平屋に中庭を設けるべき4つの理由とは?30坪~40坪の間取りで検証!

平屋に中庭を設けるべき4つの理由とは?30坪~40坪の間取りで検証!

 

平屋に中庭を設けるべき4つの理由とは?30坪~40坪の間取りで検証!

2019/12/18  更新:

 

 

 

 

 

 

村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
この平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことをベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、中庭のある平屋について取り上げます。


 

 

実は私の自宅(平屋ではなく2階家ですが)に、中庭を設けました。

 

実際に中庭のある家に住んでみて、この中庭の素晴らしさを、日々実感しております。

 

あなたも、中庭のある平屋にご興味があるのであれば、ぜひ、お読みいただければと思います。

 

本記事は、まず、中庭のある平屋の間取りパターンについて解説します。

 

そして、自宅に中庭を導入してみた私の感想も含め、平屋に中庭を設けるべき4つの理由(メリットでもある)を解説します。

 

あわせて、中庭を設けることによるデメリットもお話します。

 

さらに、平屋に中庭を設ける間取りで、注意すべきポイントについても解説します。

 

最後に、実際に中庭を導入した平屋の間取り、30坪~40坪クラスのものをご紹介し、その間取りで、いかに中庭を設けるべきか、その理由を解説したいと思います。

 

中庭のある平屋をお考えの方には、とても参考になる内容の記事です。

 

ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。

 

 

 

 

 

あなたの理想の平屋を建てるために、まずは、こちらの平屋特化サービス(無料)を利用されては、いかがでしょうか。

 

→ 平屋づくりの情報収集サービス(無料)

 

 

 

 

■見積もり依頼と間取りの作成を、ハウスメーカー、工務店に一括依頼できます。
■住宅展示場にも行かず、各社の担当と話も一切しないで、ご自宅で情報収集できます。
気になる間取りプランを提案したところとだけ、話を進めればいいだけです。
■気に入らなければ、メールで断るだけです。(気まずい電話も不要)
■正式契約しなくても、いくら見積もり、間取りプランをとっても全て無料なので、気軽に依頼をするといいです。

 

 

 

 

 

 

 

中庭のある平屋の2パターンの間取りとは?

 

平屋に中庭を設ける間取りには主に2パターンあります。

 

間取りパターン 間取りの特徴
コの字型 中庭の三方が住宅で囲まれている。
ロの字型 中庭の四方が全て住宅で囲まれている。

 

あなたは、どちらのパターンの間取りが良いと思いますか?

 

ほとんどの方は、どちらにすればいいのか、迷われると思います。

 

そこで、コの字、ロの字の間取りについて、それぞれを比較した場合のメリット・デメリットについて解説します。

 

ぜひ、参考にして頂ければと思います。

 

 

間取りパターン メリット デメリット

コの字

・プライベート空間の中庭を開放感あるもにすることができる
・そこまで広い土地を必要としない。
・壁が少ない分、建築費用も安い。

・一方が外に向かって開放されているため、外構のフェンスを高くする等、開放感を損なわず、何らかの対応が必要である。
ロの字

・中庭を完全プライベート空間にすることができる。
・カフェやレストラン等でも人気が高く、デザイン性の高いおしゃれ空間にできる。

・設計や間取りが複雑になるため、建築費用が高くなる。
・水はけの悪さが懸念され、排水対策が必要である。

 

 

以上が、コの字、ロの字型の間取りの主なメリット・デメリットですが、参考になりましたでしょうか?

 

後ほど、具体的な間取りもご紹介しますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

 

それでは、さらに解説を続けます。

平屋に中庭を設ける4つの理由を解説(メリット)

 

 

 

 

平屋に中庭を設けるべき理由は、メリットでもあるのですが4つあります。

 

以下の記事で、快適な平屋をつくるのに、間取りで12のポイントについて注意すべきと解説しています。

 

 

 

実は、平屋に中庭を設けるべき理由の4つの内3つが、この12のポイント中に含まれています。

 

つまり、平屋に中庭を設けることで、(1)室内の日当たりを良くし、(2)風通しも良くすることができ、さらに(3)居室内のプライバシーをより守ることもできます。

 

さらに4つ目の理由が・・
(4)庭を快適なアウトドアリビング的な空間として活用できる。
です。

 

 

以上の4つが、平屋に中庭を設けるべき4つの理由です。

 

まとめると、以下の通りです。

 

中庭を設けるべきメリット、4つの理由とは?

室内の日当たり良くすることができる
家全体の風通しを良くすることができる
室内のプライバシーをより守ることができる
庭を快適なアウトドアリビング的な空間として活用できる

 

 

それぞれについて解説します。

 

室内の日当たり良くすることができる

例えば、5LDK等、部屋数が多く、広い面積の平屋だと、建物の中央部の部屋が、どうしても日当たりが悪くなる場合があります。

 

また、立地条件で、本来であれば、南に配置するLDKを北側に持っていかざるを得ない場合があります。

 

当然、北側のLDKなので、日当たりが悪くなるはずです。

 

こういった室内の日当たりが悪くなるケースは、他にもありますが、中庭を設けることで、これら日当たりの問題を一気に解消できます。

 

室内の中庭に面する部分に窓等の開口部を設け、その開口部から、外の日の光を取り入れ、室内の日当たりを良くすることができます。

 

暗かった室内も、一気に、日当たり良く、明るい快適な室内になります。

 

ここは平屋に中庭を設ける大きなメリットであり、設ける主な理由です。

 

 

家全体の風通しを良くすることができる

窓が少なかったり、北側にあることで、風通しの悪い部屋があるとします。

 

そこに中庭を設け、問題の部屋の中庭側に開口部を設ければ、その開口部から外の風を取り込むことができます。

 

その結果、建物全体の、風通しを良くすることが期待できます。

 

この風通しの改善も平屋に中庭を設ける大きなメリットであり、設ける主たる理由の1つです。

 

 

室内のプライバシーをより守ることができる

中庭は、建物のロの字の中央につくったり、Lの字やコの字のくぼみに、建物に囲まれるようにつくります。

 

建物に囲まれた中庭なので、外から見られることはありません。

 

中庭そのものが、完全にプライバシーが守られていますので、当然、室内もプライバシーは守られています。

 

室内の中庭に面する開口部を、外からの視線を気にすることなく、開けることができます。

 

開放的な室内ですが、プライバシーが守られています。

 

このプライバシー確保も、平屋に中庭を設けるメリットであり、設ける主たる理由です。

 

 

庭を快適なアウトドアリビング的な空間として活用できる

中庭は、建物に囲まれた庭で、完全にプライバシーが守られているので、その空間を、室内のように様々なことに使えます。

 

中庭に、テーブルや椅子を設置し、そこでBBQをしたり、お茶を楽しんだり、食事もできます。

 

庭を、アウトドアリビングとして、使うことができます。

 

ここも、平屋に中庭を設けるメリットであり、大きな理由です。

 

 

ちなみに、まるで室内のように、アウトドアリビングとして使える中庭ですが、この中庭の面積は、床面積には含まれません。

 

常設の屋根がない中庭は、固定資産税の対象ではありません。

 

課税されることなく、中庭というアウトドアリビングを、もう1部屋、手に入れたようなものです。

中庭のある平屋にデメリットはあるのか?

 

 

 

 

中庭のデメリットとしては、建築コストが増えることです。

 

中庭を設けることで、間取りが複雑化し、外壁、柱、窓なども増えます。

 

結果、その分の施工費や材料費がアップし、負担すべき建築コストの金額も高くなります。

 

その他にも、メンテナンス費用が高くなるとか、光熱費が余計にかかるとか、生活動線が悪くなるとか・・中庭を設けることのデメリットはあります。

 

しかし、その多くは間取りを工夫することで解決できますし、そもそも、中庭を設けることのメリットが大きいので、その点も考慮した上で、中庭の導入をご検討頂ければと思います。

 

特に、立地条件などが厳しいために、日当たり、風通しの悪い部屋が生じる場合には、ぜひ、中庭の導入を、積極的に検討するといいと思います。

 

平屋のコの字の中庭のある間取りに関する記事です。デメリットについても解説があり、参考になります。

 

 

 

 

 

平屋に中庭を設ける際の注意すべきポイントとは?

 

動線について

 

中庭があることで、動線が悪化する可能性があるので、注意が必要です。

 

例えば、リビングからトイレに行くのに、中庭をぐるっと回って行かなければならなく、その分動線が長くなったりします。

 

動線を考慮せず、中庭中心に間取りプランを進めると、まず住み心地の悪い家になるので注意してください。

 

まずは、動線をしっかりと決め、適度な動線の長さになるよう、中庭の位置等の間取りを決めていくことが重要です。

 

 

 

 

建築費用について

 

中庭を導入することで、より建築費用が高くなる傾向があるので注意が必要です。

 

建物の構造や間取りが複雑化することで、建築資材や手間が増え、その分費用が高くなるからです。

 

建築途中で、予算オーバー等のトラブルにならないよう、事前に、予算計画をしっかりしておくことが重要です。

 

 

 

 

間取りの自由度について

 

中庭のある平屋は、どうしても中庭がある分、より狭い範囲で、間取りプランをする必要があります。

 

特に狭い土地に建てる場合は、間取りの自由度が、大きく損なわれる可能性があるので、注意が必要です。

 

中庭のある平屋で、自分の理想とする間取りにしたいなら、やはり、ある程度広めの土地を確保しておくこよが重要です。

 

中庭のある平屋の30坪~40坪の間取りをご紹介

 

 

出典:平屋 徳島の注文住宅ならセイコーハウジング

 

まず、1つ目の中庭のある平屋の間取り(30坪~40坪クラス)です。

 

まさにロの字の平屋の中央部に中庭を設けた間取りです。

 

全ての部屋が、この中庭に面しており、この中庭が、家全体を開放的で、快適なものにしています。

 

北側のキッチンとダイニングは、中庭がなければ、日当たりが悪く、暗い室内になります。

 

それを、中庭を設けることで、日当たり良く、風通しもよく、開放的で快適な空間に、キッチンとダイニングを一気に変えてます。

 

この間取りの中庭は狭いので、中庭でできることは制限され、アウトドアリビングとしての活用は難しいです。

 

しかし、この中庭の平屋を快適にする効果は、かなりあると思います。

 

この平屋に中庭がない場合の間取りで、そこに暮らすことを想像してみてください。

 

そこでの暮らし、ごく普通で、つまらないと思いますよね。

 

それが、この小さな中庭によって、家の表情を変え、そこに住む人の暮らしを大きく変えます。

 

おそらく、誰もが感じると思います。

 

中庭って、本当にいいと思います。

 

ロの字型の平屋の中庭は、家に囲まれるように中庭をつくるものです。

 

この中庭にはメリットが多く、防犯性が高く、中庭を中心にして家の中を回遊できる動線をつくることが可能です。

 

家を回遊できると、家が広く感じますし、そもそも暮らしていて楽しいです。

 

 

 

 

出典:茨城セキスイハイム

 

こちらの間取りは、コの字型の平屋に、中庭を設けた間取りです。

平屋のコの字の中庭のある間取りに関する記事です。

 

中庭があることで、LDKから、寝室から、和室からも、全て見通しが良く、中庭も室内のように思え、家全体が、とても広く感じると思います。

 

この中庭があることで、LDKは東西南北に開口部があることになり、日当たり、風通しともに抜群です。

 

和室も、南北の風の流れがつくれ、日当たりだけでなく、風通しも良いです。

 

主寝室も、3面に開口部を設けることができ、日当たり、風通しともに抜群です。

 

当然、この中庭も、プライバシーは守られた空間のはずなので、室内の開口部を、他からの視線を気にすることなく、大きく開け過ごせます。

 

今回の間取りの中庭は、かなり広いので、アウトドアリビングとしてフル活用できます。

 

こちらの間取りからは、よくわかりませんが、中庭の南側には、庭の塀などを設けて、外から見えないようにする必要があります。

 

さらに、中庭に一部でもいいのでウッドデッキを設けると、さらに快適に中庭で過ごせると思います。

ウッドデッキの中庭の魅力について解説する記事です。

 

 

コの字型の平屋の中庭は、中央の空きスペースに中庭を設けるので、あまり広いスペースは必要ありません。

 

目隠しのための、塀をつくるだけで、プライベートな中庭として活用できます。

 

ただし、注意点が1つあります。

 

中庭を設ける位置によって、室内の日当たりが悪くなるケースがあるので、注意が必要です。

平屋に中庭を設ける良さを再確認しましょう

 

 

 

先程、平屋に中庭を設けるべき理由、4つのメリットを解説しました。

 

そのことを、実際の施工例の画像を見て、再確認したいと思います。

 

早速ですが、以下をご覧ください。


 

 

 

 

こちらは平屋の外観です。

 

窓も少なく、家の中かは、閉鎖的で、暗いと思いませんか?

 

それが・・

 

 

 

 

中庭を設けることで、ここまで部屋全体が、明るく、開放的になります。

 

外観から受ける印象と、居室内は大きく異なります。

 

中庭は、外からの視線を完全に遮ったプラーベート空間になっています。

 

なんと、中庭には、ハンモックがあります。

 

このハンモックでは、外から誰にも見られることなく、昼寝を楽しむことができます。

 

また、居室の開口部を全て開けても、中庭があるおかげで、外から見られる心配が全くありません。

 

中庭を設けることで、室内のプライバシーをより守ることができるのが、わかると思います。

 

 

 

平屋に中庭を設けることで、室内には、中庭から外の光が入り、自然の風も入ります。

 

室内の日当たりを良くなり、風通しも良くなります。

 

この施工例では、部屋の床と、中庭の床面が高さも同じで、材質も同じです。

 

そのため、中庭が、居室の一部のようになっており、快適なアウトドアリビング的な空間となっています。

 

この施工例をご覧いただき、平屋に中庭を設ける、次の4つのメリットを、よくおわかりいただけたと思います。

 

中庭を設けるべき理由

室内の日当たり良くすることができる
家全体の風通しを良くすることができる
室内のプライバシーをより守ることができる
庭を快適なアウトドアリビング的な空間として活用できる

 

(記事作成:2020/05/25)

まとめ

 

 

 

 

以上、平屋に中庭を設けるべきメリットでもある4つの理由について解説しました。

 

中庭が、いかに素晴らしいか、よくご理解いただけたと思います。

 

私も自宅に中庭があり、その良さは、よくわかっています。

 

自宅の中庭も、完全に近隣住民や通行人からの視線を遮断した、プライバシーが守られた空間です。

 

さらには、中庭の一部に、ウッドデッキも設置されているので、そこで、BBQをしたり、焚火をしたり・・アウトドアリビングとして、フルに楽しんでおります。

 

以下は、中庭での暮らしについてFacebookに投稿したものです。

 

 

ごく平均的な広さの土地であり、場所も普通の住宅街ですが、通行人や隣人からの視線を気にすることなく、楽しめる完全にプライバシーが保護された空間です。

 

LDKの一部のように、まるでアウトドアリビングのように、この中庭を楽しんでします。

 

 

ぜひ、あなたも、平屋に中庭に導入することを、真剣に考えられては、いかがでしょうか。

 

今回も最後まで、お読みいあただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。


  • 平屋の家づくりを何からスタートしていいのか、よくわからない。
  • 住宅展示場に行きたいが、その後の営業が面倒で、まだ行けてない。
  • そもそも、どこの住宅展示場に行けば、平屋を見ることができるのか、よくわからない。
  • 住宅展示場に行ってみたが、特に役に立ちそうな情報は得られなかった。

  • 今は、わざわざ住宅展示場に行かなくても、平屋の家づくりに必要な情報を集めることができます。
  • 当然ですが、住宅展示場に行けば、住宅メーカーから強烈な営業を受けることになります。
  • どこの住宅メーカーに平屋の建築を依頼するか何も決まっていない、単なる情報収集の段階で、営業を受けるのは、かなり面倒です。

 

あなたの理想の平屋を建てるために、まずは、こちらの平屋特化サービス(無料)を利用されては、いかがでしょうか。

 

→ 平屋づくりの情報収集サービス(無料)

 

 

 

■見積もり依頼と間取りの作成を、ハウスメーカー、工務店に一括依頼できます。
■住宅展示場にも行かず、各社の担当と話も一切しないで、ご自宅で情報収集できます。
気になる間取りプランを提案したところとだけ、話を進めればいいだけです。
■気に入らなければ、メールで断るだけです。(気まずい電話も不要)
■正式契約しなくても、いくら見積もり、間取りプランをとっても全て無料なので、気軽に依頼をするといいです。

 

 

理想の平屋を建てるポイント→詳細


 

 

 

著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

記事更新:
■よりわかりやすいように、「中庭のある平屋の2パターンの間取りとは?」と「平屋に中庭を設ける際の注意すべきポイントとは?」の2つの記事を加えました。(2022/11/23)