全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータは空室対策に役立ちます!

全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータは空室対策に役立ちます!

 

全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータは空室対策に役立ちます!

2019/03/27

 

 

 

村上悠です。
経営する賃貸物件について空室時の各部屋のリフォーム、さらに大規模修繕を行ったことがあります。
特に空室対策リフォームに関しては、何度も経験があります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、全国賃貸住宅新聞が、毎年、発表する「入居者に人気の設備ランキング」についてお話します。


 

 

 

 

この人気設備ランキングは、全国賃貸住宅新聞社が、全国の不動産会社数百社に対し、アンケートを実施した結果をまとめたものです。

 

このランキングは、客観的なデータであり、極めて信頼性が高いので、どんな空室対策を行えばいいのか、その判断材料になります。

 

賃貸アパート、マンションの入居者が、今、どんな設備を望んでいるのかがわかります。

 

これにより、アパート等の空室対策リフォームで、まずは何から手を付けるべきなのかが、わかると思います。
参考になるはずです。

 

 

 

 

この全国賃貸住宅新聞のデータは、漠然とした入居者に人気の設備のランキングではありません。

 

もっと具体的に場合分けされたデータで、空室対策に使えるものです。

 

まず・・

 

■「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」

 

■「この設備がなければ入居が決まらない」

 

そして、さらに・・・

 

■単身者向け

 

■ファミリー向け

 

に入居者をパターン分したものになっています。

 

これにより、賃貸物件の状況に応じて、より具体的かつ効果的な空室対策を考えることができます。

 

■「周辺相場より家賃が高くても決まる

 

■「この設備がなければ入居が決まらない

 

これどちらも、オーナー、大家さんにとっては、大変興味があるはずです。

 

それでは、全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータを見ていきたいと思います。

 

 

 

全国賃貸住宅新聞について簡単に説明しておきます。
毎週月曜日発行/年間購読料17,000円
賃貸経営に役立つ情報や、最新の設備やサービスなど、時代の変化を細かく拾い出し、最新情報を提供してくれ、賃貸住宅の羅針盤とも言われています。
→ 詳細はこちら

 

賃貸経営をされている方には、ぜひ、お読みいただければと思います。
ただ、有料で購読しなくても、ネット上で確認するだけでも、かなり勉強になりますし、空室対策にも役立ちます。
ネットで読む際には、事前に会員登録をすることをおすすめです。
簡単な手続なので、ぜひ、やってみてください。

全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータをご紹介!

 

まず、全国賃貸住宅新聞の「入居者に人気の設備ランキング」の2017年度/2018年度版を、それぞれご紹介します。

 

あなたのアパート等の賃貸物件で、このランキングの設備が、どれくらいあるのかを、まず確認してみてください。

 

 

 

■2017年度の入居者に人気の設備ランキング

 

この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる
【2017年度】

単身者向け ファミリー向け
第1位 インターネット無料 インターネット無料
第2位 エントランスのオートロック エントランスのオートロック
第3位 宅配ボックス 追いだき機能
第4位 ホームセキュリティ 宅配ボックス
第5位 ウォークインクローゼット システムキッチン
第6位 浴室換気乾燥機 ホームセキュリティ
第7位 TVモニター付きインターホン 浴室換気乾燥機
第8位 独立洗面化粧台 ガレージ
第9位 防犯カメラ ウォークインクローゼット
第10位 システムキッチン エコキュート(電気)

出典:『入居者に人気の設備ランキング2017』全国賃貸住宅新聞

 

 

「この設備がなければ入居が決まらない」設備ランキング
【2017年度】

単身者向け ファミリー向け
第1位 室内洗濯機置き場 追いだき機能
第2位 TVモニター付インターホン 独立洗面化粧台
第3位 独立洗面化粧台 室内洗濯機置き場
第4位 洗浄機能付便座 TVモニター付きインターホン
第5位 インターネット無料 洗浄機能付便座
第6位 エントランスのオートロック システムキッチン
第7位 備え付け照明 ガスコンロ
第8位 宅配ボックス エントランスのオートロック
第9位 ガスコンロ ウォークインクローゼット
第10位 浴室換気乾燥機 エレベーター

出典:『入居者に人気の設備ランキング2017』全国賃貸住宅新聞

 

 

 

 

 

■2018年度の入居者に人気の設備ランキング

 

この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる
【2018年度】

単身者向け ファミリー向け
第1位 インターネット無料 インターネット無料
第2位 宅配ボックス 追いだき機能
第3位 エントランスのオートロック エントランスのオートロック
第4位 備え付け家具・家電 宅配ボックス
第5位 浴室換気乾燥機 システムキッチン
第6位 ホームセキュリティ ホームセキュリティ
第7位 独立洗面化粧台 ガレージ
第8位 防犯カメラ ウォークインクローゼット
第9位 ウォークインクローゼット 浴室換気乾燥機
第10位 システムキッチン 太陽光パネル(入居者個別売電)

出典:『入居者に人気の設備ランキング2018』全国賃貸住宅新聞

 

 

この設備がなければ入居が決まらない
【2018年度】

単身者向け ファミリー向け
第1位 室内洗濯機置き場 室内洗濯機置き場
第2位 TVモニター付きインターホン 独立洗面化粧台
第3位 独立洗面化粧台 追いだき機能
第4位 洗浄機能付き便座 TVモニター付きインターホン
第5位 インターネット無料 洗浄機能付き便座
第6位 エントランスオートロック システムキッチン
第7位 備え付け照明 エントランスのオートロック
第8位 宅配ボックス インターネット無料
第9位 ガスコンロ ガスコンロ
第10位 システムキッチン エレベーター

出典:『入居者に人気の設備ランキング2018』全国賃貸住宅新聞

 

 

 

 

 

ランキングについて補足説明です・・

 

全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータは以上です。
いかがでしたでしょうか?

 

 

 

 

ここで、ランキングの「この設備がなければ入居が決まらない」について補足説明です。
ランクインしている設備はいろいろありますが・・室内洗濯機置き場の設備が、極めて重要です。

 

これは、最低限必要な設備であって、これら設備がない物件は、選定の対象にもならないということです。
選んでもらえるチャンスがないということです。

 

ここで勘違いをされなしように。
この室内洗濯機置き場があることで、差別化になるということではないということです。
最低限の設備であって、この設備があれば、選んでもらえるチャンス、内見の結果、入居が決まる可能性があるということです。

 

空室対策では、この設備があって、さらに、何らかのアピールポイントが必要だということです。

 

ちなみに、私が経営する築30年近いRCマンションですが、「この設備がなければ入居が決まらない」にいくつも該当しています。
かなり空室対策のやりがいがありそうです。

 

まずは、この室内洗濯機置場から導入を検討しようと考えてます。

 

→ 関連記事「ワンルームマンションの室内に洗濯機置場がない場合のリフォームとは?

 

この賃貸物件は、今後も長く所有し続け、家賃収入を得るつもりです。
きっちり、空室対策を考えていこうと・・

 

今回ご紹介した全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年のデータですが、一つ一つ対応につき、詳細に解説していきたいと思います。

 

 

 

著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

経営する賃貸物件について、何年も前から、大家自ら直接で入居者を募集しております。
基本的には、不動産管理会社に任せているのですが・・
なかなか、満室にならない物件に関しては、以前から自ら直接募集をしています。
満室経営が難しい高級バイクガレージ、個性の強いコンセプト賃貸のガレージハウスも、これで何度も入居を決めています。
このネットを使う入居者募集のノウハウは、いわゆるネットマーケティングなので、入居者募集以外にも応用ができ、汎用性があります。
そういった経験に基づき、記事を書きたいと思います。

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

 

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報