村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
あなたは、建売住宅の購入を検討されていますか?
もしそうなら、ぜひ、建売住宅の購入後に、後悔しないために、本記事をお読みいただければと思います。
本記事では、建売住宅を購入し、後で後悔しないための注意点を解説します。
まず、興味深い国土交通省の調査結果についてお話し、その後に、建売住宅のメリットとデメリットについて解説します。
くれぐれも、ただ価格が安いからという理由だけで、建売住宅を購入してはいけません。
ぜひ、建売住宅のメリット、デメリットを、よく理解した上で、購入するようお願いします。
後で後悔しないためにも、本記事を、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
それではスタートです。
それでは、まず、国土交通省が定期的に実施しているアンケート調査の結果をご紹介します。
それは・・
建売住宅を購入される方に対し行ったアンケートで、「家を購入する際に、何を優先したのか?」といったものです。
アンケート調査の結果は、以下の通りでした。
一方で、同じアンケートを注文住宅の購入者にも実施しているのですが、結果は、次の通りです。
ここで何がわかると思いますか?
建売住宅を購入される方の多くは、家の性能やデザインを重視するのではなく、まずは、家の間取りや部屋数、そして広さを優先するということです。
高気密高断熱、地震に対する耐震性、安全性等、家に対し高い性能を求め、さらに独特のデザインを求める注文住宅の購入者とは、大きく異なります。
実は、ここからが重要なのですが、この事実を、建売住宅の業者が知っているということです。
建売住宅のお客さんが何を求めているのか、何を優先しているのかを、知っているということです。
そして、建売業者は、そういったお客さんの要望を満たす家を、日々開発し、提供しているということです。
なぜ、こんな話をするかは、「建売住宅のデメリット」のパートを、をお読みいあただければ、わかると思います。
それでは、建売住宅のメリットについて解説します。
建売住宅のメリットは、次の2つです。
建売住宅の最大のメリットは、価格の安さです。
注文住宅よりも、かなり安い価格で購入することができることが可能です。
建売住宅は、土地と建物がセットで販売されるので、当然、土地だけで取引する場合にかかる費用(例えば、仲介手数料とか)は、一切かかりませんし、外構費もかなり安くできます。
また、注文住宅のように、施主と業者で何度も行われる打合せも不要なので、その分、費用は安くなります。
こういった理由と、さらには、建売業者の中には、材料を大量に仕入れることで、コスト削減し、価格を安くすることに成功している業者もいます。
あと、価格が安い理由としては、次のパートで詳しく解説しますが、家の性能を、最低限に押さえていることも、安さの理由です。
建売業者は、いかに価格を安くするか、日々、開発し、努力しています。
建売住宅は、一般的に、完成物件を購入することになるので、購入する前に、現物を確認できます。
その家の性能はどうなのか、その仕様はどうなっているのか、価格はいくらなのか、全て確認できます。
その家の性能、仕様を、自分で確認するか、又は、知識不足でそれができない場合には、調査を業者に依頼することもできます。
実際に家を見た上で購入できる、現物を確認して買うのでリスクが少ないというのは、建売住宅の大きなメリットです。
ただし、建売住宅の中には、更地で売っているものもあります。
まだ家が建っていない状態ですが、確認申請がおりていると、販売できます。
こういった建売住宅は、現物の確認ができないないので、リスクがあり、注意が必要です。
次に建売住宅のデメリットを解説します。
デメリットは、ズバリ!建売住宅、家の性能が低いことです。
先程、国土交通省のアンケート調査の話をしましたが、ここに大きく関係しています。
さらに続けます。
建売住宅のデメリットは、まさに、この品質の低さです。
行政の要求する、ここまでの性能の家をつくらなければいけないという、断熱基準、耐震基準等が、あまりにも低いのですが、その基準で、建売業者は家を建てます。
まず、超断熱の性能のいい家を、安く売るようなことは、建売業者は行いません。
たまに、長期優良住宅の建売がありますが、それは、かなり珍しいケースです。
ハッキリ言って、注文住宅と比べると、かなり性能は低いと思います。
では、なぜ、建売業者は、性能の低い家を販売するのでしょうか?
性能が低い家では、売れないと考えるのが普通だと思いますが、なぜだと思いますか?
その理由は、2つです。
1つは、先程のアンケート結果に関係します。
つまり、建売住宅を購入される方は、「間取り、部屋数、広さ」を優先し、性能やデザインは、重視していません。
多少、家の性能が低くても、デザインが普通でも、間取りが良く、部屋数、広さがあり、価格が安ければ、お客さんは購入するということです。
値段の安さと、外観の美しさ、わかりやすい、間取り、部屋数、広さで、建売住宅は、つくれば売れるのです。
住宅の性能を、注文住宅のように、重要視する必要がないということです。
建売業者は、わざわざコストをかけて、性能の高い家を建てなくても、家は売れるので、当然、そこそこの性能の家を建てるわけです。
建売業者は、家を、効率よく短期間で建て、大量に販売する業者が多いです。
住宅の性能や品質を重視するより、数で勝負する業者がいるということです。
人気があり、売れやすい一般的な間取りで、そこそこの性能の家を、大量に建て販売するのです。
この2つの理由から、建売住宅の性能は、低いのです。
この住宅の性能の低さが、建売住宅の最大のデメリットです。
ここで注意点です。
建売住宅の中には、ハウスメーカーの建売住宅もあります。
ハウスメーカーの建売住宅は、ブランド力や品質を兼ね添えながらも低価格であるという点が特徴です。
これまで解説してきた、いわゆる建売業者とは、異なります。
以上が建売住宅のメリット、デメリットです。
最後に、建売住宅で後悔しないための注意点について、まとめます。
まず、建売住宅のメリット、デメリットをよくご理解ください。
その上で、あなたが、家に対し、どの点を重視しているのかを、まず整理してください。
それにより、建売住宅、注文住宅のどちらにするかを決めればいいのです。
とにかく価格優先で、多少、性能が劣っていても、自分に合った、間取り、部屋数、広さがある家であればよい。
こういった方は、建売住宅でも問題ないと思います。
ただし・・
注文住宅がいかに、性能面でも優れているのかを、知らない方は、そのことを知るべきです。
その上で、建売住宅を購入しないと、きっと、こんなはずではなかったと、後悔するはずです。
注文住宅の性能、仕様を知る意味では、おすすめは、ハウスメーカーのカタログをご覧になられるといいです。
いくつかのカタログを見れば、だいたいの住宅の性能、仕様というのが、おわかりいただけれと思います。
まずは、注文住宅が、どういうものかを確認するために、カタログを取寄せてみてください。
ちなみに、私も利用しましたが、こちらの記事のサービスは、役にたつと思います。
注文住宅はカタログ・資料請求からスタートすることが重要!
複数のハウスメーカー、複数の工務店を比較検討する際に、活用されるといいです。私も使いましたが、効率よく、スムーズに進めることができました。
最後に、建売住宅で後悔しないための注意点のまとめです。
ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。