村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、家づくりにおいて、最も重要な、LDKの広さについて取り上げます。
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LDKは、常に、家族が集まり、くつろぐ快適な空間であり、家の中で一番重要な場所です。
家づくりにおいて、このLDKの広さをどうするかは、とても重要なポイントです。
ただ・・LDKは広ければ良いという単純な話ではありません。
広過ぎても、狭過ぎてもダメで、快適な暮らしができる広さであることが必要です。
今回のテーマ、LDKの広さは、まさに、家づくりを成功させることができるか否かに、大きく影響すると言っても過言ではありません。
ぜひ、最後までお読みいただき、あなたの家づくりを成功させてください。
本記事の内容:
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
このパートでは、LDKの広さを重視すべき理由をお話します。
LDKの広さを考えるのに、まず、LDKをどういう空間にしたいのか?
そして、そういった空間にするには、LDKの広さをどう考えればいいのか?
本記事ではこの流れで解説していきます。
LDKは、こうあるべきだと、私は考えます。
詳細は、こちらの記事「LDKの間取りのおすすめ5パターンとは?私は自宅で全て実践!」に解説がありますので、ぜひお読みください。
この5項目の中で、広さにも関係してきますが、より重要なのが、1番目と5番目です。
まず1番目のゆるくつながり、空気を共有できるLDKです。
イメージがわき、よりわかりやすいと思うので、ここでは具体的な事例で話をします。
家族が、何となくLDKにいて、何をするでもなく、家族それぞれが、好きなことをしている。
お母さんは、キッチンで料理の後片付けをし、お父さんは、リビングのソファで横になって昼寝。
長女は、キッチンのダイニングテーブルでスマホいじり、息子は、リビングでテレビをみている。
家族、それぞれが、好きなことを行っているのですが、お互いの気配を感じ、どこかホッとする、くつろげる空間、それがLDKです。
家族が、同じLDKの空間にいて、ゆるくつながり、空気を共有できるというのは、やはり、LDKは、ある程度の広い必要があります。
狭い空間では、そのような雰囲気には、絶対にならないでしょうから。
次に5番目の家族が自然と集まる快適なLDKです。
やはり、家族が自然と集まる空間は、そこにいて、気持ちのいい、快適な空間である必要があります。
当然、日当たりも良く、明るく、風通しのいい空間です。
となると、やはり、LDKは、ある程度は広い必要があるわけです。
こういった理由で、LDKの広さを、ある程度広く確保しておきたいわけです。
あなたは、LDKの広さの平均は、どれくらいだと思いますか?
ネットで公開されている、アンケート結果をいくつか確認してみました。
ある調査では、19.9畳、またある調査では、20.4畳という結果でした。
補足:
・リクルート2005年の月刊『HOUSING』調べ 注文住宅と住宅設備に関するアンケート →19.9畳
動向調査
・「イエタテ」が実施したアンケート(2016年8月実施)→20.4畳
どちらも、約20畳です。
2005年とかなり以前の調査結果も、2016年のものも、ほぼ約20畳と同じです。
この、結構広い20畳という広さは、ずっと変わっていないようです。
やはり、皆さん、LDKという空間を、できる限り快適な場所にしたい、広くしたいと、そこに重要性を感じているからだと思います。
ここで、皆さんが、LDKについて、どれくらいの広さを希望しているのか、興味深いアンケートをご紹介します。
当サイトでも取引のある、「タウンライフ家づくり」のアンケート(昨年の11月に実施)結果です。
希望LDKの広さ:
希望順位 | LDKの広さ | 全体の割合 |
---|---|---|
1位 | 18畳 | 28% |
2位 | 15畳 | 20% |
3位 | 20畳 | 19% |
4位 | 12畳 | 10% |
5位 | 22畳 | 4% |
5位 | 22畳 | 4% |
補足:
同時に、希望のLDKの間取りについてもアンケートが実施されました。
結果は、1位が4LDK(45%)、2位が3LDK(27%)、3位が5LDK(10%)、4位が2LDK(5%)、5位が6LDK(2%)、6位が7LDK(1%)でした。
以上、3つのアンケートから、LDKの広さの平均は、18畳~20畳という感じです。
ちなみに、私の自宅のLDKは、24.7畳で、DKが15畳、リビングが9.7畳です。
厳密には、LDKと一体化できる4.5畳の和室があります。
LDKの広さに関する関連記事:
どのような進め方で20畳のLDKの間取りを決めていけばいいのか、最初に確認すべき事項とは何かを解説します。→「20畳のLDKの間取りプランで、まず確認すべき事とは?!」
その他広さのLDKに関する記事も参考になりますので、ぜひ、お読みください。
これまでの話で、LDKをある程度広くする必要があることは、ご理解いただけたと思います。
次に、LDKの広さに関する定義がるのか、また基準があるのかを解説します。
まず、LDKの広さに関する定義ですが、特に何らかの定義があるわけではないようです。
要は、人それぞれで、違うようです。
ちなみに、私が考えるLDKの広さの定義は、以下の通りです。
家族が自然と集まる快適な空間で、ゆるくつながり、空気を共有できる空間に必要な面積が、LDKの広さです。
何だかよくわからないと思いますが、ニュアンスは感じていただけたと思います。
なお、LDKの広さではなく、LDKに関する定義はあります。
次に話をする基準にも関係しますが、「不動産の表示に関する公正競争規約」という法律があります。
この法律は、不動産の取引について行う表示に関して規制するもので、一般消費者を誤認させるような広告を禁止するものです。
その規約の中で、LDKして定義が定められていました。
■リビング・ダイニング・キッチン(LDK)
居間と台所と食堂の機能が1室に併存する部屋をいい、住宅の居室(寝室)数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいう。
次に、LDKの広さの基準です。
実は、こちらも、明確な基準はありませんでした。
ただ、参考になると思いますので、ご紹介します。
先程の「不動産の表示に関する公正競争規約」に関連し、公益社団法人近畿地区不動産公正取引協議会が平成23年11月25日付で公表した「DK(ダイニング・キッチン)及びLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さ(畳数)の目安となる指導基準」があります。
これも、不動産取引における表示について定めるのもので、一般消費者を誤認させるような広告を禁止するための指導基準です。
つまり、LDKで言えば、LDKと言える広さがあるもの以外は、LDKと広告表示をしてはダメだということです。
この指導基準では、最低必要な広さの目安として、以下の通り定めています。
■居室が1部屋の場合のLDKは、8畳以上
■居室が2部屋以上の場合は、10畳以上
居室が1部屋増えるごとに、LDKの広さは2畳増えます。
例えば、居室が3部屋の3LDKの場合、LDKの最低限必要なのは、12畳になります。
4LDKでは、14畳になります。
これは、正直、ずいぶんと狭いと思いませんか?
あくまでも、不動産取引でLDKと広告で表示する場合に、最低限、必要な広さをであって、この広さで建てなければいけないという話ではありません。
以上が、LDKの広さに関する、定義と基準でした。
参考になりましたでしょうか。
次に、LDKの広さを決める上で、具体的に考慮すべき事項を解説します。
LDKの広さを決める上で、考慮すべき事項は、次の通りです。
なお、大前提として、LDKを、家族が自然と集まる居心地の良い快適な空間にしたいということで考えたいと思います。
当然ですが、家族が増えれば、その分、LDKの広さは広い方がいいです。
ただし、家族が1名増えると、必ず、LDKの広さを何畳広い方がいいという、明確な基準はありません。
むしろ、以下に説明する、キッチンのレイアウト、LDKに設置する家具で、サイズが大きく場所をとる、ダイニングテーブルとソファーの大きさで、LDKの広さを検討する必要があります。
キッチンのレイアウトにはいくつかありますが、代表的なのは壁付けで省スペースなⅠ型、家族の顔を見ながら調理ができるペニンシュラ型、大人数で調理ができるアイランド型です。
以下に各キッチンのレイアウトのサンプル写真を掲載しておきます。
こちらは、壁付けのI型のキッチンレイアウトです。
このレイアウトであれば、最も省スペースで設置することが可能です。
ダイニングとキッチンで、8畳程度でも、なんとかできます。
こちらは、ペニンシュラ型のキッチンのレイアウトです。
これは、先程の壁付けのキッチンよりも、さらに広いスペースが必要で、ダイニングとキッチンで、最低でも10畳は必要です。
ちなみに、私が建てた自宅では、キッチンのレイアウトは、対面型で、広さは15畳あります。
こだわりの、薪ストーブをダイニングのコーナーに設けた関係で、広さに余裕をもたせました。
こちらはアイランド型のキッチンですが、これは、かなりの広さを必要とします。
キッチンの両脇に、通路を確保する必要があるためで、最低でも、ダイニング・キッチンで12畳は必要です。
ただし、12畳だと、余裕は全くないと思います。
ちなみに、ペニンシュラ型は、キッチンの片側が壁に接しているので、通路は、片方ですみますので、その分狭くても問題ないです。
リビングに設置する家具の中では、通常、ソファが一番大きいです。
そのソファのサイズに応じて、LDKの広さを検討する必要があります。
ソファは、2人掛け(通常は、150㎝~180㎝くらい)なのか、3人掛けなのかにより、サイズは大きく異なります。
2人掛けのソファであれば、6畳、3人掛けのソファであれば、8畳は欲しいところです。
ちなみに、こちらは私が建てた自宅のリビングですが、ソファは二人掛けで横幅は180㎝くらいあります。
かなりゆったしたりサイズで、三人でも掛けることが可能です。
リビングの広さが9.7畳ありますので、ソファを置いても、広さには余裕があります。
これが、三人掛けとなると、ソファの横幅は、200㎝を超えるものとなり、リビングの広さが6畳では、きつくなると思います。
ダイニングに設置するダイニングテーブルは、設置する家具の中では大きく、そのサイズを考慮して、ダイニングの広さを決める必要があります。
4人掛けのダイニングテーブルであれば、横幅は、120㎝~150㎝ですが、6人掛けですと、180㎝~200㎝とかなり大きくなります。
6人掛けのダイニングテーブルを設置するのであれば、広さは6畳だと狭くなるので、やはり8畳は欲しいところです。
ちなみに、下の写真に少し写っていますが、私の自宅のダイニングテーブルは6人掛けで、横幅は180㎝あります。
ダイニングの広さは、8畳近くあるので、広さとしては、余裕があります。
LDKの間取りは、LDKの広さを考える上で参考になります。
最後に、LDKの広さについてのまとめです。
これまで、LDKを快適な空間にするために、どれくらいの広さを確保すればいいのか、様々な点で解説してきました。
あなたが建てるマイホームのLDKの広さについて、少しでもイメージできましたでしょうか?
本記事を参考に、ぜひ進めていただければと思います。
具体的には、以下のポイントに注意をしながら、LDKの広さを検討するといいです。
あなたが欲しいキッチンのレイアウト、そして、LDKに設置したい家具等をイメージしながら、LDKの広さを検討してみてください。
ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございまいした。
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
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もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。