村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
この平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことをベースに記事を書こうと思います。
今回は、20坪の平屋の間取りを取り上げます。
特に、老後のシニア夫婦がいかにして、快適に住むことができるかを中心にお話します。
平屋の20坪という広さは、決して広くなく、むしろ狭いです。
20坪の空間に、家族皆がくつろぐLDKを設け、それ以外に個室、水回り、玄関、収納・・・などなど、盛り込んでいくと、かなり限られたスペースというのが、おわかりいただけると思います。
実は、このコンパクトな20坪クラスの平屋を希望される方が、結構、増えてます。
後程、解説しますが、上の画像は、老後のシニア夫婦が快適に暮らす20坪の平屋の間取りです。
老後、夫婦2人のシニアであれば、20坪でも、かなり快適に暮らせそうですが、中には、家族3人、4人で暮らしたいという方もいます。
このように20坪クラスの平屋は、多くの方が、興味があります。
「どうやって、20坪の平屋を、快適な空間の家にできるのか?」
「20坪の平屋の間取りをどう工夫したら、広く見せることができるのか?」
などなど、皆さん、いろいろ疑問が。
そこで、本記事では、20坪という限られたスペースの平屋を、いかにして広々とした快適な空間に変えるのか。
そのために、間取りプランで、どこに注意をしたらいいのか、5つのポイントについて解説します。
私も、実際に、平屋のガレージハウスを建てたことがあるので、その時の経験をベースに、お話したいと思います。
コンパクトな平屋の家づくりを成功させるヒントが満載です。
ぜひ、最後までお読みいただき、あなたの平屋の家づくりを成功させてください。
それでは、スタートします!
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まず最初に、20坪の平屋の部屋数、住む家族のイメージについてお話しておきます。
このイメージを持っておくと、具体的な間取りプランをスムーズに進めることができると思います。
まず、20坪の広さですが、先程もお話した通り、比較的コンパクトな家であり狭いです。
そんな20坪の家に、快適に住むには、何部屋くらいが適当なのか、そのイメージについてです。
ズバリ!広いLDK以外に個室が1~2部屋の1LDK~2LDKの間取りがいいと思います。
さらに部屋数を増やすことはできますが、LDKが狭くなり快適性が損なわれたり、個室が妙に狭くなってしまうので、1LDK~2LDKが適当だと思います。
そして、その家に住む家構成のイメージですが、1~2人です。
例えば、子供が独立し家を出た、老後の夫婦2人とか、老後の1人暮らしの方とか、1~2人で住むには、平屋20坪はちょうどいい広さです。
もちろん、3人で住むことも可能ですが、ゆとりある快適な暮らしは期待できないかもしれません。
次に、皆さん、関心が高いと思いますが、平屋20坪の建築費用の相場はいくらかなのかについて解説します。
家づくりにおいて一番の悩みどころは、建築費用、価格といったお金の問題だと思います。
特に、老後のシニア夫婦であれば、建築費用はできる限り安く抑えたいところだと思いますが、いくらかかるのでしょうか?
それでは、20坪の平屋を建てるのに建築費用はいくらかかるのか、相場について解説します。
平屋20坪の建築費用の相場ですが、ローコスト住宅の平屋であれば500万円~1,000万円です。
次の記事で、ローコストで平屋20坪の家を建てる場合の相場と間取りについて解説していますので、ぜひ、参考になさってください。
同じ20坪の平屋でも、グレードの高いものとなると、建築費用の相場は、1,000万円~2,000万円以上になります。
次の記事で、平屋の建築費用、価格の相場について、詳細に解説してありますので、ぜひ、併せてお読み頂ければと思います。
20坪の平屋は、決して広くなく、むしろ狭いです。
老後のシニア夫婦に限りませんが、狭く窮屈な家では、快適に住むことはできません。
狭い平屋の家を快適にするのは、20坪という狭い空間を、少しでも広く感じさせる工夫が重要です。
20坪という狭い空間を広く感じさせるために、間取りをどうすればいいと思いますか?
間取りで注意すべきポイントは5つあります。
ここで解説する5つのポイントは、どれも重要なので、しっかり理解するようにしてください。
それぞれ解説します。
廊下は、基本的に部屋に行くための通り道です。
そういった無駄な廊下スペースをなるべく減らすよう間取りを考える必要があります。
例えば個室の出入り口をLDKに接するように設ければ、個室に行くための廊下は不用になります。
また和室をつくる場合も同じです。
LDKと一体にしてしまえば、廊下いらないわけです。
廊下については、後ほど、具体的な間取りの事例で解説します。
平屋のメリットを活かし、できるだけ天井を高くするよう、間取りを考えてください。
天井を高くすると、見渡せる範囲が広くなるので、部屋が広く感じられます。
特にLDKの天井を高くし、縦方向の空間を設けると、広々感じる快適な空間になるので、ぜひ、おすすめです。
天井を高くし、その壁や天井に、外の光を取り込める窓を設けると、さらにLDKが明るく快適になるので、検討してみてください。
ロフトは、140㎝という高さ制限はありますが、様々な用途で使えます。
収納スペース、子供部屋、寝室、書斎、趣味の部屋・・様々な目的で、このロフトという空間を使うことができます。
20坪と限られたスースの平屋には、ぜひ、取り入れるといいです。
間取りを考える際に、ロフトの採用を、ぜひ考えてみてください。
ただし、足腰の弱った老後のシニア夫婦の場合には、階段の上り下りは大変なので、ここは慎重に検討する必要があります。
平屋にロフトは必要か?私が建てた平屋の間取りで検証!
平屋にロフトを設けるメリットについて紹介に解説されています。ぜひ、お読みください。
壁を設けると、当然ですが、視界が遮られ、部屋が狭く感じます。
間取りを考える際には、この視界を遮る壁をできるだけ設けないようにするといいです。
間仕切りが必要で壁を設ける場合でも、腰壁や垂れ壁など視線を抜けさせる壁にするといいです。
外の空間と居室内をゆるくつなぐような間取りがいいです。
完全にプライバシーが守られている中庭があれば最高です。
LDKにその中庭に向けて大開口を設け、さらに床面の高さも同じにすれば、その中庭は、LDKの一部のような部屋にできます。
それにより、一気に、LDKの広さを広げることができます。
外の空間を、居室に取り込む間取りを考えるといいです。
それでは、20坪クラスの平屋の間取りで、いくつか成功事例をご紹介します。
老後の夫婦2人が暮らす前提で、間取りについて解説します。
ぜひ、あなたの平屋家づくりの参考になさってください。
出典:夢の家づくり 都市工房
こちらは、平屋1LDK(20坪)の間取りです。
老後の夫婦のプライベートの時間を、より充実させるために、シニア夫婦の希望で、寝室を、W.I.Cを境に、ゆるく2つに分けています。
扉も部屋毎にありますので、ここを2部屋とすると、この間取りは、LDKの和室も含め、平屋3LDKともいえる間取りです。
この間取りですが・・
■浴室には、バスコートがあり、外の光、外の風を感じながら、露天風呂感覚で、お風呂を楽しむことができます。
■また、寝室にも工夫が見られます。
夫婦共有の広めのW.I.Cを設けることで、ゆるく寝室を2つに分けてます。
寝室を完全に分離するのではなく、W.I.Cでゆるく分離する、この微妙な距離感が、老後のシニア夫婦には最適です。
シニア夫婦で、老後の暮らしを考え、寝室を分けたいという希望は多いのですが、ぜひ、参考にされりといいです。
■20坪と狭い空間の平屋ですが、実に、暮らし安く上手に仕上がっています。
プライベート空間の個室も充実していますし、夫婦で楽しめるLDKも、一部に昼寝もできそうな、程よい広さの和室もあったろして、充実しています。
■また、家事動線もいいですし、寝室からのトイレや浴室に行く動線もいいです。
高齢者に住みやすい、老後の暮らしがより豊かになる平屋の間取りです。
出典:住友林業の家
こちらの間取りは、平屋1LDKの東玄関、20坪です。
おそらく、こちらの間取りも先程の同様、老後の暮らしを考えたシニアの夫婦が住む家です。
間取りについて、簡単にコメントします。
■南側の庭に面してLDKと寝室を設け、前面には広いウッドデッキもあり、外の光、風を室内に取り込める、気持ちのいい空間に、LDK,寝室ともになっています。
■20坪と限られたスペースではありますが、LDKと個室1つの1LDKということで、LDKも18畳、寝室も10畳ととても広く、快適な空間です。
■外のウッドデッキに対し大開口を設けることで、室内の一部のように取り込めており、LDK、寝室ともにかなり広く感じます。
■無駄な廊下もないですし、間仕切りの壁もほとんどないので、より家の中が広く感じます。
■キッチンの近くに水場があり、またキッチンからLDK全体も見渡せ、家事動線は良い間取りです。
■寝室からトイレも近いので、老後における高齢者に優しい間取りです。
出典:株式会社ジャストホーム
こちらの間取りは、若い夫婦で、子供がまだ小さい家族3人で住んでいる平屋2LDKです。
広いLDKが中央にあり、その両端に個室があるという間取りです。
間取りについて、コメントします・・
■LDKと和室は、南面に大開口があり、採光の面でも優れており、とても明るく気持ちのいい部屋です。
■こちらの和室は、将来の子供部屋にもあり、場合によっては洋室にもリフォームできます。
■全ての個室が、LDKに面しており、無駄な廊下が一切なく、20坪の空間を広くする工夫が間取りに見られます。
■キッチンから全ての部屋を見渡せ、浴室・洗面の水回りも近く、家事動線もいい間取りです。
■こちらの平屋は、老後のシニア夫婦が住むのであれば、さらに快適に住むことが可能だと思います。
■夫婦の主寝室があり、広く快適なLDKがあり、さらに、4.5畳の和室もあります。
■和室は、来客の宿泊場所としても使えますし、また趣味を楽しむ部屋にも使えますので、人生をおおいに楽しむアクティブな老後のシニア夫婦には最適な間取りの平屋です。
小屋裏を設けることで、暮らしの快適度を大幅にアップせせることに成功した間取りです。
詳細は、次の記事で解説しておりますので、参考になさってください。
老後のシニア夫婦が住む場合を前提にコメントします。
■夫婦の主寝室があって、中央部に広いLDKがあって、さらに洋室もあります。
■洋室は、ゲストの宿泊場所にも使えますし、夫婦の趣味部屋にも使え、老後の暮らしを、よりアクティブに楽しめる間取りです。
■ただ1点気になるのは、階段を上り下りする必要のある、小屋裏収納と趣味部屋です。
■足腰も強く健康なうちは問題ありませんが、将来的な面で老後のシニア夫婦には不安です。
平屋20坪の3LDKの間取りです。
個室が3部屋と多くなっているため、LDKが若干、狭くなっています。
次の記事は、平屋3LDK(南玄関・北玄関)の間取りについて解説しており、参考になると思います。
ぜひ、こちらの記事も併せてお読み頂ければと思います。
こちらの間取りについて、老後のシニア夫婦が住むことを前提にコメントします。
■LDKの他に3部屋は、老後のシニア夫婦が住むには、部屋数が多過ぎます。
■掃除などのメンテナンスの負担も増えますので、老後の夫婦が住むには向いていません。
■部屋数を減らし、その分、1日の多くの時間を過ごすであろうLDKをもっと広くすべきだと思います。
関連記事:
平屋の20坪より多少広い間取り(平屋2LDK)は、こちらの記事で解説していますので、ぜひ、お読みください。
平屋2LDKの間取り!おさえるべき12のポイント
20坪よりもう少し広い平屋の2LDKの間取りを、いかに快適な空間にするのか、12ポイントを解説しています。
以上、20坪の平屋の間取りを取り上げました。
20坪というコンパクトな平屋を、いかにして広々した空間に感じる気持ちのいい家にするのか。
老後のシニア夫婦に限りませんが、間取りで注意すべき、以下の5つのポイントについて、解説しました。
どれも重要なことですが、わかりましたでしょうか。
ぜひ、あなたの家づくりにも、取り入れてみてください。
老後のシニア夫婦が暮らす家としては、平屋20坪の1LDK〜2LDKの間取りはおすすめです。
夫婦それぞれのプライベートな時間も楽しめ、夫婦一緒の家族の時間も楽しめます。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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理想の平屋を建てるポイント→詳細
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■20坪の平屋の間取りの5つの実例を、老後の夫婦2人が暮らすことを前提に、どうすべきかの説明を加えました。ぜひ、参考になさってください。(2023/9/9)