村上悠です。
私は、実際に、平屋のガレージハウスを建てた経験があります。
この平屋は好きで、自分でも、かなり研究をしました。
平屋家づくりの経験、さらには自分で研究したことをベースに記事を書こうと思います。
今回は、平屋の間取りの中でも、人気が高い4LDK・南玄関について取り上げます。
本記事では、まず、南玄関の間取りが、なぜ人気なのか、その理由に簡単にふれ、その上で、理想の間取りの条件について解説します。
そして、最後に、その条件を満たす、平屋4LDKの南玄関の理想の間取りを、具体的に4つの事例でご紹介します。
平屋を建てようとお考えであれば、きっと参考になると思います。
ぜひ、最後までお読みいただき、あなたの、平屋の家づくりを成功させていただければと思います。
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関連記事:
平屋5LDKの南玄関、平屋3LDK、平屋2LDKの南玄関の間取りに関する記事です。
それでは、南玄関の間取りについて、解説します。
まず、なぜ、南玄関の間取りが、人気なのでしょうか?
その理由は、以下の通りと思われます。
それぞれについて、詳しく解説します。
南玄関の間取りが好まれる一番の理由は、1日を通して日当たりが良いことです。
日が当たり、暖かく、玄関が、快適で気持ちがいい空間になるというのが理由です。
ただ、私は、完全なる南向きの玄関ではなく、南東向きの方が好きです。
なぜなら、若干、東向きであることで、朝早くから日が差し込み、気持ちのいい1日を玄関からスタートできるからです。
あともう一つ、南東向きが良いのは、特に夏場に言えますが、南向きの玄関は、日当たりが強烈で、暑すぎる場合があります。
南東であれば、南向き程、日中、日が当たらず、玄関内部が暑くならずにすむからです。
南玄関は、夏、暑すぎるという欠点があるので、何らかの暑さ対策が必要です。
私の自宅でもどうですが、玄関ポーチに屋根やひさしを設けることで、夏場の直射日光が、当たらないようにできます。
風水で、縁起がいい方角は、南や東向きです。
風水では、どうやって「よい気」を取り入れるかが重要で、そういう意味では、玄関は気の入口であり、最も重要な場所となっています。
南玄関は吉相とされているため、風水を意識されている方は、南玄関を好みます。
先程、私は、南東向きが好きだといいましたが、風水では、南東、東の方角は、最高にいい、大吉相です。
ちなみに、自宅は南玄関ですが、家づくりの際には、風水は気にしませんでした。
以上が、南玄関が人気の理由です。
平屋4LDKの間取りに限定されませんが、南玄関は人気です。
次に、平屋4LDK(南玄関)の理想の間取りの条件について解説します。
次の記事で、最低限おさえるべき間取りの7つのポイントについてお話しました。
その中でも、さらに重要なポイントとして、次の5つのポイントがあげられると考えます。
各ポイントについて、玄関を南にすることによるメリットも解説しておきます。
最重要ポイント
南玄関の配置は、自然光を室内に存分に取り入れることができるため、家全体が明るくなります。
これにより、昼間は照明を使う必要が少なくなり、電気代の節約にもつながります。
玄関を南向きに設けることで、南からの風を直接取り込みやすくなります。
これにより、家全体の空気の流れが良くなり、自然の涼しさを室内にもたらすことができます。
南向きの玄関は、通りに面していることが多いですが、玄関周りに適切なプライバシー対策を施すことで、外からの視線を遮ることができます。
例えば、しっかりとしたフェンスや緑豊かな庭で自然とプライバシーを保つことが可能です。
南向きの玄関にすることで、南玄関から直接キッチンや洗濯室へ簡単にアクセスできる間取りが可能です。
荷物の運び入れや家事の移動距離が短縮されるため、家事動線がいいです。
南玄関は、夏は日差しを遮る工夫をしやすく、冬は暖かい日差しを最大限に利用できるため、年間を通してエネルギー効率の良い住宅になります。
1つ目の日当たり、2つ目の風通しについて補足しておきます。
平屋4LDKとなると、延床面積も30坪以上はある広い家になるので、家の奥まで光が届かない可能性があります。
また、4LDKとなると、部屋数も多く壁も多くなるので、壁で風の流れを遮られ、部屋によっては風通しが悪くなることも考えられます。
採光と通風を、充分に意識しながら、平屋4LDの間取りを考える必要があります。
ここを誤ると、家のすみずみまで光や風が届かなくなる可能性があるので、本当に注意が必要です。
さらに、4つ目の生活動線(特に家事動線)についても補足しておきます。
平屋4LDKは、LDK以外に4つもの部屋があり、部屋数が多いです。
部屋と部屋を行き来する生活動線(特に家事動線)を短くする、コンパクトにすることを意識して、間取りを考えることが重要です。
部屋数が多い家で、動線が悪いとなると、毎日ストレスを感じ、まず間違いなく、そこでは快適に住むことは不可能です。
間取りプランでは、LDKを中心に、そこから全ての部屋にアクセスできるよう、さらに、廊下をできるだけ少なくし、水回りを集中させる等、とにかく動線を短くすることを意識して進めて下さい。
次のパートでは、この4つのポイント毎に、平屋4LDK(南玄関)の理想の間取りをご紹介していきます。
以下にご紹介する4つの平屋4LDK(南玄関)の間取りですが、どの間取りも素晴らしいものです。
間取りでおさえるべき12ポイントは、ほぼ全てクリアしております。
今回は、特に重要な4つの各ポイントで優れているということで、そこに絞って解説したいと思います。
出典:アート建工
建物は、東西に長くのばしたIの字型で、南に面する部屋を多くし、日当たりを良くした間取りです。
北側の主寝室を除き、他のLDK、和室、個室の2部屋の全てを南側に配置しています。
南側の各部屋は、一日を通して、日当たりが良く、明るく、快適な空間になっています。
LDKの南側には、大開口があり、その前にウッドデッキもあり、外の光、風をふんだんに取り入れることができ、実に快適な空間です。
家族皆が、そこで過ごし、コミュニケーションも自然と活発に行われると思います。
北側の主寝室に関しては、北側だけでなく、西側にも窓があるので、夕方に日差しはあります。
この主寝室は、そもそも寝室なので、日当たりは、問題ないと思います。
ちなみに、こちらの平屋4LDK(南玄関)の間取りですが、家事動線も、かなり良いです。
出典:ミサワホーム
こちらの平屋4LDK(南玄関)の間取りは、風通しがいいのが特徴です。
まず、個室の3部屋は、全て角部屋にし、2面に窓があるため、風通しは、かなりいいです。
またLDKは、南に大開口があり、西側にも窓があり、さらにLDKの一部の和室の前に南面に大開口があり、風通しは、かなりいいです。
水回りも窓が十分あり、換気扇もあり、風通しはいいです。
さらに玄関も、玄関ホールの奥に、裏の中庭に向けて大開口がありますので、玄関の風通しもいいです。
なお、南玄関の場合、玄関のすぐ横に駐車スペースやエントランスを取ると、南側に広い庭を配置しにくというデメリットがあります。
しかし、この間取りでは、LDKの前に、充分な広さの庭をおくことができています。
その点も、参考になるかと思います。
出典:アート建工
建物がコの字型になっており、中庭のウッドデッキを囲むようにLDK、和室、個室2部屋が、配置された間取りです。
このウッドデッキに面する各部屋は、全て、外から見られることがなく、視線が遮られており、プライバシーは守られています。
ウッドデッキの端には、大きな木の植栽もあって、隣の家からも見られる心配はありません。
各部屋は、他人の視線を気にすることなく、大開口を開けることが可能です。
個々の家族のプライバシーですが、中庭のウッドデッキがあることで、お部屋どうしが、ゆるくつながってる感じがあります。
家族の気配を感じながら、個々の部屋でプライベートな時間も楽しめるといった感じです。
家族内でのプライバシーも守られた間取りです。
この中庭があるおかげで、LDKが北側にあるにもかかわらず、部屋に日差しを取り込め、明るく、快適な部屋になっています。
なお、南玄関の場合、そのすぐ横にリビングの窓がある場合、来客の方や、道路側の通行人から、リビングの中が見えやすいというデメリットがあります。
しかし、この間取りでは、そういった問題は一切ないものとなっています。
キッチンの隣には、洗面、浴室の水回り、さらにはランドリールームまであります。
衣類を洗濯機で洗い、干す、畳む、アイロンをかける等、洗濯の家事ににかかわる一連の作業が、キッチンで料理をしながら行えます。
さらにキッチンから、各部屋まで、最短で移動できるのも、家事を行うのに便利です。
さらに、キッチンから2部屋の子供部屋の出入り口も見えるので、子供の様子を知りながら、家事を行えます。
子供が小さい頃には、家事を行うのに、かなり助かる間取りとなっています。
出典:アート建工
こちらの平屋4LDKの南玄関の間取りですが、先ほど、「プライバシーが守られている間取り」として取り上げたものです。
こちらの間取りも、キッチンの横に、洗面、浴室の水回りだけでなく、ドライルームまであります。
洗濯の一連の作業を、料理をしながら行えるという、効率よい家事を念頭に、よく考えられた間取りです。
以上が、理想の平屋4LDKの南玄関の間取りです。
参考になりましたでしょうか。
参考:
平屋4LDKの間取りで、東玄関、北玄関に関する記事で、参考になります。
平屋4LDKの間取りで、30坪、35坪クラスのものに関する記事で、参考になります。
平屋4LDKのコの字の間取りの説明もあり、参考になります。
平屋4LDKの長方形の間取りも紹介されており、参考になります。
今回は、平屋4LDK(南玄関)の間取りについて取り上げました。
あなたの家づくりの参考になりましたでしょうか?
本記事で解説した、以下の5つのポイントに注意しながら、家づくりを進めていただければと思います。
最重要ポイント
ぜひ、本記事を参考に、あなたの理想の平屋を建ててください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが、以下の4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、続けてお読みください。。
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理想の平屋を建てるポイント→詳細
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■「平屋4LDK(南玄関)の理想の間取りの5つの条件とは?」の記事について、ポイントを1つ増やし、さらに、よりわかりやすくするために、玄関を南にすることのメリットの説明を加えました。(2024/4/22)