1階に主寝室、2階に子供部屋!子供の成長とともに変わる3つのメリットとは?

1階に主寝室、2階に子供部屋!子供の成長とともに変わる3つのメリットとは?

 

1階に主寝室、2階に子供部屋!子供の成長とともに変わる3つのメリットとは?

2021/02/02  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームも何度も行ったことがあります。
そういった経験をもとに記事を書こうと思います。

 

今回は、1階に主寝室、2階に子供部屋を配する間取りのメリットについて解説をします。


 

多くの方が、新築の間取りで悩むのが、子供部屋の広さと配置についてです。

 

子供部屋を広くすると、他の部屋がその分狭くなるので、そのバランスを考え、子供部屋の広さをどうするのか?

 

皆さん、子供部屋の広さで苦労しています。

 

子供部屋の広さについては、次の記事で、私の自宅の例もご紹介しながら解説しましたので、お読み頂ければと思います。

 

 

 

 

今回は、子供部屋の配置について、特に、主寝室との関係で、間取りをどうすべきかを取り上げます。

 

夫婦で過ごす主寝室も大切だし、子供部屋の確保も重要。

 

どちらを、どこに配置するのがいいのか、皆さん、間取りで悩みます。

 

あなたは、主寝室と子供部屋の間取りを、どうすべきだと思いますか?

 

ズバリ!本記事では、1階に主寝室、そして2階に子供部屋を配する間取りが、ベストと考えます。

 

その1階に主寝室、2階に子供部屋を配する間取りには、3つのメリットが考えられ、

 

そのメリットは、子供の成長に応じて変わります。

 

子供が小さい時、子供が成長し、自分の部屋を欲しがる時、さらに、子供が成人し、独立した時。

 

それぞれの時に分けて、メリットについて、解説していきます。

 

子供部屋の配置決めは、間取り全体に影響するので、家づくりにとって重要です。

 

あなたの家づくりを成功させるためにも、ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

関連記事:
子供部屋だけ2階にする間取りの記事です。

 

 

 

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1階にLDKと主寝室・2階に子供部屋がある2つの間取りをご紹介

 

 

 

 

 

まず、1階にLDKと主寝室、2階に子供部屋を配する間取りをご紹介します。


 

 

まずは、1階にLDKと主寝室、2階に子供部屋を配する間取りをご紹介します。

 

1階の間取り

 

2階の間取り

敷地面積 217.80m2(65.8坪)
延床面積 124.40m2(37.6坪)
間取り 4LDK

 

 

1つ目の間取り間取りは、夫婦の寝室が一階にある2階建ての4LDKの戸建てで、夫婦と子供1人、家族3人でお住まいです。

 

参考にすべき点が多い、素晴らしい間取りですが、ここでは、主寝室、子供部屋について、解説していきます。

 

まず、1階に、21.5畳の広いLDKがあり、その隣にご夫婦の主寝室があります。

 

主寝室は6畳あり、3畳ウォークインクローゼットもあり、広い収納もあり、快適に過ごせる寝室です。

 

おそらく、子供が小さい時は、子供は、主寝室で昼寝をし、夜も、家族全員でここで寝るのだと思います。

 

この間取りでは、1階の主寝室が、LDKのキッチンの隣にあるので、寝室で寝ている子供に何かあれば、すぐに気付き、対応できます。

 

家事をしながら、小さな子供の世話もできると、動線がすごく考慮された間取りで、その点は参考になります。

 

そして、子供部屋は2階にあります。

 

将来、子供が増えることを想定し、広めに10.5畳の子供部屋になっています。

 

入り口は2つありますが、最初から壁で2部屋に仕切らないで、状況に応じて、簡単に仕切れる1つの部屋になっています。

 

子供の人数、子供の成長に応じて、柔軟に間取りを変えることができます。

 

ここは、子供部屋の間取りを検討される際に、ぜひ、参考にすべき点です。

 

さらに、この間取りでは、子供が外から変えると、一度、家族が過ごすLDKを通り、2階の子供部屋に行くことになります。

 

子供が、玄関から直接子供部屋に行くことが可能だと、親子間のコミュニケーションも減ると思いますが、

 

この間取りであれば、LDKで顔を合わせ、自然とコミュニケーションがとれると思われます。

 

子供が大きくなった時の親子間のコミュニケーションの促進という点でも、参考にできる間取りです。

 

この間取りは、LDK、主寝室、風呂洗面が全て1階にあります。

 

将来、子供が成人し独立し、夫婦2人だけで、この家で暮らす場合には、ほぼ1階だけで暮らすことができます。

 

1階だけで暮らせるので、まるで平屋に住んでいるのと同じです。

 

老後に暮らしやすいというのも、この間取りの特徴です。

 

 

 

出典:やすら木ほーむ(五藤社寺建設)

敷地面積 240.00m2(72.6坪)
延床面積 131.67m2(39.8坪)
間取り 4LDK

 

2つ目の間取りをご紹介します。

 

こちらのお宅は、夫婦の寝室が一階にある4ldkの間取りで、二階に2つの子供部屋と納戸があります。

 

一階には夫婦の寝室があり、洗面脱衣室、風呂、トイレ、LDK、さらには6畳の和室もあるので、子供が独立した将来、夫婦は一階だけで生活できます。

 

二階の2つの子供部屋、納戸は、毎日の生活で必須のものではないので、夫婦は、階段の上り下りをすることなく、一階のみで生活可能です。

 

足腰の弱った高齢の夫婦には、まるで平屋に住んでいるかのように、快適に暮らせまする間取りのお宅です。

 

後ほど詳しく解説しますが、夫婦の寝室が一階にある間取りは、ここが大きなメリットです。

 

さらに、こちらの夫婦の寝室が一階にある4ldkの間取りは、子供が小さい時も、とても使い勝手がいい間取りで、メリットがあります。

 

まだ子供が小さい時は、子供は、ご夫婦の寝室で一緒に寝るケースが多いと思います。

 

当然ですが、子供に合わせてずっと一緒に寝ているわけにはいかないですよね。

 

まだ子供が寝ている間でも、親は、家事を済ませたり他の事を行います。

 

むしろ子供が寝ている間こそ、子供の世話をすることなく、溜まった家事を済ませたり、集中して効率よく行えます。

 

そんな時に、子供が泣きながら起きれば、親は作業を中断し子供の所に行きますよね。

 

夫婦の寝室が二階にあれば、子供が泣いて起きる度に二階に行く必要があって、結構、大変です。

 

ご紹介した間取りのように、夫婦の寝室が一階にあれば、キッチンで家事を行っていても、すぐに寝室にいる子供の所に駆けつけることができます。

 

子供の気配を感じながら、家事を行うことができるので、とても家事効率もいいはずです。

 

ここも夫婦の寝室が一階にある大きなメリットで、この後、詳しく解説します。

 

そして、子供が大きくなれば、二階の子供部屋は、子供が自分の部屋として使います。

 

子供が自分の部屋に居る時間が増え、家族のコミュニケーションが減るケースが多いです。

 

しかし、ご紹介した間取りのように、二階への階段を、リビング・ダイニングの中に設ければ、子供は自室に行くのに、LDKを通ります。

 

家族が一番長く滞在するLDKなので、自然と親子が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションを増えます。

 

この点も、この間取りのメリットの1つで、ここも後ほど詳しく解説します。

1階に主寝室・2階に子供部屋の3つのメリットとは?

 

 

 

 

 

それでは、1階に主寝室・2階に子供部屋の3つのメリットについて解説します。


 

 

前のパートで1階に主寝室、2階に子供部屋の4LDKの間取りをご紹介しました。

 

この間取りからも、1階に主寝室、2階に子供部屋を配するメリットが、おわかり頂けたと思います。

 

子供が小さい時は、1階の主寝室で、家族全員で寝て、子供が大きくなり自室を欲しがるようになったら、子供は2階の子供部屋を、親は1階の主寝室を使うことで、それぞれのプライベート空間を確保します。

 

そして、子供が成人し、独立したら、今度は夫婦2人だけで、家で暮らすことになります。

 

この流れ、わかりますよね。

 

この子供の成長の流れに応じて、1階に寝室・2階に子供部屋の間取りのメリットは異なります。

 

それでは、それぞれのメリットについて解説していきます。

 

 

 

 

子供が小さい時のメリットとは?

 

 

子供の多くは、小さい時、おそらく幼稚園くらいまでは、まず、自分の部屋を欲しがりません。

 

一般的には、子供は、小学校の低学年~高学年から、自分の部屋を欲しがるようになります。

 

つまり、新築で、せっかく子供部屋を設けても、最初は、子供部屋としては使われることはないということです。

 

このことを前提に、メリットを考えたいと思います。

 

子供は小さい時は、親と一緒に、主寝室で、昼寝もし、夜も寝ます。

 

さらに、主寝室で遊ぶケースもあったりします。

 

主寝室が1階にあり、LDKも1階にある間取りの場合を考えてみます。

 

主寝室で寝ている子供の様子を、LDKに居ながら、常に気配を感じることができます。

 

子供の寝てる様子を確認し、子供が夜泣きしたり、子供が起きれば、その音や気配で、直ぐに気付き、素早く対応できます。

 

LDKのある1階に、主寝室を設けることで、家事と子育ての動線がよくなり、ここは大きなメリットです。

 

仮に、子供部屋が1階で、主寝室が2階とすれば、子供に何かあれば、その都度、階段を使って2階に行く必要があり、かなりの手間です。

 

階段の上り下りは、結構、大変なので、このメリットは大きいです。

 

 

 

 

子供が大きくなった時のメリットとは?

 

 

多くのケースで・・

 

子供は、中学に行くようになる頃から、徐々に、自室の子供部屋で過ごす時間が長くなり、結果、親子間のコミュニケーションが減ります。

 

仮に、子供部屋が1階にあり、玄関から子供部屋に直行できる間取りとします。

 

その場合、親と一度も会わないで、子供部屋に行けるの、親子のコミュニケーションは、かなり減るはずです。

 

それに対し、帰宅した子供が玄関から一度リビングを通ってから2階の子供部屋へ行くような間取り。

 

2階の子供部屋に行くには、家族にいるリビングを通る必要があるので、自然と、会話が発生し、コミュニケーションがとれるはずです。

 

子供部屋を2階にすることで、親子間のコミュニケーションを促進でき、ここも大きなメリットです。

 

 

 

 

子供が独立した後のメリットとは?

 

 

子供は、いずれ成人し、家を出て独立をします。

 

その後は、夫婦2人で、家で暮らすことになります。

 

その場合、主寝室、LDK、風呂洗面、トイレが、全て1階にあれば、生活は、ほぼ全て1階で済みます。

 

まるで平屋に住んでいるかのような暮らしが可能です。

 

階段の上り下りが不要で、水平移動だけなので、動線的に非常に楽な家です。

 

老後においても、快適に暮らせます。

 

そして2階の子供部屋は使われなくなり、空き部屋になりますが、たまに帰ってくる子供達の寝る部屋になります。

 

基本的に使わない子供部屋なので、2階にあっても、1階の暮らしには、影響ありません。

 

これが逆に、1階に子供部屋、2階に主寝室の間取りとします。

 

その場合、使わない部屋が1階で、毎日使う部屋が2階になるので、結果、ずっと階段の上り下りが必要な暮らしを送ることになります。

 

1階に主寝室、2階に子供部屋の間取りには、子供が独立した後の、平屋に住むような暮らしやすは、大きなメリットです。

 

ちなみに、この1階のみで生活が完結する暮らしやすさ、このメリットは、子供が独立した後の、老後に限りません。

 

子供が独立する前でも、1階に主寝室があれば、階段の上り下りは、ほとんど不要で、生活動線は楽になります。

まとめ

 

 

 

 

 

以上が、1階に主寝室・2階に子供部屋のある間取りのメリットです。

 

最後にまとめです。


 

 

1階に主寝室・2階に子供部屋のある間取りにはメリットがあり、

 

次の通り、子供の成長に応じて異なります。

 

  • 子供が小さい時のメリット
  • 子供が大きくなった時のメリット
  • 子供が独立した後のメリット

 

まず、あなたのお子さんの年齢、家族構成、生活スタイル等を考慮し、間取りをよく検討してください。

 

特に、子供部屋と主寝室をどうするかは、家の間取りに与える影響は大きいので、慎重に決める必要があります。

 

ぜひ、本記事を参考にされ、なたの家づくりを成功させてください。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、夫婦の寝室が一階にある4ldkの間取りを、さらに1つ加えました。(2023/1/17)