30坪の平屋ロフト付きが快適!間取りで参考にすべき2つのポイントとは?

30坪の平屋ロフト付きが快適!間取りで参考にすべき2つのポイントとは?

 

30坪の平屋ロフト付きが快適!間取りで参考にすべき2つのポイントとは?

2020/06/22  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、30坪の平屋ロフト付きの間取りについて取り上げます。
ロフトがあることで、どのように平屋の快適性がアップするのかを、実例をベースに解説します。
さらに、ご紹介する家のように、かっこいいロフト付きの平屋にするのは、どうすればいいのかも説明します。
平屋をお考えの方であれば、きっと参考になると思います。


 

 

 

平屋を建てる方の多くは、ロフトの設置を希望されます。

 

平屋は、1階のみの限られたスペースの建物なので、どうしても狭くなります。

 

その狭さの問題を、収納や居住空間として利用できるロフトを設けることで、解決したいということで、皆さん、ロフトを希望されます。

 

今回は、ロフトをフルに取り入れることに成功した平屋の実例をご紹介します。

 

次のパートで解説しますが、この30坪の平屋のロフト付き間取りは、スゴイです。

 

ここまで徹底して、平屋にロフトを取り入れたケースは、これまで見たことがありません。

 

さらに、ご紹介したロフト付きの平屋のように、おしゃれでかっこいい家にするには、どういった点に注意すべきかも解説します。

 

平屋をお考えであれば、本記事は、きっと役立つと思います。

 

ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

 

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30坪の平屋ロフト付きの間取りとは?

 

 

 

 

 

早速ですが、注目すべき30坪の平屋ロフト付きの間取りをご紹介します。

 

平屋にロフトを設ける施工例は、結構、多いです。

 

しかし、今回ご紹介するアクロスホームの「LOAFER」という平屋は、これまでのロフト付きの平屋とは異なります。

 

ロフトを、徹底的に平屋に取り入れ、平屋での暮らしの快適性を、格段にアップさせることに成功した平屋です。

 

ぜひ、あなたの平屋の家づくりに参考にされるといいと思います。


 

 

 

外観について

 

出典:アクロスホーム(SUUMO)

 

 

 

まず、外観ですが、大きな片流れの屋根がおしゃれで、実にかっこいいです。

 

さらに、外壁も全面が黒のガルバリウムで、シンプルなデザインで、センス抜群です。

 

外構についても、簡単にお話しておきます。

 

広いカーポートの駐車場があり、3台もの車を駐車できます。

 

このカーポートも黒で、建物の外壁との色合いのバランスが良く、建物との統一感があります。

 

カーポートが、外構のアクセントにもなっていて、結果、建物の外観の印象が良くなっていると思います。

 

また、薪ストーブで使う薪をストックしておく収納場所もあって、これも、外構のアクセントにもなっていて、すごくおしゃれです。

 

こちらのロフト付きの平屋のお宅の外観は、外構も含め全体的に、とてもおしゃれで、かっこいい雰囲気に仕上がっています。

 

 

 

 

間取りについて

 

それでは、こちらが、30坪の平屋ロフト付きの間取りです。

 

 

 

住居タイプ 平屋
間取り

3LDK+小屋裏収納
(2つの個室+小屋裏収納は全てロフトにあります)

玄関位置 南玄関
敷地面積 240.23m2(72.6坪)
延床面積 99.37m2(30.0坪)

 

 

 

それでは、30坪の平屋ロフト付きの間取りについて解説します。

 

こちらの間取り図の左側が1階エリアで、右側は全てロフトです。

 

まず、ロフトの間取りについてです。

 

ロフトには、個室が2部屋、小屋裏収納、そしてフリースペースがあります。

 

このロフトの2部屋の個室には、両方の部屋で利用できる、広いウォークインクローゼットがあります。

 

このロフトの2部屋は、広さもあり、収納もあるので、完全な居住空間として使えます。

 

この部屋で寝てもいいですし、趣味の部屋、書斎として、また来客用のゲストルームとしても使えます。

 

好きなように、様々な目的でこの2部屋を使うことができます。

 

仮にロフトのない平屋としたら、1階に、このような広い2部屋の個室を設けることは、まず無理です。

 

これだけ広く、自由に使える個室が、2部屋もあるということで、広さだけでなく、気持ちにもゆとりがでます。

 

また、このロフトには、かなり広い小屋裏収納スペースもあります。

 

広さがあるので、ここには、様々なモノを収納することが可能です。

 

これだけの収納スペースがあれば、不要なモノは、全て整理整頓できます。

 

ロフトへは1階から、固定式のゆるやかな勾配の階段で行けるため、収納したモノの出し入れもスムーズに、安全に行えます。

 

このロフトの収納場所があるおかげで、必要なモノだけに囲まれながら、毎日を快適に、暮らせるます。

 

 

 

 

 

 

さらに、このロフトには、上の画像の通り、フリースペースがあります。

 

このスペースには、好きな家具・インテリアを置いてもいいですし、何とも贅沢でかっこいい空間です。

 

使い方が決まっていない、何も制限のない自由な空間、フリースペースがあるだけで、暮らしは豊かになります。

 

以上、ロフトについてお話しましたが・・

 

このロフトがあると、ないとでは、この平屋での暮らしの快適性は、大きく異なると思います。

 

ロフトを設けることで、これだけの収納空間、居住空間、さらにフリースペースの空間を実現できたわけですが、こういった空間があることで、暮らしは本当に豊かになります。

 

さらには、これだけの空間をロフトにより設けることができた結果、1階の家族がくつろぐLDKの空間、水回りの空間等を、より広く、より快適な空間にすることができます。

 

それでは、1階の間取りについて、解説していきます。

 

1階の間取りは、まず、とにかく広いLDKがあります。

 

LDKは、1階の総面積の2/3近くあり、かなりの広さです。

 

 

 

 

 

 

LDKの一部には、上部が吹き抜けで、薪ストーブが設置された広い土間があります。

 

土間を設けることで、段差が生じ、空間にゆるやかな区切りが生まれます。

 

同じ空間ですが、そこでの暮らし方にメリハリが生まれますし、住空間がおしゃれでかっこいい雰囲気に仕上げることが可能です。

 

例えば・・

 

薪ストーブの炎を見ながら、土間でゆったり過ごすこともでき、一方では、おしゃれでかっこいいダイニングで食事もできます。

 

同じ空間のLDKですが、場所に応じて、好きなように過ごすことができ、暮らしに変化が生じます。

 

家族が、好きなように、このLDKで、お互いの気配を感じながら、ゆったり、過ごすことができます。

 

ここまで、おしゃれでかっこいいい凝った完成度の高いLDKをつくることができたのも、ロフトのおかげです。

 

ロフトを設けることで、LDKの広さを確保でき、その広い空間を、思う存分、つくりこむことができたわけです。

 

 

 

 

 

 

こちらは、洗面室ですが、こちらも約4畳もあり、かなり広いです。

 

ここでは、洗濯機があるだけでなく、室内干し用の設備も備わっています。

 

この洗面室を、ランドリールームとしも使え、洗濯の一連の作業が同じ場所で行えるので、家事動線もいいです。

 

この洗面室は、上の画像の通り、とにかくカッコよく、センスが抜群ですが、使い勝手がいいなど、機能面でも、極まて優れています。

 

ここまで水回りを充実させることができたのも、やはり、ロフトを設けたおかげだと思います。

 

 

 

 

 

以上が、30坪の平屋ロフト付きの間取りです。

 

ロフトを上手に取り入れることで、おしゃれでかっこいい雰囲気の平屋にすることが可能です。

 

こちらの間取りですが、あなたの平屋家づくりの参考になりましたでしょうか?

 

次のパートで、この間取りから学べるポイント、平屋にロフトを設けることで、いかに快適性を向上させるか、さらに解説したいと思います。


間取りで参考になる2つのポイントとは?

 

 

 

 

 

前のパートで、30坪の平屋ロフト付きの外観と間取りについて、いろいろお話しましたが・・

 

間取りについては、2つのポイントが、あなたの家づくりに参考になると思います。


 

 

ロフトを積極的に活用する意識

 

 

平屋にロフトを設けるケースは、かなり多いです。

 

しかし、今回ご紹介した間取りのように、ここまで積極的にロフトを導入するのは、正直、ほとんどありません。

 

今回の間取りは、アクロスホームの「LOAFER」という平屋のものですが・・

 

平屋+α(1.5階)のLOAFERは、平屋でも2階建てでもない、ロフトを導入した、ちょうどいい広さの家。

 

ロフトをいう空間が、その家の暮らしを快適にするために導入されています。

 

よくあるのは、収納場所は、少しでも広い方がいいという理由だけで、何となくロフトを設けるパターンです。

 

何となく、ロフトを設けているので、何とも中途半端で、使い勝手の悪いロフトが多いです。

 

せっかくロフトを設けたのに、ほとんど使われず、暮らしの快適性の向上にも役立っていません。

 

ロフトは、暮らしをより快適にするには、どれくらいの広さで、どのような間取りで、ロフトを設けるべきか、よく考えてみてください。

 

ロフトを、暮らしを快適にするために、積極的に活用する意識を持つことが重要です。

 

 

 

 

ロフトを設ける目的の明確化

 

 

ロフトとは、建築基準法では、天井高を1.4m以下、床面積を直下の階の2分の1未満に収めるという制限があります。

 

この制限、特に高さ制限があるため、ロフトを居住空間として使うことを、皆さん、考えないようです。

 

ロフトは、モノを収納できるスぺ―スと考えている方が、ほとんどです。

 

確かに、収納スペースの確保のために、ロフトを設けるケースはとても多いです。

 

しかし、今回ご紹介した30坪の平屋ロフト付きの間取りで、おわかりいただけたと思いますが・・

 

ロフトは、居住空間としても使うことが充分可能です。

 

ぜひ、ロフトを設ける際には、ロフトをどのような空間として使うのか、使用目的を明確にするといいです。

 

その際には、収納に限定することなく、ロフトの活用を考えるといいです。

 

 

 

 

■ロフトを居住空間として使う場合

 

 

ロフトは高さ制限もあり、狭い空間で、一見、使い勝手が悪そうな空間です。

 

しかし、中には、この狭い空間が、とても心地よく、作業に集中できるという方もいます。

 

実は、私もそうですが、ロフトは、自分だけの隠れ家のような、とてもワクワクする空間です。

 

ロフトの使用目的を、収納場所と決めつけるのはやめた方がいいです。

 

ロフトは、趣味の部屋、書斎、寝室・・様々ばプライベートな空間として利用できます。

 

あなたの暮らしを快適にするために、ロフトの居住空間としての活用も、ぜひ検討されるといいです。

 

ぜひ、おしゃれでかっこいいロフトをつくってください。

 

 

 

 

■ロフトを収納空間として使う場合

 

 

この収納空間の確保は、ロフトを設置する大きなメリットです。

 

特に平屋は、収納スペースが不足しがちなので、ロフトはありがたい存在です。

 

例えば、普段は使わない来客用の布団、ひな人形や五月人形等の季節用品、スキー、スノーボード、サーフボード等の比較的大きな荷物も収納できます。

 

あなたの快適な暮らしを実現するためには、どれくらいのモノを収納でき、必要な広さはどれくらいかを、よく考え、ロフトの間取りを考えるといいです。

 

ロフト付きの平屋をおしゃれでかっこいい家にするポイントとは?

 

 

 

 

 

本記事でご紹介したような、おしゃれでかっこいいロフト付きの平屋にするには、どういった点に注意すればいいのか。

 

ここでは、特に間取りについて、どうすればかっこいいい住空間に仕上げることが可能かを解説します。

 

いくつかポイントがありますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。


 

 

高い天井について

 

 

天井を高くすることで、天井の圧迫感から開放された、とても開放的で快適な空間にすることができます。

 

また、天井を高くすることで、ロフトの間取りに自由度も生まれ、工夫次第で、よりおしゃれでかっこいいロフトに仕上げることが可能です。

 

ぜひ、天井を高くすることを意識し間取りプランされるといいです。

 

 

 

 

吹き抜けについて

 

 

ロフトと1階フロアを吹き抜けでつなぐことで、ロフト、1階の住空間が、より広く開放的に感じられます。

 

本記事でご紹介したロフト付きの平屋でも、ロフトへ昇る階段付近は、大きな吹き抜けになっています。

 

それにより、ロフトだけでなく、1階のLDKも、とてもおしゃれでかっこいい空間に仕上がっています。

 

ぜひ、吹き抜けの導入を検討されるといいいです。

 

 

 

 

腰壁、手すりについて

 

 

ロフトにおしゃれでデザイン性の高い腰壁や手すりを設けることで、空間全体にアクセントをつけ、メリハリ感を生じさせることができます。

 

ロフトだけでなく、1階フロア全体の空間が、よりおしゃれでかっこいい雰囲気に仕上がります。

 

先程、ご紹介した平屋でも、ロフトの手すりが、ロフトと1階の全体の空間のアクセントになっており、とても素敵です。

 

ぜひ、ロフトの腰壁、手すりのデザイン性について、よく検討されるといいです。

 

 

 

 

窓や照明について

 

 

ロフトの空間を、より明るく開放的にするために、外光をふんだんに取り入れる窓を設ける必要があります。

 

ご紹介した平屋のお宅にも、ロフトに複数の窓があり、とても明るく快適なロフトに仕上がっています。

 

ここで、1点ご注意頂きたいのが、ロフトに設ける照明についてです。

 

ロフトは天井が低いため、通常の照明では、眩しすぎる場合があるということです。

 

どれくらいの明るさであれば、ロフトを快適空間にできるか、専門家にも相談しながらよく検討することが重要です。

 

まとめ

 

 

 

 

 

以上、平屋に土間を設け薪ストーブロフトを設置した間取りについてでした。
参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。


 

 

ご紹介した30坪の平屋ロフト付きの間取りですが・・

 

平屋の快適性向上のために、いかにロフトの導入が重要か、よくおわかりいただけたと思います。

 

ロフトにより、平屋での暮らしが、何倍にも、魅力的で、快適になります。

 

ぜひ、あたたが建てる平屋にも、ロフトの導入を検討されては、どうでしょうか?

 

本記事を参考にして、あなたの暮らし方、ライフスタイルに合った、ロフトを設置していただければと思います。

 

ぜひ、あなたの平屋家づくりを成功させてください。

 

 

 

ちなみに、家づくりを成功させるには、できる限り多くの間取りプランを比較検討することが重要です。

 

特に、ロフトについては、その間取りによって、平屋での暮らしの快適性が、大きく変わってきます。

 

ぜひ、複数の間取りプランを比較し、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。

 

私の場合もそうですが、最低でも3社程度から、間取りプランをとるといいです。

 

その際には、相見積もりもとるといいです。

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、記事「ロフト付きの平屋をおしゃれでかっこいい家にするポイントとは?」を加え、さらに記事に関連する修正も加えました。(2023/4/26)