ぜひ、どの形にするか、よく住宅会社に相談をされるといいです。
本記事を参考に、ぜひ、素晴らしい平屋を建ててください。
ちなみに、家づくりを成功させるには、できる限り多くの間取りプランを比較検討することが、極めて重要です。
おそらく、平屋の形だけでも、各社から提案を受ける間取りプランは、異なると思います。
I字型、コの字型、ロの字型、Lの字型・・と。
ぜひ、複数の間取りプランを比較し、より敷地に合った形の平屋に、そして、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。
私の場合もそうですが、最低でも3社程度から、間取りプランをとるといいです。
その際には、相見積もりもとるといいです。
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もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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理想の平屋を建てるポイント→詳細
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「L字の平屋のデメリットとは?」の記事を加え、さらに一部修正を加えました。(2023/8/28)