平屋の間取りの中で1LDKが高齢者に最適!その4つの理由とは?

平屋の間取りの中で1LDKが高齢者に最適!その4つの理由とは?

 

平屋の間取りの中で1LDKが高齢者に最適!その4つの理由とは?

2020/06/19   更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、平屋の間取りの中で、1LDKの間取りが、シニアや高齢者の方に一番適している理由を解説します。
シニアや高齢者の方で、家づくりをお考えの方には、参考になると思います。


 

 

平屋は、階段の上り下りがなかったり、動線が短くて生活しやすかったりと高齢者に優しい家で、さらに地震に強いなどメリットが多く、子育てを終えたシニア世代、高齢者の住まいとして、特に人気です。

 

そんなシニアや高齢者に人気の平屋ですが、その間取りは、なぜだか、平屋1LDKが人気です。

 

今回は、なぜ、平屋1LDKの間取りが、シニアや高齢者に人気があるのか、その理由を解明したいと思います。

 

本記事では、1LDKの間取りが、シニアや高齢者に最適な理由を、まず解説します。

 

さらに、あなたの平屋の家づくりに、ぜひ参考にしていただきたい、1LDKの間取りを厳選し、ご紹介もします。

 

シニア、高齢者の方で、平屋をお考えでれば、きっと参考になると思います。

 

ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

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関連記事:
平屋1LDKの間取りは、2LDKと比較されるといいです。

平屋1LDKが高齢者に最適な理由とは?

 

 

 

 

 

まず、平屋1LDKの間取りが、シニアや高齢者に最適な理由を解説します。

 

これにより、なぜ、この1LDKの間取りが人気なのか、その理由がおわかりいただけると思います。


 

 

平屋は、高齢者に優しい家であり、間取りは1LDKが特に人気です。

 

平屋1LDKがシニアや高齢者に人気の理由は4つあります。

 

 

掃除や建物の維持管理が楽である。
家事動線が短く生活しやすい。
コストダウンが期待できる。
家族の気配を感じながら生活できる。

 

それぞれについて解説していきます。

 

 

掃除や建物の維持管理が楽である

まず、毎日の家の掃除ですが、部屋の数が多いと、結構、重労働です。

 

部屋にシヤッターや雨戸があれば、その一つ一つを開けて、掃除機をかけたり、部屋を片付けたりして、掃除をします。

 

1部屋だけでも、足腰の弱ったシニア、高齢者には、毎日の作業としては大変です。

 

部屋数が多ければ、その分、掃除の場所が増え、身体への負担も大きくなります。

 

また、建物の修繕等、維持管理も、建物が大きくなれば、その分、負担が大きくなります。

 

そういった負担を軽減するには、できる限り部屋数が少なく、コンパクトな家がいいです。

 

そいう意味では、平屋1LDKは、最適な家です。

 

 

 

動線が短く生活しやすい

洗濯、料理などの家事は、毎日行う必要があり、シニアや高齢者には、かなりの負担です。

 

この家事の負担を、できる限り小さくするには、動線が短いことが重要です。

 

動線が短いと、家事も効率よく行え、身体への負担も小さくなるからです。

 

全ての居住空間が同じフロアにある平屋は、動線が短くていいのですが、さらに、コンパクトで部屋数が少ない平屋1lDKければ、完璧です。

 

その意味でも、平屋1LDKは、シニアや高齢者に最適な家です。

 

 

 

コストダウンが期待できる

コンパクトな1LDKは、建築費用とその後のメンテナンス費用の両面で、コストダウンが期待できます。

 

平屋1LDKのコンパクトで、間取りがシンプルであれば、建築費用は、かなり安くできます。

 

例えば、平屋1LDK(西玄関)51.00㎡(約15坪)で、建物本体価格が662万円(坪単価43万円)です。

 

また、平屋1LDK(北玄関)小屋裏付きで67.07㎡(約20坪)で、建物本体価格が820万円(坪単価41万円)という例もあります。

 

以上のように、コンパクトでシンプルな間取りの平屋1LDKであれば、建築費用を安く抑えることができます。

 

また、建物がコンパクトであれば、それにかかくメンテナンス費用も安く済みます。

 

コストダウンした分は、その分の予算で、趣味の設備や、生活が楽になる家電を購入することもでき、人生を楽しむために使えます。

 

 

 

家族の気配を感じながら生活できる

平屋1LDKであれば、部屋数が少なく、広さも程よいため、家のどこに居ても、常に、家族の気配を感じることができます。

 

特に、足腰の弱くなったシニアや高齢者のご夫婦であれば、何か事故が起こる可能性も否定できません。

 

常に、お互いの気配を感じられる平屋1LDKであれば、安心して暮らすことができます。

 

平屋1LDKは、シニア、高齢者の方にとって、死を迎えるまで、安心できる住まいです。

 

 

 

以上から、なぜ、平屋1LDKの間取りがシニアや高齢者に人気なのか、よくおわかり頂けたと思います。

 

 

ここで、間取りプランで、ぜひ注意して頂きたい「バリアフリー」についてお話しておきます。

 

間取りプランで、この「バリアフリー」を意識されると、さらに、高齢者に優しい家、平屋にすることができます。

 

逆に、この「バリアフリー」を全く意識し間取りでは、平屋1LDKでも、シニア、高齢者には住みづらい、厳しい家に、いずれなってしまうので、注意が必要です。

 

平屋はワンフロアで階段が無いので、バリアフリー対応しやすい住宅です。

 

ぜひ、足腰の弱った高齢者でも、自らの力だけで外出し、帰宅しやすいような間取りを考えてください。

 

例えば、寝室、居間から玄関までの段差を少なくするとか、移動距離を短くするとか・・間取りを工夫するといいです。

 

他の人の手助けなしでは、外に出られない間取りでは、足腰が弱って、外に出るのが億劫になって、徐々に家にひきこもりがちになることも。

 

そんな家では、平屋1LDKであっても、快適に暮らすことはできません。

 

ぜひ、間取りは、足腰の弱った高齢者でも、気軽に外に出てみようと思えるような間取りにしてください。

 

 

 

 

参考:
1LDKの小さな家の平屋での暮らしに関する記事で、参考になると思います。

次の記事は、平屋が、女性の一人暮らしに向いている点を解説してます。

シニア・高齢者に優しい平屋1LDKの間取りとは?

 

 

 

 

 

それでは、平屋の家づくりに参考になる、間取りを2つご紹介します。

 

どちらの間取りも、高齢者に優しく、住みやすい家です。

 

ぜひ、参考になさっていただければと思います。


 

 

15坪の平屋1LDK

 

出典: デザイナーズハウス木屋

 

住居タイプ 平屋
間取り 1LDK+小屋裏収納
玄関位置 北玄関
敷地面積
延床面積 67.07m2(20.3坪)

 

 

こちらの平屋1LDKは、14畳のLDKに6畳の寝室があり、寝室には、3畳のウォークインクローゼットもあります。

 

延床面積が15坪ととてもコンパクトなので、何をやるにも、家の中の移動距離は短くすみます。

 

シニア、高齢者にとっては、動線が短いのは、とても住みやいです。

 

毎日の家事の動線も、かなり良く、効率よく家事を行うことができる間取りです。

 

キッチンの隣に、洗濯機の設置された洗面脱衣室があるので、料理をしながら洗濯もでき、家事動線はいいです。

 

また、とコンパクトな平屋なので、玄関からキッチンへの移動距離も短いです。

 

買物から帰った後に、食材等を、キッチンの収納にしまうまでの、移動距離は短く、動線がいいです。

 

シニアや高齢者にとって、重い買物荷物を持っての移動は大変なので、この点もいい間取りです。

 

寝室は、LDKに直結しておらず、LDKからいったん玄関ホールに出て、寝室に入る間取りになっています。

 

常に家族の気配は、感じることができますが、プライベートな寝室と、パブリックなLDKは、ほどよい距離感があって、プライベートな時間も楽しめそうです。

 

寝室からトイレに近いのも、シニアや高齢者には、ありがいポイントです。

 

収納面では、寝室に隣接する広いウォークインクローゼットがあり、さらは、小屋裏収納もあるので、収納は充分です。

 

収納を活用することで、必要なモノにのみに囲まれながら快適に、暮らすことが可能です。

 

※ 小屋裏収納への上り下りの階段は固定式で、できる限りゆるやかなものにするといいです。

 

以上ですが、こちらの15坪の平屋1LDKは、シニア、高齢者に、とても優しい間取りです。

 

 

 

20坪の平屋1LDK

 

出典:注文住宅のライフボックス

 

住居タイプ 平屋
間取り 1LDK
玄関位置 南玄関
敷地面積
延床面積 19.78坪

 

 

こちらの平屋1LDKは、19畳のLDKに、9畳の主寝室があり、主寝室の隣に4.5畳の納戸・ウォークインクローゼットがあります。

 

全体では、約20坪とコンパクトなので、こちらの間取りも、家の中の動線が短く、シニアや高齢者には、とても暮らしやすいと思います。

 

こちらの間取りも、基本的には、先程の15坪の平屋1LDKの間取りと同じですが、主寝室の間取りが違います。

 

9畳の主寝室は、縦長の長方形です。

 

この主寝室であれば、部屋の中央に、簡単な仕切りのパーテーションや、壁を設けることで、1つの部屋を4.5畳づつの空間に2分できます。

 

ご夫婦の生活スタイルが違うことにより、睡眠を邪魔されたくないという場合は、この間取りは最適です。

 

さらに違う点は、こちらの間取りには、小屋裏収納がありません。

 

しかし、主寝室の隣の4畳半と広い納戸があるので、そちらを活用することで、モノを整理整頓できます。

 

収納面でも全く問題なく、モノを整理整頓し、快適に過ごすことができます。

 

以上ですが、こちらの20坪の平屋1LDKも、シニア、高齢者には、とても優しい間取りです。

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

以上、シニアや高齢者に人気の平屋1LDKについてでした。
あなたの家づくりの参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。


 

平屋は、様々な点で、シニア世代が暮らしやすい、高齢者に優しい家です。

 

そして、平屋の間取りは1LDKが、シニアや高齢者の方にとって、いかに住みやすく、快適な家であるか、よくおわかりいただけましたでしょうか。

 

平屋は、高齢者に優しい負担のない家であり、終の住み処としては、最高です。

 

ぜひ、本記事を参考に、あなたに合った素敵な平屋を建ててください。

 

 

 

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もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。


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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■「平屋1LDKが高齢者に最適な理由とは?」の記事に「バリアフリー」に関する説明を加えました。その他にも、よりわかりやすくするために、一部修正を加えました。(2022/9/14)