村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験が多数あります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームも何度も行ったことがあります。
こういった経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、スキップフロアの間取りの実例を6件ご紹介し、その活用術について解説します。
スキップフロアを検討されている方には、とても参考になる内容なので、ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。
スキップフロアは、とても魅力的な空間であり、メリットも多いですが、逆にデメリットも多く、注意すべき点があります。
スキップフロアのメリットについては、次の記事で解説していますので、ぜひ、参考になさってください。
そして、デメリットについては、次の記事でデメリットの対策も含め詳細に解説していますので、こちらも、ぜひお読み頂ければと思います。
このように、スキップフロアにはメリットだけでなくデメリットもあります。
後で失敗したと後悔しないためにも、ぜひ、メリットだけでなく、デメリットについても、しっかり理解するようにしてください。
そして、スキップフロアは「やめたほうがいい」と、家に住む人、家を建築する側の多くの方がよく言われます。
なぜ、スキップフロアを、そのように言うのかについては、次の記事で理由も含め詳細に説明していますので、ぜひ参考になさってください。
くれぐれも、あなたの廻りの意見を、そのまま鵜呑みにせず、ご自分でも、よく理解した上で、判断するようにしてください。
今回、本記事では、スキップフロアの間取りの実例を6件ご紹介し、それぞれのお宅で、スキップフロアの空間を、どのように使っているのか、その活用術について解説します。
メリット、デメリットだけでなく、実際、どのようにスキップフロアが使われ活用されているのかも、しっかり理解することが重要です。
スッキプフロアをお考えの方には、とても参考になる内容なので、ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。
そして本記事を参考に、あなたの理想とする素敵なスキップフロアをつくってみてください。
スキップフロアは、光の入り方、空気の流れ、音の響き方のコントロール、プライバシーの確保など、一般的な戸建ての家以上に注意すべき点が多く、間取りプランも難しいです。
1つでもうまくいかないと、スキップフロアをつくってみたが、実際使ってみたら、問題があり、使い勝手が悪くなってしまいます。
せっかくスキップフロアを導入したのに、とても残念なことです。
このような失敗をしないためには、まず、ハウスメーカーや工務店で、スキップフロアの導入実績が豊富にあり、ノウハウもあり、スキルの高い信頼できる業者に相談することが重要です。
きっと、あなたの家に最適な、使い勝手のスキップフロアの間取りプランの提案してくれるはずです。
あなたに合った、使い勝手のスキップフロアを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを集め、比較検討することが重要です。
それでは、スキップフロアが、実際、どのように使われているのか、間取りの実例を6件ご紹介しながら、その活用術について解説します。
ご紹介するのは、全て30坪、35坪の2階建て、平屋で、スキップフロアを導入したお宅の間取りです。
どのお宅も、本当に素敵なので、ぜひ、参考にして頂きたいです。
出典:マルトモホーム
間取り | 3LDK+スキップフロア |
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延床面積 | 102.89m2(31.1坪) |
敷地面積 | 165.79m2(50.1坪) |
こちらの間取りのお宅のスキップフロアは、1階から2階に上がる階段の途中にあります。
上の画像は、スキップフロアを2階から撮影したものです。
上が大きな吹抜けになっており、とても明るく快適な空間になっています。
ここは、小さな子供の遊び場であるフリースペースとして使われています。
1階のキッチンに居ながら、また2階に居ながら、中2階のスキップフロアにいる子供の様子を見て感じられるので、とても安心です。
現在は、スキップフロアと階段の間に壁がなく開放的な空間ですが、ここに壁を設けて間仕切りも可能です。
子供の成長や家族構成の変化に合わせて、スキップフロアを個室へと変えることができ、間取りをフレキシブルに変えることができる素敵なお宅です。
そして、スキップフロアの下には、このように大容量の床下収納になっています。
かなり大容量の床下収納で、大きなモノも収納でき、助かります。
ちなみに、小さな子供は、ここを隠れ家のように思っているそうで、お気に入りの空間になっています。
荷物の片付け等のお手伝いも、子供が進んで行ってくれるそうで、教育の面でもプラス効果が期待できます。
出典:木のすまい工房
間取り | 4LDK(スキップフロアあり) |
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延床面積 | 99.36m2(30.0坪) |
敷地面積 | 176.33m2(53.3坪) |
こちらのお宅は、1階のリビングダイニング(LD)から2階に上がる階段の途中にある3畳のスキップフロアがあります。
上の画像は、リビングダイニング(LD)から見たスキップフロアで、1階のLDKのコーナーみたいな感じの空間になっています。
スキップフロアは、リビングダイニング(LD)からも、キッチンからも見える場所で、常に、子供たちの気配を感じることができます。
キッチンは、スキップフロアにいる子供の動きを感じ、見ながらで家事をできるので、とても安心で家事の効率もいいです。
小さなお子さんのいるご家庭には、とても参考になるスキップフロアの間取りです。
上の画像は、スキップフロアから見た1階のLDKです。
このように、お子さんが3人いますが、スキップフロアでは、子供たちが勉強したり、遊んだりする場所として使われています。
こちらのお宅のように階段の上り下りの動線上にあるスキップフロアは、立ち寄りやすく、家族のコミュニケーションが取りやすいです。
出典:コーセーホーム
間取り | 3LDK+スキップフロア |
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延床面積 | 105.58m2(31.9坪) |
敷地面積 | 156.31m2(47.2坪) |
こちらのお宅には、1階のダイニングキッチン(DK)から半地下の階段を数段下がった半地下と1階から2階に上がる階段の途中の中2階の2か所にスキップフロアーがあります。
上の画像は、ダイニングから見た中2階のスキップフロアーです。
ダイニングキッチン(DK)から短い階段を上がるとリビングに行け、短い階段を下りると半地下のフリースペースに行ける、DKを中心とした間取りです。
中2階のスキップフロア―には、テレビやソファが置かれリビングとして使われています。
DKから数段階段を上がった場所が、スキップフロアのリビングですが、空間を壁で完全に仕切ったり、1階と2階にくっきり分けるのはなく、階段の途中にスキップフロアの空間を設けることで、ゆるく一つの空間につながっています。
こちらは、ダイニングキッチン(DK)から階段を数段下りたところに広がるフリースペースで、ホームシアターや趣味を楽しむスペースとして使われています。
同じフロアーの部屋ではありませんが、1階のダイニングキッチン(DK)、半地下のフリースペース、中2階のリビングと、どこに居ても家族がお互いに気配を感じることができ、時間を共有できる、素敵なお宅です。
出典:マルトモホーム
間取り | 3LDK+スキップフロア |
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延床面積 | 118.19m2(35.7坪) |
敷地面積 | 132.24m2(40.0坪) |
こちらのお宅には、1階のリビングダイニング(LD)から2階に行く階段の途中に中2階のスキップフロアがあり、スキップフロアの下は収納スペースになっています。
中2階のスキップフロアの上は吹き抜けになっており、二面の窓から降り注ぐ光で、とても明るく快適な空間になっています。
中2階のスキップフロアは、大きなクマのぬいぐるみもありますが、子供たちの遊び場フリースペースとして使われています。
こちらは、スキップフロアから眺めたリビングダイニングキッチン(LDK)で、1階のLDKからも、遊ぶ子供たちがよく見えます。
子供たちの気配を感じ、見守りながら家事ができるので、家事の効率も良いと思います。
逆にスキップフロアで遊ぶ子供達も、キッチンで家事をする家族を見ることができるので、小さな子供でも、常に安心できると思います。
スキップフロアの下には収納スペースが確保されており、空間を最大限活用している、参考になる間取りのお宅です。
出典:マルトモホーム
間取り | 3LDK+スキップフロア |
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延床面積 | 119.50m2(36.1坪) |
敷地面積 | 395.28m2(119.5坪) |
こちらのお宅は、1階のリビングダイニングから2階に上がる階段の途中になる中2階のスキップフロアがあり、スキップフロアの下には大きな収納スペースになっています。
中2階のスキップフロアの上は吹き抜けになっており、とても明るく開放的な空間になっています。
中2階のスキップフロアには、大きな家族共用の本棚があったり、ピアノも置かれています。
ここは、子供たちが遊んだり、好きな本を読んだり、ピアノを弾いたり、自由に使える空間になっています。
スキップフロアは、まるでステージのように、1階のLDKのどこに居ても見ることができます。
この間取りのスキップフロアであれば、遊ぶ子供たちを見守りながらキッチンで家事も行うことも可能です。
スキップフロアで遊ぶ子どもたちも、親から見守られている安心感の中で、のびのび自由に遊ぶことができます。
小さなお子さんがいるご家庭であれば、ぜひ、参考にして頂きたいスキップフロアの間取りです。
フリースペースの床下には6畳分もの大きな収納スペースが確保されています。
大きなモノや日用品のストック、子供用の室内遊具等、何でもここに収納できるので、LDKは、モノで散らかることもなく、常にスッキリさせて置くことが可能です。
ちなみに、この収納スペースは、秘密基地のような感覚で遊べるこの場所として、子供たちのお気に入りの空間になっています。
出典:昭和建設
間取り | 3LDK+スキップフロア |
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延床面積 | 105.58m2(31.9坪) |
敷地面積 | 156.31m2(47.2坪) |
こちらのお宅は、これまでご紹介してきた5つのお宅と異なり、平屋のお宅です。
1階のリビングダイニングキッチン(LDK)から階段を少し上がった所に、ロフトタイプのスキップフロアがあり、その下は収納スペースになっています。
中2階のスキップフロアは、子供の勉強、遊びスペース、来客の宿泊ルームとして、様々な目的で使われています。
スキップフロアは、1階のLDKからも見える場所で、程よい距離感のある快適な場所です。
家族は、LDKに居ても、スキップフロアに居ても、お互いに気配を感じることができます。
家族一人一人が、思い思いの場所で、安心、快適に過ごせる素敵なお宅です。
このようにスキップフロアの下には、大容量の収納スペースが確保されています。
何かと収納不足に悩まされる平屋ですが、この収納スペースのおかげで、全く問題なく快適に暮らせます。
ただ子供が小さいうちは、秘密基地のような子どもの遊び場として主に使い、子供が大きくなったら、ここに、季節家電やアウトドア用品等を収納する、収納メインで使う予定です。
子供の成長、家族構成の変化に応じて、スキップフロアの活用の仕方を柔軟に変えることができる間取りは、ぜひ、参考にして頂きたいポイントです。
平屋の場合、部屋数の不足、収納スペースの不足が問題になりがちですが、屋根の高さを活かすことで、このお宅のようなスキップフロアを設けることで、これらの問題を全て解決できます。
ぜひ、ご紹介した間取りを参考にして頂ければと思います。
以上、6件のスキップフロアのある素敵なお宅の間取りと、その使い方をご紹介しました。
それでは、スキップフロアの空間をどう使うのか、その活用術について解説します。
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
ご紹介したスキップフロアの間取りの実例をご覧いただき、おわかり頂けたと思いますが、スキップフロアは、本当に様々な目的で使うことができます。
子供が遊んだり勉強したりするキッズスペース、仕事をするワークスペース、書斎、ゲストが宿泊する場所、ファミリーライブラリー、収納スペース・・・様々な目的で活用できます。
ここで注意すべき点が1つあり、まさに、そこがスキップフロア活用術の最も重要なポイントでもあります。
それは、スキップフロアを1つの目的に限定し決めつけないことです。
子供の成長、家族構成、ライフスタイルの変化に応じて、スキップフロアの使い方を柔軟に変えることが重要です。
例えば、子供が小さい時は、キッチンからも良く見えるスキップフロアを、子供の遊び場や勉強場所として使います。
子供を見守りながら、キッチンで家事を行えるので、とても家事効率もいいはずです。
そして、子供が大きくなったら、今度はそこを、夫婦の趣味を楽しむ場所として、他の目的で使ったりします。
スキップフロアを設けたが、結局、ほとんど活用していないと後悔される方が、結構多いのですが、実は、その多くの方は、スキップフロアを1つの目的に限定している方に多いです。
子供が小さい時は、スキップフロアを子供の遊び場として使っていたが、子供が大きくなってからは、そこを全く使っていないとか。
ぜひ、スキップフロアをどういう目的で使うかを、その時々の状況に応じて柔軟に考えるようにしてください。
そうすることで、スキップフロアの利用率も格段にアップするはずです。
以上が、スキップフロアの活用術です。
参考になしましたでしょうか?
以上、スキップフロアの間取りの実例と使用例、さらにその活用術についても解説しました。
参考になりましたでしょうか。
最後にまとめです。
本記事では、スキップフロアを導入し、見事に活用されている、6件の実例をご紹介しました。
子供が小さいうちは遊び場として使い、将来的には、親が趣味を楽しむ空間として使ったり、皆さん、とても柔軟に考え、お使いのようです。
先程、スキップフロアの活用術でもお話しましたが、ぜひ、子供の成長、家族構成、ライフスタイルの変化に応じて、柔軟に考え、スキップフロアをおおいに楽しんでください。
最後に、念のため繰り返し申し上げておきます。
スキップフロアを得意とする実績豊富でスキルの高い、施工業者に依頼することが極めて重要です。
スキップフロアをどこに設けるのがいいのか、外光の入り方、空気の流れ、音の響き方、臭いの影響、さらには、プライバシーの確保・・・・など、様々な点を検討する必要があります。
1つでも問題があると、まず間違いなく、理想の満足できるスキップフロアをつくることは難しく、全ての点を確実にクリアする必要があります。
また、このスキップフロアの出来上がりを、平面図だけでイメージするのは難しく、できれば、立体画像や模型をつくってもらうのがいいです。
そういった点に全て対応できる施工業者は、正直、かなり限定されてきます。
ただ、ここは妥協しないで、ぜひ、設計はもちろんのこと、施工に慣れている業者を選定するようにしてください。
本記事を参考に、本記事を参考に、素晴らしいスキップフロアのある家を建ててください。
スキップフロアは、光の入り方、空気の流れ、音の響き方のコントロール、プライバシーの確保など、一般的な戸建ての家以上に注意すべき点が多いです。
1つでもうまくいかないと、スキップフロアをつくってみたが、実際使ってみたら、問題があり、使い勝手が悪くなってしまいます。
せっかくスキップフロアを導入したのに、とても残念なことです。
このような失敗をしないためには、まず、ハウスメーカーや工務店で、スキップフロアの導入実績が豊富にあり、ノウハウもあり、スキルの高い信頼できる業者に相談することが重要です。
きっと、あなたの家に最適な、使い勝手のスキップフロアの間取りプランの提案してくれるはずです。
あなたに合った、使い勝手のスキップフロアを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを集め、比較検討することが重要です。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。