村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回はLDK12畳の対面キッチンについて取り上げます。
12畳のLDKで、対面型キッチンのレイアウトが可能か否かを検証してみたいと思います。
対面型キッチンにも、いくつか種類がありますが、ここでは、代表的な2つのペニンシュラキッチンとアイランドキッチンについて解説します。
正直、LDKで12畳という広さは、かなり狭く、スペースを必要としない壁付けキッチンが妥当で、そこに対面型のキッチンは難しいと思いますが、実際はどうなのか?
結論から申し上げますと、ペニンシュラキッチンであれば、かなりギリギリですが、何とか設置は可能です。
しかし、より広さが必要なアイランドキッチンは、12畳の広さでは設置不可能です。
壁付けキッチン<ペニンシュラキッチン<アイランドキッチン
この順で、キッチンの設置により広いスペースが必要になります。
本記事では、対面型のペニンシュラキッチンについて、具体的な間取りを参考に、解説していきたいと思います。
狭いサイズのLDKをお考えの方には、本記事は、参考になると思います。
ぜひ、最後まで、お読みいただければと思います。
本記事の内容:
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
こちらもお読みください!
■ システムキッチンに必要な広さに関する記事です。
「憧れのキッチン!必要な広さは何畳ですか?」
■壁付けキッチンにに関する記事です。
「壁付けキッチンで広さを確保!10畳~12畳の縦長LDKのレイアウトとは?」
まずLDKの12畳の広さについて解説します。
LDKで12畳という広さは、正直、かなり狭いリビングです。
以下の記事で、LDKの広さに関する基準についてお話しましたが・・
3LDKの間取りで、最低限必要とされるLDKの広さが12畳でした。
LDKの広さは、どれくらいが快適か?
LDKは広ければ良いという単純な話ではなく、広過ぎても、狭過ぎてもダメで、快適な暮らしができる広さであることが必要です。
繰り返しになりますが、この12畳という広さは、LDKとしては、かなり狭いです。
この広さで、通常のLDKの間取りを考えてみます。
ある程度、広さにも余裕が感じられるLDK、快適性を求めるのであれば、上の画像のようにキッチンを壁付けキッチンのI型キッチンにすべきです。
コンロ、シンク、調理台が一列に並んだ壁付けのI型キッチンは、キッチンの中では最も省スペースで設置できます。
8畳もあれば、広さ的にも余裕があるキチンが可能です。
そのキッチンを多少、狭くすることで、リビングに5畳ほどのスペースを確保できます。
これであれば、窮屈に感じない、LDK12畳は可能です。
では、対面型のペニンシュラキッチンのレイアウトにすると、どうなるのか?
次のパートで解説します。
それでは、本題です。
LDK12畳で対面型ペニンシュラキチンのレイアウトが可能かを検証してみます。
上の間取り図は、LDKが12畳で、ペニンシュラキッチンの間取りになっています。
一見、12畳の広さでも、対面キッチンは問題ないように見えると思います。
しかし・・
この間取り図には、LDK内にペニンシュラキッチンのカウンターしかありません。
ダイニングテーブル、ソファ、冷蔵庫、食器棚・・・といった家具家電、収納について、一切、何も記載がありません。
冷蔵庫、食器などの収納を、キッチンカウンターの後に設置するとして、残り、ダイニングテーブル、ソファを考えてみます。
ダイニングテーブル(4名)を、一番小さい幅が120㎝のものにし、キチンカウンターと直角に接するように設置します。
これにより、リビングのスペースとして、何とか5畳程度はとることができます。
そして、ソファを、2人掛けの小さいサイズのものにすれば、TVを大画面のものにしても、何とか可能です。
ダイニングテーブルとソファの間にも、人が通れるスペースとして、60㎝は確保しておきたいです。
結論としては・・
かなり窮屈ですが、LDK12畳でも、ペニンシュラキッチンのレイアウトは可能です。
本来であれば、対面型のペニンシュラキッチンのレイアウトには、ダイニング・キッチンの広さだけで、快適な空間にするのであれば、最低でも10畳は必要です。
それを、ダイニング・キッチンの広さを6畳~7畳にすることで可能なので、LDK12畳は、かなり狭く感じるはずです。
これでは、快適なLDKは無理でしょう。
なお、こちらの記事でもご紹介しましたが、狭い12畳のLDKであれば、ぜひ、ダイニングソファを検討されるといいです。
LDKの広さは、どれくらいが快適か?
LDKは広ければ良いという単純な話ではなく、広過ぎても、狭過ぎてもダメで、快適な暮らしができる広さであることが必要です。
リビングにはソファ、ダイニングには、ダイニングテーブルを設置するのではなく、ダイニングソファを1つ設置します。
1つのダイニングソファで、食事もし、くつろぎ、テレビも見ると、1つにまとめることで、狭さの問題は一気に解消します。
検討してみる価値は、極めて大きいと思います。
ダイニングソファを設置するれば、12畳のLDKでペニンシュラキッチンのレイアウトでも、多少、余裕はありそうです。
今回は、狭い12畳のLDKで対面キッチンのレイアウトが可能か否かを検証しました。
本記事では、狭い12畳のLDKでも、対面キッチンのレイアウトが可能か否かを、間取りも紹介しながら検証しました。
結論としては、少し窮屈な感じになりますが、LDK12畳でも対面型のペニンシュラキッチンのレイアウトは可能です。
ただ、より広い快適性を求めるのであれば、設置場所の小さい壁付けのI型キッチンにするか、又は、ダイニングテーブルとソファを兼用するソファダイニングの採用も、ぜひ、検討されてはいかがでしょうか。
確かに、12畳のLDKでも対面キッチンのレイアウトは可能です。
しかし、少しでもレイアウトを誤ると、かなり窮屈で、快適性が損なわれたLDKになる可能性があります。
ぜひ、信頼できる専門の住宅施工業者に相談されるのがいいです。
それも、いきなり1社に絞るのではなく、幅広く、複数の会社から、プランと見積もりを取り、比較検討されるといいです。
ただ、この後、具体的にどうしたらいいのか、よくわからない方も多いと思います。
そのような方は、以下のサービスの活用を検討されてはいかがでしょうか?
私も利用したことがありますが、かなり使えるサービスです。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「まとめ」記事を中心に大幅に修正を加えました。(2023/8/8)