20坪の平屋をローコストで建てたい方へ!最も注意すべき点とは?

20坪の平屋をローコストで建てたい方へ!最も注意すべき点とは?

 

20坪の平屋をローコストで建てたい方へ!最も注意すべき点とは?

2021/01/06  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
もともと平屋は好きで、自分でも、いかに快適で見栄えの良い平屋にするか、かなり研究しました。
この平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことをベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、20坪の平屋をローコストで建てる際の最も注意すべき点について解説します。
あわせて、ローコストな20坪の平屋の価格・費用についても説明します。


 

 

この記事を読まれている、あなたは、20坪の平屋を、できる限り安く、ローコストで建てたいとお考えだと思います。

 

まずは、こちらの平屋20坪の間取りに関する記事を、お読みください。

 

20坪の平屋をいかに快適にするか、間取りの事例で詳細に解説しています。ぜひ、本記事を参考に、快適な20坪の平屋を建ててください。→「20坪の平屋を快適に!間取りで注意すべき5つのポイントとは?

 

記事に解説がある通り、20坪の平屋は、広さとしては、かなり狭いです。

 

家族皆がくつろぐ空間のLDK、個室、水回り、玄関、収納・・・のスペースを考慮すると、20坪は、かなり限られた狭いスペースです。

 

しかし、シニア夫婦をはじめとして幅広い世代で、なぜか、とても人気があります。

 

特にシニア夫婦、若夫婦に多いのですが、家を小さくし、できる限り建築費用を安く抑え、ローコストで平屋を建てたいと希望です。

 

夫婦二人だけなので、広い家は必要なく、むしろ住みやすい小さな平屋に住みたく、

 

さらには、今後の暮らしのために、できるだけ資金を残しておきたいとい理由で、小さな20坪程度の平屋を希望されるようです。

 

確かに、夫婦二人の暮らしやすさを考えると、20坪のコンパクトな平屋はおすすです。

 

しかし、ローコストで建てることに関しては、1つだけ注意すべき点があります。

 

後程、詳細を解説しますが、ローコスト住宅ならではの特徴があり、あなたが、この先ずっと住み続けるのに、家に満足できるかということです。

 

本記事では、まず、そもそも20坪の平屋をローコストで建てる事は可能なのか、そして、費用・価格はいくらかかるのか、間取りも実例で紹介しながら解説します。

 

さらに、ローコスト住宅の特徴を解説し、その上で、建てる上で、最も注意すべき点を解説します。

 

せっかく家を新築するのですから、絶対に、後悔はしたくないですよね。

 

ぜひ、最後までお読みいただき、あなたの平屋の家づくりを成功させてください。

 

それでは、スタートです。

 

 

 

 

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そもそもローコストの平屋の費用・価格はいくらなのか?(実例も紹介)

 

 

 

 

 

まずは、そもそもローコストというが、いくら程で平屋を建てることができるのか、

 

具体的な間取りも実例で紹介しながら、費用、価格について解説したいと思います。


 

 

あなたは、平屋をローコストで建てると言った場合、いくらくらいの価格、費用をイメージされますか?

 

人によって少し違いますが、当サイトでは、ローコスト住宅は、坪単価30~50万円で建てることが可能な家だと考えます。

 

20坪程の平屋で間取りが1LDK~2LDKであれば、その費用、価格の相場は約600万~約1000万円ということです。

 

それでは、20坪の平屋を、いくらの費用、価格で建てることができるのか、間取りも紹介しながら、具体的な実例をいくつかご紹介します。

 

 

500万円のローコスト平屋(約20坪・2LDK)の実例

 

株式会社ヒラキハウジングの「建つんです500」

 

こちらの実例は、延べ床面積約20坪・2LDKの間取りの平屋で、価格が驚きの500万円です。

 

広いLDK以外に、洋室と和室の2部屋があり、夫婦であれば、かなり快適に暮らせそうです。

 

500万円の価格には、照明器具、電気工事、給排水工事の料金も含まれています。

 

ただし、給排水工事は、建物から1m以内に限らる工事であるため、それを超える部分については、プラスで費用が発生します。

 

500万円で、ほぼ全てが込みで、平屋20坪を建てることができるというのは、正直、驚きです。

 

 

 

1000万円のローコスト平屋(20坪・2LDK)の実例

 

らくらくハウスの平屋プラン

 

こちらの実例は、延床面積が20坪、間取りが2LDKの平屋で、価格が1108万円、約1000万円でです。

 

価格の内訳は、建物価格が860万円で、付帯工事が248万円です。

 

キッチンが5畳、リビングダイニングが12.5畳と、かなり広いLDKになっています。

 

さらに、広いウォークインクローゼットが付いた6畳の寝室、さらに4.5畳の和室もあります。

 

和室は、客間や趣味の部屋にも使え、こちらも夫婦で快適に暮らせそうです。

 

価格約1,000万円には、付帯工事の費用も含まれているので、この価格で、平屋20坪を完全に建てられるということです。

 

 

 

1000万円のローコスト平屋(20坪・2LDK)の実例

 

アイパッソの家の平屋プラン

 

こちらの実例は、延床面積19.28坪、約20坪の間取りが2LDKの平屋で、価格が961万円、約1,000万円です。

 

この価格1000万円には、付帯工事も含めた価格で、こちらも完全なローコスト住宅の平屋です。

 

建物の中央部に16畳のLDKがあり、それを挟むように、6畳の洋室と4畳半の和室があります。

 

どこにいても、家族の気配を感じることができる快適な間取りです。

 

夫婦で過ごすには、余裕もあり、快適に暮らせそうです。

 

 

関連記事:

平屋を300万のローコスト住宅で建てることができるのか、その可能性について解説しています。ぜひ、本記事を参考にローコストな平屋を建ててください。→「ローコストで平屋を300万円で建てることは可能か?徹底的に調べてみました!

 

 

 

 

建物の価格を見る上で、注意すべき点があります。

 

まず、家づくりの総費用ですが、「建物本体工事費」以外に、「付帯工事費」と「諸費用」がかかります。

 

通常、付帯工事費には、水道管やガス管を道路から引き込むための工事、屋外の電気工事、空調設置工事やカーテン設置、照明器具設置等の内装にかかる費用等が含まれます。

 

各住宅メーカーの提示する価格に、何が含まれているのかを、チェックする必要があります。

 

そもそも付帯工事費用は含まれているのか、付帯工事もどの範囲まで含めれているのか・・精査することが重要です。

 

ちなみに、上でご紹介した3つの事例では・・

  • 価格には、「建物本体工事費」と「付帯工事費」の一部が含まれています。
  • ただし、どこまでの範囲の付帯工事なのかは、各社で微妙に異なります。
  • あと、ローンの手数料や登記費用などの諸費用、さらに外構費(例えば、カーポートとか)は含まれていません。
  • 通常、坪単価とは建物の床面積1坪当たりの建物本体工事費が坪単価です。上の3つの事例の価格には、「付帯工事費」の一部が含まれているので、いわゆる坪単価は、かなり安いことになります。

ローコストな平屋の特徴とは?

 

 

 

 

 

次に、ローコストな平屋の特徴を解説します。

 

ここは、次のパートで解説する最も注意すべき点にも関係してきますので、とても重要です。


 

 

前のパートでご紹介した実例のように、ローコスト住宅は、通常より価格が、かなり安く抑えられています。

 

当然ですが、価格が極端に安い、ローコストならではの特徴があります。

 

それは、ローコスト住宅のほとんどが、規格住宅であるということです。

 

規格住宅であれば、ある程度規格を決めてしまうので、その分、費用や工期を抑えることができます。

 

規格住宅にすることで、ローコスト住宅の平屋を可能にしているのです。

 

規格住宅は、予め坪数や間取り、さらには、外装材・内装材・設備の仕様も、ほぼ決まっています。

 

その結果、間取りや外観も、とてもシンプルな家が多いです。

 

ローコスト住宅なので仕方ないのですが、高性能住宅と比較すると、外装材・内装材・設備は、どうしてもグレードが低く、性能面も劣る可能性があります。

 

規格住宅でも、いくつかの選択肢から、好みに応じて設備やデザインを選べるケースもありますが・・

 

注文住宅で家を建てる時のような自由な家づくりは、まず無理で、設計の自由度は大きく制限されます。

 

そもそも、規格住宅は、間取りの自由度や設備にこだわるものではなく、価格の安さを優先するものです。

 

ローコストで建てる平屋は、このような特徴があります。

 

ここは、ローコスト住宅ならではのデメリットでもあるので、後で失敗したと後悔しないためにも、よく理解するようにしてください。

 

ローコスト住宅ならではのデメリット、特徴についてまとめると、次の通りです。

 

  1. ほとんどが規格住宅である。
  2. 間取りや外観がシンプルな家が多い。
  3. 外装材・内装材・設備のグレードが低く、性能面も劣る可能性がある。
  4. 設計の自由度が大きく制限される。

 

 

 

関連記事:
ローコスト住宅の平屋について、詳細に解説していますので、ぜひ、参考になさってください。

 

ローコスト住宅を建てる上で、最も注意すべき点とは?

 

 

 

 

 

それでは本題です。

 

20坪の平屋をローコストで建てる際の最も注意すべき点を解説します。

 

家を建て後悔しないよう、よく理解するようお願いします。


 

 

前のパートで、ローコスト住宅ならではの特徴、デメリットについて解説をしました。

 

ローコスト住宅は、予め坪数や間取り、外装材・内装材・設備の仕様も、ほぼ決まっているケースがほとんどです。

 

  • 例えば、外壁にこだわって、外観を凝ったものにしたいとか、
  • 間取りを、自分好みに自由に設計したいとか、
  • キッチンの設備を、自分の好きなメーカーのものにしたいとか

 

こういった自分の好みに応じて、自由な家づくりをしたい方には、ローコスト住宅は向いていません。

 

平屋をローコストで建てるとなると、おそらく、あなたが、家に対し、あれこれ希望があったとしても、まず無理です。

 

できない間取りや選べない設備が、ほとんどなので、自分の好みに応じて、家づくりは不可能です。

 

住宅メーカー側で決めた範囲内で、外壁、水回りの設備、間取り・・全てを決める必要があります。

 

平屋をローコストで建てる場合には、自分はそれでも問題ないのかを、よく考える必要があります。

 

その点をよく考えず、ただ費用を安く抑えたいという理由だけで、家づくりを進めてしまうと、おそらく後悔します。

 

そのような事にならないよう、家という暮らしの空間を、どうしたいのか、よく考えてみてください。

 

平屋をローコストで建てる方に向いているのは、次のような方だと思います。

 

  • 間取りや外観にこだわりはなく、シンプルなもので問題ないとか、
  • 住宅性能よりも、むしろ価格の安さを重視したいとか、
  • 家はそこそこ快適に暮らせれば問題なく、もっと趣味や他の事にお金を使いたいとか、

 

もし、あなたが、家に対し、こういった考えをお持ちであれば、ぜひ、平屋をローコストで建てるべきです。

 

 

関連記事:
平屋の新築費用に関する記事です。

まとめ

 

 

 

 

 

以上、平屋をローコストで建てる場合の費用、価格、注意点について解説しました。

 

最後にまとめです。


 

 

20坪の小さな平屋は、特にご夫婦で住むには、広さも適当で、快適に暮らせる、素晴らしい家です。

 

ただ・・建築費用を安く抑え、ローコストで家を建てることに関しては、よく考える必要があると思います。

 

ローコスト住宅の家ならではの特徴を、先程解説しましたが、本当に、あなたは、それで問題なにのか、よく考えるべきです。

 

せっかく、高いお金をかけて、家を新築するわけですから、絶対に後悔は、したくないですよね。

 

そして、仮に・・

 

あなたが、平屋をローコストで建てたいと決心されたとします。

 

その場合には、絶対に妥協せず、できる限り多くの住宅会社の平屋を比較することを、強くおすすめします。

 

ローコスト住宅であれば、なおさらです。

 

本記事でも3つのローコストの実例をご紹介しましたが、もっと多く、できる限り多くの平屋プランを検討すべきです。

 

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ぜひ、本記事を参考にして、あなたの平屋の家作りを成功させてください。

 

 

 

 

 

 

もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。


  • 平屋の家づくりを何からスタートしていいのか、よくわからない。
  • 住宅展示場に行きたいが、その後の営業が面倒で、まだ行けてない。
  • そもそも、どこの住宅展示場に行けば、平屋を見ることができるのか、よくわからない。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、一部修正を加えました。(2023/5/8)