村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
この経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、平屋の間取りの中で、中庭のあるコの字の間取りがおすすめな理由を解説します。
コの字の平屋のメリット・デメリットについても解説しますので、平屋をお考えの方には、参考になると思います。
平屋には、今回取り上げるコの字以外にも、I字型、L字型、ロの字型等、様々な建物の形があります。
この平屋の建物の形は、その家の暮らしや快適性に大きく影響します。
実は、私の自宅は二階建てですが、建物はコの字型です。
コの字型の間取りは、中央に中庭をもっていき、その中庭を囲う形で建物を配置します。
それにより、中庭はプライベート空間になり、まるで居室のように使うことができます。
そういった中庭をつくりたかったために、自宅をコの字型の間取りにしました。
実際に、コの字型の家に住んでみて、本当に快適な間取りであることを強く実感しております。
ただ、コの字の平屋にも、メリットだけでなくデメリットもあります。
快適な家にするためには、メリットを最大限活かし、デメリットをできるだけ解消することが重要です。
今回は、この快適性の高い中庭のあるコの字型の建物の平屋について解説します。
まず、平屋の間取りの中で、一番快適性が高いのが、平屋で中庭のあるコの字型であること、その理由(メリット)を解説したいと思います。
その後、デメリットを解消するために、どのような点に注意すべきかをお話します。
さらに、家づくりの参考になる、実際の間取りについてもご紹介します。
平屋をお考えであれば、きっと役立つと思いますので、ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
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早速ですが、コの字の平屋の間取りがおすすめの理由、メリットについて解説します。
快適な家にするためには、コの字の平屋ならではのメリットを最大限活かす間取りが重要です。
コの字の平屋の間取りがおすすめな理由、メリットは、以下の通りです。
それぞれについて解説します。
中庭を居室内に取り込み、居室の一部の空間のようにすることができます。
これは、コの字の平屋の大きなメリットであり、ここは最大限活かすことが大切です。
コの字の平屋の中央に中庭を設けることで、実に快適な空間をつくることが可能です。
例えば、中庭にウッドデッキを設け、床面を居室内の床と同じ高さにします。
そうすることで、中庭が、まるで居室の延長線上にある、部屋の一部のようにできます。
同じことを、リビングで行えば、中庭はリビングの一部になり、完全に取り込むことができます。
これにより、中庭のウッドデッキ空間は、はまるでリビングルームの延長のように使える、第2のアウトドアリビングとなります。
このように、居室の空間と中庭の空間を一体化した家づくりが、コの字の間取りであれば可能です。
ぜひ、間取りプランの際に、参考にして頂ければと思います。
コの字型の間取りの平屋は、採光面で優れており、建物に挟まれている土地であっても、採光を確保しやすいのは、大きなメリットです。
ここも大きなメリットであり、ここを最大限活かすことが、より快適な家にするのに重要です。
中庭をコの字の建物の中央に置くことで、中庭から居室内に、たっぷり外の光を取り入れることができます。
中庭に接する部屋に、掃き出し窓等の大開口を設けることで、室内に自然の光を、思う存分取り入れることができ、室内に開放感も生まれます。
長時間に渡り、部屋の隅々にまで、家の奥まで、外の光が行き届き、居室内は、常に明るく快適な空間になります。
平屋は、二階家と違い、建物の高さが低いので、建物自体で、部屋の内部が日陰になることはありません。
コの字の間取りは、平屋に向いているということです。
ちなみに、二階家だと、建物自体によって陰になり、時間帯によっては、部屋の日当たりが悪くなる可能性があるので、間取りプランは、慎重に進める必要があります。
コの字の平屋の3つ目のメリットは、風通しです。
コの字の平屋の中央に中庭を設けることで、中庭から各部屋に外の自然の風を、たっぷり取り入れることができます。
中庭に接する部屋に掃き出し窓の大開口を設ければ、さらに風通しはよくなります。
建物の中央に中庭があるので、建物に完全な風の通り道ができることになるので、常に風を感じることができる、風通しのいい快適な家になります。
建物に挟まれている土地であっても、通風を確保しやすい点は、大きなメリットです。
コの字の平屋の4つ目のメリットは、プライベートな空間を設けることができる点です。
私も自宅の中庭で感じますが、外から見られないプライベート空間の中庭は、本当に素敵です。
コの字の間取りでは、中央の中庭は、三方を建物で取り囲まれています。
建物自体で、外の視線を遮ることができるので、中庭内部の外から見られる部分は、かなり限られます。
コの字の間取りにし、さらに塀や植栽を工夫することで、中庭を、外から容易に見られないプライバシーが確保された空間にすることが可能です。
平屋の間取りで、コの字がおすすめの理由(メリットでもある)は、以上の4つです。
コの字型の平屋では、家の中央に中庭をつくることで、居室内に、外の光や風を、たっぷり取り入れることができ、居室は明るく、風通しが良く、快適な空間になります。
さらに、間取りを工夫することで、外の中庭の空間を、居室に取り込み、その中庭を、プライベート空間にできます。
プラーベート空間である外の中庭を、居室の一部の部屋のように使えるわけですから、家の快適性は、かなり高くなります。
以上から、平屋のコの字型の中庭のある間取りは、かなり快適性が高いということです。
コの字の平屋は、家に変化が、凹凸感があって、外観も実におしゃれです。
平屋の外観をおしゃれにするポイントについて解説します。
次に、コの字の平屋の間取りで注意すべき点(デメリット)を解説します。
このデメリットを、できる限り解消することが、快適な家づくりでは重要になってきます。
コの字型の間取りの平屋を建てる際に、注意すべき点(デメリット)は、以下の通りです。
この点を知らないまま、コの字の中庭を設け、後で、失敗したと後悔される方もいるので、注意が必要です。
メリットだけでなく、デメリットについても、しっかり理解することが重要です。
そして、間取りプランでは、このデメリットを、できる限り最小限にすることが大切です。
それぞれについて解説します。
コの字の平屋の1つ目のデメリットは、建築費用が高いことです。
コの字型の建物は、形が凹になり、間取り・建物の形状ともに複雑です。
よくあるIの字型の平屋は、シンプルで単純ですが、それに比べると、コの字型は複雑です。
建物の形状が複雑になると外壁も増え、建築費用が高くなります。
コの字型の間取りを建てる場合には、予算のオーバーとならないよう、予算面での注意が必要です。
コの字型の間取りの平屋の2つ目のデメリットは、暖房効率の悪さです。
中庭に面した大開口を設けると、外気に接する窓ガラスの開口部が多くなり、どうしても暖房効率が下がります。
ガラス窓が多いと、室内の暖められた熱は、そこから、その分多く、外に逃げていきます。
つまり、コの字の間取りは、他の間取りより、窓ガラスの開口部が多くなるので、その分暖房効率が悪いということです。
少しでも、このデメリットを解消するには、窓ガラスを二重窓にするとか、家の断熱性、気密性を高めるとか、暖房設備を増強するとか、何らかの対策が必要になります。
コの字型の間取りの平屋の3つ目のデメリットは、中央に設ける中庭の水はけの悪さです。
コの字型の間取りの中庭は、三方を建物に囲まれているので、どうしても中庭に、雨水等、水が溜まりやすくなります。
水はけが悪い中庭だと、集中豪雨で、中庭がプールのような状態になることもあります。
このリスクを回避するためには、中庭に溜まった水を、外に逃すための、しっかりした排水設備を設ける必要があります。
家づくりの参考になる平屋のコの字型の間取りをご紹介します。
ここでは、コの字の間取りによる、快適性アップにしぼって解説したいと思います。
ぜひ、参考になさってください。
出典:住友林業の家
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 3LDK |
玄関位置 | 東玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | 91.09㎡(27.55坪) |
こちらの平屋3LDKは、建物の中央に中庭があり、その中庭を、2部屋の個室、LDKが囲む間取りになっています。
家族皆がくつろぐLDKだけでなく、2部屋の個室も、中庭から外の光や風を取り入れることができます。
各部屋の中庭への開口は、2部屋の個室に比べ、LDKが一番大きくなっています。
部屋によって、開口部の大きさを変えることで、各部屋からの中庭を見る風景、各部屋の明暗や開放感を変えてます。
LDKは、より外の光や風を、ふんだんに取り入れることで、開放的で快適な空間になっています。
一方、寝室や個室のプライベート空間は、LDKに比べると、多少、抑え気味になっています。
このコの字型の平屋3LDKは、中庭と居室が一体化した、どの部屋も快適にくつろげる間取りになっています。
出典:住友林業の家
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 4LDK |
玄関位置 | 西玄関 |
敷地面積 | ― |
延床面積 | 107.65㎡(32.56坪) |
こちらの平屋4LDKは、18畳もの広いLDKの前面に、中庭のウッドデッキがあり、広い間口の大開口でつながっています。
まさに、この中庭は、リビングの一部であり一体化しており、第2のアウトドアリビングとなっています。
これにより、この18畳のLDKの快適性は、格段に高まっています。
外の光をふんだんに取り入れ、風通しもいいので、かなり気持ちよく過ごせる空間です。
さらに、8畳の和室、6.5畳の洋室も、この中庭に接しているので、部屋は明るく、風通しもよく、快適です。
一方、8畳の寝室、6畳の子供部屋は、この中庭に接していません。
その2部屋は、日が落ちた、夕方以降を中心に使う部屋であるため、そこまで明るく開放的にする必要がないということで、中庭には接していません。
こちらのコの字型の平屋4LDKも、建物の中央の中庭をうまく活用することで、家の快適性がアップした間取りになっています。
住居タイプ | 平屋 |
---|---|
間取り | 5LLDDKK(二世帯) |
玄関位置 | 北玄関+東玄関 |
敷地面積 | 493.60m2(149.3坪) |
延床面積 | 172.50m2(52.1坪) |
こちらの平屋5LLDDKKは、二世帯住宅です。
建物の中央の中庭を挟んで、左側が、親世帯(夫婦)、右側が子世帯(夫婦+子供2人)にわかれています。
それぞれの世帯毎に、LDKがあり、それぞれの生活のプライバシーが守られています。
LDKが世帯ごとにあるので、当然、食事等、普段の生活は別です。
しかし、何もかもが、世帯ごとに完全に分断されているわけではありません。
中央の中庭があり、そこにあるウッドデッキで、お互いに行き来ができる間取りになっていますし、中庭越しにお互いを見ることもでき、2世帯の家族が、ゆるく、つながることができてます。
中庭があることで、お互いに、家族の気配を感じることができます。
この中庭があることで、二世帯の家族が、程よい距離感を保ちながら、快適に暮らせるわけです。
こちらのコの字型の平屋5LLDDKKも、建物の中央の中庭をうまく活用することで、平屋の快適性がいい間取りになっています。
平屋で中庭があるコの字の間取りで、30坪クラスのものが紹介されています。
以上、平屋の中庭のあるコの字型間取りについて解説しました。
あなたの平屋に参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。
本記事をお読みなられても、あなたは、まだ、どんな形の平屋にすればいいのか、迷われているのではないでしょうか?
本記事で解説した通り、コの字の中庭のある平屋には、メリットもあり、デメリットもあります。
メリットを最大限活かし、デメリットを最小化することで、本当に快適な平屋を建てることが可能です。
私もコの字の間取りの自宅で、その間取りにしてよかったと、つくづく感じてます。
自信をもって言えますが、新築では、このコの字型の間取りを検討する価値は大きいと思います。
ぜひ、あなたも検討されてはいかがでしょうか。
本記事を参考に、あなたに合った素敵なコの字型の間取りの平屋を建ててください。
ちなみに、あなたに最適な平屋を建てるには、できる限り多くの間取りプランを比較検討することが重要です。
多くの間取りプランを比較することで、より完成度の高い、満足度の高い、間取りに、ブラシュアップできるからです。
よく言われるのが、最低でも3社程度から、間取りプランをとるといいです。
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もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、一部修正を加えました。(2023/3/29)