村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
もともと平屋は好きで、自分でも、いかに快適で見栄えの良い平屋にするか、かなり研究しました。
この平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことを基にに記事を書こうと思います。
今回は、ローコストで平屋を300万円で建てることができるのか、実例も紹介しながら解説します。
この記事をお読みのあなたは、平屋をできる限り安く、ローコストで建てたいとお考えですよね。
それも300万円で建てることができるのか?
まずは、こちらの平屋20坪のローコストに関する記事を、お読みください。
20坪の平屋をローコスト住宅で建てる場合の注意すべき点について解説しています。ぜひ、本記事を参考にローコストな20坪の平屋を建ててください。→「20坪の平屋をローコストで建てたい方へ!最も注意すべき点とは?
記事にある通り、20坪の平屋を、ローコストで建てることは可能です。
記事では、3つのローコスト住宅の平屋の実例もご紹介しました。
しかし、さすがに300万円のローコスト住宅は、無理だと・・
小さな家でも、300万円で建てるのは、かなり難しいと、正直、私は思います。
では、本当に300万円でローコストな平屋を建てることは、小さな家であっても不可能なのでしょうか?
実は、いろいろ調べた結果、300万円で建つローコストな平屋がありました!!
後ほどご紹介しますが、比較的、コンパクトで小さな家ですが、究極の家、快適に暮らせる2つの平屋を見つけました!!
これまでご紹介してきた平屋とは、明らかに異なる家です。
実はこの300万円のローコスト住宅の平屋は、多くの方が興味があるようです。
実際、かなり多くの方が、「ローコスト 平屋 300万」、「小さな家 300万円」のキーワードで検索しているといったデータもあります。
本記事では、ローコストで平屋を300万円で建てることができるのか、実例も紹介し解説したいと思います。
これからお話することは、ローコスト住宅を建てたい方、ご興味のある方には、とても興味深い内容だと思います。
ぜひ、最後まで、本記事をお読みいただければと思います。
あなたの理想の平屋を建てるために、まずは、こちらの平屋特化サービス(無料)を利用されては、いかがでしょうか。
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■住宅展示場にも行かず、各社の担当と話も一切しないで、ご自宅で情報収集できます。
■気になる間取りプランを提案したところとだけ、話を進めればいいだけです。
■気に入らなければ、メールで断るだけです。(気まずい電話も不要)
■正式契約しなくても、いくら見積もり、間取りプランをとっても全て無料なので、気軽に依頼をするといいです。
早速ですが、まず、平屋を300万円で建てることは本当にできるのか?
解説したいと思います。
最初に、大前提として、300万円の金額に何が含まれるのか、その内容を、ここで確認しておきます。
家づくりの総費用=「建物本体工事費」+「付帯工事費」+「諸費用」
「建物本体工事費」はわかると思うので、ここでは特に説明はしません。
「付帯工事費」とは、古家がある場合の解体工事費用、土地の造成費用、建物の基礎補強費用です。
さらには、水道管やガス管を道路から引き込むための工事費、屋外の電気工事費、空調設置工事やカーテン設置、照明器具設置等の内装等にかかる費用です。
そして、「諸費用」とは、登記、住宅ローン、保険等に関係する費用です。
通常は、「付帯工事費」が「家づくりの総費用」の2割、「諸費用」が1割程度と言われています。
そこで300万円ですが、本記事では、「建物本体工事費」を基に、みていきたいと思います。
この300万円に、「付帯工事費」、「諸費用」も全てを含めるとなると、「建物本体工事費」は210万円となります。
さすがに、これは、無理ということで、あくまでも「建物本体工事費」が300万円として、その可能性を考えたいと思います。
いわゆるローコスト住宅とは、坪単価30~50万円クラスの家を指します。
中には、坪単価30万円より安い、超ローコスト住宅もありますが、仮に、坪単価25万~30万円とします。
300万÷30万(坪単価)=10坪
300万÷25万(坪単価)=12坪
理論上は、10坪~15坪程度の小さな家ですが、平屋が建つことになります。
実際に、次の記事では平屋15坪についてご紹介しました。
15坪と狭い平屋にもかかわらず、居室は、驚くくらい広々空間に感じ、快適に暮らせる家になっています。間取りの工夫が素晴らしいです。→「【平屋の間取り】15坪のロフト付きログハウスは、なぜ狭いのに快適なのか?
記事をお読みいただければ、おわかりの通り、小さな家ですが、間取りを工夫することで、平屋15坪は、建てることは可能です。
以上から、坪単価、間取りから考え、理論上、かなり狭い、小さな家の平屋になりますが、何とか建てることは可能だということです。
あくまでも理論上ですが。
それでは、実際に、300万円のローコスト住宅の平屋があるのかを、次のパートで実例をみていきたいと思います。
前のパートで、理論上は300万円のローコストで平屋を建てることは可能とお話しました。
そこで、300万円とまではいかなくても、かなりのローコストな平屋を展開している会社の商品をご紹介します。
こちらは、2LDKの平屋プランです。
2LDKありますので、ご夫婦であれば、快適に暮らせる間取りです。
価格は、500万円 880万円 で、なんと、照明器具、電気工事、給排水工事といった「付帯工事費」まで、この価格に含まれています。
おそらく全ての「付帯工事費」が含まれているわけではないと思いますが、建物本体工事費は、驚くほど安いです。
ただ、残念ながら、建物本体工事費は、300万円よりは高いです。
こちらは、間取りが1LDKの平屋プランです。
8.1畳のLDKに、5.4畳の洋室と、間取りとしては、かなり狭く小さな家です。
夫婦で暮らすには狭く、独身の方であれば快適に暮らせそうな平屋プランです。
価格は、建物本体工事費は、553.7万円 709万円 で、付帯工事費は別途 262万円 288万円 かかります。
こちらの平屋プランも坪単価は、かなり安いローコスト住宅です。
ただ、こちらの平屋プランでも、300万円は、難しいようです。
こちらの間取りも、1LDKです。
8畳のDKに、5.2畳の洋室と、2つ目の実例と、ほぼ同じ広さの間取りです。
小さな家で、夫婦で暮らすには、狭すぎるので、独身の方に向いた間取りです。
(平屋本舗のHPで、様々なローコストな平屋プランが紹介されてますが、あと250万円ほどプラスすると、かなり広い余裕のある平屋が建てられるようです。)
価格は、建物本体工事費は、550万円で、付帯工事費は別途278万円 368万円 かかります。
坪単価は50万円ほどで、こちらもローコスト住宅ですが、残念ながら300万円は無理のようです。
一部の価格変更について、その理由も含め説明します。
2021年からの木材(ウッドショック)に始まり、原材料高騰、各種メーカーからの値上げ等により、各社の企業努力だけでは従来の販売価格を維持することは難しくなり、価格の見直しを行っています。
これら3つの実例からわかることは、確かに、坪単価が安いローコスト住宅はありますが、小さな家だとしても、さすがに300万円で建てるのは、極めて難しいということです。
ただ・・先程、ご紹介した平屋づくりの情報収集サービス(無料)では、ローコスト住宅会社も紹介してくれますので、ぜひ、相談してみる価値はあると思います。
ちなみに、ここでご紹介した平屋本舗も、このサービスで紹介される1社のようです。
で本当に、300万円のローコストで平屋を建てるの無理なのでしょうか?
いろいろ調査をした結果、見つけました!
かなり特殊な家ですが、300万クラスで建つ平屋が2件ありましたので、ご紹介します。
ここでご紹介するのは、かなり小さな家で特殊な平屋です。
確かに300万円で、おしゃれな平屋を建てることができます。
しかし、坪単価は、ローコスト住宅の坪単価(30万~50万)より、かなり高いです。
間取り、外観も、個性的、斬新でおしゃれであり、快適な空間に仕上がっています。
ぜひ、各サイトをご覧になってみてください。
こちらの平屋プランPACOは、建物本体工事費が、280万円~380万円 です。
なんと、300万円で、平屋を建てることが可能です。
ただ、これまでご紹介してきた平屋とは、かなり異なります。
延べ床面積もかなり狭く、間取りも、完全な1ルームと、かなりコンパクトで小さな家です。
毎日、暮らす普通の家ではなく、かなりポリーシーの感じられる家です。
価格は300万円とかなり安いのですが、実はローコスト住宅ではありませんで、坪単価が、かなり高いです。
しかし、300万円台で、平屋を建てることができますし、何と言っても、おしゃれです。
こちらのモデルルームの写真をご覧になっていただければ、わかると思います。
正直、こんな、おしゃれな隠れ家、小さな家が欲しいと、本気で考えました。
INSPIRATION by YADOKARI(インスピレーション バイ ヤドカリ)
こちらのYADOKARIスモールハウスの平屋プランは、建物本体工事費は300万円です。
こちらの平屋も、先程の平屋と同じく、かなり変わっています。
広さは、約14㎡(4.2坪)しかなく、間取りも1ルームと、かなりコンパクトで小さな家です。
どこにでも、簡単に移動できるようで、実に変わった平屋です。
すごくポリシーの感じられる家です。
こちらのターニーハウスであれば、さらに安いものもあり、見ているだけでワクワクしてきます。
価格について、ご注意ください。
先程もお話した通り、2021年からの木材(ウッドショック)に始まり、原材料高騰、各種メーカーからの値上げ等により、各社の企業努力だけでは従来の販売価格を維持することは難しくなり、多くの住宅会社は価格の見直しを行っています。
実際の価格については、各社のHPを、直接ご確認頂きますようお願いします。
次に、なぜ、ここまで価格をローコストに抑えることができるのか?
解説したいと思います。
いわゆるローコスト住宅が、なぜここまで価格を安くすることができるのか、ここで解説しておきます。
いくつか理由は考えられますが、第一の理由は、規格住宅であることです。
次の記事で解説してますので、ぜひお読み頂ければと思います。
20坪の平屋をローコスト住宅で建てる場合の注意すべき点について解説しています。ぜひ、本記事を参考にローコストな20坪の平屋を建ててください。→「20坪の平屋をローコストで建てたい方へ!最も注意すべき点とは?
規格住宅は、予め坪数や間取り、さらには、外装材・内装材・設備の仕様も、ほぼ決まっています。
そのため、様々なコスト削減が可能になります。
まず、注文住宅のように、一棟ごとに設計士がプランニングする必要がなく、打ち合わせも不要です。
これにより、設計にかかるコストを大きく削減することができます。
また、規格住宅の工期も、ほとんどマニュアル化されているため、注文住宅に比べ大幅に工期を短いケースが多いです。
それにより、コストを大幅に下げることができます。
さらに、規格住宅であることで、部材を一括で大量に仕入れることができ、部材にかかるコストを削減できます。
このような理由で、ローコスト住宅が可能なわけです。
以上、平屋をローコストで300円で建てることの可能性について解説をしました。
最後にまとめ(注意点)です。
さすがに300万円という安さで、小さな家だとしても、ローコスト住宅の平屋を建てるのは、かなり難しいです。
ただ、企業努力によって、かなり安い坪単価の商品を提供している会社も、確実に存在します。
まずは、以下のサービスを使い、ローコスト住宅を建てたいと、相談されるといいです。
できるだけ多くの平屋プランを集め、間取り、価格等・・各社の提案するプランを、比較検討されるといいと思います。
その場合には、絶対に妥協せず、できる限り多くの住宅会社の平屋を比較することを、強くおすすめします。
ぜひ、本記事を参考にして、あなたの平屋の家作りを成功させてください。
もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
あなたの理想の平屋を建てるために、まずは、こちらの平屋特化サービス(無料)を利用されては、いかがでしょうか。
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理想の平屋を建てるポイント→詳細
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■住宅業界の状況に合わせて、価格について一部修正、それに関連する注意点を加えました。(2023/5/19)