村上悠です。
現在、複数の賃貸物件を経営しており、中には、なかなか満室にならない難しい物件もあります。
こういった物件の入居者の募集を、実は、もう何年も前から(約13年)、大家自ら私は、ブログで直接募集を行っております。
実際に、ブログで入居者を決めた事も、これまでに何回もあります。
こういった経験に基づき、本記事を書きたいと思います。
今回は、ブログの設計について解説します。
このブログ設計は、ブログを成功させるために、最初にやるべきことであり、極めて重要です。
本記事で、しっかり勉強していただければと思います。
私は、不動産会社に依頼するだけでなく、自らブログで入居者を直接募集しています。
現在も、物件に空室が発生するとわかると、すぐにブログで直接募集を始めます。
先日も、次のバイクガレージに空室が発生した際に、ブログの記事を見たという方から問合せがあり、空室かた数日で満室にすることができました。
高級バイクのガレージ付き駐車場
通常物件より、満室経営が難しいと言われる、高級バイクのガレージ付き駐車場ですが、ブログ集客の短期間で満室にできました。
このように、ブログの直接募集は、空室対策に、かなり効果が期待できます。
次の記事で、ブログで集客できるようになるために、8つのポイントの重要性について解説しました。
この8つのポイントを押さえれば、集客できるブログを立ち上げることができます。
ブログ集客は、今後の賃貸経営にとって大きな武器になります。ブログでは集客できないとあきらめている方へ。まずは、ブログ集客の8つのコツを読んでみてください。→「ブログで集客できない!8つのポイントで問題解決」
8つのポイントは、どれもブログ運営にとって重要です。
そこで、今回の記事では、この8つのポイントを一つ一つクリアしていくには、ブログの設計が重要であるという話です。
これからお話するブログ設計に従って進めていただくことで、確実に、8つのポイントをクリアすることができます。
その結果、集客できるブログを、あなたは、手に入れることができます。
ブログで入居者を直接募集されたい方は、ぜひ、本記事を最後までお読みいただければと思います。
ブログ設計は、最初にやるべき重要なことです。
なぜ、ブログ設計が重要なのか、まずその理由をお話しておきます。
最初にブログの設計を行うことで、立ち上げるブログの方向性を明確にすることができます。
ここが曖昧のまま、いきなり記事を書き始める方がよくいますが、ほとんどの方は、途中で失敗します。
思い付きで記事を書きまくっても、迷走するだけで、まずうまくいきません。
ブログ設計の内容が曖昧だと、取り返しのつかない程に方向性がずれてしまい、後で修正することもできず、ブログは失敗します。
家を建てるのに、施主、設計士、住宅会社の方と、何度も打ち合わせを行い、設計図を決めていきますよね。
施主がどんな家を建てたいのか、そこでどんな暮らしを送りたいのかを明確にし、少しでも理想の家に近づくよう、何度も設計の打ち合わせを行います。
設計がいい加減だと、まず、理想の家を建てることはできません。
ブログも全く同じで、最初に、しっかり設計を行うことで、入居者を直接募集できるブログを、すみやかに立ち上げることができます。
設計がいい加減だと、何を記事に書けばいいのか、わからなくなり迷走し、徐々にブログを更新しなくなり、最終的に失敗します。
多少時間がかかっても、最初にしっかりブログを設計することが重要です。
本記事に従い、ブログ設計をしっかり行うことで、書くべき記事が、常に明確になり、その結果、短期間で集客できるブログを立ち上げることができます。
ブログ設計がいかに重要か、おわかりいただけましたでしょうか。
次に、ブログ設計の具体的な手順について解説します。
設計の手順は大きく6つあり、どれも重要です。
それでは、ブログ設計の6つの手順について解説していきます。
1つ目のブログ設計の手順は、ブログの目的を決めることです。
ブログを通じて、何を成し遂げたいのか、その目的を決めます。
目的が明確になれば、どんなブログにすればいいのか、どんな内容の記事を書けばいいのか・・方向性が定まり、記事作成で迷うことがなくなります。
ブログを立上げ、集客効果が生じるまで、最低でも3ヵ月、通常は6か月近くかかります。
その間、ずっと記事を書き続ける必要があるわけですが、ブログで何を成し遂げたいのか、その目的を定めることで、記事作成に迷いが生じることがなくなります。
ブログの目的が曖昧だと、方向性がぶれ、結果、そのブログで集客することは、まずできません。
ブログを立ち上げる際の設計では、最初に、ブログの目的を明確にし、その目的のために、誰に向けてどのような情報発信するのかを決めることが重要です。
何度も言いますが、ただやみくもに、ブログの記事を書きまくっても、集客効果は全く期待できません。
2つ目のブログ設計の手順は、ブログのターゲット(ペルソナ)を決めることです。
ブログのターゲットとは、つまり想定されるブログの読者です。
そのターゲットは、できる限り詳細かつ具体的に決める必要があります。
どんな悩み、不安、問題・・を抱えているのか、できるだけ具体的に決めていきます。
ここが曖昧だと、ぼやけたインパクトのないブログになってしまい、結果、読まれないという悲惨な状況になるので、ご注意ください。
ブログで、ターゲット(ペルソナ)の抱える悩み、不安や問題を解決するのに、ヒントとなるような役立つ情報を提供します。
ターゲットの欲する情報を記事にすることで、このブログでなければならないという価値を提供することができるので、結果、ブログは確実に読んでもらえます。
ターゲット(ペルソナ)を決め、その欲しい情報を提供することで、確実に、ブログでターゲットとなる人を集客ができます。
3つ目のブログ設計の手順は、ブログのジャンル・テーマを決めることです。
1つ目でブログで何を成し遂げたいのか、その目的を決め、さらに2つ目でターゲット(ペルソナ)を具体的に決めました。
その2つが決まれば、自然と、ブログでどんな情報を記事にすればいいのかは、決まってくる思います。
ブログでどんなジャンル、テーマの情報を提供するかは、目的を達成するには、ターゲット(ペルソナ)に対し、どのような情報を提供すればいいいのかを、念頭に慎重に決めましょう。
ブログを運用し始めた後に、ジャンルやテーマが変わってくると、本当に、方向性が定まらず、統一性のない、わけのわからないブログになるので注意が必要です。
例えば、大家の直接募集であれば、ブログの目的は、賃貸物件の入居者を募集することであり、ターゲット(ペルソナ)は、その物件に入居するであろう見込客です。
どんな情報を記事にし提供するのが、その見込客を、効果的に集めることができるのか、その点を考慮し、ジャンルやテーマを決めます。
ブログのジャンルとテーマで1つ注意すべきことがあります。
それは、ジャンルとテーマを、あなたが、興味があるもの、できれば面白いと感じるものにすることです。
興味があり、面白いと感じ、記事を書けば、自然と記事の内容も充実したものとなり、インパクトあるものになります。
これが、何も興味がなく、面白いと感じない分野で、惰性で記事を書いても、まず間違いなく記事は、つまらないものになります。
おそらくGoogle検索でも上位表示されないはずなので、誰からも読まれることはありません。
さらに、そもそも、興味がなく、単なる義務感だけで、記事を書いても、長続きしませんし、まず間違いなく、途中で、挫折するはずです。
ブログのジャンルやテーマは、できるだけ興味のある、面白いを思える分野のもにすべきです。
4つ目のブログ設計の手順は、カテゴリーを決めることです。
1つ目から3つ目のブログの設計で、ターゲット(ペルソナ)に対し、どのような情報を提供すべきか、明らかにしました。
4つ目の設計のカテゴリーは、記事のカテゴリー分けです。
ターゲットに対し、情報をわかりやすいように伝えるには、どのように記事をカテゴリー分けすべきかを考えます。
ここで大家の直接募集を例に、カテゴリーを考えてみます。
例えば、賃貸物件のあるエリア情報で、ラーメン、カフェ、イタリアン・・といった、たくさんのグルメに関するを情報提供するとします。
単にカテゴリーを「グルメ」として、その中に何十ものレストランやカフェの記事をいれるよりも・・
「イタリア料理」、「ラーメン」、「カフェ」・・といったカテゴリーにした方が、わかりやすいですよね。
どのようにカテゴリーを設定するのがいいのか、正解はありません。
よりわかりやすく情報を伝えるには、どのように記事をどうカテゴリー分けすればいいのか、常に考え、ブログのカテゴリーを決める必要があります。
5つ目のブログ設計の手順は、記事の配分を決めることです。
ブログの記事は、大きく2つにわけることができます。
1つ目が、商品の販売や、サービスへの申込み等、成約に誘導するための記事です。
2つ目が、ターゲットとなる見込客が知りたがる情報を記事にする、集客するための記事です。
大家の直接募集で言えば、賃貸物件への入居の申し込みに誘うための記事が、この1つ目の記事に該当します。
賃貸物件の間取りや独自のウリ・強み(USP)等を記事にし、そこには、賃貸条件も載せ、記事から問合せもできるようにします。
そして、2つ目の記事が、入居者が知りたいであとうエリア情報に関するもので、これが集客用の記事です。
1つ目の成約のための記事だけで、ブログの全体の記事数を増やすことは、まず無理です。
そこで、2つ目の集客用の記事で、ブログ全体の記事数を増やします。
ブログ全体の記事数が増えることで、Google のブログへの評価も高まり、記事もGoogle検索で上位表示されやすくなります。
この成約に誘導するための記事、集客用の記事、この2つの記事を、ブログ全体でどのような配分で進めるかを、設計します。
本来であれば、集客用の記事から成約用の記事に誘導し、成約へと結びつけるのが理想の流れです。
しかし・・直接募集の場合、それは難しいです。
なぜなら、エリア情報を検索した人で、そのエリアにある賃貸物件に興味がある方も、中には、いるかもしれませんが、おそらく、そのほとんどは、賃貸物件に興味がないからです。
そのため、直接募集の場合は、いかに「物件紹介の成約へ誘導する記事」へのアクセスを増やすかが重要になってきます。
つまり、物件紹介の記事をGoogle検索で上位表示させる必要があります。
エリア情報は、あくまでも、ブログ全体のGoogleの評価を高めるためと、物件紹介の記事へのアクセス者が知りたいであろう情報を提供するための目的です。
エリア情報の記事へのアクセスをいくら増やしても、入居者募集の本来の目的を達成するのは難しいということです。
最後になりますが、6つ目のブログ設計の手順は、ブログのタイトル決めです。
このブログのタイトルは、後で変更することは不可能と考え、慎重に検討しましょう。
なぜなら、途中でタイトルを変えることで、これまでのGoogleからの評価が、一気に悪くなるリスクがあるからです。
Google検索の上位表示させたいキーワードを、後でタイトルに盛り込むことで、かえって、そのキーワードの検索順位が下がる可能性があります。
Googleは、検索順位を上げようと意識するような、極端な行為を、すごく嫌う傾向があります。
あくまでも自然体で、読者のために有益な情報を提供する姿勢が重要です。
タイトルも、一番検索して欲しいキーワードを、最初から盛り込むようにしてください。
直接募集の例で考えれば・・
地域名に賃貸アパートとか、賃貸マンション、といったキーワードです。
このキーワードで検索される方は、入居先を探している方ですよね。
そういった見込客にブログが検索されるように、キーワードをタイトルにいれます。
こういったキーワードを盛り込み、さらに、ぜひ検索してみたくなるようなセンスあるタイトルを検討してみてください。
よくある間違いに、あなたの賃貸物件の名称を入れてしまうケースです。
なぜ間違いか、わかりますか?
まず、あなたの物件名称のキーワードでGoogle検索する人はいないということです。
検索されることがないキーワードで、Google検索で上位表示されても意味がないからです。
以上が、ブログ設計についてです。
最初に行う設計が、いかに重要かが、おわかりいただけたと思います。
それでは、最後にまとめです。
ブログを立ち上げる方の多くに共通するのが・・
今後、ブログをどう運営するのか、ざっくりとした曖昧な状況のまま、すぐに記事を書き始めるケースです。
ほとんどの方は、何かブログで書きたいことがあって、ブログを立ち上げますよね。
ブログの立上げと同時に、まずその書きたい記事を、書き始めるわけです。
しかし、記事を書き続けていると、徐々に書くべきネタがなくなり、ネタ切れで、何を記事に書いていいのか、わからなくなります。
ブログの設計を行っていないと、ブログの目的も、その達成のために書くべき記事も全て曖昧です。
そんな状況で、いくら記事を書き続けても、うまくいきません。
思いつくままに記事を書き続け、記事数は増えるけど、統一性のないブログになり、当然、集客もできません。
単なる雑記ブログでは、効果的な集客は、まず無理です。
そんな事にならないよう、多少、時間がかかっても、ぜひ、しっかりブログ設計を行うようにしてください。
ブログ設計は、以下の6つの手順で行うといいです。
まずは、この6つの手順で、ブログ設計を行ってみてください。
きっと、短期間で、集客できるブログを立ち上げることができるはずです。
今後、大家を取り巻く環境は、ますます厳しくなる一方です。
大家自ら行うブログによる直接募集は、あなたにとって大きな武器になります。
本記事を参考に、しっかりブログ設計を行い、直接募集の仕組みを構築してください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうござました。
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営する賃貸物件について、何年も前から、大家自ら入居者を直接募集しております。
基本的には、不動産管理会社に任せているのですが・・
なかなか、満室にならない物件に関しては、以前から自ら直接募集をしています。
満室経営が難しい高級バイクガレージ、個性の強いコンセプト賃貸のガレージハウスも、これまで何度も、大家である私が入居を決めています。
このネット(ブログ)を使う入居者募集のノウハウは、いわゆるネットマーケティングなので、入居者募集以外にも応用ができ、汎用性があります。
こういった経験をベースに、記事を書きたいと思います。