外構工事の費用と相場は?後悔しないための唯一の方法

外構工事の費用と相場は?後悔しないための唯一の方法

 

外構工事の費用と相場は?後悔しないための唯一の方法

2020/02/25

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、家づくり経験があります。
どちらも、外構(エクステリア)には、かなり、こだわり作り込みました。

 

本記事では、私のこれまでの経験をベースに、外構工事を成功させるためのポイントを解説します。

 

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外構工事を行った後に、費用に関連して、こんなはずではなかったと後悔される方が多いです。

 

最も多いのは、外構の施工業者に高い費用で発注し、大損をし後悔するケースです。

 

外構の費用は、施工業者によって、本当にまちまちで、施工費用の金額も大きく異なります。

 

事前に複数の施工業者から見積もりをとり、費用を比較し、相場を確認した上、適正価格で発注することが重要ですが、そこで失敗し、後悔される方が、本当に多いです。

 

実は、私も、後程解説しますが、自宅の家づくりで失敗をしましたが、新築の家づくりの外構工事は、リフォームと異なり、特有の注意すべきポイントがあります。

 

詳細は、後ほど解説します。

 

本記事では、外構工事の費用面で後悔しないために、注意すべきポイントを解説します。

 

まず、外構工事の費用、相場の基礎をお話します。

 

さらに、費用の相場から見て、リーズナブルな価格で発注をし、より満足度の高い外構工事をしてもらうための、施工業者への依頼の仕方も解説します。

 

あなたが、これから外構工事をされるのであれば、ぜひ、費用の面で、失敗、後悔をしないためにも、本記事を、最後までお読みいただければと思います。

 

本記事の内容:

  • 外構工事の費用と相場について
  • 外構工事の施工業者への依頼の仕方について

※本記事をお読みいただくことで、外構工事を、費用の相場からみて、リーズナブルな価格で依頼し、成功するためのポイントを知ることができます。
費用、成果の両面で、満足できる外構をつくることができます。

 

外構工事費用の相場をどれくらいみればいいのか?

 

 

 

 

 

それでは、外構工事の費用と相場について解説します。

 

まず、新築で家を建てる場合について、その後に、リフォームで外構工事を行う2つに分けてお話します。


 

 

新築で家を建てる場合の外構工事費用の相場

 

住宅メーカーが提示する外構の概算見積もりにはご注意

 

私もそうですが、住宅メーカー(ハウスメーカーや工務店)から、家づくりの初期の段階で、外構の費用について概算見積もりを提示されることが多いです。

 

新築の家づくりでは、よくあることですが、これ本当に不思議です。

 

通常、具体的に外構をどのようにするかは、家の間取りが確定した後、それも家づくりの、かなり最後の方でようやく決まることが多いです。

 

なぜか、まだ何も決まっていない初期のタイミングで、具体的な外構工事の費用の金額を言ってくるケースが、本当に多いです。

 

ここで、ぜひご注意いただきたいのが、この金額で予算を組まないことです。

 

例えば、よくあるケースで、外構費用の概算見積もりで100万円と提示してくるケースです。

 

これは、本当に最低限やるべき外構工事にかかる費用だということです。

 

具体的には・・

  • カーポートの無い駐車場
  • 最低限のブロックとフェンス
  • ポストとインターホン
  • 玄関までのアプローチ
  • 最低限の植栽と芝生
  • 建物周りの砂利や防草シート

といった感じです。

 

外構工事の費用の相場からみても、100万円では、この程度の外構工事になると思います。

 

後で、カーポートも欲しいとか、ブロックとフェンスも、もう少しデザイン性のあるもにしたいとか・・

 

いろいろ希望があっても、ギリギリで予算を組んでしまうと、何もできず、中途半端な外構に、後悔することになるので、注意が必要です。

 

 

目安にすべき外構工事の費用の相場

 

こういったことにならないよう、ぜひ、外構工事の費用は、以下を目安にされるといいと思います。

 

家の建築総費用×10%
※建築総費用には、7割の建物本体工事費だけでなく、2割の付帯工事費(建物本体以外の工事費用のことで、ガス水道、外構、解体、地盤改良等の費用)と1割の諸費用(住宅ローン手数料、登記費用、火災保険などの各種保険、不動産取得税や固定資産税等)も加えた金額。

 

家の建築総費用×10%の費用であれば、建てる家に合った、バランスの良い、かなり満足度の高い外構工事が行えると言われています。

 

やはり、外構については、この程度の費用の相場観をもって、予算を組むべきです。

 

外構工事の費用の相場から見ても、この程度を基準に考え、外構工事を行えば、満足度の高い外構の仕上がりが期待できると思います。

 

具体的な金額では、150万円~家の建築総費用×10%の範囲で、予算を組むのがいいと思います。

 

あとは、具体的にどの程度の外構工事を行いたいのかによって、費用は大きく変わります。

 

 

 

 

例えば、2台分の駐車場に、コンクリート施工だけでなく、カーポートも設けたいとなれば、当然、その分費用は高くなります。

 

カーポートにも、いろいろなタイプがありますが、50万円~70万円は高くなります。

 

外構に対する要望に応じて、いくら外構費用に予算を組むべきかを決めるわけです。

 

家の間取りを決めるのも重要ですが、早めに、外構についても、どういったものにしたいのかを、具体的に決め、予算も組んでおくのが望ましいです。

 

 

リフォームの外構工事費用の相場

 

出典:ホームプロ(外構工事、エクステリアリフォームの費用と相場)

 

リフォームで外構工事を行う場合の費用の相場ですが、当然ですが、リフォームの内容によって異なります。

 

上記の大手ホームプロのデータでは、中心価格帯は、60万円~90万円で、90万円以下の事例が、6割近いという結果です。

 

リフォームの場合、外構工事の費用の相場は、90万円を目安と考えれば、ほぼ問題ないと思います。

 

他のサイトでも同様のデーターを公表していますが、おおよそ同じような傾向です。

 

新築のケースと異なり、既に家も外構もあり、その外構の一部を工事するのが、外構のリフォームです。

 

当然、外構工事の費用も、新築のケースに比べると、かなり安くなります。

 

外構工事の、費用の相場については、こちらに詳細の記事をのせておきます。

 

ぜひ、外構工事の参考にされるといいと思います。→ 「外構工事の部位ごとの費用の相場について」

 

※新築の家づくりをされる方も、参考になると思いますので、ぜひご確認ください。

新築の外構工事の費用に関連して、ぜひ知っておくべきこととは?

 

 

 

 

 

ここから先は、新築の家づくりに関しての話になります。

 

外構工事を行うに際に、事前に、ぜひ知っておくべき事項をまとめました。

 

外構工事の費用の相場にも関係しますので、とても重要です。

 

なお、この記事をお読みの方で、既に家はあるリフォームをお考えの方は、こちらの記事をお読みください。


 

 

住宅メーカーの概算見積もり
住宅メーカーへの依頼

 

 

住宅メーカーの概算見積もり

家づくり初期の段階で、住宅メーカーが提示してくる外構工事の概算見積もりは、あくまでも最低限、必要なレベルの外構工事を対象としたものです。

 

あなたの建てる家の固有の事情に合わせた外構ではないということを、よく理解しておく必要があります。

 

そもそも、あなたが、どういう外構にしたいのかといった具体的な要望は、初期のタイミングでは、まだ、住宅メーカーから何も確認されていないはずです。

 

この住宅メーカーの概算見積もりは、外構の費用の相場から見ても、あきらかに必要最小限の施工内容になっています。

 

この外構は、必要最小限なものなので、あなたが、デザインをいいもにしたいとか、カーポートを設けたいとか・・

 

外構に、何かしらのこだわり、要望があったとしたら、まず、この概算見積もりの費用では、おさまりません。

 

住宅メーカーの概算見積もりの金額は、あくまでも一つの目安と考え、あなたが希望する外構工事に合った予算を組むことが重要です。

 

当然ですが、その際には、外構工事の費用の相場に基づき、予算を組む必要があります。

 

なお、外構工事の費用の相場を知る方法は、後ほど解説します。

 

 

 

住宅メーカーへの依頼

皆さん、新築の場合、外構は、家とセットで行うものであり、当然、住宅メーカーが行うものと思われている方が多いです。

 

通常、外構工事は、住宅メーカー自身は行わず、他の外構業者に外注します。

 

住宅メーカーが指定する外構の施工業者が、外構工事を行います。

 

この場合の外構費用は、住宅メーカーに支払う紹介手数料がオンされているので、金額的には、どうしても割高になります。

 

外構工事の費用の相場と比べてみると、いかに金額が高いかが、よくわかるはずです。

 

そこで、アドバイスです。

 

外構工事を、どこの業者に依頼をするのか、その選定については、施主であるあなたも、意見を言うべきです。

 

さらには、外構工事の費用の相場から言って、高いのではないかとか、もっと安くならないのか、意見を言うべきです。

 

住宅メーカーの提案を、そのまま受け入れなければならないということは、全くありません。

 

ただし、何の情報もなく、ただ意見をしても意味がないので、後のパートで解説しますが、ぜひ、相見積もりをとるべきです。

 

そして、外構工事の費用の相場を知り、各社の見積もり金額、外構工事の提案内容を比較検討することが重要です。

 

結果的に、住宅メーカーの指定する外構業者に依頼したとしても、より費用が安くなるとか、外構の施工内容がより良くなるとか、メリットはあります。

 

なお、住宅メーカーの指定する外構業者に依頼するメリットもあるので、ここでいくつかお話しておきます。

 

住宅メーカーの指定する外構業者に依頼するメリット

  1. 外構業者を選定する面倒な作業が不要です。
  2. 悪徳業者に依頼するリスクを回避できます。(外構のスキルが高く、経験豊富で、誠実な業者を探すのは大変)
  3. 外構工事の打ち合わせもスムーズに進みます。(住宅メーカーの担当も間に入ることがあります)
  4. 外構工事についても、住宅メーカーが全て責任を負ってもらえるので、安心です。

多くの方が勘違いしている、私も失敗したこととは?

 

 

 

 

 

ここで、外構工事の費用に関しての、私の失敗談をご紹介します。

 

ぜひ、あなたの家づくりの参考にしていただければと思います。


 

 

私の失敗談のご紹介

実は、私は、自宅の新築の家づくりで、外構工事を、当然のように、ハウスメーカーの三井ホームに任せました。

 

なぜ、三井ホームに、ほぼ丸投げで任さたか、その理由をお話しておきます。

 

最大の理由は・・

 

私の外構に対する要望が、外構を家の一部、まるで居室のようにする、全て取り込んで欲しいと、かなりこだわりのあるものでした。

 

外構も、家と同一と考え、例えば、外構の塀の材料は、家の外壁と同じにし、外観も、家の一部のように見えるとうにと、かなり特殊な要望でした。

 

なので、家を建てるハウスメーカーの三井ホームに、何の疑いもなく、外構工事を全て任せました。

 

全てを任せないと、うまくいかにとも思いました。

 

結果的には、100%満足できる外構ができたので、良かったのですが、ただ・・外構にかかった費用が、かなり高額になりました。

 

おそらく、他の外構業者からも、相見積もりをとり、比較検討すれば、金額はもっと安くなったと思います。

 

当時は、そういった相見積もりを全くとっておらず、比較検討していないので、正直、外構工事の費用の相場も、全くわかっていませんでした。

 

相見積もりをとり、他社と比較し、その結果、費用の相場がわかっていれば、仮に、最終的に、三井ホームの選定した外構業者に依頼したとしても、おそらく、費用はもっと安くなったと思います。

 

仮に、こちらで選んだ業者に依頼していれば、外構の費用は、さらに安くなったと思います。

 

もう一つの、私が三井ホームに丸投げした理由は・・

 

そもそも、外構工事を、施主である自分が、自ら選ぶという発想がありませんでした。

 

家づくりの打ち合わせで、いっぱいいっぱいで、精神的にも時間的にも余裕がないこともあって、自分で外構業者を選定するのは、無理だと考えてました。

 

しかし、次のパートでお話するサービスを使えば、全く問題なく、スムーズに進めることができることを、当時は、全く知りませんでした。

 

ちなみに、他の記事でも何度か、ご紹介していますが、私の自宅の外構の一部をご紹介します。

 

 

 

こちらは、屋上から中庭を撮ったものです。

 

中庭は、家の外壁と同じもので囲まれており、まるで家の一部のようになっています。

 

外からの視線を気にすることなく、居室にいる感覚でくつろげる、快適な空間に仕上がっています。

 

 

こちらは、LDKから中庭を撮ったものです。

 

LDKの床面と中庭のウッドデッキの床の高さが同じで、大開口でつながっており、中庭は、LDKと一体化しており、まるでアウトドアリビングです。

 

 

 

ぜひ、ご注意いただきたいこと

これから、家づくりをされる方に、私のような失敗をして欲しくないので、ぜひ、ご注意ください。

 

まず、外構は、家を建てることと、わけて考えても問題ないことを、よく理解してください。

 

住宅メーカーに、外構工事を任せる必要は、特にないということです。

 

私の自宅のような、家と外構とが一体化している特殊な事例は、慎重に検討する必要がありますが、通常は、外構と家をわけて考えても、ほぼ問題ないはずです。

 

家を建てた住宅メーカーが紹介してくれる外構業者であれば、より、家にマッチした外構を、つくってくれるであろうと、期待される方もいるかもしれません。

 

しかし、他の外構業者であっても、打ち合わせを、しっかり行う等すれば、全く問題ないです。

 

住宅メーカーが紹介する外構業者に依頼することは、当然、外構工事の費用の相場からみても、割高になります。

 

その外構業者に依頼するのが、本当にいいのか、あなたが求める外構工事のレベルに応じて、よく検討する必要があります。

後悔しないための唯一の方法とは?

 

 

 

 

 

それでは、いよいよ本題です。

 

外構工事で失敗しない、後で後悔することがない方法を解説します。

 

外構の費用の相場からみて、リーズナブルな金額で、外構業者に依頼し、より満足度の高い外構工事をしてもらうための方法です。


 

 

外構の費用の相場からみて、リーズナブルな価格で発注する

 

まず、住宅メーカーから外構業者を紹介されたら、そのまま承諾するのではなく、他の外構業者からも、相見積もりをとることが重要です。

 

複数の外構業者から、外構内容の提案を受け、見積もりをとり、各社の提案内容、見積もりを徹底的に比較します。

 

それにより、行おうとしている外構工事の費用の相場がわかります。

 

その費用の相場から見て、各社の提示している費用の金額が、妥当なのか否かがわかります。

 

おそらく、住宅メーカーの紹介してくれた外構業者の見積もり金額は、割高なはずです。

 

なぜなら、住宅メーカーに支払う紹介手数料がオンされた金額だからです。

 

まとめると・・

 

■まず、各外構業者の見積もりを比較し、外構の費用の相場を知ります。

 

■そして、外構の費用の相場からみて、リーズナブルな価格を提示してきた外構業者に依頼をします。

 

 

より完成度の高い外構工事を行う

 

この各外構業者の提案を比較検討することで、さらに大きなメリットがあります。

 

複数の外構業者から提案を受けることで、より完成度の高い外構にすることができます。

 

各社は、それぞれ検討し、これが良いという外構を提案してきます。

 

中には良いアイディアもありますし、新たな気付きがあるかもしれません。

 

そういったアイディアや気付きを盛り込んだ外構にすることで、当然、より高品質の満足できる外構に仕上げることが可能です。

 

 

ただし、複数の外構業者から、見積もりをとることを、全て自分一人で行うのは、ほぼ不可能です。

 

そこで、こちらでご紹介する「一括見積もりサービス」を検討されては、いかがでしょうか。

 

この「一括見積もりサービス」は、簡単なネット上での手続きで、一括で、外構プランと見積もりを依頼することができます。

 

サービスの詳細内容は、こちらの記事にまとめました。→ サービスの詳細内容

まとめ

 

 

 

 

今回は、外構工事の費用の面で失敗しないための方法について解説してきました。

 

最後のめとめです。


 

 

新築の家づくりは、家の間取りなど内側の設計だけでなく、家の外観、街並みなど周囲とのバランスが重要です。

 

その家の外観で重要になってくるのが、庭、駐車場、植栽、門、塀といった外構です。

 

家の外観は、この外構のデザイン、美しさ、家に合っているか等によって、大きく影響を受けます。

 

この外構の出来が悪いと、家の外観、見栄えが悪くなり、家の評価も下がると言われています。

 

あなたも、ぜひ、あなたが建てる家に合った、素晴らしい外構をつくってください。

 

その際には、本記事を参考に、進められるといいです。

 

まず、外構工事の費用の相場を知る。

 

そして、その相場からみて、リーズナブルな価格で依頼をし、さらには、より完成度の高い外構工事を目指す。

 

その際には、ぜひ、「一括見積もりサービス」の活用を検討されては、いかがでしょうか。

 

これで、ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報