村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、シューズクロークについて取り上げます。
理想のシューズクロークの間取り・広さについて、さらに6つの注意点について解説します。
シューズクロークを、新築の際に、ぜひ導入したいという方が、今増えています。
私も自宅にシューズクロークを設置しましたが、本当に使い勝手がよく、快適です。
設計士と何度も打ち合わせをし、かなりこだわったシューズクロークで、後程ご紹介しますが、すごく満足しています。
実は、この人気のシューズクロークで、失敗する方が多いです。
単なる靴を収納する場所としか考えず、そのため、中途半端なシューズクロークをつくってしまい、後悔するパターンです。
シューズクロークは、靴を収納するだけでなく、様々な用途に使え、それにより、暮らしが何倍にも快適にすることが可能です。
本記事では、暮らしを快適にする理想のシューズクロークについて解説します。
間取りをどうしたらいいのか、広さはどれだけ必要なのか、注意すべき点はどこか、詳細に解説します。
あなたも、快適なシューズクロークを導入するために、ぜひ、本記事をお読みいただければと思います。
本記事の内容:
※ 理想のシューズクロークを導入するために、何をどう注意したらいいのかが、わかります。
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理想のシューズクロークの話の前に、まず、そもそも、なぜシューズクロークが必要なのかをお話します。
シューズクロークがなぜ人気なのかも、わかると思いますよ。
シューズクロークを導入すべき理由は、以下の通りです。
シューズクロークを導入すべき1つ目の理由は、多くの靴を収納できるからです。
あるデータによると、平均で、成人女性は15~18足、成人男性は10足~12足の靴を持っているそうです。
夫婦で30足、さらに大きな子供が2人いるとすれば、家族4人で60足もの靴を持つことになります。
これだけ多くの靴を収納するのに、シューズクロークは最適です。
通常の下駄箱では、収納力に欠けますが、シューズクロークであれば、すっきり収納できるわけです。
2つ目の理由は、靴以外の、様々なモノを収納できるからです。
例えば、趣味のアウトドア用品(サッカーボール、テニスラケット、スキーの板、キャンプ用品等)、家庭用の工具箱、家の中で使う脚立、外出時に着るコート類、傘、ベビーカー、自転車等。
靴以外にも、本当に様々なモノが、それも結構多くあり、それらを、全てスッキリ、シューズクロークに収納できます。
3つ目の理由です。
収納とは違いますが・・
資源のゴミ(段ボール箱など)、新聞紙、宅配サービスの一時置き場としても、シューズクロークが使えます。
大量の靴、靴以外のモノの収納場所として、さらに、新聞紙等の一時的な保管場所として、シューズクロークを使えます。
その結果、玄関に、そういった靴やモノを置かなくなるので、常に玄関を、スッキリ奇麗な状態に保てます。
また、シューズクロークから、そのまま居室内に行ける、ウォークスルーのシューズクロークにすることで、その場所を家族専用の玄関にすることができます。
結果、玄関に、家族の靴を置くことがなくなるので、お客様用の玄関として、常にスッキリ奇麗にしておけます。
仮に、シューズクロークがなかったとしたら、充分な収納がなくなるので、靴やモノが、玄関を中心に散らかる可能性があります。
また、シューズクロークがないと一か所にまとめて収納できず、収納が分散されるので、収納物の出し入れを考えると、すごく不便に感じられると思います。
シューズクロークがあれば、一か所にまとめて収納でき、一保管できるので、本当に便利です。
シューズクロークは、快適な暮らしに欠かせないものです。
それでは、私が建てた自宅の3畳のシューズクロークについて、お話します。
上の間取り図は、右側が3畳の玄関で、その左側が、3畳のシューズクロークになります。
玄関に関しては、以下の記事で詳細を解説していますので、ぜひ、お読みいただければと思います。
新築に最適な玄関の広さは?
こちらは、玄関の広さに関する記事ですが、私の自宅の玄関がどうなのかも記載があります。
玄関を入って、すぐ左が3畳のシューズクロークになっています。
設計士と何度も打合せを行い、かなりこだわった、自慢のシューズクロークです。
以下、箇条書きで、いかに、このシューズクロークが理想に近いのかを解説します。
参考にしていただければ、幸いです。
次に、シューズクロークの間取りで注意すべき点を解説します。
先程、ご紹介した私の自宅のシューズクロークですが、快適な暮らしに欠かせないもので、とても満足しています。
なぜ、ここまで完成度の高い、シューズクロークをつくることができたのか、あなたは、わかりますか?
とても簡単なことです。
それは・・シューズクロークに収納したい、靴、それ以外のモノを、全て洗い出し、その分量、大きさ、形状などに合わせて、収納スペースを、一つ一つ決めっていったからです。
かなり面倒で手間がかかる作業ですが、ぜひ、ここは手を抜かず、あなたも、この作業を行った方がいいです。
それでは、シューズクロークの間取り、広さに関する注意点を解説します。
現状、家族で何足の靴があるのか、今後どれくらい増えるのかを考慮して、シューズクロークの靴の収納スペースを考える必要があります。
その際には、靴の大きさ、靴の形状(ブーツなど)、靴のメンテナンスグッズの大きさも考慮し、収納スペースを決めるようにしましょう。
靴以外のモノの、本当にいろいろあります。
そのモノの量はどれくらいあるのか、さらには、そのモノの形状や大きさはどうなのかを考慮して、モノの収納スペースを決める必要があります。
傘の形状に合わせて、傘を収納する場所を決めるとか、コートを収納する場所も、コートの丈に合わせて決めるとか。
脚立等の大きなモノは、それに合わせて収納場所を確保するとか。
シューズクローク内は、普通に使っても、靴や、様々なモノを収納したり、一時的に保管しますので、結構、散らかります。
その散らかった状況が、玄関から、多少は仕方ないですが、丸見えにならないように間取りを工夫する必要があります。
家族の脱ぎ散らかした靴が、玄関にいる来客に丸見えでは、わざわざ家族専用の玄関を設けた意味がありません。
こういった暖簾を設けるのも、いいかもしれませんね。
私、個人的には、シューズクロークには、扉を設けない方がいいと思います。
なぜなら、扉を設けると、それだけ手間がかかり、使いづらくなるからです。
ただ、どうしても、シューズクローク内を見られたくない等の理由で、扉を設けるのであれば、こちらの画像のように、引き戸にするのがいいです。
引き戸以外には、ロールスクリーンとか、暖簾とか。
ドアをつけてしまうと、ドアを開けたい際に、すごく邪魔になるので、注意が必要です。
靴の収納棚、靴以外のモノの収納棚の十分なスペースを確保することが重要です。
ここが、いい加減だと、せっかくシューズクロークを設けたのに、すぐに収納できない靴やモノがでてきて、結局、散らかるなんてこになるので注意が必要です。
また、シューズクローク内の通路についても、充分な広さを確保するようにしましょう。
シューズクロークの通路が狭いと、その中で作業がしづらく、結局、あまり使わくなるなんてこともあるので、注意が必要です。
詳細は、次のパートで解説します。
シューズクロークについて、その他の注意すべき点を解説します。
1つ目は、広さに余裕があるのであれば、ぜひウォークスルーのシューズクロークの間取りを検討されるといいです。
2つ目は、シューズクロークに窓を設けるか否かも、ぜひ、検討されるといいです。
ただし、この2つとも、必ず、そうすべきであるという注意点ではありません。
あなたの建てる家の状況に応じて、検討してみてください。
シューズクロークの広さについて解説します。
シューズクロークの広さですが、靴の収納棚の奥行きが30㎝、モノの収納棚の奥行きが40㎝~45㎝は必要になります。
そして通路ですが、最低でも60㎝は必要です。
ただ、できれば、さらに広いと、シューズクローク内での作業が、ストレスなくスムーズに行えます。
私の自宅のシューズクロークは、通路の幅が100㎝ありますので、一度に複数の者で、シューズクロークを使うことが可能です。
特に、家族皆で出かける際には、とても便利です。
このシューズクロークの広さについては、収納スペース、通路の広さ、ともに、とても重要です。
シューズクロークの間取りをプランされる際には、慎重に検討されるといいですよ。
関連記事:
玄関に設ける手洗い場に関する記事です。
私の自宅の3畳のシューズクロークについて解説してきましたが、それより狭い2畳、1畳の広さでは設置は不可能なのか?
ここでは、1畳、2畳の広さのシューズクロークについて解説したいと思います。
ぜひ、あなたの家づくりに参考にして頂ければと思います。
通常、家づくりでは、家族の滞在時間が一番長い、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)を最優先に考えます。
間取りプランでも、LDKをいかに広く、快適な空間にすべきかを重視します。
その結果、シューズクロークを設けたいけど、間取りの関係で、3畳のスペースは無理で、1畳や2畳であれば、何とかシューズクロークを設けられるといったケースが多いです。
そこで、1畳、2畳の広さのシューズクロークについて解説したいと思います。
最初に結論からお話しますと、シューズクロークは、設置するなら2畳の広さは欲しいところです。
なぜなら、1畳のシューズクロークでは、広さに大きな問題があるからです。
1畳の広さは 約182cm×91cmですが、実は、このスペースをフルに使ってシューズクロークを設けることはできません。
壁や柱のを考慮する必要があり、シューズクロークに使える広さは、75㎝程度に制限されます。
そうなると、先程、靴の収納棚の奥行きに30㎝、通路に60㎝は必要とお話しましたが、75㎝では全く足りません。
ましてや、靴以外のモノの収納棚であれば40㎝~45㎝も必要になるので、靴以外のモノも収納できるシューズクロークは、1畳ではまず無理です。
それに比べ、2畳は広さが182㎝×182㎝ありますので、広さ的には問題なく、シューズクロークを設けることは可能です。
それでも1畳のシューズクロークを設けたいとなると、通路か棚の幅を狭くするとか、収納すべきものを限定するとか、シューズクロークの高さを高くし収納力をアップさせるとか、どこからも棚に手が届くように間取りを区数するとか、様々な対策が必要になってきます。
1畳のように、かなり狭いスペースにシューズクロークを設けたいという方は、ぜひ、シューズクロークの実績豊富な専門業者に、よく相談されるといいです。
最後に、シューズクロークについてまとめです。
シューズクロークは、快適な家を建てるためにも、ぜひ、導入を検討すべきです。
シューズクロークは、決して単なる靴を収納する場所ではありません。
靴だけでなく、様々なモノを収納することができ、間取りや広さを工夫することで、快適な暮らしに欠かせない理想のシューズクロークをつくることができます。
以下の6つのポイントに注意し、ぜひ、あなたの家に合った理想のシューズクロークを作ってみてください。
今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「シューズクロークは3畳より狭い1畳、2畳でも設置は可能か?」の記事を加えました。(2022/11/29)