平屋に設ける中二階の子供部屋!4つのおすすめ理由とは?

平屋に設ける中二階の子供部屋!4つのおすすめ理由とは?

 

平屋に設ける中二階の子供部屋!4つのおすすめ理由とは?

2021/02/04  更新:

 

 

 

 

 

 

村上悠です。
私は、実際に、賃貸の平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験に基づき記事を書こうと思います。

 

今回は、平屋の中二階について取り上げます。
まず、平屋に中二階を設けるメリット・デメリットについて説明し、そのメリットを最大限活かせる間取りが、中二階の子供部屋であることを解説します。
子供部屋を中二階に設ける4つのおすすめ理由も、実際の間取りをご紹介しながら、解説します。
ぜひ、あなたの家づくりの参考になさってください。


 

 

平屋は、かなり余裕のある広い敷地に建てる場合を除くと、基本的に「部屋数の少ない間取り」になる傾向が強いです。

 

なぜなら、平屋は、1階のフロアーのみからなる家なので、敷地が狭いと、二階家とは異なり、どうしても生活スペースの確保が難しく、簡単には部屋数を増やせません。

 

こうした平屋ならではのデメリットを解消するのに有効なのが、平屋に中二階を設ける方法です。

 

1階とは異なる階層の中二階を設けることで、ワンフロアの平面よりも床面積を有効活用できます。

 

実は、そんな限られた空間の平屋で、子供部屋を、どこに配するか、間取りプランで悩まれる方が、本当に多いです。

 

そもそも子供部屋は、子供が大人になり独立すれば、使われなくなる、一時的な部屋です。

 

そんな一時的な子供部屋を、限られた空間の平屋の、どこに設置すればいいのか??

 

皆さん、間取りプランで、苦労されています。

 

そんな方に、ぜひ、ご検討頂きたいのが、平屋に中二階を設け、そこに子供部屋を配する間取りです。

 

本記事では、そもそも中二階が何なのか、さらに平屋に中二階を設けるメリット・デメリットについて解説します。

 

そして、平屋に中二階を設け、子供部屋を配する間取りが、メリットを最大限活かせることを、実際の間取りも紹介し解説します。

 

平屋を建てる方で、中二階にご興味がある方、子供部屋の配置に悩まれてい方であれば、本記事は、とても参考になります。

 

ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

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関連記事:

 

子供部屋の配置をどうすべきか参考になります。

 

中二階を設けることで、外観がどうなるのか、参考になります。

 

スキップフロアに」関する記事です。

 

間違える方が多いです!中二階とロフトの違いとは?

 

 

 

 

 

まず最初に、ロフトと中二階の違いについて、簡単にお話しておきます。
ここは、多くの方が間違えるので、よく理解するようにしてください。


 

 

ロフトと中二階は、似ていますが、全く違います。

 

多くの方が間違えるポイントなので、まずは、この2つの違いを、簡単に解説しておきます。

 

まず、ロフトは、屋根裏のスペースで、基本的に天井高さ1.4m以下で、床面積に入りません。

 

このパートの一番上の画像が、ロフトの画像です。

 

それに対し、中二階は、建物の階と階の中間に設けられるスペースで、十分な天井高を確保した居住スペースで、当然、床面積に含まれます。

 

中二階は、スキップフロアとも呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

こちらの画像は、中二階(スキップフロア)にある、家族の勉強スペースです。

 

ご覧の通り、天井高も高く、完全な居住空間です。

 

後ほどご紹介する間取りの事例でご紹介する家のものですが、とても魅力的な空間です。

 

 

 

 

 

平屋に中二階を設けるメリット・デメリットとは?

 

 

 

 

 

次に、平屋に中二階を設けるメリットとデメリットについて解説します。

 

ここは、とても重要なので、しっかり理解するようお願いします。


 

 

メリットについて

  1. 1階とは異なる階層の中二階を設けることで、ワンフロアの平面よりも床面積を有効活用でき、生活エリアを広げることができる。
  2. 縦方向の空間を生かす中二階があることで、空間に立体感が生まれ、開放感ある生活空間になる。
  3. 2階家と異なり中二階は、隣接する部屋から床の高さは違っても見える位置に設けることができ、家族のコミュニケーションが取りやすい。
  4. リビングに隣接する中二階を設けることで、リビングと中二階の空間が一体化し、日当たりの良い空間をより広げることができる。

 

 

デメリットについて

  1. 中二階を設けることで、家の構造や工事がより複雑化するため、その分、設計や材料でコストアップし建築費用も高くなる。
  2. 中二階は、床面積に計上されるため、その分固定資産税も高くなる。
  3. 中二階を設けることで、空間が広くなる分、冷暖房等の室温管理が難しくなる。
  4. 中二階を設けることで、その下の1階エリアの天井が低くなる。

平屋の中二階に子供部屋のある間取りとは?

 

 

 

 

 

それでは、平屋の中二階に子供部屋のある間取りの事例をご紹介します。
ぜひ、参考になさってください。


 

 

 

 

 

ミサワホームのGranlink HIRAYA(グランリンク 平屋)

 

建築面積 134㎡
延床面積 119㎡
その他 蔵収納/26m² 小屋KURA収納/6m²

 

 

こちらの間取りは、ミサワホームの人気の平屋です。

 

Granlink HIRAYA(グランリンク 平屋)と呼び、コミュニケーションを育む住まいとして人気です。

 

この間取りの1.5階部分をご覧頂きたいのですが、中二階(スキップフロア)があります。

 

そこには、家族で勉強できる空間と、その先に子供部屋2つがあります。

 

家族全員で過ごすパブリックスペースのリビングから、家族の勉強空間、さらに奥に子供部屋と、中二階(スキップフロア)でつなげることで、程よい距離感で、空間を分けてます。

 

子供部屋は、家族とのコミュニケーションをとりやすく、一方で、プライベート感もあって、とても参考になる間取りです。

 

平屋に、中二階(スキップフロア)を設けることで、程よい距離感で、空間を2つに分けることができる良い事例です。

 

ちなみに、この間取りでは、スキップフロアのさらに先に、大きなロフトの収納空間があり、収納もたっぷりある、とても暮らしやすい平屋です。

中二階の子供部屋がおすすめな理由とは?

 

 

 

 

 

先程、平屋に中二階を設けるメリットについて解説しましたが、そのメリットを最大限活かす間取りが中二階の子供部屋です。

 

なぜ、中二階の子供部屋が、おすすめなのか、4つの理由を解説します。


 

 

 

空間の有効活用

平屋は、1階だけのワンフロアーだと、どうしてもスペースが狭くなり、部屋数を増やすのが難しいです。

 

しかし、中二階で、室内に高低差を設け、縦の空間を有効活用することで、部屋数を増やすことが可能です。

 

その縦の空間の中二階に、子供部屋を配置するのが、おすすめです。

 

子供部屋は、将来、子供が成人し独立すれば、使わなくなる部屋です。

 

そんな一時的にしか使わない部屋を、わざわざ、限られたスペースの1階に、設置するのは、実にもったいない話です。

 

1階に子供部屋を設ければ、その分、LDKや主寝室が狭くなりますので、それも避けるべきです。

 

そういう意味でも、子供部屋を、中二階に設けるというのが、おすすめです。

 

 

 

プライベート感の確保・家族のコミュニケーション

平屋だと、1階のワンフロアーに全ての居住空間があるため、家族お互いのプライバシーを確保するのが、難しいです。

 

その点、中二階は、床に高低差を設けることができるので、プライベートスペースの確保がしやすいです。

 

中二階であれば、同じ平屋の空間でも、家族との程よい距離感で、プライベート感がある部屋をつくれます。

 

そこで、家族が、個々に違う事、仕事、趣味、勉強などに打ち込むことができます。

 

家族とのコミュニケーションもとりやすく、同時にプライベートな時間も楽しめる、中二階は、まさに子供部屋に最適です。

 

 

 

子供は2階が好きであること

そもそも、小さい子供は、階段が好きですし、ある程度大きくなると、今度は、プライバシーが、より守れる2階を好む傾向があります。

 

特に、男のお子さんだと、2階の子供部屋を欲しがるようです。

 

中二階は、縦方向の空間を生かすものであり、空間に立体感が生まれワクワクするものです。

 

平屋でも中二階であれば、プライベート感ある、隠れ家的な空間もつくれます。

 

間取りを工夫し、ぜひ子供が喜ぶ、子供部屋を作るといいです。

 

 

 

子供が独立した後の暮らしやすさ

子供はいずれ独立し、家を出ます。

 

これまで使っていた子供部屋は、物置か、たまに帰省した時の泊まる場所にしか、使われなくなります。

 

子供が独立した後は、平屋の家で、夫婦2人で暮らすことになります。

 

老後においても、夫婦で、より快適に暮らすには、やはり1階には、普段、生活で使う部屋のみを配する間取りがベストです。

 

使わなくなった子供部屋が、1階にあるのは、あまりおすすめしません。

 

そもそも、平屋は1階だけのワンフロアーの平行移動だけで家事や生活ができるので、暮らしやすいというメリットがあります。

 

その1階に、使わなくなった子供部屋があっては、暮らしの動線も悪くなり、快適性が大きく損なわれます。

 

その意味でも、いずれ使われなくなる子供部屋は、中二階に設置するのが、望ましいと考えます。

平屋に中二階を設ける際の注意点とは?

 

 

 

 

 

先程、平屋に中二階を設ける4つのデメリットについて解説しました。

 

その4つ目のデメリットにも関連するのですが、平屋に中二階を設ける際の注意点を解説しておきます。


 

 

平屋の中二階に、子供部屋を設けるのは、おすすめです。

 

先程、解説した4つのおすすめ理由からも、よくおわかり頂けたと思います。

 

ただ、平屋に中二階を設ける際に、注意すべき点があります。

 

平屋は、2階部分がないため、天井の高さを、比較的自由に高くすることができます。

 

とても開放感がある、まるでリゾートホテルのような魅力的な空間をつくることだって可能です。

 

平屋は、天井を高くできるので、中二階を設けやすく、平屋と中二階は相性がいいです。

 

しかし、当然ですが、中二階を設けると、その下の空間の天井高が、その分低くなります。

 

中二階の下に、どのような空間を配するのかがいいのかは、よく検討する必要があります。

まとめ

 

 

 

 

 

以上、平屋の中二階について、さらに中二階に子供部屋を設ける、おすすめの理由について解説しました。
参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。


 

 

平屋は1階ワンフロアーだけなので、とても暮らしやすく、特に老後には最適な家です。

 

この点は、平屋を建てる大きなメリットでもあります。

 

こういった平屋に、1階に子供部屋を配置してしまうと、場合によっては、そのメリットが大きく損なわれる可能性があります。

 

ぜひ、本記事を参考に、平屋における子供部屋の配置を、慎重にご検討頂ければと思います。

 

間取りプランは、その点も、専門家によく相談されるといいです。

 

そして、ご相談させる住宅会社は、ぜひ、平屋の施工実績があるだけでなく、中二階(スキップフロアー)の実績も豊富な業者に依頼されるといいです。

 

中二階(スキップフロアー)は、間取りを工夫することで、隠れ家のような、とても魅力的な空間になります。

 

しかし、失敗すると、全く使われない空間に、さらには、その下の空間も、天井高が低く、暮らしにくい空間になってしまうこともあります。

 

そんな最悪な事にならないよう、ぜひ、住宅会社は、慎重に、各社の提案プランを比較しながら検討されるといいです。

 

 

 

 

 

家づくりを成功させるために、できる限り多くの間取りプランを比較検討してみてください。

 

複数の間取りプランを比較し、よりあなたの考え、敷地に合った形の平屋に、そして、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。

 

私の場合もそうですが、最低でも3社から、間取りプランをとるといいです。

 

その際には、相見積もりもとることも重要です。

 

相見積もりにより、相場に合ったリーズナブルな価格を知ることができ、結果、安く発注することが可能です。

 

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もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。


  • 平屋の家づくりを何からスタートしていいのか、よくわからない。
  • 住宅展示場に行きたいが、その後の営業が面倒で、まだ行けてない。
  • そもそも、どこの住宅展示場に行けば、平屋を見ることができるのか、よくわからない。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、「平屋に中二階を設けるメリット・デメリットとは?」の記事を加え、それに関連しいくつか文面を変更しました。(2023/6/14)