村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、キッチンとダイニングの横並びレイアウトで失敗し後悔しないためのポイントについて解説します。
通常、対面キッチンの場合、横並びではなく、キッチンの前面にダイニングテーブルを設置するケースが多いです。
ちょうどこの記事の一番上の画像のように。
キッチンで作業する者は、ダイニングテーブルに座る人、全員と顔を見ながら会話できるレイアウトです。
一方で、キッチンの横並びダイニングのレイアウトも、最近、人気です。
実は、私の自宅でもリビングの横並びでダイニングテーブルを設置する間取りを、当初考えました。
しかし、3つの理由から、その間取りをやめました。
キッチン横並びダイニングの間取りを考えの方も多いと思います。
確かに、キッチン横並びダイニングには、メリットもありますが、本当にそれでいいのかを、ぜひ確認していただきたいと思います。
キッチンとダイニングのレイアウトをお考えの方であれば、ぜひ本記事をお読みいただきたいと思います。
本記事の内容:
誰もが、快適なキッチンダイニングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、キッチンダイニングは重視しました。
しかし、中には、キッチンとダイニングのレイアウトが間違い、使い勝手の悪いものになることもあります。
ぜひ、豊富な施工実績がある、ノウハウのあるハウスメーカーや工務店に相談し、家づくりを進めてください。
家づくりで、快適なキッチンダイニングにしたいなら、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
多くの間取りプランを比較することで、さらによい間取りに仕上がっていきます。
こちらもお読みください!
■ システムキッチンに必要な広さに関する記事です。
「憧れのキッチン!必要な広さは何畳ですか?」
■ ペニンシュラキッチンのレイアウトで参考になる記事です。
「LDK16畳のキッチンレイアウトは、リビングの広さで変わる!」
まず最初に、キッチンダイニング横並びのメリットについて解説します。
メリットは大きく3つあります。
この間取りのメリットは、キッチンとダイニングの行き来が楽になることです。
ダイニングテーブルがキッチンのすぐ横なので、配膳も、皿を横に流すだけなので簡単です。
ダイニングテーブルに座っても、キッチンに用があれば、すぐに動けます。
キッチンとダイニング間の動線が、すごく良く、ここは大きなメリットです。
キッチンのすぐ横にダイニングテーブルがあるので、広いスペースで料理ができます。
例えば、ホームパーティーで料理の作り置きが多い場合や、お菓子やパン作りで多くの道具を使って料理する場合、ダイニングテーブルも使って料理を行うことができます。
キッチンのすぐ横にある広いダイニングテーブルで作業できるので、料理がやりすいのは、大きなメリットです。
キッチンとダイニングテーブルの間に無駄なスペースがないので、狭い空間を有効活用できます。
その分、家族皆がくつろぐリビングスペースをより広くでき、ここも大きなメリットです。
先程、解説したように、キッチンダイニングの横並びレイアウトにはメリットもあります。
しかし、間取りによっては、失敗したと後悔するケースもあるので注意が必要です。
ここでは、キッチンダイニングの横並びレイアウトで失敗したと後悔する理由について解説します。
キッチン横並びダイニングの間取りで失敗したと後悔する理由は、大きく次の3つです。。
それぞれについては、詳しく解説していきます。
キッチン横並びダイニングの失敗の理由の1つ目は、家事動線の悪化です。
キッチン横並びダイニングのレイアウトは、キッチンとダイニング間の動線は、すごく良く、ここは大きなメリットです。
しかし、上の手書きの画像をご覧ください。(わかりづらく、下手な画像ですみません。)
キッチンから矢印の方向に移動する際に、ダイニングテーブルの位置により、移動距離に大きな差が生じます。
キッチン横並びダイニングのレイアウトだと、ちょうどテーブルの横幅の2倍分の距離を、より長く移動することになります。
キッチンで作業をしながら、他の家事をするための移動距離が長くなり、家事動線が悪くなっています。
図をご覧いただければ、わかると思いますが。
ダイニングテーブルの横幅が短いものであれば、それほど影響は大きくありませんが、頻繁に行き来する場合だと、この動線の悪化は、家事効率に大きなマイナスです。
ただし、全てのキッチン横並びダイニングのレイアウトがダメだというわけではありません。
後程、具体的な事例で、問題ないケースをご紹介します。
ちなみに、私の自宅で使用しているダイニングテーブルは横幅が180㎝ある比較的大きなサイズのものなので、家事効率が、かなり悪化した感が強いです。
ここが最大の理由で、我が家は、キッチン横並びダイニングのレイアウトをやめました。
キッチン横並びダイニングの失敗の理由の2つ目は、ダイニングからキチンが丸見えになることです。
こちらも下手な絵で恐縮ですが、上の画像のように、ダイニングテーブルのキッチン側の通路側の席から、キッチン内が丸見えになることです。
キッチン内は、なるべく人に見られたくないものなので、ここは、大きなマイナスポイントです。
特に、来客があった場合には、キッチン内が見られるというのは、かなり気になりますよね。
ここは、キッチン内を片付け見られても問題ないようにしておくとか、逆に見せる収納などで対応するか、以下の実例のように腰壁を設け視線を遮るといった対策が必要です。
こちらの実例は、キッチンの横にダイニングテーブルが置かれた、典型的なキッチン横並びダイニングのレイアウトです。
しかし、通常と違って、ダイニングテーブルとキッチンの高さに大きな差があるのが、わかると思います。
低いダイニングテーブルからは、キッチンが見えにくいよう工夫されています。
こちらは、キッチン内側から見た実例ですが、キッチンに腰壁が設けられています。
この腰壁によって、キッチン内、特に調理スペースが見えなくなっています。
散らかっているキッチンを見られて恥ずかしい思いをするなんて事態を、ある程度なら防ぐことが可能です。
キッチン横並びダイニングの失敗の理由の3つ目は、キッチンとダイニングの統一感がなくバラバラで見栄えが悪くなることです。
キッチン横並びダイニングは、見た目が重要だと思います。
キッチンとダイニングの色合いが似ているとか、質感が似ているとか。
ある程度、両方の統一感がないと、見た目にバラバラで、見栄えが悪いです。
後程、具体的な事例で、ご紹介します。
ちなみに、私の自宅では、キッチンは白とシルバーで統一されております。
一方、ダイニングテーブルは、薪ストーブもあるということで、ウッディーな感じのテーブルになっています。
上の写真をよくご覧いただくとわかると思いますが。
この両方を一緒に並べても、全く統一感がなく、バラバラということで、キッチン横並びダイニングは、やめました。
それでは、キッチン横並びダイニングの4つの事例を、いくつかご紹介します。
それぞれ、キッチンダイニング横並びのデメリットを少しでも解消すべく、工夫がなされたレイアウトなので、せひ、参考にして頂ければと思います。
こちらは、成功事例です。
キッチンの並びにダイニングテーブルを置き、スペースを有効活用しており、素晴らしいです。
家事動線も、キッチンがアイランドタイプであるため、全く問題ありません。
また、キッチンそのものが、見られても問題ないおしゃれな感じなので、ここも最低限の片づけをしておけば問題なさそうです。
キッチン、ダイニングの見た感じの統一感もあって、すごくよくまとまっています。
こちらは、キッチンからのリビング側に行く場合の動線が、少し悪くなっています。
ただし、ダイニングテーブルが、それほど大きなものでないので、影響は少ないですが。
また、ダイニングテーブルのキッチン側の通路側の席から、キッチンが良く見えるので、常に片づけが必要にです。
ただ、すごくおしゃれなキッチンなので、見られても問題はなさそうです。
あと、キッチンとダイニングの見た目ですが、両方、白で統一されており、すぎおくおしゃれです。
見栄えは、すごくいいです。
見た感じは、キッチンもダイニングもウッディーな感じで、統一されており、すごくオシャレでいいです。
また、キッチンが、おしゃれな感じで、見せる収納になっているので、ここも最低限の片づけをしておけば問題なさそうです。
一番気になるのは、キッチンからリビングに行く動線です。
ダイニングテーブルの横幅が180㎝以上あるタイプなので、その分、移動距離が長くなります。
その1点が気になるだけで、後は、全く問題ないです。
こちらは、キッチン横並びダイニングの成功例です。
まず、キッチンとリビングを行き来する家事動線ですが、キッチンがアイランドタイプなので、全く問題ありません。
キッチン収納も見せるタイプでおやれなので、最低限の片づけで、来客時でも充分対応できます。
また、キッチンとダイニングも、見た目に統一感があり、よくまとまっています。
最後に、キッチンとダイニングの横並びレイアウトで失敗し後悔しないためのポイントのまとめです。
キッチン横並びダイニングのレイアウトには、先程、説明した通り、以下の3つのメリットがあります。
一方、キッチン横並びダイニングのレイアウトのデメリットでもありますが、失敗し後悔するケースもあるので注意が必要です。
結局、キッチン横並びダイニングのレイアウトにするか否かは、あなたの家づくりの個別事情で判断するしかありません。
どの間取りの方が、家族のライフスタイルや好みにマッチしているのか、住まいのかたちに合っているのかを、検討することが重要です。
あなたは、どうされますか?
ぜひ、本記事を参考にし、あなたの家づくりを成功させてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするため、キッチンダイニング横並びのメリットを1つ(広いスペースで料理ができること)加え、さらに、記事の構成も含め、大幅に修正を加えました。(2023/8/20)