室内に洗濯機置き場がないからと・・賃貸の空室対策をあきらめないでください。

 

 

今回は、室内に洗濯機置場がない場合のリフォームについて取り上げます。

 

当社で経営する築30年の賃貸RCマンション、間取りは、ワンルームと昔ながらの2DK。

 

洗濯機置場はベランダにあり、室内に洗濯機置場がありません。
入居者の皆さん、洗濯される際には、ベランダに出て作業をされています。

 

この室内洗濯機置場は、一般的に当然ある設備で、必須のものと考えられています
この設備がない賃貸物件は、空室対策上、極めて不利なわけです。

 

 

多くの方は、物件を検討する際に、気になるキーワードでネット検索をし、まず、入居の候補物件をいくつか絞ります。

その後、不動産屋を訪れ、内見を行い入居先を決めるという行動パターンがほとんどです。

 

 

室内に洗濯機置場がないと、そもそも、ネットで検索すらされず、最初から候補先から完全に除外されます。
ネット検索されないということは、その賃貸物件は、内見されるチャンスすらないということで、かなり厳しいです。

 

→ 参考の記事「全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2018年/2017年

 

築25年〜30年以上のマンションでは、洗濯機のベランダ置きが多いです。
最悪の築古物件だと、洗濯機置場が廊下の共有部分にあり、排水も垂れ流し・・なんてケースもあります。

 

当社のマンションは、個人のスペースのベランダにあり、給排水の設備もあるので、そこまで状況は悪くありませんが・・

 

今回、空室対策の一環として、室内洗濯機置場を新設するリフォームをすることに。
これまでの経緯も含め、最終的にどうしたのか・・全てレポートします。
参考になれば幸いです。

 

 

 

素人判断で洗濯機を室内に無理やり設置するのは危険!まずはリフォーム会社に相談をすることが重要!

 

洗濯機は、電源と給水排水の設備があれば、工事は、それほど難しくないと、素人判断で、洗濯機を無理やり室何に設置しようとした方がいました。

 

賃貸経営なので、ここは少しでも費用を安く抑えたいという判断だと思いますが・・これは、絶対にやめるべきです。

 

給排水管に問題があって、そこから漏水が発生したり、排水管の径が小さ過ぎたために水が逆流し漏水トラブルになることも。

 

漏れ出た水が、最悪、階下への水漏れになることも考えられます。
万一そうなった場合、近隣との大きな問題になり、賠償請求の問題になることも。
仮に、そこまで大きなトラブルにならないとしても、床を汚してしまい、建物自体にも悪影響を及ぼすことにもなります。

 

水に関係する工事は、リスクが高いので、専門のリフォーム業者に工事を依頼するべきです。

 

 

室内洗濯機置場を後付けで設置することはできるのか?

 

そもそも、室内洗濯機置場を後付けで設置することはできるのか?

水回りに関係するリフォーム工事になるので、かなりコストがかかるのでは?

 

こんな質問を、よく受けます。
室内に洗濯機置場がないことで、入居者募集に苦労されている大家さん、オーナーさんが多くいるということです。

 

 

結論から言いますと、室内に洗濯機置場を後付けで設置することは可能です。

 

ただし、以下の4つの条件をクリアする必要はあります。

(1)防水パンを設置するスペースを確保できること
(2)給水管を設置できること
(3)排水管を設置できること
(4)電源コンセントがあること

 

全く新たな場所に、(2)と(3)の給排水の設備を設け、洗濯機置場を設置するとなると、かなりの費用がかかりますが、既存の設備を利用することができるのであれば、費用は安く、工事も簡単です。

 

さらに詳しく、解説していきます。

 

 

防水パンを設置するスペースを確保できること

防水パンとは、この画像のようなもので、洗濯機が置けるようになっている受け皿のような設備で、床に設置するものです。

 

万一、洗濯機から水が漏れた場合のリスクを考え、この防水パンは、必ず設置する必要があります。

 

 

リフォーム業者によっては、この防水パンを設置しないこともあるとか。
防水パンを設置せず、洗濯機を直接床に置き、配管の設置も簡単な工事ですませる、そういったリフォーム業者は要注意です。
(この方法はリスクが高いため、現在では稀です)
見積もりをとり、他社のものと比較し、リフォーム工事の内容が適正かを、よ〜く精査するようにしてください。

 

室内洗濯機置場には、このような防水パンを設置するため、そのスペースを確保する必要があります。

 

防水パンのサイズは、3種類あります。

日本国内の防水パンの定型サイズ:
1.幅640mm×奥行き640mm
2.幅740mm×奥行き640mm
3.幅800mm×奥行き640mm

 

ワンルームマンションのように、狭い部屋でも、1の小さいサイズ(幅640mm×奥行き640mm)もありますので、設置は可能です。
当然ですが、この場合、防水パンに合わせて、小さな洗濯機を選択する必要があります。

 

給水管を設置できること

当然ですが、洗濯機には、給水のために水道の蛇口が必要になり、給水管を設置する必要があります。

 

その際に、既存の設備を利用できると、費用は安くすみますし、工事も簡単です。
よくあるケースは、キッチンに使われている水道管から分岐させて、洗濯機の場所まで引っ張てくるリフォーム工事です。

 

その際、給水管をできれば壁内隠ぺい配管にし、見栄えをよくしたいところですが、壁の一部を壊し修復する必要があるので、その分工事代金は高くなります。
オリジナルカバーで配管を隠す方法もありますので、予算に応じて検討する必要があります。

 

排水管を設置できること

当然ですが、洗濯機には、洗濯水を排水する機能が必要です。

そのための排水口を設け、排水管に接続させる工事を行います。

 

よくあるのは、既存のキッチンの排水管に接続させるやり方です。
洗濯機の排水口から、キッチンの排水管までの間は、新たに排水管を設置する必要がありますが、費用は安いですし、工事も簡単です。

 

ここで注意すべき点が2つあります!

 

■水は高いところから低いところに流れるため、洗濯機の排水口より、勾配を取りながら、キッチン排水管に接続させる必要があります。
キッチンから離れた場所に洗濯機置場を設置してしまうと、配水管までの勾配がとりづらくなるので、できるだけキッチンの近く、できれば真横に、洗濯機置場を設置します。

 

■排水管から上ってくる悪臭を防ぐために、排水トラップを設けます。
一時的に水を溜めることによって、悪臭を防ぐもので、通常は設置します。

 

電源コンセントがあること

洗濯機には、電源コンセントが必要になります。

もしなければ、新たにコンセントを設置します。

 

この場合、電気工事が必要となり、資格がある専門業者に依頼することになります。
通常は洗濯機置場のリフォーム施工を行う業者が、電気工事を外注することになり、その分の費用が多くかかります。

 

リフォーム会社と室内洗濯機置場の件で現場で打ち合わせ。

 

 

ここで、実際にリフォーム業者に依頼するまでの経緯、依頼し工事をし、その結果はどうなったのか・・実体験をご紹介します。

 

まず、いろいろ調べた結果・・
当社の経営するこのRCマンションで、室内に洗濯機置場を後付けで設置するには、キッチンの場所しかないと考えました。

 

キッチンがシステムキッチンではなく、給水排水配管も さらに電気のコンセントもあり、洗濯機置場の新設に必要な条件を、全てクリアできるからです。

 

キッチンに洗濯機置を設置するのであれば、費用を安く抑え、さらに工事も1日で終えることができるはずと考えました。
その他の場所では、間取り変更を伴う大工事になり、費用がかかり過ぎるということで、キッチンに設置することを決めました。

 

そのリフォームの方針で間違えがないのか?
最も望ましい工事は、どんな内容で、さらに、リフォーム費用はいくらかかるのか?

 

この2点を確認するために、まずは、リフォームの費用の見積もりをとることからスタートです。

 

 

 

まずは見積もりをとります。

いつものことですが、どんなリフォーム工事でも、最低4社の見積もりをとります。

 

今回は、洗濯機置場の新設ということで、比較的簡単で費用も安いので4社の見積もりをとろうと考えてました。

 

4社なので、リフォーム比較サイトの1つで足りると思い、早速、見積もり申請。
しかし・・紹介を受けたのは2社のみ。

 

なぜ??
いつもなら、もっと多くの紹介があって、どこに見積もりを依頼するか迷うほどなのに。

 

なぜ、2社だけ??

 

どうやら、工事の着工を、かなり早めのタイミングを希望したことで、この無理な条件に対応できるリフォーム会社が、あまりいなかったようです。
結局、今回は、リフォーム比較サイトを3社を使い、相見積もりをとりました。

 

今回のように紹介数が少なかったり、あとは、紹介を受けたリフォーム会社が気に入らなかったりした場合には、複数のリフォーム比較サイトを使うといいです。

 

ちなみに、今回は、タウンライフリフォーム、ホームプロ、リショップナビの3社を使いました。

 

※ なぜ複数の見積もりをとる必要があるのかは・・
こちらの記事「リフォームを確実に成功させるコツ」をご覧ください。

 

 

現場で打ち合わせをします。

 

結局、タウンライフリフォーム、ホームプロ、リショップナビの各社から紹介を受け、実際に、現場で打ち合わせを行ったのは5社。

 

タウンライフリフォーム、ホームプロ、リショップナビの各社から紹介を受けたのはもっと多かったのですが・・
その中から、各社の実績、得意分野、お客の口コミ情報や評価・・等を検討した結果、私の方で5社に絞りました。

 

早速、各社と現場で打ち合わせ・・
その現場での打ち合わせは、1日に2〜3社打合せを行いましたので、土日の2日で全て終えることができました。
打合せ自体は、リフォーム業者担当の部屋の採寸も含めて、1時間程度だったので、このように1日に2回以上、打ち合わせができました。

 

そして実際に打合せを行い、驚いたのは・・
なんと、最初の1社に、室内洗濯機置場の設置は、難しいと言われてしまいました。

 

何でも、勾配をとるため、洗濯機の防水パンを床から50p以上上げる必要があると。
防水パンを床から50pも上げるというのは、それは設置が無理ということと、その時は、あきらめました。

 

現場を確認したプロの方が言われたので、もうこれはダメかと、こちらも、室内洗濯機置場を完全にあきらめてました。

 

しかし・・
ダメもとで、次のリフォーム業者と打ち合わせを行ったところ、今度は、床から10p程度で、問題ないと言われ、
他のリフォーム会社からも同様のことを言われました。

 

結局、5社のうち3社が問題ないと、残りの2社は難しいとの結論でした。
ちなみに、できると言った3社の中には、大手上場企業の会社も含まれていました。

 

室内洗濯機置場の設置は可能と決断し、進めることにしました。

 

仮に1社のみから見積もりをとっていたら、その1社が最初の1社であったとしたら、室内洗濯機置場の設置は、早々にあきらめていたでしょう。
このことからも、リフォームの見積もりは、どんな施工内容のものでも、最低でも3社以上は見積もりをとるようにすべきです。

 

 

 

見積もりを比較検討します。

 

こちらが、各社の見積もりです。
予想通り、10万円〜12万円程度の費用でした。
ちなみに、できる限り費用を安く抑えるために、内装工事が発生しないように、多少見栄えが悪くても、費用を優先した結果です。

 

 

 

この他にも、各社、関連資料、図面などもあって、費用の内訳もよくわかり、詳細な比較検討を行うことができ、どこの業者にお願いをすべきか、迷うことなく進めることができました。
そもそも、リフォーム比較サイト大手の各社、タウンライフリフォーム、ホームプロ、リショップナビから紹介を受けているので、トラブルに巻き込まれるリスクはありません。
純粋に、見積もりの内容の比較検討のみを行うことができ、効率よく進めることができました。

 

 

 

マンションに室内洗濯機置場を設置するリフォームの費用は?

 

 

室内洗濯機置場の設置にかかるリフォーム費用は、おおよそ以下の通りです。

 

おおよおその目安ですが、15万円〜20万円です。

 

この費用の内訳は・・

 

■防水パン本体(設置費含む):約2〜6万円
■洗濯機専用の水栓本体の設置 (※緊急時止水機能付き):約1万円
■給排水管の工事:約1.5〜8万円
■コンセント設置費:約1万円
■周囲の内装の復旧工事:約5万円
■その他の諸経費・雑費:約1〜2万円

 

ここで、例えば、コンセントの新設は必要ないとか、給水管の隠ぺい配管を行わないとか・・費用を抑えることで、10万円前後にすることも可能です。
今回、当社のリフォーム工事は、約10万円に費用を抑えることができました。

 

中には、見積もりで、いきなり6、7万円前後の金額を提示してくる業者もいます。
しかし・・手抜き工事のリスクを考慮すると、極端に安い業者は要注意です。

 

 

 

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