村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
この平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことをベースに記事を書こうと思います。
今回は、インナーガレージ(2台)のある平屋について取り上げます。
インナーガレージとは、ビルトインガレージともいいます。
あなたは、これが何だかわかりますか?
簡単に言いますと、建物内部に駐車スペースを組み込んだものです。
このインナーガレージは、駐車スペースが建物内部にあるため、車がいたずらされることもなく、防犯上安全です。
また、男性の方に多いと思いますが、車が趣味の方には、普段の暮らしの中で、常に愛車を眺められる、インナーガレージは、おしゃれで最高の空間です。
こんな憧れのインナーガレージを、平屋に設けたいという方には、今回の記事は、参考になると思います。
本記事では、まず、平屋とインナーガレージの相性が、なぜいいのかその理由について、そして、平屋に設ける際の注意点、メリット・デメリット、価格についても解説します。
さらに、2台駐車が可能な、広いインナーガレージを設けた平屋の間取りもご紹介します。
ぜひ、本記事を参考にしていただき、あなたのインナーガレージ付きの平屋家づくりを、成功させてください。
それでは、はじめます。
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ビルトインガレージ(インナーガレージと同じ意味)を、平屋に導入する際の、平屋の広さについて記事をまとめました。
ぜひ、次の記事もお読みいただければと思います。
まず最初に、平屋とインナーガレージが、なぜ相性がいいのか、その理由について解説をします。
私も、実際に平屋のガレージハウスを建てたことがあるのでよくわかるのですが、インナーガレージの空間は、かなり大きいです。
ちなみに、次の写真は、私が建てた平屋のガレージハウス(各車1台分)です。
このインナーガレージを、2台分の車を並列できるものにすると、ガレージの開口部は、かなり広くなります。
開口部が広くなると、当然、建物を支える部分が少なくなるので、強度不足に陥るリスクが高くなります。
インナーガレージを設けることで、建物自体が、構造的に弱くなる可能性があるということです。
特に、2階家にインナーガレージを設けると場合には、注意が必要です。
これが、平屋の場合ですと、そもそも2階がないため、その分の重量を考慮する必要がありません。
わかりますよね。
なので、平屋だと、構造上の点で、インナーガレージを設置しやすいのです。
つまり、建物の構造上、平屋とインナーガレージは相性が良いという事です。
次に、インナーガレージを設ける際の最大の注意点についてお話いします。
そもそも平屋は、2階部分がなく、1階のみなので、居住スペースは狭くなります。
平屋にインナーガレージを設けるということは、狭い平屋に、広いスペースが必要なインナーガレージを設けることになります。
当然、インナーガレージを設けることで、その分、居住スペースを削るといった、ある意味、犠牲が必要になります。
インナーガレージは、車好きの方にとっては、「ロマンを感じる場所」であり「夢を叶える場所」と、最高の空間です。
しかし、車に興味のない家族にとっては、インナーガレージは邪魔な存在です。
間取りプランの段階で、家族でよく話し合い、家族全員が納得できるものにする必要があります。
そこがいい加減だと、インナーガレージが原因で、家族内にトラブル、もめごとが生じる可能性があります。
平屋にインナーガレージを設ける際には、くれぐれも、事前に、家族でよく話し合うようにしてください。
家づくりは、そこに住む家族皆が、満足したものでなければ、それは失敗です。
以上が、平屋にインナーガレージを設ける際の、最も注意すべき点です。
次に、平屋のインナーガレージのメリット・デメリットについて解説をします。
平屋のインナーガレージを希望される方が結構いらっしゃいます。
ただ、単なるインナーガレージへの憧れだけで進めた結果、後で後悔方もいます。
ここは、平屋のインナーガレージのメリットだけでなくデメリットについても、事前に、しっかり理解するようお願いします。
シャッター付きのインナーガレージに愛車を駐車することで、盗難やいたずらをされることを防ぐ、防犯面でメリットがあります。
愛車を雨風から守ることができ、常に綺麗な状態にしておけるので、洗車等のメンテが楽です。
また、雨等の悪天候でも、天候に左右されることなく、車のメンテを行うことができる点もメリットです。
さらに、車のメンテナンス関係の備品を、同じガレージ内に保管しておけるので、メンテ作業も楽に行うことが可能です。
平屋の外観は単調になりがちですが、ビルトインガレージを設けることで、外観に変化を生じさせることができます。
外観のデザイン性を高めることができる点も、メリットです。
ガレージの広さが延床面積の1/5未満の場合、ガレージ分は課税対象の床面積に含まれません。
その結果、同じ広さの平屋でも、インナーガレージのある平屋の方が床面積が狭い分、固定資産税が安くなり、節税効果が期待できます。
車のエンジン音、ガレージの開け閉めの際の音、さらには振動は、想像以上に大きく、居室内にいる者にとっては、かなり不快です。
そのため、安眠妨害を防ぐために、寝室はできる限り、ガレージの場所に設ける間取りがおすすめです。
また、シャッターを開閉音の小さいタイプのものにするとか、防音・遮音対策を行うことも検討すべきです。
ガレージ内の車から発生する排気ガス・ニオイは、大きなデメリットです。
場合によっては、他の居住スペースに排気ガスやニオイが漏れる可能性もあります。
そのため、換気扇を設置する等、何らかの対策が必要です。
ガレージは、開口部が大きくなるため、高度な構造計算や強度の高い工法が必要になり、さらに駐車のための広い面積(車1台当たり5坪ほど)が必要です。
そのため、次のパートでも解説しますが、建築費用は割高になる傾向が強いです。
ガレージは、例えば車1台を駐車するなら5坪、2台なら10坪ほどの広さが必要です。
当然ですが、その分、居住スペースが狭くなります。
敷地面積が広く余裕があれば、特に問題ありませんが、狭い場合には、居住スペースをかなり削り狭くする必要があります。
快適性が大きく損なわれるリスクもあるので、本当にインナーガレージが必要なのかも含め、事前によく検討する必要があります。
次に、皆さんが気になる、インナーガレージにかかる費用について解説します。
正直、インナーガレージをつくる費用は、かなり高額です。
おおよそ、車1台分の広さのインナーガレージで約250万円(最低ライン)の費用がかかります。
通常の平屋を建てる場合の金額に、この分をプラスすることになります。
ただ、この金額は、あくまでも参考とお考え下さい。
なぜなら、インナーガレージの広さや仕様によっても、また、施工業者によっても金額は大きく異なります。
さらに、例えば、換気や排ガスの問題をクリアするために、何らかの設備を設けるとなると、その分、費用は高くなります。
ちなみに、インナーガレージの費用が、いくらなら相場からみて妥当な金額なのか?
あなたは、その金額を知りたいはずです。
相場から見て、リーズナブルな金額がいくらかを、確実に知るには、複数の住宅会社から相見積もりをとるしかありません。
その際には、ぜひ、最後にご紹介するサービスの活用を検討されるといいと思います。
それでは、インナーガレージを設けた平屋の間取りの事例を3件ご紹介します。
インナーガレージを希望される方の多くは、車を2台停められる広さをお考えのようです。
そこで、今回は、車2台分のインナーガレージを設けた平屋の間取りをご紹介したいと思います。
1つ目の間取りです。
インナーガレージは、南面の通り側にあり、車2台を余裕で停めることができる、とても贅沢な空間です。
インナーガレージの後は、広い中庭になっており、リビングから、中庭越しに、インナーガレージ内の愛車を見ることができます。
車が趣味の方には、生活しながら、常に愛車を眺め、感じることができるので、本当に最高の環境です。
また、インナーガレージの大きなシャッターを閉めると、南面の通りからの視線を完全に遮断できます。
これにより、ガレージ内だけでなく、中庭も含めて、巨大なプライベート空間になります。
インナーガレージ内には、外に出ることなく、居室内に入れるドアがあります。
雨の日でも濡れずに行けるので、本当に便利です。
2つ目の間取りです。
こちらの間取りのインナーガレージも、後は、大きな中庭になっています。
インナーガレージの大きなシャッターを閉めると、インナーガレージ、中庭と巨大なプライベート空間ができます。
アウトドアの中庭と、インドアのインナーガレージが接しているため、この空間を、天候に関係なく、いろいろな事に使えます。
雨の日は、インナーガレージで、中庭のアウトドア空間を感じながら、そこで、食事をしたり、昼寝をしたり、子供が遊んだり・・過ごせます。
晴れの日は、例えば、中庭でバーベキュー、食事などをしながら、愛車を眺めることができたりします。
車好きの方には、本当にたまらない環境だと思います。
インナーガレージから、直接、屋根のある玄関ポーチに行くことができ、雨など悪天候の日でも、雨に濡れずに移動ができ、とても便利です。
3つ目の間取りです。
こちらは、上の2つの間取りと少し異なります。
インナーガレージと中庭とは、完全に別の空間に仕切られています。
インナーガレージは、すごくシンプルで、特にシャッターもなく、開放的なつくりになっています。
2台もめられるガレージの中央には、杉の丸柱を黒く塗装した柱があって、すごくおしゃれです。
このガレージは、デザイン性が極めて高く、芸術作品のようです。
このインナーガレージは、玄関ポーチに接しており、まるで、ホテルのエントランスのように、都会的でおしゃれです。
また、ガレージから玄関ポーチに直接行けるので、雨の日でも濡れずにすむので、暮らし安く便利です。
以上、3つの間取りをご紹介しました。
どの間取りにも、広い中庭が設置されていますが、中庭のある平屋については、ぜひ、次の記事をお読みいただければと思います。
参考:
間取りの検討で、参考になりそうな記事をご紹介します。
以上、インナーガレージが設けられた平屋について、解説をしました。
最後にまとめです。
確かに、インナーガレージは、素晴らしい空間です。
ロマンと夢が感じられる、人生を豊かにしてくれる最高の空間です。
しかし、特に興味のない方には、邪魔な存在でもあり、インナーガレージを、家族全員の納得の上に導入するのは、本当に難しいです。
ぜひ、粘り強く、家族で話し合い、素晴らしいインナーガレージのある平屋を建ててください。
最後に、平屋家づくりで重要なことを、補足しておきます。
家づくりを成功させるには、納得のできる間取りプラン、相場からみてリーズナブルな価格であること、この2点が重要です。
そのためには、複数の住宅会社から、間取りプランと、相見積もりをとる必要があります。
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実際に、私も、使ったことがありますが、便利でいいです。
まずは、サービスの内容を確認されることからスタートです。
もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「インナーガレージのある平屋のメリット・デメリットとは?」の記事を追加しました。(2022/11/28)