2020/03/17 更新:
村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、ランドリールームの方角について、北側でも問題ないのかを解説します。
ランドリールームは、できる限り日当たりが良い南側の場所がベストであって、1日中、日が当たらない北側は向いていないと思われている方が多いです。
おそらく、洗濯物は日当たりの良い場所に干せば、早く乾くし、紫外線で殺菌もできるので、そう思われるのだと思います。
あなたも、そうではありませんか?
ここを誤解されている方が本当に多いのですが、実は、ランドリールームに、方角は関係ありません。
北側でも、西側でも、一定の条件をクリアすれば、ランドリールームは、家のどの方角に配置しても問題ありません。
本記事では、なぜ、北側の方角でも、ランドリールームは問題ないのか、詳細に解説します。
ランドリールームを、家のどの方角に配置をすべきか、悩まれている方には、本記事はきっと参考になると思います。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
ランドリールームをどこに配置すべきか、特に決まった方角はなく、その間取りプランは、いろいろ考えられます。
このランドリールームをどこに配置するか、それにより家の快適性は大きく変わりますので、慎重に検討する必要があります。
ハウスメーカーや工務店の中には、ランドリールームの実績、ノウハウ(家事効率、暮らしの快適性アップ)が豊富にあるところもあります。
納得のいくランドリールームを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを見比べることが重要です。
まず、ランドリールームが北側でも問題ない理由について解説します。
北側の部屋だと、日当たり悪く、ジメジメ湿気が多いといったイメージがありますよね。
そういった湿気の多い場所では、洗濯物は、よく乾かないので、当然ですが、ランドリールームには向きません。
正確には、外からの空気を、窓から直接とりいれ、外の自然な空気を利用して洗濯物を乾かす、ランドリールームは、北側は向いていません。
しかし、洗濯物は、風通しを良くし、湿度を下げれば、日当たりが悪くても、よく乾きます。
一日を通して、日当たりが悪い北側でも、風通しを良くし、湿気を下げるよう工夫すれば、ランドリールームとして全く問題ありません。
次のパートで解説しますが、風通しを良くし、湿気を下げるための設備を導入することで、家の方角に関係なく、ランドリールームをつくることができます。
ここで興味深いデータをご紹介します。
日差しがなく、さらに窓なしの部屋で、洗濯物が乾くまでの時間についてのデータです。
部屋(日差しなし・窓なし)の状況 | 乾くまでの時間 |
---|---|
換気扇と除湿器を設置 | 約8時間 |
換気扇と部屋干しファンの設置 | 約14時間 |
ここからわかることは、北側で日差しがなく、さらに窓なしの悪条件でも、確実に洗濯物を乾かすことは可能だということです。
確かに、約8時間~約14時間というのは、通常に比べ時間はかかります。
気温が低く洗濯物が乾きにくい冬が、6時間前後なので、それと比べても、多くの時間がかかってしまいます。
しかし、湿気をさらに上手にコントロールできれば、乾くまでの時間は、もっと短縮できます。
例えば、換気扇、除湿器、さらに部屋干しファンも設置できれば、上のデータの8時間より、さらに短縮できるはずです。
また、北側であっても、窓を設け、設備も導入すれば、確実に時間は短縮できるはずです。
北側であっても、しっかり湿気対策を行えば、ランドリールームを設けることは、充分可能です。
いかにして、湿気をコントロールするか、ここは、ランドリールームの導入実績が豊富で、信頼できる施工業者に、よく相談されるといいです。
ちなみに・・
「陰干し」マークのあるような、デリケートな衣服だと、紫外線により生地が傷んだり、変色したりするのを防ぐリスクがあります。
直射日光に当てることができないので、むしろ、北側や西側のランドリールームの方が、むしろいいです。
次に、窓のない、日当たり悪い北側のランドリールームでも、洗濯物をよく乾かすには、どのような工夫が必要なのかを解説します。
洗濯物がよく乾くランドリールームにするには、先程解説した通り、風通しを良く、湿気を低く、カラットした状況の部屋にすればいいいわけです。
そのためには、以下の3つの工夫が必要です。
それぞれについて解説します。
洗濯物を干すと、ランドリールーム内には、湿気がこもります。
その室内の湿気を、換気扇をにより外に出し、室内をカラットした状態にすることができます。
この換気扇があれば、ランドリールームに窓を設けなくても大丈夫です。
ランドリールーム内の湿気を下げるために、除湿器を設置します。
現在は、小型のものでも、かなり高性能な除湿器があります。
換気扇を設け、さらに除湿器を設けることで、格段に、洗濯物を乾きやすくすることができます。
この除湿器があるとないでは、洗濯物の乾き具合が大きく変わります。
洗濯物は、風を当てることで、一気に、早く乾きやすくなります。
洗濯物に風をあてるか否かによって、乾き具合が全く異なります。
風を生じさせるために、サーキュレーターか部屋干しファンを設けます。
こちらが、サーキューレーターです。
正確には風の流れが微妙に異なりますが、ほぼ扇風機と同じものです。
こちらが、部屋干しファンで、風を起こすものですが、中には、換気の機能を持つものもあります。
前のパートで解説しましたが、ある実験データによれば、換気扇と除湿器があれば、約8時間で乾き、換気扇と部屋干しファンがあれば、約14時間で乾くそうです。
換気扇と除湿器を設置することで、洗濯物がよく乾くランドリールームをつくることができ、さらに部屋干しファンを設置することで、さらに洗濯物を乾きやすくすることが可能です。
何度も申し上げますが、日差し、日当たりの良さは、ランドリールームには関係ありません。
仮に、北側で、さらに窓が一切ない密閉空間であったとしても、洗濯物を乾かすことは可能であり、ランドリールームは設置できます。
結局、ランドリールームは、家のどの方角に設けるのがいいのかについて解説します。
ランドリールームは、家のどの方角に設けても問題ありません。
風通しを良く、湿気を下げる工夫を施すのであれば、洗濯物はよく乾きます。
どの方角にランドリールームを設けても問題ありません。
日当たりのいい南側ではなく、北側でも西側でも、ランドリールームを配置することは可能です。
あと、よく質問を受けるのですが・・
ランドリールームを、洗面所やお風呂の隣に設けることは可能か?
特にお風呂は湿気が多い場所なので、そのような場所の近くに、ランドリールームを設けていいのか。
湿気が多いと、洗濯物が乾きにくいのではないかと心配される方が多いです。
しかし、結論としては、問題ありません。
先程お話した風通し、湿気を下げる工夫を施すのであれば、問題ありません。
もし、ランドリールームに窓があるのであれば、その窓を開けることで、一気に湿気を外に出すことができます。
関連記事:
ランドリールームの広さについて、こちらの記事で詳細に解説しています。
「ランドリールームの広さは2畳~3畳が適当!その3つの理由とは?」
ランドリールームの間取りをどう考えればいいのかが、この記事で理解できます。
「ランドリールームの間取りで重要な2ポイントとは?事例で解説!」
最後に、ランドリールームの配置すべき方角について、まとめます。
ランドリールームは、以下の設備を設け、室内を風通し良くし、湿度を下げるのであれば、どの方角にも設けることは可能です。
日当たりが悪い北側で、さらに窓がない密閉された空間のランドリールームだとしても、問題ありません。
あなたが建てる家の状況に合わせて、よくご検討ください。
ランドリールームをどこに配置すべきか、特に決まった方角はなく、その間取りプランは、いろいろ考えられます。
このランドリールームをどこに配置するか、それにより家の快適性は大きく変わりますので、慎重に検討する必要があります。
ハウスメーカーや工務店の中には、ランドリールームの実績、ノウハウ(家事効率、暮らしの快適性アップ)が豊富にあるところもあります。
納得のいくランドリールームを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを見比べることが重要です。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事を参考に、ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、修正を加えました。(2023/7/22)