村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、書斎に必要な広さについて解説したいと思います。
実際に、自宅の2畳のしかも階段下の狭い書斎を使ってみた、私の感想もお話します。
新築を考えている方は、皆さん、ご主人に多いのですが、書斎を希望されます。
やはり、書斎はあこがれで、男の隠れ家であり、夢でもあるからだと思います。
しかし、現実は・・
そもそも狭い家の中に、そんな贅沢な空間は、無理だとか。
書斎をつくるくらいなら、その分、家族皆が過ごすLDKをもっと広くした方がいいとか。
書斎の導入は、結構、ハードルが高いようです。
あなたは、この書斎に、どれくらいの広さ、何畳くらい必要だと思いますか?
ここで、大きな誤解があります。
皆さん、最低でも3畳~4畳半は必要なのではないかと思われている方が多いです。
実は、書斎は、2畳あれば、広さとしては充分で、その狭い空間が、すごく快適です。
実際、私の自宅の書斎は、2畳しかなく、正確には、もっと狭く、おそらく1.8畳くらいだと思います。
さらには、その書斎は、一部が階段下の空間にあります。
本記事では、この2畳の階段下の狭い書斎が、いかに快適か、メリットも含め解説します。
実際に、自宅の書斎で、私が実践している、書斎の快適化での注意点もお話します。
せっかく新築で家を建てるのだから、そう簡単に夢の書斎をあきらめないでください。
夢をかなえた、より理想に近い家を建てるためにも、ぜひ、書斎について、じっくり検討してください。
あなたの家づくりを成功させるために、ぜひ、本記事を最後までお読みいただければと思います。
本記事の内容:
※この記事を読みいただけば、書斎は狭い方が、かえって快適だということが、わかると思います。
まず、私が建てた自宅の狭~い書斎をご紹介します。
ぜひ、参考になさってください。
こちらが、2畳の階段下の書斎の間取りです。
書斎は、2階の南側にあるのですが、その一部が、3階の6畳の屋上、6畳の小屋裏収納に上がるための急階段の下にあります。
大きな机は、大工さんにお願いをしてつくってもらいました。
本棚は、この間取り図には記載ありませんが、もともと所有していたものを1つ、この狭い書斎に設置しています。
さらに、机の下には、このサイズにぴったりな6つの引き出しの付いた棚を、こちらも、もともと所有していたものを、設置しています。
結局、大工さんにつくってもらったものは、大きな作り付けの机だけで、他は、全て既成のものを利用しています。
ちなみに、狭い空間ではありますが、照明と冷暖房は、しっかり設備を設けております。
書斎には、鍵は付いていませんがドアもあって、本当に一人静に集中したい時は、ドアを閉めて、完全独立の空間にできます。
ちなみに、この本棚、机の下の棚も、大工さんにつくってもらうとなると、費用が、大幅にアップすると思います。
お持ちの家具で利用できるものであれば、コスト削減の意味でも、活用された方がいいです。
こちらは、書斎の写真です。
書斎が2階にあるため、このように天井を高くすることができました。
天井がかなり高く、上にも窓があるので、書斎は、かなり明るく、気持ちのいい空間になっています。
縦の空間が広いので、書斎の狭さは、ほとんど感じません。
ここで誤解のないよう補足いたします。
たまたま、私の書斎は、このように縦の空間を広くしましたが、仮に、天井をもっと低くし、上部に窓を設けなかったとしても、全く問題ないと思います。
ここは、あくまでも書斎なので、かえって、より集中でき、落ち着ける空間になったと思います。
それでは、次のパートで、この書斎を使ってみた感想、狭いがゆえの様々なメリットをご紹介していきます。
私が自宅の、2畳で階段下の狭~い書斎を使って実感した、狭さゆえの、心地よさ、メリットをご紹介します。
2畳の階段下の狭い書斎を、日々使ってみて実感した、狭い書斎のメリットは、次の5つです。
それぞれ解説します。
2畳の狭い空間だと、不思議なくらい、集中でき、すごく落ち着けます。
読書をしたり、何かを書いたり、考え事・・・・作業するには、最高の空間です。
ちなみに、狭い空間だと、集中でき、落ち着けるということで、以下のような商品が人気です。
この商品、「Pause Pad」(ポーズポッド)という商品で、数秒で自分1人の空間をもてるといもの。
その中に、瞑想、昼寝、読書など、リラックスできると大人気の商品で、品切れ状態だそうです。
これと似た商品は、他にもあり、どれも人気です。
こういった商品が、実際に販売され人気という事実からも、狭い空間は、リラックスでき、集中でき、落ち着けるということだと思います。
書斎には、机、本棚、文具や小物を収納できる棚があり、そして座り心地の良い、お気に入りの椅子があれば、それで完璧です。
2畳の狭い空間だと、椅子に座ったまま、机の上のモノにも、本棚の本にも、収納棚の引き出しの中にも、全て、手が届きます。
椅子に座ったままで、必要なモノ、全てに手が届くというのは、かなり作業効率がいいです。
短時間で、難しい作業を、集中して終わらせたい時には、この狭い書斎は、最高の環境です。
当然ですが、狭い空間ですと、暖房、冷房の効率がすごくいいです。
冬であれば、すぐに部屋は暖かくなりますし、夏が涼しくなります。
すぐに、快適な環境にすることができ、そこで作業ができるので、本当に素晴らしいです。
これが、4畳半、6畳・・となると、部屋を快適な温度にするには、それなりの時間がかかります。
例えば・・
寒い冬に作業をするのに、部屋が暖まるまで、作業を始めるのを待つか、寒い中でブルブル震えながら作業をすることになりますよね。
狭い書斎が、いかに快適で、素晴らしいかが、おわかりいただけると思います。
2畳程度の狭い書斎であれば、他の部屋への影響は大きくないはずです。
ましてや、階段下のデッドスペースを利用するのであれば、さらに影響は小さいはずです。
2畳という書斎は、その分、他の部屋を広くできるというメリットもがあります。
ぜひ、書斎の導入をご検討いただければと思います。
狭い部屋なので、当然、その分の費用も安くすみます。
なお、先程もお話しましたが、書斎に必要な、机、本棚、収納棚は、できる限り既成のものを利用されるといいです。
大工さんに、家具をつくってもらうとなると、それなりに費用はかかりますので、ご注意ください。
なお、狭い書斎のデメリットですが・・
私が、実際に自宅の書斎を使ってみた感想では、特にデメリットはありません。
ただ・・
当然ですが、広いスペースが必要な作業は、2畳の空間で、効率よくやるのは、難しいという点くらいでしょうか。
次に、狭い書斎をより快適にする上での注意点を解説します。
注意点は次の2つです。
それぞれについて解説します。
限られた空間なので、不必要に大きな家具は設置しないように注意が必要です。
書斎に必要な机、本棚、そして収納棚のサイズは、書斎に、ピッタリなサイズに、スッキリ設置できるよう、事前にシュミレーションしましょう。
サイズが大き過ぎて、部屋の中にいて、狭く、圧迫感を感じるようではダメです。
書斎のドアの開け閉めに支障があるのも、それだけで、すごくストレスになるので、注意が必要です。
書斎の中では、スムーズに動け、それほど狭さを感じない、むしろ狭さを心地よく感じられるよう、適度なサイズのものを、よく吟味して決めるといいです。
書斎で、パソコンやプリンターを使い、作業をするケースも多いと思います。
作業をする際の、パソコンの位置や、自分の位置などを考慮して、コンセントの位置を決めるようにしてください。
特に、机の上のパソコンやプリンターの電源を、どう確保するのかは注意が必要です。
コンセントの位置に問題があると、狭い書斎の中を、不必要に、電源のケーブルが、ごちゃごちゃ、はわせることになり、見栄えも、使い勝手も最悪です。
狭い書斎の中に、電源ケーブルが、ごちゃごちゃした状態にしないよう、ご注意ください。
次に、書斎の導入事例を、いくつかご紹介します。
作り付けの机と本棚だけですが、これであれば2畳も必要ないと思います。
実に落ち着ける空間の書斎です。
L字型の机、本棚、収納棚もあって、作業効率が良さそうな書斎です。
書斎の前面には、窓もあって、快適な空間にです。
少し、部屋も机も変形な書斎で、実におしゃれな空間に仕上がってます。
おそらく、デッドスペースになりそうな空間を、上手に活用したのだと思います。
こちらも、ちょとした作業のできる、書斎コーナーです。
完全な個室にするのではなく、リビングの一角を、こういった家族の書斎コーナーを設けるのもいいアイディアです。
以上、書斎の広さについて解説しました。
本記事では、私の自宅の2畳、階段下の書斎をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
次の5つの点でも明らかなように、狭い空間が、いかに素晴らしいか、おわかりいただけたと思います。
書斎は、本当に、素晴らしい空間です。
ぜひ、書斎の導入を、ご検討いただければと思います。
その際には、ぜひ、2つ点に注意をし、ぜひ、快適な書斎をつくってください。
本記事を参考に、ぜひ、素晴らしい書斎のある家づくりを成功させてください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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面倒な営業を受けることなく、家づくりに役立つ情報を、短時間に効率良く、集めることができる「タウンライフ家づくり」です。
今回の記事のテーマでもある書斎について、あなたが希望する、素晴らしい書斎プランの提案を受けることができます。
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新型コロナウイルスにより、私達の暮らしは大きく影響を受けました。
特に仕事への影響は大きく、仕事の進め方、スタイルそのものが大きく変わりました。
私は、現在、100%自宅で仕事を行っております。
自宅の書斎という空間に、つくづく、ありがたいと感じてます。
その感想も含め、少し、お話したいと思います。
現在、テレワークにより、在宅勤務を積極的に推進する企業が増えており、この流れは、新型コロナウイルスが終息した後も、大きく変わることはないと思います。
自宅においても、仕事を行えるワークスペース、書斎を確保することは、今後、ますます重要になってきます。
ぜひ、新築の際には、ご自宅でも、会社と同じ状況で、仕事に集中できる空間をつくるべきです。
間取りプランの際には、LDKと同じように、こういったワークスペースや書斎についても検討してください。
実は、私は、何年も前から、会社だけでなく、自宅でも仕事を行っておりました。(現在は100%、在宅勤務ですが)
現在の自宅は、間取りプランのタイミングで、家でも仕事ができるよう、書斎を強く希望しました。
ただ・・書斎を広くすると、その分、LDKや家族の個室が狭くなるので、そことのバランスが難しかったです。
設計士と何度も打合せを行った結果、屋上に上がる階段下のデッドスペースの活用です。
デッドスペースを活用することで、実質的な書斎の広さを狭くすることに成功し、他の居室空間への影響を、最小限にできました。
この書斎は、記事でもお話しましたが、一部が階段下で、2畳と狭いのですが、仕事に集中できる、最高の空間です。
ドアを閉めることで、完全な独立した空間になり、家族の会話やテレビの音も聞こえなくなります。
逆にドアを開ければ、閉塞感は全くなく、家族の気配を感じることができます。
また、大きな窓もありますし、エアコンも設置してありますので、寒さ、暑さ、換気の面でも完璧です。
現在は、100%、自宅のこの書斎で仕事を、行っていますが、本当に、この空間があることの、ありがたみを強く感じています。
書斎は、机と本棚(小さいのでもOK)が置ければいいので、1畳でも、結構、使い勝手の良い空間になります。
ぜひ、あなたの新築に、ワークスペースや書斎の確保を検討されたは、いかがでしょうか。
2020/06/14
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■記事タイトルを、よりわかりやすくするために一部修正しました。さらに、新型コロナウイルスの影響で、100%在宅勤務となり、現在、自宅の書斎のありがたみを実感。書斎のメリットについて、実体験に基づく記事を追加しました。(2020/06/14)