40坪の二世帯住宅の間取り!各世帯のライフスタイルで決まる3パターンとは?

40坪の二世帯住宅の間取り!各世帯のライフスタイルで決まる3パターンとは?

 

40坪の二世帯住宅の間取り!各世帯のライフスタイルで決まる3パターンとは?

2021/12/14

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームも何度も行ったことがあります。
その経験をベースに、二世帯住宅に関する記事を書こうと思います。

 

今回は、40坪の二世帯住宅の間取りについてです。
間取りは、そこに住む親世帯、子世帯のライフスタイルによって、大きく3つのパターンに分けることができます。
実際の40坪の二世帯住宅の間取りを紹介しながら、解説したいと思います。
二世帯住宅を成功させたい方に、ぜひ、最後までお読みいただければと思います。


 

 

 

二世帯住宅の間取りプランは、そこに住む親世帯、子世帯が、どのように暮らしたいのか、各世帯のライフスタイルに応じて検討することが重要です。

 

当然、間取りなので、敷地の状況や建物の広さを考慮することも重要です。

 

しかし、それ以上に、各世帯のライフスタイルを考慮することが重要であり、そこが、まさに二世帯住宅を成功させるためのポイントです。

 

例えば・・

 

子世帯が共稼ぎでまだ子供が小さい場合に、家事を親世帯に手伝ってもらいたいとか、親に子供の面倒も見てもらいたいとか。

 

親世帯も、孫の面倒をみたいとか、老後の生活が不安なので、子世帯と一緒に暮らしたいとか。

 

光熱費や食費も安くしたいし、大家族でにぎやかに楽しく暮らしたいとか。

 

親世帯、子世帯共に、お互いにうまくやれる自信もあるとか。

 

こういった場合は、完全同居型の二世帯住宅がおすすめです。

 

各世帯間でコミュニケーションも取りつつ、お互いのプライバシーも確保したい場合は、部分共有型の二世帯住宅もいいかもしれません。

 

一方で、親世帯、子世帯で、お互いの暮らしに干渉しない、プライベートを重視したいという方には、完全分離型の二世帯住宅が向いています。

 

このように、二世帯住宅の間取りは、親世帯、子世帯のライフスタイルに応じて決まってきます。

 

間取りプランの際は、まず、お互いの希望するライフスタイル、考え方を共有することからスタートします。

 

親世帯、子世帯、それぞれで、どのような暮らしを送りたいのか、ライフスタイル、今後の方向性を確認し合います。

 

お互いをよく知り、その上で完全同居型、部分共有型、完全分離型、どの間取りが自分達に適しているのかを検討し、最終的に間取りを決めます。

 

 

 

 

本記事では、40坪の二世帯住宅の間取りについて解説しますが、ここでお話する事は、40坪に限らず全ての二世帯住宅の間取りについて言えることです。

 

次の記事で、30坪、50坪の間取りについて解説してますが、ここでも考え方は全く同じです。

 

親世帯、子世帯のライフスタイルに応じて、その結果、完全分離型の間取りにしているわけです。

 

 

 

本記事は、二世帯住宅をお考えであれば、おおいに参考になる内容です。

 

ぜひ、最後までお読み頂き、二世帯住宅を成功させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

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①40坪の完全同居型二世帯住宅の間取り(吹き抜けで明るく開放的 自然素材で家族それぞれが住みやすい家)

 

 

 

 

 

まず、1つ目のタイプの40坪の完全同居型二世帯住宅の間取りについて解説します。


 

 

 

出典:テクニカルホーム

 

延床面積 134.97m2(40.8坪)
敷地面積 178.41m2(53.9坪)
家族構成 両親+夫婦+子ども2人

 

 

 

こちらの二世帯住宅は、完全同居型の間取りです。

 

1階に両親の主寝室、2階に夫婦の主寝室、将来的に2つに区切ることができる子供部屋があります。

 

こういったプライベートな部屋以外は、全て二世帯で共有する間取りになっています。

 

1階にある、キッチン、浴室、洗面室、広いLDK、玄関等、全て親世帯、子世帯で共有しています。

 

まず、LDKは、17畳と広く、上部は大きな吹き抜けになっており、とても開放的で気持ちのいい空間になっています。

 

LDKの前面にはウッドデッキもあって、とても快適な空間で、家族皆が自然と集まるはずです。

 

親世帯、子世帯皆が一番長い時間くつろぐであろうLDKは、とても魅力的な空間に仕上がっています。

 

その一方で、お互いのプライベート時間も充実するよう、よく考慮された間取りなっています。

 

親世帯の主寝室が、風呂、洗面室から離れた場所に位置し、さらに家族皆がくつろぐLDKとも、6畳の和室を挟んでおり直接隣合っていません。

 

そのため、寝ている両親が、風呂、洗面室等の水回り、LDKから発生する生活音で起こされることもありません。

 

親世帯の就寝時間中でも、入浴したり洗濯したり、また調理したり、テレビを観たり、子世帯が気兼ねなく生活することができます。

 

親世帯、子世帯とでは、特に就寝時間が異なるケースが多いので、両親の睡眠を妨げることがないよう、間取りを工夫することが重要です。

 

ちなみに、子世帯のプライベートな部屋は、全て2階にあるため、こういった生活音の問題は生じません。

 

完全共有型は、基本的に全てのエリアが共有スペースですが、そんな中でも、お互いにリラックスできるプライベート空間を確保することが間取りプランでは重要です。

 

次に、収納ですが、完全同居型の二世帯住宅でも、収納は世帯毎に分ける方が、使い勝手がいいです。

 

親世帯、子世帯ごとに、収納を設けることを強くおすすめします。

 

その点、この間取りでは、主寝室、子供部屋の各個室にクローゼット、1階の玄関ホールに収納、和室の押し入れもあり、さらに広い小屋裏収納もあります。

 

世帯毎に収納を分けることができ、使いやすく快適な間取りになっています。

 

そして、共有で使うキッチンですが、当然、単世帯に比べると収納がより多く必要になってきます。

 

親世帯、子世帯で、それぞれで購入した食材等をストックしておく必要があるからです。

 

その点、この二世帯住宅には、床下収納庫もあるので、キッチンの収納面でも全く問題ありません。

 

こちらの間取りは、収納面でもよく工夫された間取りで、おおいに参考になります。

 

②40坪の部分共有型二世帯住宅の間取り(お互いの生活を守りながら、それぞれが快適に暮らせる家)

 

 

 

 

 

次に、2つ目のタイプの40坪の部分共有型二世帯住宅の間取りについて解説します。


 

出典:コタエルハウス(山岸工業)

 

延床面積 140.60m2(42.5坪)
敷地面積 162.86m2(49.2坪)
家族構成 義母+夫婦

 

 

 

こちらの二世帯住宅は、部分共有型の間取りです。

 

1階の玄関、浴室のみを共有し、その他のキッチン、LDK、洗面(洗濯機設置)、トイレは全て世帯毎に分かれています。

 

1階は親世帯で、2階が子世帯のエリアになります。

 

子供達が独立し、と同時に、高齢の義母との同居も検討した結果、思い切って、妻の実家を建て替えた家です。

 

親世帯の娘夫婦と同居する、俗に言う「マスオさん」パターンの同居です。

 

二世帯住宅では、こういった娘夫婦と娘の親世帯の二世帯同居が、結構、増えています。

 

母娘で、仲良く家事も分担できるので、比較的、うまくいくことが多いです。

 

ただし、「マスオさん」状態のご主人が、ストレスを感じないよう、間取りを工夫する等、配慮する必要があります。

 

こちらの間取りでは、LDKが世帯毎に設けているので、親世帯への気兼ねもなく、ご主人も自由に、くつろぐ事ができます。

 

また、両親の寝室が玄関から離れた場所に位置するため、ご主人が夜遅く帰ってきても、就寝中の親世帯を起こす心配はなく、その点もよく工夫された間取りです。

 

2階の子世帯の洗面室も、義母の寝室から離れた場所に位置するので、その点も、何の気兼ねもなく洗面を使うことが可能です。

 

ただ、1点気になるのは、両親の寝室が共有の浴室、洗面に比較的近いことです。

 

例えば、ご主人が、仕事で夜遅く帰宅し入浴する際に、義母が生活音で起きないか気になり、その点が、若干ストレスかもしれません。

 

そして収納ですが、1階の親世帯には、玄関横に広い納戸、デッキの脇にも納戸、さらに寝室にも押入があります。

 

2階の子世帯にも、6畳近いWICがあり、寝室にも押入があり、両世帯共に、充分な収納スペースがあります。

 

世帯毎に収納を分けることができ、使いやすく快適な間取りになっています。

 

収納面でストレスを感じることはないはずです。

 

ご紹介した間取りは、玄関と浴室のみを共有するだけで、かなり完全分離型に近い間取りです。

 

お互いのプライバシーがよく守られた間取りですが、しかし、事前にお互いの望むライフスタイルを確認し、しっかりとよく話し合うことが重要です。

 

次の記事では、どんな点を、両世帯で事前に協議し、決めておくべきかを、詳細に解説しています。

 

 

③40坪の完全分離型二世帯住宅の間取り(こだわりを叶えた充実のメゾネット型の家)

 

 

 

 

 

 

そして、3つ目のタイプの40坪の完全分離型二世帯住宅の間取りについて解説します。


 

出典:アイ工務店

 

延床面積 132.48m2(40.0坪)
敷地面積 131.73m2(39.8坪)
家族構成 両親+夫婦+子ども2人+犬2匹

 

 

 

こちらの二世帯住宅は、完全分離型の間取りです。

 

親世帯、子世帯を1階と2階の上下で分離するのではなく、縦のラインで左右に区切ったメゾネット型の二世帯住宅です。

 

向かって左が親世帯、右側が子世帯であり、玄関、LDK、洗面、浴室、トイレ等、全てが、世帯毎にあります。

 

親世帯は、1階に玄関、LDK、洗面、風呂、トイレ等の水回りがあり、階段を上がると2階に、ベランダとWICのある寝室があり、最上階に小屋裏収納もあります。

 

子世帯は、1階に玄関、LDK、トイレ、サブの洗面があり、2階に寝室、子供部屋が2つ、さらに風呂、メインの洗面、トイレがあり、同じく小屋裏収納もあります。

 

親世帯の寝室は2階にあり、隣は、子世帯の寝室なので、子世帯側の生活音で、安眠を妨害される心配は全くありません。

 

また、家族が一番長くくつろぐであろうLDKも、親世帯、子世帯共に1階にあるため、お互い生活音が漏れるリスクもありません。

 

ご紹介したメゾネット型の間取りであれば、相手に生活音が漏れることもないので、両世帯のプライバシーが完全に守られています。

 

左右に分かれる場合は、上下階の音が聞こえる心配がなく、上下階の音への配慮も不要です。

 

お互いのプライバシーを守ることを最優先に考えるのであれば、ぜひ、おすすめの二世帯住宅の間取りです。

 

ただし、2つ気になる点があります。

 

まず、1つ目は、世帯間の移動距離が長く、動線が悪い点です。

 

子世帯から親世帯に移動する場合、いったん、子世帯専用の玄関から外に出て、あらためて、親世帯の玄関から入る必要があります。

 

さらに各世帯の玄関も、建物の東西、真逆にそれぞれあるため、移動距離も長くなります。

 

将来的に、親の介護が必要になり、世帯間を移動することが増えた場合、この動線の悪さが、手間になる可能性があります。

 

2つ目の気になる点は、親世帯の間取りがフラットでないことです。

 

2階に寝室、さらに最上階に小屋裏収納があるので、どうしても階段を使って上下階を移動する必要があります。

 

将来的に、足腰が弱くなってきた時に、この階段の昇り降りは、面倒であり、生活にストレスを感じるかもしれません。

 

同じ二世帯住宅でも、どの程度、各世帯のプライバシーを守りたいかによって、間取りも大きく変わってきます。

 

親世帯、子世帯で、事前に、よく話し合うことが重要です。

 

次の記事は、同じ完全分離型ですが、坪数が異なります。

 

ぜひ、こちらの記事もお読み頂ければと思います。

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

以上、40坪の二世帯住宅の間取りについて解説しました。

 

参考になりましたでしょうか?
それでは、最後にまとめです。


 

 

 

40坪の二世帯住宅について、3つのパターンの間取りをご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

 

間取りは、そこに住む親世帯、子世帯のライフスタイルによって、大きく変わることが、よくご理解頂けたと思います。

 

あなたも、ぜひ、親世帯、子世帯とて、今後どのように暮らしたいのか、よく話し合ってください。

 

お互いのライフスタイルをよく理解し、それに応じて、間取りプランを進めることで、二世帯住宅を成功させることができます。

 

以上で、40坪の二世帯住宅の間取りについての解説を終わります。

 

ぜひ、本記事を参考にして、あなたの二世帯住宅を成功させてください。

 

 

 

 

 

 

家づくりを成功させるために、できる限り多くの間取りプランを比較検討してみてください。

 

特に、二世帯住宅は、アイディア次第、間取りを工夫することで、何倍も快適な家になります。

 

複数の間取りプランを比較し、よりあなたの暮らしに合った二世帯住宅に、そして、より完成度の高い間取りに、ブラシュアップしてください。

 

私の場合もそうですが、最低でも3社から、間取りプランをとるといいです。

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報