村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
この平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことをベースに記事を書こうと思います。
今回は、20坪以下の狭い平屋の間取りについて取り上げます。
この記事を読まれている、あなたは、狭い平屋の建築を計画されているのでは?
そして、狭くても、快適な家にしたいのでは?
実は、私が建てた平屋のガレージハウスは、そのほとんどを賃貸で貸しているのですが、1戸当たりが、12坪とかなり狭いです。
その狭い空間の平屋ガレージハウスを、いかに魅力的で、快適な空間にするか、本当にいろいろ研究しました。
本記事は、その時の私の経験も踏まえ、20坪以下の理想の間取りについて解説します。
20坪以下の狭い平屋を、快適なものにするには、間取りで何を注意すればいいのかを、詳細にお話します。
19坪の平屋の間取りの実例もご紹介しますので、狭い平屋をお考えの方には、きっと参考になると思います。
ぜひ、最後までお読みいただき、あなたの平屋の家づくりを成功させてください。
それでは、スタートです。
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20坪以下の狭い平屋を、いかにして快適な家にすべきか・・
そのヒントとなることを、次の記事で解説しています。
記事では・・
プライベート空間とパブリック空間にメリハリをつけた間取り
プライベート空間の個室を狭くし、その分、パブリック空間のLDKを最大限大きくすることだと書きました。
個室の狭さは、そこにロフトを設けることで解消はしているとも。
また、LDKに玄関ホールも取り込んで、さらに広く感じさせる工夫もあると。
【平屋の間取り】15坪のロフト付きログハウスは、なぜ狭いのに快適なのか?
15坪のロフト付きのおしゃれなログハウスですが、実にバランスよくまとまったおしゃれな平屋です。15坪と狭い平屋にもかかわらず、居室は、驚くくらい広々空間に感じ、快適に暮らせる家になっています。ここから、狭い家を、いかに快適にすることができるか、1つのポイントがわかります。
そこで、今回は、この記事をさらに掘り下げてみることにしました。
20坪以下の狭い平屋でも、間取りを工夫することで、広々快適な空間の家にするために、さらに注意すべきポイントを解説します。
間取りで注意すべきポイントは、次の4つです。
それはぞれを解説します。
こちらに関しては、先程の「【平屋の間取り】15坪のロフト付きログハウスは、なぜ狭いのに快適なのか?」で解説しました。
とても重要なポイントなので、まだお読みでない方は、ぜひお読みいただければと思います。
平屋は2階家と違って、天井を自由に高くできるメリットがあります。
そのメリットを最大限活用するように、思いっきり天井を高くすると、狭い部屋が、開放的で広々した空間になります。
そして、その縦の広々空間の中に、ロフトを設けるといいです。
ロフトも高さ制限は、ありますが、様々な用途で使えますので、狭い平屋では、ぜひ導入すべきものです。
20坪以下の平屋であれば、LDK以外の個室は、多くても2部屋以下にしたいところです。
個室の数が増えると、その分、パブリック空間のLDKが狭くなります。
LDKは家族皆がくつろぐ場所なので、家の中では、一番快適な空間にすべきです。
個室を広くとると、どの部屋も中途半端な広さになって、実に味気ない、楽しくない家になるのでご注意ください。
廊下というのは、ただ通るだけのスペースであれば、無駄なスペースです。
この無駄な廊下を極力なくす間取りがいいです。
個室の出入口を、直接、LDKの中に設ければ、部屋へ通じる廊下は不要になります。
狭い平屋なので、できる限り廊下は設けない間取りにすることが重要です。
以上が、狭い20坪以下の平屋を広々快適な空間の家にするための、間取りで注意すべき4つのポイントです。
ここで、先程の記事でご紹介した平屋15坪の間取りを、この3つのポイントでどうなのか、あらためて確認しておきたいと思います。
出典:TALO
1つ目のポイントは、当然、記事の中でも解説していますが、完璧にクリアしています。
できる限り個室を狭く、その分、最大限にパブリック空間ぼLDKを広くしようという間取りです。
2つ目のポイントも完全にクリアしています。
天井を高くし縦の空間を使った開放的な間取りです。
平屋のメリットを最大限活かし、天井を高くし、開放的な空間をつくり、部屋の狭さを感じないと思います。
3つ目のポイントも問題ないです。
間取りでは、個室の数は、2つと限界ですが、各個室を狭くし、その狭さをロフトを設けることで、感じさせない素晴らしい工夫が見られます。
4つ目のポイントですが、この間取りには廊下は一切ありませんし、さらに、独立した玄関ホールもありません。
玄関ホールを、まるでLDKの一部のように思わせる工夫が、この間取りにはあります。
この15坪の平屋の間取りですが、本当によくできています。
ちなみに、コンパクトにまとまったこちらの15坪の平屋ですが、特にご夫婦のシニア、単身のシニアには、暮らしやすそうな間取りの家です。
出典:住友林業の家
この平屋1LDK(南玄関)は、約19坪(正確には延床面積18.53坪)とかなり狭いです。
しかし、個室の数を1つとし、間取りを1LDKにしたことで、10畳もの広さの寝室、さらにはLDKに18畳もの広さを確保できました。
ご夫婦又は一人暮らしのシニアの方が快適に住める間取りのお宅です。
LDKを中心に、洗面、浴室にも、さらに個室にもすぐに行けるコンパクトにまとまった、動線のいい間取りの家で、シニアには生活しやすい家です。
また、LDKにいても、個室にいても、家のどこにいても、家族の気配を常に感じられる点も、何かと不安なシニアには、住みやすいポイントです。
ちなみに、LDKが18畳という広さは、一番人気の広さで、19坪の平屋で、ここまでできたのは、やはり部屋数を少なくしたからです。
先程の間取りで注意すべき3つのポイントは、当然ですが、全てクリアされています。
プライベート空間とパブリック空間にメリハリをつけた間取りですし、天井を高くし縦の空間を使った開放的な間取りでもあります。
さらに、1LDKと、部屋数の少ない間取りです。
また、この間取りにも余計な廊下というスペースが一切ないのもいいです。
19坪ととても狭い間取りの平屋ですが、実に快適な家に仕上がっており、特に、定年でリタイアしたシニアのご夫婦や一人暮らしのシニアには、とても暮らしやすい家です。
出典: 株式会社 ロジュマン工房
こちらは、平屋2LDK(南玄関)の間取りで、広さは約19坪(正確には、延床面積18.53坪)です。
19坪の平屋と、これもかなり狭いですが、個室を2部屋にでき、子供の小さい若い世代の方が快適に住める家です。
個室を2部屋の内、子供部屋を4畳半と狭くし、メリハリを付けてパブリック空間のLDKを広くしようと意図する間取りです。
LDKも充分な広さを確保できているので、家族皆が、ここで快適に過ごせそうです。
いわゆる廊下という、ある意味余分なスペースが一切ないのもいいです。
ちなみに、こちらの19坪の平屋は、先程の平屋1LDKと比べると個室が1部屋多い2LDKの間取りですが、シニアにも住みやすい家です。
ご夫婦のシニアの方であれば、寝室を分けることも可能ですし、また、ご夫婦の寝室に、もう1部屋を趣味の部屋や来客用の部屋としても使えます。
もちろん単身のシニアの方にも、寝室以外に、もう1部屋の個室を確保できるので、より余裕のある生活が可能の家です。7
いずれにしても、コンパクトな家で、動線も良く、シニアにはとても優しい間取りの平屋です。
以上が、20坪以下の狭い平屋の間取りについての解説です。
狭い平屋を、どうやって快適な空間の家にするのか、間取りで注意すべき4つのポイントを解説しました。
おわかりいただけましたでしょうか。
ついつい部屋数を増やしがちですが、そこは、もう少し慎重になってください。
20坪以下の限られたスペースを、どのような空間として使うのが、家を快適なものにできるのかを、よく考え、間取りプランを行うといいです。
本記事では、平屋19坪の間取りの実例をご紹介しましたが、コンパクトな平屋は住みやすく、特にシニアの方にはおすすめです。
あなたも、次の4つのポイントに注意し、快適な平屋を建ててください。
ぜひ、あなたの平屋の家づくりを成功させてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■平屋の間取りについて、よりわかりやすくするため、19坪の平屋と具体的な説明に変更し、さらにシニアの方が、いかに暮らしやすい間取りであるかも追加しました。(2022/912/3)