2階リビングの30坪の間取りを検証!家事と子育てはしやすいか?

2階リビングの30坪の間取りを検証!家事と子育てはしやすいか?

 

2階リビングの30坪の間取りを検証!家事と子育てはしやすいか?

2021/03/08  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、2階リビングの30坪の間取りについて、家事と子育てのやりさすさについて解説したいと思います。

 

リビングを2階に設けることを検討されているなら、役立つ内容なので、ぜひ、お読み頂ければと思います。


 

 

2階リビングの間取りについては、次の記事で、快適化について解説しました。

 

 

2階リビングの家を、いかにして暮らしやすくするかを、いくつか間取りの実例をあげながら、解説しました。

 

今回は、2階リビングの30坪の間取りについて、特に、家事のやりやすさ、子育てのやりやすさの点にしぼり、お話したいと思います。

 

家事動線が悪いと、家事の負担が大きくなり、毎日行う家事が、本当にストレスになります。

 

どんな素晴らしい家でも、家事動線の悪い家は、それだけで失敗です。

 

また、子育ても、家事と同様で、家族のコミュニケーションが取りづらく、子育てのしにく家も、それだけで、失敗です。

 

本記事では、間取りプランで、どういった点に注意をすれば、家事、子育てがしやすくなるかを、解説したいと思います。

 

まず、リビングを2階にするメリット・デメリットについて説明します。

 

特に、家事と子育ての視点で、それぞれメリット・デメリットについてお話したいと思います。

 

さらに、具体的な2階リビングの30坪の間取りの実例も紹介します。

 

2階リビングをお考えの方、特に子育て世代の方には、参考になると思います。

 

あなたの家づくりを成功させるためにも、ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階リビングのメリット・デメリットとは?

 

 

 

まず最初に、リビングを2階にする2階リビングについて、メリット・デメリットについて解説します。

 

リビングを2階にもって行くメリット・デメリットは、それぞれ次の通りです。

 

2階リビングの3つのメリット

  1. 日当たりが良くなる(特に冬場に)
  2. 眺望が良くなる
  3. その他
  4. ・リビングを簡単に広くできる。
    ・耐震性を高めることができる。
    ・プライバシーを確保しやすい。

 

2階リビングの8つのデメリット

  1. 老後、足越しが弱くなった時に2階に行く階段が心配である。
  2. 1階の防犯が手薄になる。
  3. 2階にリビングあると、1階が寒くなる。
  4. 建築コストがあがる。
  5. 来客時の対応が面倒である。
  6. 大きな家電の搬入が心配である。
  7. 水回りが2階だと水漏れが心配である。
  8. 庭を使わなくなる。

 

詳しくは、次の記事で詳細を解説していますので、あわせてお読み頂ければと思います。

 

 

メリット・デメリットを比較すると、一見、メリットより、はるかにデメリットが多いのですが、ここは、よくメリット・デメリットを、あなたの生活スタイルに合わせてどうなのか、建物の立地条件はどうなのか、よく検討することを強くおすすめします。

 

単純に、デメリットの方が、メリットより多いので、2階リビングをやめるということは、後で後悔しないためにも、絶対にすべきではありません。

 

そして、2階リビングの家を建てる場合は、間取りプランで、いかにして、デメリットを解消し、メリットを最大限活かすかが、家づくりの成功ポイントです。

 

次に紹介する間取りでは、いかにして、デメリットを解消し、家事、子育てがしやすい間取りにするか、多くの工夫が見られます。

 

ぜひ、あなたの家づくりの参考にして頂ければと思います。

家事がしやすい2階リビングの間取り(30坪)か?

 

 

 

 

 

まず、家事からお話します。

 

2階リビングを家事のしやすい家にするには、間取りをどうしたらいいのか、注意すべき点を解説します。

 

2つの30坪の間取りも紹介するので、わかりやすいと思います。


 

 

2階リビングの家について、家事のやりやすさ、家事動線については、次の記事で詳しく解説しました。

 

 

まだ、お読みになられていないなら、ぜひ、こちらの記事も、お読み頂ければと思います。

 

記事でも解説をしましたが、最大のポイントは、洗面、風呂の水回りを、どこに配置するかです。

 

水回りを、LDKと同じ、2階に配置するか、それとも、LDKのある2階ではなく、1階に配置するかです。

 

この水回りの配置場所によって、家事動線が大きく変わります。

 

2つの30坪の間取りを比べながら、家事動線をみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

間取り 2LDK
延床面積 100.50m2(30.4坪)
敷地面積 100.19m2(30.3坪)

 

高砂建設

 

 

 

こちらの間取りは、2階に、洗面、風呂、ランドリールームの水回りが、LDKと同じ2階にあります。

 

それも、キッチンのすぐ隣にあって、ほんの数歩で、キッチンから、洗面、風呂、ランドリームに移動することができます。

 

まさに、料理をしながら、洗濯家事を、効率良く、何のストレスもなく、行うことができる間取りです。

 

2階リビングの間取りで、家事動線を良くするには、こういった水回りとキッチンをできるだけ近くするために、水回りをLDKと同じ2階にすることです。

 

その点を、見事に、クリアした、極めて家事動線のいい間取りです。

 

気になる点は・・

 

1階に行くための、階段の位置が、キッチンから若干離れた場所にあります。

 

1階の玄関で接客対応するのは、キッチンから階段へ行くのに、広いLDKを横切る必要があります。

 

そこが多少、手間で、家事動線が悪くなっています。

 

ただ、階段は、ほぼ玄関に直結しているので、それ程、問題ではありませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

間取り 2LDK
延床面積 98.00m2(29.6坪)
敷地面積 100.02m2(30.2坪)

 

ジャパンホーム

 

 

 

こちらに間取りは、洗面、風呂といった水回りが、1階にあります。

 

そのため、キッチンから、水回りへ移動するには、階段を使う必要があります。

 

この間取りでは、料理をしながら、洗濯家事を行うのは、ほぼ無理です。

 

そういう点では、洗濯の家事動線が、少し、問題があるように思われます。

 

玄関における接客対応ですが、こちらはかなり良い動線です。

 

1階への階段がキッチンの近くにあり、階段を降りた先は、玄関です。

 

簡単にキッチンから玄関へ移動できるの、接客の動線は、とてもいい間取りです。

 

 

 

 

子育てがしやすい2階リビングの間取(30坪)か?

 

 

 

 

 

次に、子育てについてです。

 

2階リビングを子育てのしやすい家にするには、間取りプランで、どういった点に注意をすればいいのかを解説します。

 

具体的に、30坪の間取りをベースにお話しますので、わかりやすいと思います。


 

 

それでは、子育てしやすい間取りか否かを、先程と同じく、2つの2階リビングの30坪の間取りを比較し、検討したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

間取り 2LDK
延床面積 100.50m2(30.4坪)
敷地面積 100.19m2(30.3坪)

 

高砂建設

 

 

 

主寝室と洋室の子供部屋の個室が、ともに1階にあります。

 

帰宅し、玄関から入ると、そのまま、個室へと直行することが可能です。

 

また、その逆に、個室から玄関を通って、自由に外出も行けます。

 

1階には、トイレも、小さな洗面もあので、特別な用事がない限り、2階に行く必要はありません。

 

2階へ行くのは、風呂に入る時、ダイニングで食事をする時、リビングでくつろぐ時くらいです。

 

それ以外は、特に2階に行く必要がない、この間取りでは、特に子供が、小学校の高学年、中学、高校と、大きくなった際に、親子のコミュニケーションが少なくなりそうです。

 

2階リビングの間取りでは、家族の個室を全て1階に集約するパターンが多く、どうしても、この子育て問題は生じます。

 

この子育て問題の改善策としては・・

 

この間取りでは、2階にLDK以外の部屋は、全くありません。

 

そこで、おすすめなのが、この広いLDK内に、スタディールームを設けるプランです。

 

以下の2つの画像は、リビング内に、スタディールームを設けたものです。

 

ご覧頂ければ、スタディールームについて、イメージがわくと思います。

 

 

 

 

 

 

こういったコーナーがあれば、子供は、自然と、ここで勉強し、まだ小さければ、ここで遊ぶはずです。

 

親は、子供の勉強や遊びの様子を見ながら、料理等の家事を行うことができます。

 

こういったコーナーを設けることで、子育て環境は、一気に改善することができます。

 

 

 

 

 

 

 

間取り 2LDK
延床面積 98.00m2(29.6坪)
敷地面積 100.02m2(30.2坪)

 

ジャパンホーム

 

 

 

こちらの間取りも、家族の個室の全てが、同じ1階に集約されております。

 

そのため、子供は、2階のリビングを通らず、玄関と個室の間を行き来できます。

 

さらに、洗面、風呂、トイレも全て1階にあるため、ほとんど2階で行く必要がありません。

 

2階へ行くのは、ダイニングで食事をとる時と、リビングで過ごす時くらいです。

 

こちらの間取りも、子供の年齢にもよりますが、親子のコミュニケーションが少し取りづらい間取りです。

 

ただ、こちらの間取りでは、LDKの上に、趣味の部屋として使う小屋裏収納があり、さらに、LDKの横に、4畳半の和室もあります。

 

そこを、例えば、スタディールームとして使うとか、子供が小さい時の遊び場にすることで、子育てはかなり、やりやすくなります。

 

料理等の家事をしながら、常に子供の気配を感じなら、勉強や遊びの様子を見守ることができます。

 

 

 

 

子供部屋へは、玄関から直行できず、必ずLDKを通る必要があるようにする間取りがあります。

 

子供は、自室を出入りする際に、リビングを通るので、その際に、自然と、親子のコミュニケーションがとれるというメリットがあります。

 

しかし、今回ご紹介した広さの間取りでは、2階リビングと同じフロアに子供部屋を設けてしまうと、その分、リビングが、極端に狭くなってしまいます。

 

そのため、もっと広くないと、この間取りは、2階リビングには、難しいと思います。

まとめ

 

 

 

 

 

以上、2階リビング30坪の間取りについて、家事と子育ての観点で、検証してみました。

 

参考になりましたでしょうか。
それでは、最後です。


 

 

今回、取り上げた、家事のしやすさと、子育てのしやすさは、とても重要です。

 

どちらか一つでもうまくいかなければ、その家づくりは失敗です。

 

ぜひ、本記事を参考に、あなたに合った、家事、子育てのしやすいように間取りを考えてみてください。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

記事更新:
■2階リビングについて、よりわかりやすくするために、「2階リビングのメリット・デメリットとは?」の記事を加えました。(2023/9/12)