村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
こういった経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、高校生向けの子供部屋の広さについて取り上げます。
高校生に最適な広さが、なぜ4畳半なのか、5つの理由を解説します。
新築の間取りプランでは、皆さん、子供部屋の扱いで頭を悩ませます。
特に、子供部屋の広さ決めは、間取り全体に影響するので、最も多い悩みのポイントです。
例えば、子供部屋を狭くし、その分、他の部屋を、特にLDKをもっと広く快適にした方がいいのではないかとか。
今後長く使うであろう寝室を、もっと広くした方がいいのではないかとか。
多くの方が、あれこれ考え苦しんでいます。
子供が、まだ小さければ、子供部屋に対する希望は、特にないの普通です。
しかし、高校生ともなると、かなりいろいろ要求してくるのが一般的です。
実は、当サイトに、高校生のお子さんの母親から、お問合せを頂きました。
高校1年生の娘がいるのですが、自分の部屋を、なるべく広くして欲しいと言ってます。
子供部屋の広さをどうすべきか、正直、迷っています。
どれくらいの広さが、高校生にはいいのでしょうか?
その質問に対しては、「子供部屋の広さは、子供の年齢に関係なく、高校生でも、4畳半が最適」と回答致しました。
実際に、次の記事で解説してますが、私の自宅の子供部屋は、約5畳(ほぼ4畳半)にし、とても満足しております。
本記事では、なぜ、4畳半の広さが最適なのか、5つの理由を解説します。
子供部屋の扱いで、頭を悩まされている方も多いと思いますが、とても参考になると思います。
あなたの家づくりを成功させるためにも、ぜひ、このまま最後までお読みいただければと思います。
実は、子供部屋で失敗したと、後悔される方が、結構います。
せっかくの新築なのに、とても残念なことです。
このような失敗をしないためには、とにかく、ハウスメーカーや工務店で、実績が豊富にあり、スキルも高く、信頼できる業者に相談することが重要です。
きっと、あなたの家に合った子供部屋のある間取りプランの提案してくれるはずです。
家づくりで成功するには、できるだけ多くの間取りプランを集め、比較検討することが重要です。
まず、最初に、高校生に最適な子供部屋の広さについて解説したいと思います。
それでは、高校生が使う子供部屋の広さを考えてみます。
その場合、多くの方が、高校生はもう立派な大人であり、ある程度広くする必要があるのではないかと考えます。
子供部屋をよりプライバシーの確保された、広い空間にすべきと思われるようです。
しかし、その考え方は、間違っており、特に高校生だからという理由で、子供部屋を広くする必要はありません。
子供部屋は、子供の年齢に関係なく、どの年齢の子供でも、最適な広さは4畳半が最適です。
なぜ4畳半の広さなのかは、次のパートで理由を解説します。
ちなみに、私の自宅でも、2人の子供部屋は、それぞれ、5畳弱の狭い部屋にしています。
4畳半では、少し狭いのではないかとの指摘を受けることもありますが、2人の子供も、夫婦も、家族皆が、今でも満足しております。
次の記事でも解説してますが、4畳半と比較する意味で、3畳と6畳の広さの子供部屋を考えてみます。
まず3畳の子供部屋です。
こちらの画像は、私が、「3Dマイホームデザイナー」を使って、作成した3畳の子供部屋です。
画像からも、かなり狭いのが、わかると思います。
この広さだと、机、シングルベッド、本棚やクロークの収納を置くには、スペースが不足します。
一番スペースの必要なベッドの下に、机をもってくる等、設置する家具を工夫する必要があります。
このように、3畳の広さは、子供部屋としては少し狭すぎます。
6畳の広さになると、机、シングルベッド、本棚やクロークを置いても、かなりスペースに余裕があります。
余ったスペースに、テレビやソファも置けたりもします。
しかし、子供部屋にそういうった余計な家具は、本来、必要ないものです。
あれこれ持ち込み、快適な部屋になればなるほど、子供が、子供部屋で過ごす時間が長くなるはずです。
部屋に引きこまれても困るので、子供部屋には、6畳は必要ありません。
6畳の広さは、子供部屋には広過ぎます。
ちなみに、8畳の広さは論外であり、子供部屋としては適切ではありません。
その分、他の居室を広く、快適なものにすべきです。
それでは、なぜ、高校生には、4畳半の広さの子供部屋が最適なのか、その5つの理由を説したいと思います。
1つ目の理由です。
一般的な住宅の平均坪数は30~40坪で、その間取りは、3LDKや4LDKが多いです。
家族皆が過ごすLDKがあり、夫婦の主寝室があり、さらに子供が2部屋であれば、3LDKです。
そこに、多目的に使える和室がプラスされ、4LDKという感じでしょうか。
いずれにしても、家の広さには限りがあるので、子供部屋を広くすることによる、他の居室への影響は大きいです。
子供部屋を広くすれば、他のLDKや主寝室が、その分狭くなり、快適性が損なわれます。
一時的にしか使われない子供部屋より、他の居室をより広く、快適性を高めるべきということです。
2つ目の理由です。
住宅を取得するために利用するのが住宅ローンです。
数千万円という多額の資金を借入、長期間にわたり、金利とともに返済し続けます。
一般的に、額面の年収に対する住宅ローンの年間返済額の占める割合(返済比率)は、20%~25%が無理のない範囲と言われています。
しかし、これは、あくまでも額面での話なので、実際の手取りベースで見れば、さらに返済比率は高くなります。
中には、30%を超える方も、結構います。
いずれにしても、住宅ローンの負担は、誰にとっても、厳しいものです。
そういった住宅ローンを、少しでも減らす意味でも、子供部屋を、より狭くすべきです。
子供は独立し、物置と化した部屋のために、住宅ローンを払い続けるのは、むなしいですよね。
3つ目の理由ですが、実は、ここが、最も重要なポイントです。
子供部屋の使用期間を考えてみます。
子供が小さい頃は、親の寝室で一緒に寝て、遊ぶのも親のいる場所、リビングが多いです。
ようやく自分の部屋を欲するようになるのも、小学校の3年~4年生くらいです。
そこから、子供部屋の使用期間がスタートし、中学生、高校生、大学生を卒業するまででしょうか。
場合によっては、高校を卒業し社会人になったり、大学も、親元を離れ通学することもあり得ます。
要するに、子供部屋が使われる期間は、意外と短いということなんです。
そういった一時的にしか使われない子供部屋を広くするよりは、他の長く使う居室をより広くすべきです。
4つ目の理由です。
4畳半という広さは、皆さんが考えている以上に、いろいろ使える、実用性の高い広さです。
4畳半のスペースがあれば、子供部屋に必要な家具を、バランスよく、配置レイアウトできます。
あくまでも参考ですが、各家具のサイズです。
決して広さに余裕は、ありませんが、こういった家具をバランスよくレイアウトできます。
この広さであれば、どこにいても、手の届く範囲に必要な物があることになるので、何をするにも効率が良いです。
5つ目の理由です。
思春期を迎えた中学生~高校生の子供が、自室にこもりがちになることは、よくある事です。
子供が何を考えているか全くわからず、親も不安になりますよね。
これは、どの家庭でもあることであり、子供が一人の大人として自分を確立する大切な時期です。
そんな子供が心配になり、変に子供に干渉する親もいますが、それはよくありません。
だからと言って、必要以上に広い、子供部屋を与える必要もありません。
広い子供部屋を与えれば、子供は、あれこれ好きな家具や家電を持ち込み、自分の空間をつくります。
そして、その親から一切干渉されない、自分専用の居心地の良い部屋に、閉じこもる時間が増えるはずです。
そうでなくても、この思春期の時期は、家族のコミュニケーションはとりづらい時期です。
自然体でいいので、少しでも、子供とのコミュニケーションをとるためにも、子供部屋は、4畳半程度が最適な広さです。
以上が、なぜ4畳半の広さの子供部屋が最適なのか、5つの理由を解説しました。
参考になりましたでしょうか?
以上、高校生に最適な子供部屋の広さについて解説をしました。
最後にまとめです。
何度も申し上げますが、子供部屋は、あくまでも一時的に使用される部屋です。
子供が、自立し家を出れば、子供部屋は使われなくなります。
そんな子供部屋は、たまに子供が帰省した時の宿泊部屋とか、何か物を置く収納場所になる事が多いのではないでしょうか。
ぜひ、長期的な視点で、どの居室を広く快適にすべきか、よく考えるようにしてください。
本記事を参考に、ぜひ、あなたに最適な、間取りプランを作成してください。
実は、子供部屋で失敗したと、後悔される方が、結構います。
せっかくの新築なのに、とても残念なことです。
このような失敗をしないためには、とにかく、ハウスメーカーや工務店で、実績が豊富にあり、スキルも高く、信頼できる業者に相談することが重要です。
きっと、あなたの家に合った子供部屋のある間取りプランの提案してくれるはずです。
家づくりで成功するには、できるだけ多くの間取りプランを集め、比較検討することが重要です。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。