村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームも何度も行ったことがあります。
その経験をベースに、二世帯住宅に関する記事を書こうと思います。
今回は、50坪の完全分離型二世帯住宅について取り上げます。
50坪の二世帯住宅の住み心地がどうなのか、具体的な間取りを紹介し解説します。
さらに、50坪の完全分離型の二世帯住宅を建てるのにかかる費用相場についてもお話します。
二世帯住宅をお考えであれば、参考になる内容なので、ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
次の記事で、30坪の完全分離型の二世帯住宅の間取りについて解説しました。
まだお読み出ない方は、まずは、こちらの記事からお読み頂ければと思います。
記事でもお話した通り、30坪の広さがあれば、何とかギリギリ、完全分離型の二世帯住宅は建てることが可能です。
決して余裕のある広さではありませんが、各世帯が快適に暮らせる二世帯住宅です。
今回のテーマである50坪の広さは、30坪より20坪も広く、かなり余裕のある広い延床面積です。
全ての生活空間が、親世帯、子世帯毎に完全に分かれている完全分離型でも、かなり余裕のある快適な家を建てることができそうです。
本記事では、50坪の完全分離型の二世帯住宅の間取りを紹介しながら、検証したいと思います。
二世帯住宅をお考えであれば、おおいに参考になる内容です。
ぜひ、最後までお読み頂き、素晴らしい二世帯住宅を建てて頂ければと思います。
それでは、はじめます。
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まずは、そもそも50坪の広さの二世帯住宅がどういうものなのかを解説します。
50坪の広さがあれば、一番広さを必要とする完全分離型の二世帯住宅でも、かなり余裕のある快適な家を建てることが可能です。
次の記事で30坪の完全分離型の二世帯住宅について解説しました。
記事でご紹介した間取りは、親世帯が1人、子世帯が夫婦と子供1人の全体で4人の家族構成が基本です。
正直、4人を超える人数、例えば、親世帯が2名で、子世帯が夫婦と子供2人の全体で6人となると、かなり難しいです。
30坪の広さに、6名の家族で住む二世帯住宅は、無理があります。
その点、50坪もの広さがあれば、子世帯、親世帯で6人で住んでも、快適に過ごせる二世帯住宅を建てることが可能です。
この後、具体的な間取りをご紹介しますが、パブリックエリアのLDKも、プライベートエリアの寝室、さらに水回りも、余裕のある快適なものにできます。
完全分離型二世帯住宅の間取りプランの際に、注意をすべき問題がが2つあります。
こういった問題も、50坪の広さあればが、全て解決できます。
完全分離型の二世帯住宅だと、玄関、水周り、LDK等、全ての生活空間が2世帯分必要になります。
どうしても家族が一番長く過ごすパブリックゾーンのLDKを広くするため、その結果、プライベートゾーンの個室が狭くなりがちです。
しかし、50坪もの広さがあれば、LDKも寝室も、ともに余裕のある広さにすることが可能です。
また、生活音についても、問題を解決できます。
例えば、1階が親世帯、2階が子世帯といった、上下分離型の二世帯住宅が多いですが、その場合、特に2階の水周りの配置に気をつける必要があります。
1階の親世帯の寝室等の上に、生活音を頻発するトイレ、洗面(洗濯機設置)、風呂等の水回りを設けないことで生活音の1階への漏れを防ぐことができます。
一番いいのは、親世帯と子世帯のそれぞれの水回りを上下で同じ位置にし、重なるようにする間取りです。
こういった1階の親世帯に配慮して、音が伝わりにくい間取りへの工夫も、50坪あれば、比較的簡単に対応できます。
次に、50坪の完全分離型の二世帯住宅を建てる費用の相場について解説します。
ぜひ、あなたの家づくりに参考になさってみてください。
50坪の完全分離型の二世帯住宅を建てる費用の相場についてお話する前に、2つのポイントについて説明しておきます。
1つ目のポイントです。
二世帯住宅には、完全同居型、部分共有型、完全分離型の3つのパターンがあります。
詳しくは、次の記事で解説していますので、参考になさってください。
この3パターンの二世帯住宅の費用を比較した場合、完全同居型<部分共有型<完全分離型 の順で高くなります。
親子世帯で共有するエリアが全くない完全分離型の二世帯住宅の費用が一番高くなるのは、当然のことですが、わかりますよね。
2つ目のポイントです。
一般的に建築費用は、延床面積が広いほど、坪単価はより安くなります。
延床面積が50坪というのは、かなり広い方なので、坪単価は、30坪、40坪に比べると、比較的安くなります。
こういった前提で、完全分離型二世帯住宅の50坪の費用について解説していきます。
建築費用の相場、ズバリ!坪単価は45万円~65万円程度です。
延床面積が50坪なので、費用相場は、2250万円~3250万円になります。
ただ、この金額は、あくまでも目安としてお考えください。
実際に建築する場所、土地の状況、建てる家の間取り、依頼する施工業者によっても金額は大きく変わってきますので、ご注意ください。
それでは、次のパートで具体的な間取りの実例をご紹介していきます。
ぜひ、あなたの家づくりの参考になさってください。
それでは、50坪の完全分離型の二世帯住宅の間取りをご紹介します。
どの間取りも、かなり余裕のある快適に暮らせる間取りです。
ぜひ、あなたの家づくりに参考になさってみてください。
それでは、50坪の完全分離型二世帯住宅間取りをご紹介します。
各間取りについて、先程お話した以下の2つのポイントについて分析したいと思います。
出典:ミサワホーム
延床面積 | 1F:83.01m² / 2F:81.15m² / To:164.16m² (50坪) |
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敷地面積 | - |
それでは1つ目の間取りです。
1階が17畳もの広いLDKがあり、7.5畳の寝室、さらに8畳の和室があります。
個室も充分な広さがあり、プライベートな時間も充実しそうです。
水回りもとても、広くゆったりした間取りになっていて、さらに2.5畳の納戸まであって、収納面でも充分です。
両親2人で過ごすには、快適な空間です。
8畳もの和室があるので、趣味スペース、来客の宿泊場所、多目的に使えます。
2階の子世帯には、内部の階段で行き来できるため、何か困った際に、すぐに相談できるので、高齢者の親にとっても心強いはずです。
そして2階ですが、16畳のLDK、6畳の洋室、8畳の洋室が2部屋あります。
こちらも各部屋も、1階と同様、かなりゆったりした間取りです。
ご紹介した完全分離型二世帯ですが、玄関が各世帯に2つあるので、プライバシーの面でも問題ないです。
また、1階の水回りと、2階の水回りが、ともに同じ北西の角にまとめられており、2階の生活音が漏れるといった問題も生じません。
さらに、家族が一番長く過ごすであろうパブリックなLDKも両世帯で、同じ位置にあるので、この点でも、生活音が漏れる心配はないです。
両世帯の程よい距離感を保ちつつ、プライバシーも守られた間取りになっており、あなたの家づくりに、ぜひ参考になさってください。
出典元 イゼッチハウス北海道
延床面積 | 165.31m2(50.0坪) |
---|---|
敷地面積 | 226.08m2(68.3坪) |
2つ目の間取りをご紹介します。
1階には、15.8畳のLDK、4.5畳の和洋室、3畳の書斎があります。
広いLDKは、広々快適に過ごせ、4.5畳の和洋室は、ゲストの宿泊にも使え、さらに書斎もあって、趣味に没頭もできます。
さらに6.2畳の洋室の個室には、ウォークインクローゼットもあって、とても広く快適な空間に仕上がっています。
水回りも充実していて、風呂に接している洗面は、洗濯したり、洗濯物を干したりできるユーティリティースペースまでもあります。
そして、こちらの間取りにも、子世帯から親世帯に行き来できる、内部のドアがあるので、親としての心強いと思います。
高齢者の両親が、快適に過ごせる間取りと言えます。
2階には、20.1畳ものかなり広い空間のLDKがあり、家族皆で、くつろげる快適な空間です。
そして、両親の寝室も6畳あって、ウォークインクローゼットもあり、かなり広く使い勝手はいいです。
さらに5.2畳の洋室が2部屋あり、子供がもう1人増えても問題ない間取りになっています。
2階の各個室も、1階の個室と同様、広く快適な空間です。
こちらの間取りも、1階と2階の水回りが、全て北東の角にまとめられており、上下が同じ位置です。
水回りからは頻繁に生活音が発生しますが、この間取りでは、生活音が漏れるといった問題も生じません。
ただ、1階の両親の寝室の上に、子世帯のLDKのキッチンがるのが気になりますが、床、天井に防音対策が施されているので、問題はありません。
こちらの間取りも、両世帯の程よい距離感を保ちつつ、プライバシーも守られた間取りであり、ぜひ、あなたの家づくりに参考になさってください。
出典元 カツマタ<一級建築士事務所>
延床面積 | 164.53m2(49.7坪) |
---|---|
敷地面積 | 151.96m2(45.9坪) |
3つ目の間取りをご紹介します。
1階には、広いLDK、4.5畳の和室があります。
LDKは南に面しており、日当たりよく明るく快適な空間であり、両親も、そこでのんびり暮らせます。
LDKは和室4.5畳とも接しているため、さらにLDKに広がりを感じると思います。
そして寝室も広く、その隣には、寝室より広い納戸もあります。
所有する物を整理し、収納できるので、ストレスなく過ごせると思います。
2階には、1階と同じく南面に広いLDKがあり、バルコニーにも接しているため、家族皆で快適に過ごせます。
さらに、広い個室の洋室が3部屋あります。
両親の寝室として、さらに1室を子供部屋に、そして将来子供が1人増えても対応できる間取りです。
2階の各個室も、1階の個室と同様、とても広く使い勝手がいいです。
一番上には小屋裏収納もあります。
かなり広い小屋裏収納であるため、子世帯だけでなく、親世帯の物も収納できます。
ご紹介した間取りは、両世帯の水回りが北西にまとめ、さらに両世帯のLDKも南面にと、上下で同じ位置の間取りです。
2階の生活音が、1階に漏れ、両親の安眠が妨害されるとか、子世帯のプライバシーが侵害されるといった問題も生じません。
この間取りも、両世帯の程よい距離感を保ちつつ、プライバシーも守られた間取りであり、おおいに参考にして頂きたい間取りです。
出典元 一級建築士事務所レモンホーム
延床面積 | 164.02m2(49.6坪) |
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敷地面積 | 150.28m2(45.4坪) |
4つ目の間取りをご紹介します。
1階には、畳コーナーもある広いLDKがあります。
このLDKはウッドデッキにも面しており、アウトドア感覚でも過ごせる、素敵なLDKです。
LDKの隣には、収納たっぷりの広い洋室の個室があり、ご両親の寝室です。
水回りは、南側にまとめられており、高齢者でも使い勝手、住み心地のいい間取りです。
そして子世帯へは玄関ホールのドアで行き来できるのも、親にとって心強いはずです。
ただ、1点気になるのは、1階に、ビルトインガレージがあることです。
ビルトインガレージがあるため、その分、他の間取りに比べると、少し、親世帯のスペースが狭くなっています。
2階にも、広いLDKがあり、バルコニーにも面しており、気持ちのいい空間です。
1階も同じですが、キッチンのすぐ横に家事室があり、料理をしながら洗濯もでき、とても家事動線のいい間取りです。
個室の洋室が3部屋あり、各部屋には、収納も備わっており、広いので、ここでプライベートな時間も楽しめます。
そして広い小屋裏収納もあるので、両世帯ともに、収納面でストレスを感じることは、まずないと思います。
洗濯機のある家事室、トイレ、洗面風呂の水回りが、1階と2階、上下で全く同じ位置にあります。
さらに、LDKも全く同じ位置にあるので、生活音によるストレスの問題は、まず生じません。
ご紹介したこちらの間取りも、両世帯の程よい距離感を保ちつつ、プライバシーも守られた間取りであり、ぜひ、あなたの家づくりに、参考にして頂きたいです。
以上、50坪の完全分離型の二世帯住宅について解説しました。
具体的な間取りもご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。
50坪の完全分離型の二世帯住宅が、いかに広く、快適かが、よくおわかりいただけたと思います。
二世帯住宅では、よくある次の2つの問題ですが、50坪の広さがあれば、間取りを工夫することで、全て解決できます。
先程、間取りをご紹介しましたが、どの間取りも、親世帯、子世帯の各個室は、充分な広さが確保されてました。
また、生活音に関しても、生活音を発生するエリア(水回り、LDK等)の位置を、上下で同じにすることで、問題を解決しています。
二世帯住宅は、二世帯住宅ならではのデメリットを軽減しつつ、二世帯住宅のメリットを活かすために、間取りを工夫する必要があります。
デメリットを軽減するためのポイントについては、次の記事で解説してますので、ぜひ、こちらもお読み頂ければと思います。
50坪の広さがあれば、このデメリットを軽減するためのポイントを、より徹底して行うことができ、より快適な二世帯住宅を建てることが可能です。
以上で、50坪の完全分離型二世帯住宅に関する解説は終わりです。
ぜひ、本記事を参考にして、素敵な二世帯住宅を建ててください。
家づくりを成功させるために、できる限り多くの間取りプランを比較検討してみてください。
特に、二世帯住宅は、アイディア次第、間取りを工夫することで、何倍も快適な家になります。
複数の間取りプランを比較し、よりあなたの暮らしに合った二世帯住宅に、そして、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。
私の場合もそうですが、最低でも3社から、間取りプランをとるといいです。
その際には、相見積もりもとることも重要です。
相見積もりにより、相場に合ったリーズナブルな価格を知ることができ、結果、安く発注することが可能です。
実際に、私も使ったことがありますが、ぜひ、以下のサービスを利用されては、いかがでしょうか。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「50坪の完全分離型の二世帯住宅を建てる費用相場は?」の記事を加えました。(2023/1/31)