新築の駐車場の広さで注意すべき8つのポイントは?

新築の駐車場の広さで注意すべき8つのポイントは?

 

新築の駐車場の広さで注意すべき8つのポイントは?

2020/04/25

 

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、新築を建てる際に、駐車場の広さで注意をすべき8つのポイントについて解説します。


 

 

ほとんどの方は、新築を建てる際に駐車場を設けます。

 

中には、ご自分で運転をしない、車を所有されない方もいますが、そのケースでも、来客用に駐車場を設ける方が多いです。

 

駐車場は、新築の際の、いわゆる外構に該当します。

 

皆さん、家の間取りや内装に比べると、どうしても、外構を軽視しがちです。

 

駐車場も、車が停められるスペースがあれば充分と考え、広さを、あまり検討せず、設置してしまうケースが多いです。

 

その結果、皆さん、駐車場が、狭く使い勝手が悪いと、駐車場の広さで失敗したと、後悔されます。

 

本記事では、新築で駐車場を設ける際に、快適で、使い勝手がいい、駐車場の広さについて解説します。

 

駐車場の広さで注意すべき点は、8つあります。

 

駐車場は、毎日、使うものなので、使い勝手が悪いと、かなりのストレスになります。

 

ぜひ、あなたは、このような失敗をしないよう、お願いします。

 

本記事を最後までお読みいただき、あなたの新築の家に、快適で使い勝手のいい駐車場を設けてください。

 

では、スタートです。

 

 

 

 

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狭い駐車場は最悪!設ける際に注意すべき8ポイントとは?

 

 

 

 

 

早速ですが、本題です。

 

新築を建てる際に、駐車場の広さで注意をすべき8つのポイントについて解説します。


 

 

駐車場の広さ、スペースで注意すべきポイントは、次の8つです。

 

 

狭い駐車場は最悪!設ける際に注意すべき8ポイントとは?

 

将来の車のサイズ・台数も想定する。
来客用のスペースも確保する。
車椅子を使う可能性があることを考慮する。
バイクと自転車のスペースを確保する。
ドアとトランクの開閉スペースを確保する。
人が通るスペースも考慮する。
前面道路の状況を考慮する。
家とのバランスを考慮する。

 

それぞれについて解説します。

 

 

将来の車のサイズ・台数も想定する。

新築の駐車場の広さを決める際には、おそらく、現在、あなたが所有する車のサイズを基に決められると思います。

 

この時に注意が必要です。

 

例えば、あなたが、今、軽自動車をお持ちとします。(ご夫婦で乗るには充分です)

 

今回の新築で、その軽自動車のサイズに合わせて、駐車場をつくったとします。

 

そして数年後、家族も増え、今度は、5m近い大型車に乗り換えたいと考えた時に、この駐車場では狭過ぎて駐車できませんので、車の乗り換えをあきらめるなんてことに。

 

軽自動車と大型車では、横幅も、長さも大きく異なるので、軽自動車のサイズに合わせた駐車場に、大型車を駐車することは不可能です。

 

こういった事態にならないよう、将来、乗りたい車のサイズも想定し、余裕をもって、広めのサイズの駐車場にしておく必要があります。

 

さらには、家族構成によっては、駐車すべき車の台数が増える可能性もあります。

 

子供が大きくなった時に、自分の車を所有するとか・・

 

将来の家族構成も考慮し、駐車場の広さを決める必要があります。

 

このように、駐車場は、将来の諸事情を見据えて、広さを決める必要があります。

 

 

来客用のスペースも確保する。

駐車場は、自分の車の駐車スペース以外に、できれば、来客用の駐車スペースも確保するのが望ましいです。

 

来客が多いご家庭であれば、当然、必要ですが、来客が少ないご家庭でも、例えば、エアコン等の住宅設備の業者が来るケースはあると思います。

 

そんな時に、来客用の駐車スペースがあると、本当に便利です。

 

ぜひ、検討されるといいです。

 

 

車椅子を使う可能性があることを考慮する。

将来的な諸事情(高齢になったり、怪我をしたり・・)で、車椅子が必要になる可能があります。

 

こういった場合を想定し、できれば、駐車場の広さをに余裕をもたせるといいです。

 

ちなみに、車椅子の利用者がスムーズに使えるには、1.4mは必要と思われます。

 

 

バイクと自転車のスペースを確保する。

新築の家を建てた方で、外構で失敗したと後悔される方が多いです。

 

その主な原因の一つに、自転車やバイクを停めるスペースがないという失敗があります。

 

ぜひ、駐車場に自転車やバイクを停めておくスペースも確保するといいです。

 

その際に、車を駐車した状態でも、自転車やバイクの入出がしやすいかもチェックすることが重要です。

 

ちにみに、自転車とバイクを停めるのに必要な広さは、次の通りです。

 

1台当たりの必要な広さ(目安)
自転車 0.7m×2m
バイク 1.5m×2m

 

 

 

ドアとトランクの開閉スペースを確保する。

ドアとトランクの開け閉めが、スムーズに行えるスペースを確保することは重要です。

 

ここは、当然のことですが、意外と狭くて使い勝手が悪いと後悔されるケースが多いので、注意が必要です。

 

例えば、買物から帰ってきて、トランクから荷物を出しづらいとか、子供の送り迎えの際に、スムーズに車の乗り降りできないとか。

 

私も同様の経験があります。

 

以前、5mを超える極端に大きな車に乗り換えた時に、トランクの開閉が建物に接触するため、駐車したままでは、トランクの開閉ができないことがありました。

 

トランクを使う際には、いったん、電動シャッターを開け、車を少し前に出す必要があり、この時は、本当にストレスでした。(現在は、この車には乗っていませんが)

 

駐車場は毎日使うので、ドアやトランクの開閉がしづらいと、本当にストレスになるのでご注意ください。

 

ドアの大きさ、トランクの扉の大きさは、車種によって大きく異なります。

 

一般的に、大型車やスポーツタイプの車はドアが大きいので、その分駐車場を大きくする必要がります。

 

おそらく、駐車場の横幅を3mにすれば、ほとんどの車種で問題ないと思います。

 

また、私が乗っていた車もそうですが、トランクが、大型の跳ね上げ式だと、車の後ろに、かなり余裕が必要で、最低でも1m程度は欲しいです。

 

駐車場のサイズに関しては、こちらの記事が参考になります。
→ 「駐車場の正しい寸法と幅は?私は自宅の駐車スペースの設計をこうした!

 

 

人が通るスペースも考慮する。

こちらも当然ですが、人が通れるスペースが必要です。

 

先程お話しましたが、以前、5mを超える大型の車に乗っていたときは、駐車した車の後を通ることが、ほとんど無理でした。

 

車の後のバンパーと建物の壁面の間が、狭過ぎて、スムーズに通ることは全くできませんでした。

 

 

前面道路の状況を考慮する。

前面道路の幅や敷地の形などの状況に応じて、駐車場のタイプや広さを決める必要があります。

 

前面道路の幅が狭いとか、敷地の関係で間口が広くとれないケースは、特に注意してください。

 

ここを、誤ると、駐車するのが本当に大変な、とんでもない駐車場になるので、ご注意ください。

 

車を運転される方であれば、わかると思いますが、前面の道路の幅が狭いと、駐車は難しくなります。

 

私の自宅は直角駐車ですが、前面道路の幅は6m以上あり、駐車はスムーズに行えます。

 

一方で、道路の幅が4mと狭い場合があります。

 

昔からある古い住宅街によくある道路ですが、この場合は、駐車場の間口を広くし、並列駐車がいいです。

 

前面道路の幅が狭い場合に、直角駐車だと、駐車が、かなり難しいと思います。

 

一般的には・・

 

直角駐車の場合は、車庫入れ式で駐車をするので、前面道路の幅は最低でも4mは必要になります。

 

並列駐車の場合は、幅寄せ式で駐車をするので、前面道路の幅は、4mより狭い場合でも駐車できます。

 

 

家とのバランスを考慮する。

これまでの説明でも、わかると思いますが、快適で使い勝手のいい駐車場の広さ、スペースは、より広くすることがポイントです。

 

ただし、駐車場は、ただ広ければいいのかというと、そうではありません。

 

駐車場を広くすると、当然ですが、その分、使える敷地面積が減り、新築の家にも大きく影響します。

 

いくら駐車場が広く快適でも、肝心の新築の家が、狭く窮屈では、本末転倒です。

 

どれくらいの大きさの家を建てるのか、そことのバランスも考慮し、駐車場の広さを決める必要があります。

駐車場の使い勝手のいい広さとは?(1台・2台・3台・4台の場合)

 

 

 

 

 

それでは、具体的に、1台、2台、3台、4台の駐車場の広さを、どうしたらいいのかを解説します。


 

 

駐車場の具体的な広さについては、こちらの記事で詳細に解説しております。

 

→ 「駐車場の正しい寸法と幅は?私は自宅の駐車スペースの設計をこうした!

 

一般的に駐車場の広さをどう考えればいいのかが、よくわかると思います。

 

まずは、こちらの記事をお読みいただければと思います。

 

 

一般的には、必要な駐車場の広さは、車の全長+1m、車の全幅+1.3mが基準になります。

 

駐車するときの内輪差・外輪差、さらにドアの開け閉めを考慮すると、これくらいが必要だということです。

 

この基準の駐車場のサイズをベースに、1台、2台、3台、4台・・と駐車場の広さを決めればいいと思います。

 

その際には、前のパートで解説をした注意すべき8つのポイントも考慮する必要があります。

 

さらには、あなたが、実際に乗られる車の全長、車の全幅をよく確認した上で、駐車場の寸法、大きさ、広さを決めるようにしてください。

 

 

 

駐車場の適切と考える広さは、人によって異なります。

 

実際に、ネットで確認していただければ、わかると思います。

 

本記事で、解説した駐車場の広さは、あくまでも参考とお考えください。

駐車場について施工業者に伝えるべき2つのこととは?

 

 

 

 

 

ここで新築の家づくりの進め方、特に駐車場について、どう進めればいいのかを解説しておきます。


 

 

新築の家づくりについて、駐車場の設置を、具体的にどのように進めるべきか?

 

施工業者に、次の2つの事を、外構プランの段階で、伝えることが重要です。

 

どちらも駐車場の広さに大きく影響することです。

 

将来、乗りたい最も大きな車について
運転スキルについて

 

それぞれを解説します。

 

将来、乗りたい最も大きな車について

将来、乗りたい最も大きなサイズの車を、施工業者の担当に伝えます。

 

ここで言う将来に乗りたい車は、現実的な予定の車である必要はありません。

 

希望でも、それこそ夢でもいいのです。

 

将来の最も大きな車が駐車できるサイズに合わせて駐車場を設置します。

 

そうすることで、今後、希望する車に乗り換える際に、駐車場に停められないので、あきらめるといった残念な事態を防ぐことができます。

 

 

 

運転スキルについて

駐車場に駐車する車を運転する、ご家族の運転スキルを、施工業者に伝えます。

 

運転スキルが高ければ、狭い駐車場でも問題ないと思います。

 

しかい、運転が下手な場合に、狭い駐車場だと、毎回、駐車するのに苦労し、かなりのストレスになります。

 

事前に、運転スキルについて伝えておくことで、そのスキルに合わせて、駐車場を設置できます。

まとめ

 

 

 

 

 

最後に、新築を建てる際の駐車場の広さについてまとめます。


 

 

駐車場は、毎日使うもので、そこに問題があると、本当にストレスになります。

 

せっかく新築で家を建てたのに、駐車場が失敗だと、全て台無しです。

 

それくらい、駐車場は重要です。

 

単に、車を停めるスペースを確保できれば問題ない程度には、考えないでください。

 

本記事で解説をした、以下の8つの注意点を考慮し、駐車場の広さ、スペースを検討するようにお願いします。

 

将来の車のサイズ・台数も想定する。
来客用のスペースも確保する。
車椅子を使う可能性があることを考慮する。
バイクと自転車のスペースを確保する。
ドアとトランクの開閉スペースを確保する。
人が通るスペースも考慮する。
前面道路の状況を考慮する。
家とのバランスを考慮する。

 

ぜひ、これを参考に、快適な駐車場をつくってください。

 

 

できる限り安い費用で
    信頼できる業者に駐車場を依頼をしたい方へ

 

安く、外構(駐車場)工事を確実に成功させたい方には、ぜひご検討頂ければと思います。私も複数回利用しましたが、外構工事は成功し大満足です。

 

こちらの2つの「比較サイト」(画像の上から順)
タウンライフリフォーム(外構)の詳細

ホームプロの詳細

それぞれ、特徴があり異なりますが、各サービスに共通する事は、あなたの計画する外構工事に、最適な地元優良の外構業者を複数厳選し紹介してくれることと、全て無料ということです。

 

 

信頼できる業者を複数探すのは、普通は無理です。
ぜひ、こちらのサービスを活用されるといいと思います。

 

新築で駐車場を設置される方は、ぜひ、住宅メーカーの紹介する外構業者以外の、他の複数(最低でも3社)の外構業者から相見積もりを取るといいです。
その方が確実に安く、駐車場を設置することが可能です。
住宅メーカーの受け取る紹介料の手数料分は、確実に安くなります。)

 

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報