村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
2階をリビングにすべきか否かは、そのメリットとデメリットを比較し検討する必要があります。
実際に、私が、どのように検討し、自宅のリビングを1階にしたのか、ご紹介します。
2階にリビングを設けるか否かの判断は、メリットとデメリットを比較し、検討することが重要です。
そこをいい加減に行うと・・
なぜ、リビングを2階にしてしまったのだろうかとか。
なぜ、2階にリビングをつくらなかったのだろうかとか。
おそらく、あなたは、後で失敗したと悔やむことになると思います。
くれぐれもご注意ください。
メリットとデメリットの比較することの重要性については、次の記事で、詳細を解説しています。
まだ、お読みでない方は、ぜひ、そちらもお読み頂ければと思います。
今回は、私が自宅を建てる際に、どのように検討し、判断した結果、リビングを1階にしたのかを解説します。
2階リビングのメリット、デメリットを、どのように比較したのか、具体的に解説したいと思います。
メリット、デメリットは、それぞれいくつかありますが、私が、どこを特に重視したのかをお話します。
あなたの家づくりに参考になる内容なので、失敗しないためにも、ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。
まず、私が最も重視した2階リビングのメリットについて解説します。
まず、リビングを2階にするメリットですが、こちらの記事にあるように、いくつかあります。
そのうち、私が最も重視するのが、日当たりが良くなるメリットです。
1階リビングでは、日当たりが悪いのを、リビングを2階にすることで、日当たりを改善できるメリットです。
もし、自分の自宅が、こういった状況であれば、まず間違いなく、日当たりを良くするメリットを享受するために、リビングを2階にします。
なぜ、私が、このメリットを最も重視するのかお話しておきます。
仮に、都市部の住宅密集地のような、採光や風通しが厳しい場所に家を建てるとします。
例えば・・商業地域に家を建てる場合です。
建ぺい率100%の住宅密集地域で、敷地の面積が狭く、道路に対する間口が狭いようなケースです。
こういった場所に、2階、3階の家を建て、その1階にリビングをもってきても、採光、風通しの面では厳しいはずです。
本来、家族皆がくつろぐリビングは、明るく、日当たりよく、快適な空間であるべきですが、1階リビングでは、1日中、日当たりが悪いです。
暗く、ジメジメした感じのリビングでは、家族は、そこで過ごしませんよね。
そもそも、これでは、リビングを設ける意味がないです。
さらに、例をあげます。
例えば・・準工業地域のような場所に家を建てるケースです。
建ぺい率が60%と多少余裕があるとします。
しかし、敷地の面積が小さく、道路に対する間口が狭いと、やはり1階のリビングでは、採光、風通しは厳しいです。
もう1つ例をあげます。
例えば・・私の自宅がある第一種低層居住専用地域で家を建てる場合です。
建ぺい率が40%の住宅環境としてはいいのですが、道路に対する間口が狭く、奥に長い敷地であったり、自分の家の前面にすぐ隣の家が建っているケースです。
こんな状況では、やはり1階のリビングでは、採光、風通しで厳しいです。
このように、外の光を居室に充分取り込めず暗いとか、風の抜け方が悪い、風通しのよくない土地に家を建てる場合には、2階のリビングは、大きなメリットがあります。
リビングを2階にし、さらに建物の間取り(屋根の形状、テラスやバルコニーの設置など)を工夫することで、採光、風通しを、大きく改善することが可能です
こういった日当たりを改善できるメリットがあるのであれば、私は、デメリットより、このメリットを重視し、リビングを2階にします。
あなたは、いかがでしょうか?
2階リビングには、いくつかメリットがあります。
そのメリットを享受する間取りにし成功した事例5件をご紹介します。
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
2階リビングに成功した事例を、いくつかご紹介します。
こちらは、住宅密集地に建つ家のケースです。
リビングを2階にし、外にバルコニー、さらに壁面上部に窓を設けたことで、採光、風通しのいい、快適なリビングにすることができた成功事例です。
木のぬくもりが感じられる、実に落ち着く、あたたかみのある空間のリビングです。
こちらの事例も、リビングを2階にし、外に大きなバルコニーを設け、さらに壁面に窓も設けています。
2階なので天井も高くすることができ、より開放的で、快適な空間になっています。
日当たり良く、明るく、風通しのいい、さらには眺めも良く、居心地良いリビングです。
バルコニーの手摺を高くし、目隠しになるので、プライバシーも守られたリビングになっている成功事例です。
外のバルコニーは外の視線を気にすることなく、くつろげる、リビングの一部、アウトドアリビングとしても使えます。
こちらも2階のリビングで、外に大きなバルコニーを設け、そこに対し大開口を設け、外の光、風を思う存分取り入れることに成功した事例です。
外の大きなバルコニーでは、バーベキューを楽しむこともできます。
完全にプライバシーも守られた空間なので、居室でくつろぐかのように、読者をしたり、食事やお茶をしたり、昼寝をしたり・・本当に楽しそうです。
2階リビングは、間取りを工夫することで、こういったワクワクするようなアウトドアリビングを、つくることも可能です。
こちらの2つは、家が建つ場所が高台で眺めがいい場合です。
どちらも昼間のものですが、すごい眺望です。
画像はないのですが、おそらく夜は、夜景がすごくきれいだと思います。
この2つの事例にように、抜群の眺めを楽しめるように、リビングを2階にするケースです。
1階のリビングでも採光や風通しで問題ない場合でも、眺望を楽しむために2階リビングを採用するケースもあります。
以上、5つの事例をご紹介しました。
2階リビングには、デメリットもありますが、メリットもあることが、よくご理解頂けたと思います。
このメリットのうち、私は、日当たりを、最も重視していますが、あなたは、何を重視しますか?
2階リビングにするか否かは、こういったメリットと、デメリットを比較し、決める必要があります。
そして、あなたが、デメリットより、メリットの方を優先するなら、ぜひ、2階リビングにするのがいいと思います。
2階リビングで失敗しないコツは、まさに、このメリット、デメリットの比較検討を、しっかり行うことです。
これまで2階リビングのメリットについてお話しました。
ここでデメリットについても、私が、どう判断したのかを、解説します。
そして、最終的に、どのような根拠で、リビングを1階にしたのか、お話します。
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
2階リビングには、こちらの記事で解説している通り、複数のデメリットがあります。
私の場合は、デメリットのうち、庭を使わなくなるデメリット、老後暮らしにくいというデメリット、この2つを最も重視しています。
まず、1つ目のデメリットです。
リビングを2階にすると、庭との距離が離れ、庭を使う機会が減るというデメリットです。
庭とリビングをゆるくつなぎ、外の空間を、リビングに取り込むような、庭の使い方はできません。
当然、庭でバーベキューやガーデニングをすることも減るはずです。
次に2つ目のデメリットです。
リビングは、一日を通して一番長く過ごす場所であり、老後においても同じです。
そのリビングを2階にするということは、階段を使って、その場所に行く必要がありますよね。
要するに、老後も、毎日、階段を使う必要があるということです。
それは、足腰が弱った高齢者には負担になり、暮らしにくいというデメリットです。
これまでお話した通り、2階リビングには、メリットもあり、デメリットもあります。
既にお話した通り、私が最も重視している、メリット・デメリットは、次の通りです。
メリットは、日当たりの改善です。
そして、デメリットは、庭を使わなくなること、そして、老後の暮らしにくさです。
こういったメリット、デメリットを比較した結果、次の3つの理由で、2階リビングにしませんでした。
それぞれの理由を解説していきます。
私の自宅が、第一種低層居住専用地域で建ぺい率が40%とかなり厳しい場所であること。
今後、隣の建物で、日当たりや風通しが悪くなるようなケースは、まずあり得ないこと。
さらには、南面に道路があり、その道幅も広く、前の家とも距離があること。
これらの状況から、1階でも、充分な日当たり、採光、風通しを期待できること。
つまり、私が最も重視している、日当たり改善のメリットを享受する必要がないということです。
1階のリビングでも、日当たりはよく、何ら問題ないということです。
室内のリビングの延長線上に、完全にプライバシーが守られた大きなアウトドアリビングを設けたかったこと。
その場所で、好きなアウトドアを楽しみたかったことが2つ目の理由です。
ちなみに、以下の記事は、先日、アウトドアリビングで、薪ストーブ用の薪割をした時のツイッターの投稿です。
薪ストーブの季節です。薪を細く割ってみました。子供でも薪割りができると評判のキンドリングクラッカーの威力、すごいです。30分程でこれだけ、いい運動です。 pic.twitter.com/27cP05q8LH— 元サラリーマン大家 村上悠 @多拠点居住スタイル満喫! (@webadviser) December 21, 2019
2階リビングにすることで、庭を使わなくなるといったデメリットがあるので、2階リビングにしませんでした。
一日を通じて、リビングで過ごすことが多く、今後もその暮らし方は同じ。
老後の生活を考えると、やはり足腰が弱ってくるので、1日で一番長く過ごすリビングは、1階にしておくべきと考えたのが、3つめの理由です。
リビングが2階だと、そこに行くための階段の昇り降りの回数が増えるのではないかと。
足腰の負担が大きい、階段の昇り降りを減らしたいと考えました。
まさに、2階リビングの老後の暮らしにくさのデメリットを重視し、リビングを1階にしました。
なお、この2階リビングと老後の生活との関係は、さらに考察すべき点が沢山あるので、別の記事で、解説したいと思います。
仮に、自宅の立地状況が、1階リビングでは、一日中、日当たりが悪いとします。
その場合、2つのデメリットはありますが、日当たり改善のメリットを最優先し、迷うことなく2階リビングにします。
このように、メリット、デメリットを、よく理解し、さらに、その中で、何を最優先に考えるか、何を最も重視するかを、はっきりさせること。
それをベースに、2階リビングにするか否かを検討するのが、まさに、2階リビングで失敗しないためのコツです。
以上、2階リビングで失敗しないためのコツを、私の経験をベースに解説をしました。
最後に、2階リビングで失敗しないための注意すべき点を、お話します。
まず、中には、都市部の住宅密集地のように、かなり厳しい過酷な条件の場所に家を建てる方もいると思います。
そんな方に、ぜひ、申し上げたいのは、決してあきらめないでくださいということ。
リビングを2階にすることで、日当たり良く、明るく、風通しの良い、さらにはプライバシーも守られた、開放的で快適な空間にすることができます。
かなり厳しい状況でも、見事に、2階リビングで、理想の住まいを建てることができたという方は多くいらっしゃいます。
あなたは、どのような場所に家を建てますか?
厳しい条件の土地ですか?
それとも、日当たりのよい、条件のいい土地ですか?
眺めは、どうですか?
家を建てる場所の状況、建てたい家の形状、さらには、あなたの住まいに対する要望など、全てを考慮し、リビングを1階にするのか、2階にするのかを、決めていただければいいと思います。
その際には、まず、メリット、デメリットをしっかり理解し、その上で、さらに何を重視し、最優先するかを決め、その基準で2階リビングにすべきか否かを判断してください。
そこまで行えば、まず間違いなく、2階リビングで失敗することは、ないはずです。
この記事を参考に、あなたの家づくりを成功させてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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住宅展示場に行かず、まずは「タウンライフ家づくり」のサービスで情報収集するのが賢い選択です。
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■記事を大幅に修正しました。(2021/3/2)