村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、LDKの16畳について取り上げます。
16畳のLDKは、リビングの広さによって、キッチンのレイアウトが大きく変わります。
実は、私は自宅を建てる際に、キッチンのレイアウトを、対面式のペニンシュラ型にすることを、強く希望しました。
ここは、かなりこだわりました。
以前、北側の完全独立型のキッチンだったこともあり、対面式のキッチンに、かなリ強いあこがれみたいなものがありました。
そこで、少し狭さを感じるかもしれませんが、16畳のLDKで、この対面式のキッチンが可能かどうかを、検証してみました。
あわせて、壁付のI型キッチン、アイランドキッチンも確認してみました。
本来であれば、もっと広いLDKにしたいところですが、敷地の広さ、建物の広さなどから、16畳のLDKを建てる方には、本記事は、参考になると思います。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
本記事の内容:
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
こちらもお読みください!
■ システムキッチンに必要な広さに関する記事です。
「憧れのキッチン!必要な広さは何畳ですか?」
それでは、リビングの広さに応じて、キッチンのレイアウトが変わる関係性について解説します。
こちらの記事で、快適なLDKにするには、LDKの広さをどうすればいいのかを解説しました。
その記事を読まれた方もいるかもしれませんが、LDKにおける、リビング、ダイニング、キッチンの広さについて解説しています。
LDKの広さは、どれくらいが快適か?
LDKは広ければ良いという単純な話ではなく、広過ぎても、狭過ぎてもダメで、快適な暮らしができる広さであることが必要です。
まず、キッチンのレイアウトに応じて、必要なダイニングキッチンの広さが違います。
キッチンのレイアウト | 必要なダイニングキッチンの広さ |
---|---|
壁付けI型のキッチン | 8畳 |
対面式ペニンシュラ型のキッチン | 10畳 |
対面式アイランド型のキッチン | 12畳 |
以上が、必要なダイニングキッチンの広さなので、残りがリビングの広さになります。
つまり、LDK16畳であれば、以下の通り、リビングの広さが決まります。
逆の言い方をすれば、リビングの広さをどうするかによって、キッチンのレイアウトが決まるということです。
わかりますか?
キッチンのレイアウト | リビングの広さ |
---|---|
壁付けI型のキッチン | 8畳 |
対面式ペニンシュラ型のキッチン | 6畳 |
対面式アイランド型のキッチン | 4畳 |
以上が、キッチン、ダイニング、リビングの広さと、キッチンのレイアウトについての解説です。
ここが、よくわからないという方は、先ほどご紹介した記事を、お読みいただければと思います。
それでは、次に、それぞれのキッチンのレイアウトについて、LDK16畳の場合でどうなるのかを、解説していきます。
(1)の間取り
(2)の間取り
以上2間取りの出典元は、ミサワホームです。
こちらの(1)(2)の間取りですが、厳密には、LDKの広さは16畳ではありませんが、ほぼほぼ16畳ということで、ご紹介しました。
両方とも、キッチンのレイアウトは、上の画像のような対面式のペニンシュラ型です。
(1)の間取りは、LDKがL型で、(2)の間取りは、LDKが縦型のI型になっています。
どちらも、間取りをご覧いただければわかる通り、快適なLDKに仕上がっています。
基本的な家具は全く問題なく置け、さらに通路幅も余裕があるので、快適に過ごせると思います。
ただし、1点注意すべき点がございます。
LDKに設置している家具です。
まず、リビングのソファです。
ここは、横幅180㎝の2人掛けを想定していますが、ここを3人掛けの、大きなソファにすると、スペース的に結構、厳しくなってきます。
ソファは、横幅が200㎝を超えるので、仮に、設置するとなると、多少の余裕を考え、さらにリビングを2畳ほど広くする必要があります。
そしてダイニングテーブルです。
ダイニングテーブルは、どちらの間取りも、4人掛けを想定しています。
おそらく、150㎝ほどだと思いますが、このテーブルを6人掛けの大きなサイズ(180㎝~200㎝)にかえると、もっと広いスペースが必要になります。
結論として、これら間取りからわかることは・・
16畳のLDKで、対面式ペニンシュラのキッチンにするのは、全く問題はありません。
ただし、設置する家具などのサイズ、特にソファ、ダイニングテーブルについては、ご注意ください。
家具のサイズを大きくしたがために、LDKの空間が、狭く感じ、快適な空間でなくなる可能性があります。
ご紹介した2つの間取りは、(1)LDKがL型、(2)LDKが縦型のI字型ですが、最近、この2つの間取りについて、キッチンに関わる家事動線でどう違うのか、よく問い合わせを受けます。
同じ16畳のLDKですが、少し違いがありますので、それぞれ実例(画像)も紹介しながら、簡単に解説しておきます。
こちらが、キッチン、ダイニング、リビングが、L字のように並んでいるのがL字型のLDKです。
キッチンの前にリビングを配置されており、(1)の間取りとほぼ同じです。
L字型のLDKは、キッチンとダイニングが横並び配置になるパターンが多く、家事動線がとても良いのが特徴です。
料理を、キッチンのすぐ横のテーブルに出せるし、片づけるのも簡単なので、動線を優先させたい方にはおすすめです。
こちらは、キッチン、ダイニング、リビングが、直線上に配置されたI字型で、(2)の間取りとほぼ同じです。
キッチンから正面を見た際に、目の前のダイニングから、リビングまで全体を広く見渡すことができます。
小さなお子様がいる場合は、キッチンで作業しながら、常にLDK全体をチェックできるので便利です。
壁付け型のI型キッチンの場合は、対面式ペニンシュラのキッチンより、さらに狭くてもレイアウトは可能です。
ただし、LDK内に設置する家具、特にソファとダイニングテーブルのサイズには、ご注意ください。
アイランド型のキッチンですが、16畳のLDKには、かなり難しいです。
先程、アイランド型のキッチンには、ダイニングキッチンの広さが12畳必要と言いましたが・・
これは最低ラインの話で、ある程度の快適性を求めるためであれば、14畳は必要になります。
いずれにしても、リビングの広さが、2畳~4畳になってしまうので、アイランドキッチンは無理だと思います
ただし・・
少し、裏技的な方法ですが、あるにはあります。
ダイニングにはダイニングテーブル、リビングにはソファを設置するという考えをやめます。
両方を設置するとなると、それなりの広さが必要になるわけで、片方で兼用すればいいのです。
例えば、ご存知の方もいると思いますが、よくカフェでみかける、ソファダイニングです。
LDKに、ダイニングテーブルとソファの2つを設置するのではなく、ソファダイニング1つを設置します。
ソファダイニングで食事をし、さらに、そこに座りながらテレビもみます。
ソファでくつろぐように、ソファダイニングに使うということです。
ダイニングのダイニングテーブルとリビングのソファを、1つにまとめることで、食事のスペースとくつろぎのスペースを一つにします。
こういった家具を活用すれば、スペースにも余裕がうまれますので、アイランドキッチンも可能かもしれませんね。
以上が、16畳のLDKにおける、リビング・ダイニング・キッチンの広さとキッチンレイアウトの関係です。
最後にまとめますと、次の通りになります。
ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
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もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、対面式のペニンシュラキッチンにする16畳のLDKの実例の画像を追加しました。
さらに、16畳LDKのL型とI型の間取りで、キッチンに関する動線がどう違うのか、解説を追加しました。(2022/9/10)