村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、平屋の間取りの中で、1LDKの間取りが、シニアや高齢者の方に一番適している理由を解説します。
シニアや高齢者の方で、家づくりをお考えの方には、参考になると思います。
平屋は、階段の上り下りがなかったり、動線が短くて生活しやすかったりと高齢者に優しい家で、さらに地震に強いなどメリットが多く、子育てを終えたシニア世代、高齢者の住まいとして、特に人気です。
そんなシニアや高齢者に人気の平屋ですが、その間取りは、なぜだか、平屋1LDKが人気です。
今回は、なぜ、平屋1LDKの間取りが、シニアや高齢者に人気があるのか、その理由を解明したいと思います。
本記事では、1LDKの間取りが、シニアや高齢者に最適な理由を、まず解説します。
さらに、あなたの平屋の家づくりに、ぜひ参考にしていただきたい、1LDKの間取りを厳選し、ご紹介もします。
シニア、高齢者の方で、平屋をお考えでれば、きっと参考になると思います。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
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平屋1LDKの間取りは、2LDKと比較されるといいです。
まず、平屋1LDKの間取りが、シニアや高齢者に最適な理由を解説します。
これにより、なぜ、この1LDKの間取りが人気なのか、その理由がおわかりいただけると思います。
平屋は、高齢者に優しい家であり、間取りは1LDKが特に人気です。
平屋1LDKがシニアや高齢者に人気の理由は4つあります。
それぞれについて解説していきます。
まず、毎日の家の掃除ですが、部屋の数が多いと、結構、重労働です。
部屋にシヤッターや雨戸があれば、その一つ一つを開けて、掃除機をかけたり、部屋を片付けたりして、掃除をします。
1部屋だけでも、足腰の弱ったシニア、高齢者には、毎日の作業としては大変です。
部屋数が多ければ、その分、掃除の場所が増え、身体への負担も大きくなります。
また、建物の修繕等、維持管理も、建物が大きくなれば、その分、負担が大きくなります。
そういった負担を軽減するには、できる限り部屋数が少なく、コンパクトな家がいいです。
そいう意味では、平屋1LDKは、最適な家です。
洗濯、料理などの家事は、毎日行う必要があり、シニアや高齢者には、かなりの負担です。
この家事の負担を、できる限り小さくするには、動線が短いことが重要です。
動線が短いと、家事も効率よく行え、身体への負担も小さくなるからです。
全ての居住空間が同じフロアにある平屋は、動線が短くていいのですが、さらに、コンパクトで部屋数が少ない平屋1lDKければ、完璧です。
その意味でも、平屋1LDKは、シニアや高齢者に最適な家です。
コンパクトな1LDKは、建築費用とその後のメンテナンス費用の両面で、コストダウンが期待できます。
平屋1LDKのコンパクトで、間取りがシンプルであれば、建築費用は、かなり安くできます。
例えば、平屋1LDK(西玄関)51.00㎡(約15坪)で、建物本体価格が662万円(坪単価43万円)です。
また、平屋1LDK(北玄関)小屋裏付きで67.07㎡(約20坪)で、建物本体価格が820万円(坪単価41万円)という例もあります。
以上のように、コンパクトでシンプルな間取りの平屋1LDKであれば、建築費用を安く抑えることができます。
また、建物がコンパクトであれば、それにかかくメンテナンス費用も安く済みます。
コストダウンした分は、その分の予算で、趣味の設備や、生活が楽になる家電を購入することもでき、人生を楽しむために使えます。
平屋1LDKであれば、部屋数が少なく、広さも程よいため、家のどこに居ても、常に、家族の気配を感じることができます。
特に、足腰の弱くなったシニアや高齢者のご夫婦であれば、何か事故が起こる可能性も否定できません。
常に、お互いの気配を感じられる平屋1LDKであれば、安心して暮らすことができます。
平屋1LDKは、シニア、高齢者の方にとって、死を迎えるまで、安心できる住まいです。
以上から、なぜ、平屋1LDKの間取りがシニアや高齢者に人気なのか、よくおわかり頂けたと思います。
ここで、間取りプランで、ぜひ注意して頂きたい「バリアフリー」についてお話しておきます。
間取りプランで、この「バリアフリー」を意識されると、さらに、高齢者に優しい家、平屋にすることができます。
逆に、この「バリアフリー」を全く意識し間取りでは、平屋1LDKでも、シニア、高齢者には住みづらい、厳しい家に、いずれなってしまうので、注意が必要です。
平屋はワンフロアで階段が無いので、バリアフリー対応しやすい住宅です。
ぜひ、足腰の弱った高齢者でも、自らの力だけで外出し、帰宅しやすいような間取りを考えてください。
例えば、寝室、居間から玄関までの段差を少なくするとか、移動距離を短くするとか・・間取りを工夫するといいです。
他の人の手助けなしでは、外に出られない間取りでは、足腰が弱って、外に出るのが億劫になって、徐々に家にひきこもりがちになることも。
そんな家では、平屋1LDKであっても、快適に暮らすことはできません。
ぜひ、間取りは、足腰の弱った高齢者でも、気軽に外に出てみようと思えるような間取りにしてください。
参考:
1LDKの小さな家の平屋での暮らしに関する記事で、参考になると思います。
次の記事は、平屋が、女性の一人暮らしに向いている点を解説してます。
それでは、平屋の家づくりに参考になる、間取りを2つご紹介します。
どちらの間取りも、高齢者に優しく、住みやすい家です。
ぜひ、参考になさっていただければと思います。
出典: デザイナーズハウス木屋
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 1LDK+小屋裏収納 |
玄関位置 | 北玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | 67.07m2(20.3坪) |
こちらの平屋1LDKは、14畳のLDKに6畳の寝室があり、寝室には、3畳のウォークインクローゼットもあります。
延床面積が15坪ととてもコンパクトなので、何をやるにも、家の中の移動距離は短くすみます。
シニア、高齢者にとっては、動線が短いのは、とても住みやいです。
毎日の家事の動線も、かなり良く、効率よく家事を行うことができる間取りです。
キッチンの隣に、洗濯機の設置された洗面脱衣室があるので、料理をしながら洗濯もでき、家事動線はいいです。
また、とコンパクトな平屋なので、玄関からキッチンへの移動距離も短いです。
買物から帰った後に、食材等を、キッチンの収納にしまうまでの、移動距離は短く、動線がいいです。
シニアや高齢者にとって、重い買物荷物を持っての移動は大変なので、この点もいい間取りです。
寝室は、LDKに直結しておらず、LDKからいったん玄関ホールに出て、寝室に入る間取りになっています。
常に家族の気配は、感じることができますが、プライベートな寝室と、パブリックなLDKは、ほどよい距離感があって、プライベートな時間も楽しめそうです。
寝室からトイレに近いのも、シニアや高齢者には、ありがいポイントです。
収納面では、寝室に隣接する広いウォークインクローゼットがあり、さらは、小屋裏収納もあるので、収納は充分です。
収納を活用することで、必要なモノにのみに囲まれながら快適に、暮らすことが可能です。
※ 小屋裏収納への上り下りの階段は固定式で、できる限りゆるやかなものにするといいです。
以上ですが、こちらの15坪の平屋1LDKは、シニア、高齢者に、とても優しい間取りです。
出典:注文住宅のライフボックス
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 1LDK |
玄関位置 | 南玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | 19.78坪 |
こちらの平屋1LDKは、19畳のLDKに、9畳の主寝室があり、主寝室の隣に4.5畳の納戸・ウォークインクローゼットがあります。
全体では、約20坪とコンパクトなので、こちらの間取りも、家の中の動線が短く、シニアや高齢者には、とても暮らしやすいと思います。
こちらの間取りも、基本的には、先程の15坪の平屋1LDKの間取りと同じですが、主寝室の間取りが違います。
9畳の主寝室は、縦長の長方形です。
この主寝室であれば、部屋の中央に、簡単な仕切りのパーテーションや、壁を設けることで、1つの部屋を4.5畳づつの空間に2分できます。
ご夫婦の生活スタイルが違うことにより、睡眠を邪魔されたくないという場合は、この間取りは最適です。
さらに違う点は、こちらの間取りには、小屋裏収納がありません。
しかし、主寝室の隣の4畳半と広い納戸があるので、そちらを活用することで、モノを整理整頓できます。
収納面でも全く問題なく、モノを整理整頓し、快適に過ごすことができます。
以上ですが、こちらの20坪の平屋1LDKも、シニア、高齢者には、とても優しい間取りです。
参考:
こちらは、ローコストな小さな平屋についての記事です。
以上、シニアや高齢者に人気の平屋1LDKについてでした。
あなたの家づくりの参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。
平屋は、様々な点で、シニア世代が暮らしやすい、高齢者に優しい家です。
そして、平屋の間取りは1LDKが、シニアや高齢者の方にとって、いかに住みやすく、快適な家であるか、よくおわかりいただけましたでしょうか。
平屋は、高齢者に優しい負担のない家であり、終の住み処としては、最高です。
ぜひ、本記事を参考に、あなたに合った素敵な平屋を建ててください。
ちなみに、あなたに最適な平屋を建てるには、できる限り多くの間取りプランを比較検討することが重要です。
多くの間取りプランを比較することで、より完成度の高い、満足度の高い、間取りに、ブラシュアップできるからです。
よく言われるのが、最低でも3社程度から、間取りプランをとるといいです。
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もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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理想の平屋を建てるポイント→詳細
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■「平屋1LDKが高齢者に最適な理由とは?」の記事に「バリアフリー」に関する説明を加えました。その他にも、よりわかりやすくするために、一部修正を加えました。(2022/9/14)