2階リビングの間取りのメリット・デメリットは?後悔しないために整理!

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、2階リビングの間取りのメリットとデメリットについて解説します。
皆さん、2階リビングの間取りに興味は、かなりあるようなのですが、実際は、圧倒的に、1階にリビングをもってくるケースが多いです。
その理由は・・
玄関を入ってリビングがある方が、間取り的に動線がいいとか。
あとは、庭の近くにリビングをもっていきたいと、そうすべきとお考えの方が多いからです。
確かに、この2つの理由は、間違ってはいません。
しかし、リビングを2階にする間取りに、何らかのデメリットがあるのではと、心配される方が多いのですが、それは間違いです。
結果、2階リビングを導入しなかったことで、家を建てた後に、後悔される方が本当に多いです。
これからお話するメリットが、もし、あなたの建てる家にあるのであれば、間違いなく、2階リビングを導入すべきです。
メリットを活かす形で、2階リビングを導入することで、家の資産価値も上がると思います。
逆に、メリットを活かせず、1階リビングだと、住みにくいし、快適性も損なわれているはずなので、かなり後悔すると思います。
2階リビングの間取りのメリット、デメリットをよく理解し、ぜひ、検討していただければと思います。
ちなみに、私の自宅は、次の記事で書きましたが、リビングを2階にするメリットが全くなかったので、1階にリビングがあります。
そのリビングは、快適な空間になり、大変満足しておおります。
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2階リビングの間取りメリットとは?
まず、2階リビングの間取りのメリットについて解説します。
これからお話するメリットに、あなたが建てる家が該当するのであれば、2階リビングを導入するといいです。
2階リビングにより、その家の快適性が、格段に良くなるはずです。
それでは、メリットについて解説します。
リビングを2階にするメリットは、大きく2つあります。
日当たりが良くなる(特に冬場に)
1階リビングでは、日当たりが悪いのを、リビングを2階にすることで、日当たりをよくすることができます。
これは、2階リビングの大きなメリットです。
家が密集していて、南側に高い建物がある場合が要注意です。
特に冬場は、日が低くなりますので、1階のリビングでは、日が入らず、極端に日当たりが悪くなるケースがあります。
この冬場の日射取得が悪くなる場合には、間違いなく、2階リビングを採用すべきです。
2階にリビングをもってくることで、たくさん日が入るように改善することができます。
北側斜線の規制があることで、南の高さが制限されますので、2階のリビングであれば日が入るということです。
北側斜線とは・・
北側の隣人の日当たりを考慮し、南からの日照の確保のために建築物の高さを規制したルールのことです
また、2階リビングは、天井を勾配天井にすることで、、広々空間にすることができます。
また、天井に天窓や、壁面の高い位置に窓を設けることで、外の光を室内に、さらに取り入れることができます。
眺望が良くなる
例えば、1階からは見えないけど、2階であれば、海が見えるとか、富士山が見えるといった場合です。
眺望が良くなるのは、2階リビングの大きなメリットです。
眺望がいい物件は人気がありますので、仮に売却するとしても、その方が有利です。
このように眺望がよくなる場合も、ぜひ、2階リビングを採用すべきです。
その他のメリット
この3つ目のその他のメリットは、これがあるから、2階リビングを絶対に採用した方がいいという、強いメリットではありません。
その2階リビングのメリットは、いくつかあります。
(1)2階リビングは、簡単に広くすることができます。
1階とは違い玄関がないので、その分広くできるということです。
極端な例ですが、階段を上がると、全てリビングにすることも可能なわけです。
(2)2階リビングだと、家が構造的に有利であるというメリットがあります。
1階にリビングのような大きな空間があるより、個室を1階にもってくる2階リビングの方が、壁面が多くなり構造的に強いというメリットです。
ただ・・こちらのメリットは、しっかり構造計算して、家を建てれば、どちらでも大差ないということなので、大したメリットではありません。
(3)2階リビングだと、プライバシーを確保しやすいというメリットがあります。
リビングが2階なので、その前を人や車が通らないから当然です。
リビングの前面に、大きめのバルコニーやベランダをつくり、プライバシーの守られた庭を設けることもできます。
勘違いされる方が多い、2階リビングのデメリットとは?
これからお話する2階リビングの間取りのデメリットですが、どれも、それ程のデメリットでありません。
これらデメリットを、かなり大きなデメリットとお考えの方が多いので、注意が必要です。
デメリットは、以下の事項が考えられます。
老後、足越しが弱くなった時に2階に行く階段が心配である
2階にリビングあると、老後、足腰弱くなった時に、階段の昇り降りが大変になるのではというデメリットです。
そもそも、階段の昇り降りが難しい、つらくなる、その確率も、かなり低いはずです。
あまり心配する必要はないと思いますが・・
気になるのであれば、老後のことを考え、階段の形状の勾配をゆるくすることで、ほぼ解決できます。
1階の防犯が手薄になる
2階リビングだと、人が2階にいることが多くなり、1階の防犯が手薄になるのではというデメリットです。
このデメリットは、1階の窓の位置や、その大きさを工夫することで、防犯は問題は解決できます。
2階にリビングあると、1階が寒くなる
2階リビングだと、温熱環境的に不利になるのではないかというデメリットです。
2階に人がいて暖房するので、その結果、1階が寒くなるとい心配です。
この問題も、きちんと断熱して、全館空調にするなら、そもそも全く関係ありません。
全館空調でないにしても、要するに1階も暖房すればいいだけの話です。
建築コストがあがる
よく2階リビングだと、建築コストが上がると、デメリットに思われている方が多いです。
しかし、費用は、リビングを1階にしようが、2階にしようが、あまり金額に差はありません。
多少は、2階リビングの方が高くなるケースもありますが、デメリットと言えるほどではないと思います。
来客時の対応が面倒である
来客があると、玄関まで、その都度階段を下りて、対応するのが大変だというデメリットです。
この問題は、テレビドアホンを設けることで、解決できます。
テレビドアホンにより、ほとんどの来客は、2階のリビングで対応できます。
大きな家電の搬入が心配である
冷蔵庫、洗濯機など大型家電の搬入が、リビングが2階だと、大変だというデメリットです。
この点は、確かに、デメリットではあります。
実際、2階まで搬入してもらうとなると、配送は別途料金がかかることがあります。
また、1階よりサイズにも制限があるかもしれません。
大型家電を購入する際には、2階にも搬入できるかを確認する必要があります。
水回りが2階だと水漏れが心配である
2階リビングだと、水回りも2階におくことになり、万一水漏れ等のトラブルが発生した場合に、その被害が大きくなるというデメリットです。
この問題は、水漏れが発生した場合でも、影響の少ない部屋を、2階の水回り部分の下にもってくることで解決できます。
ただ、そもそも、水漏れの事故そのものの発生の確率は、かなり低いはずです。
その他にも、2階リビングの間取りには、細かいですが、他にもデメリットがあります。
2階に水回りがあると、お湯がでるまでに時間がかかります。
温水が出るまで、給水管にたまっている水を捨てることになるので、経済的に非効率です。
資源の無駄というデメリットがあります。
また、2階リビングだと個室を1階にするケースが多いのですが、1階の寝室だと防犯上、窓を開けっぱなしで寝ることはできません。
窓を開けることで、涼しく快適に寝れる場合もありますが。
しかし、この問題も、窓の位置、形状を工夫することで、解決できます。
以上、様々な2階リビングの間取りのデメリットをあげました。
しかし、これらのデメリットは、どれも、解決できるものであり、あまり気にする必要がないと思います。
2階リビングの間取りを検証!メリットとデメリットとは?
北玄関、インナーガレージがある4LDKの二階建てで、1階に、2部屋の子供部屋があり、トイレ、洗面、浴室等の水回りもあります。
2階には、大きなLDKがあり、客室等多目的に使えそうな和室、夫婦の寝室があります。
この家は、住宅密集地に建っていて、家族構成は、夫婦、子供2名の4名とします。
そrでは、2階リビングの間取りに絞って、メリット、デメリットを検証していきます。
2階のリビングの南面には、大きなバルコニーがあり、そのバルコニーには、大きな吐き出し窓の開口部があります。
その開口部から、ほぼ一日、日が入り、2階のリビングは、大変、日当たり良く明るく快適な空間になっています。
1階のリビングでは日当たりが悪かったのを、2階にすることで、日当たり、風通しも良くなっています。
また、リビング前面のバルコニーの囲いで、目隠しになり、リビングの吐き出し窓を全開しても、プライバシーが保護されています。
以上が、2階リビングの間取りの大きなメリットです。
まず、老後の際に、足腰が弱くなってきた際に、階段が心配だというデメリットです。
ここは、この間取りでは、階段の勾配をかなりゆるやかにしているため、ほぼ問題ないです。
その他の、1階の防犯の問題、1階が寒くなる問題、建築コストの問題、来客時の対応の問題、大型家電の搬入の問題は、水回りの事故の問題は、全て、先程、説明した通り、この間取りでも対応可能です。
その他のデメリットを解説します。
デメリットは、大きく2つあります。
(1)子供部屋の位置が1階であること
子供部屋が1階にあるため、玄関から直接、子供部屋に行くことができます。
家族がいるLDKを通らず、直接、部屋に出入りできるので、親子のコミュニケーションがとりづらい間取りです。
さらに、水回りも全て1階にあるため、お風呂、トイレ、洗面を使う際にも、全く、親子が顔置合わせることがない間取りです。
この2階リビングの間取りの一番のデメリットは、親子のコミュニケーションがとりづらいデメリットです。
ここは、2階の夫婦の寝室に子供部屋をもっていき、1階の子供部屋を夫婦の寝室にすることで、解決できます。
(2)家事動線に問題があること
2番目の、2階リビングの間取りのデメリットは、家事動線が悪いことです。
2階のキッチンから1階の洗濯機の置かれている水回りまでの距離が遠く、洗濯の家事を行うのに、階段の昇り降りが必要で面倒です。
まず、料理をしながらの洗濯は難しいですし、洗濯したものを、ベランダで干すのも、階段の昇り降りが必要になります。
また、1階の個室で使う布団を2階のベランダに干すのであれば、その場合も家事動線は悪いです。
このデメリットは、水回りも、なんとか、2階にすることで解決できると思います。
まとめです。後で後悔しないよう、最後までお読みください。
本記事で学ばれたことをもって、くれぐれも日当たりが悪かったり、せっかくの眺望をいかすことができないリビングだけは、つくらないよう.、後悔されませんようお願いします。
最後にもう一度まとめます。
まず、以下のメリットに該当する場合には、2階リビングの間取りを採用を検討してみてください。
そして、以下の様々なデメリットを、あまり気にしないようにしてください。
どれも解決できるものばかりです。
デメリットは気にせず、まずは、あなたの家を建てられる敷地の条件について、総合的に検討してみてください。
そして、ぜひ、あなたの家づくりを、成功させてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。