村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回はLDK14畳の狭い空間を、より広く見せる方法を解説します。
正直、14畳のLDKだとLDKの広さとしては、かなり狭い方です。
仮に4人家族の3LDKの家だと、やはり16畳以上の広さは欲しいところです。
しかし・・
敷地が狭い等、何らかの制限で、どうしても狭いLDKの家を建てらる方も多いと思います。
そこで、本記事では14畳といった狭いLDKを、より広く見せることができる4つの工夫をご紹介します。
さらに、14畳のLDKに快適に住める家族構成について、キッチンのタイプによる広さへの影響について、おすすめのレイアウトについても解説します。
あなたは、どれくらいの広さのLDKを建てますか?
広いLDKは、難しいという方には、参考になると思います。
ぜひ、お読みいただきたいと思います。
本記事の内容:
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
まず、14畳のLDKについて、その広さを検証してみます。
結論から申し上げますと、LDK14畳は、かなり狭いです。
次の記事でも解説してますが、LDKの広さの平均が20畳ですので、それと比較しても6畳も狭いです。
LDKの広さは、どれくらいが快適か?
LDKは広ければ良いという単純な話ではなく、広過ぎても、狭過ぎてもダメで、快適な暮らしができる広さであることが必要です。
LDK14畳のレイアウトを考えてみます。
まず、省スペースで設置できる、壁付けのI型キッチンのレイアウトです。
この場合、ダイニングキッチンに8畳、リビングに6畳のスペースを確保できます。
通常の家具家電をおいても、快適な空間のLDKには、なります。
しかし、対面キッチンのペニンシュラタイプのレイアウトだと、どうでしょうか?
ダイニングキッチンに10畳は確保したいので、リビングのスペースは、4畳しかとれません。
対面キッチンのペニンシュラタイプのレイアウトは、かなり厳しいです。
ただ・・
家具、特にダイニングテーブル、ソファのサイズを小さくしたり、ソファダイニングのような兼用の家具を使えば、LDK14畳でも対面キッチンのペニンシュラでも、何とか可能です。
以上、LDK14畳の広さについて、簡単に検証してみました。
さらに詳しく解説を続けます。
それでは、14畳の広さに向いている家族構成について解説します。
14畳のLDKは、先程もお話した通り、広さはかなり狭いです。
そんな狭い14畳のLDKに快適に住めるのは、1人~2人の家族です。
例えば、独身の方とか、子供が独立した高齢者のご夫婦とか、子供のいないご夫婦であれば、14畳の広さでも、ゆとりある生活を送ることが可能です。
これ以上増えると、14畳の広さでは、かなり窮屈に感じるはずですので、まず、快適に住むことは難しいです。
次に、キッチンのタイプによって、で14畳の広さがどう変わるかについて解説します。
同じ14畳の広さのLDKが、キッチンのタイプによって、大きく変わってきます。
キッチンのタイプですが、まずアイランドキッチンは、どう考えても、14畳のLDKには広さ的に無理なので、除外します。
ここでは、壁付けキッチン、対面キッチンの2つについて考えたいと思います。
こちらのような壁付けキッチンは、壁とキッチンの間に空間が必要ないため、省スペースで設置ができます。
壁に沿ってキッチンを配置するため、その後ろのリビング・ダイニングのスペースをより広くすることが可能です。
キッチンのスペースを抑えることで、その分、リビング・ダイニングをより広くできるので、14畳という広さには向いています。
次の記事で解説していますが、14畳よりさらに2畳狭い12畳でも、上の画像のような対面キッチンを設置できることは可能です。
当然、14畳の広さがあれば、対面キッチンを設けることはできます。
しかし、対面キッチンは、カウンター部分と通路、背面のカップボードや収納が必要で、壁付けキッチンとは異なり、ある程度の広さが必要です。
キッチンが広くなる分、リビング・ダイニングの空間は少し狭くなってしまいます。
それでは14畳のLDKのおすすめレイアウトについて解説します。
14畳に限ったことではありませんが、LDKの形は、大きく長方形と正方形の2パターンがあります。
そろぞれのパターンに応じて、14畳のおすすめのレイアウトについて解説します。
長方形のLDKは奥行があるため、より開放感を出しやすいのが特徴です。
レイアウトは、視線の抜けを意識して行うことで、より広がりを感じる空間にすることが可能です。
例えば、キッチンから奥の窓方向への視線の抜けを考えた場合、その間に視線を遮る家具類を置かないレイアウトが重要です。
仮に、何らかの家具を置くとしても、高さの低いものにして、視線を邪魔しないレイアウトにします。
このようなレイアウトにすることで、同じ空間でも、より広がりを感じられものにすることが可能です。
正方形のLDKの場合、家具等を置きにくいと、レイアウトが難しいと感じる人が多いです。
また、正方形は、全ての辺が同じ長さであるあため、狭く見えがちで、14畳と狭いと、さらに狭く感じるはずです。
そこで、設置する家具は、できる限りコンパクトで、ロータイプのものにすることで、開放感、広さを感じられるようにすることが、レイアウト上で重要です。
また、部屋の角に丁度おさまる家具があれば、そこに置くことで、よりスッキリしたレイアウトにすることが可能です。
それでは本題です。
狭いLDKを少しでも広く見せる4つの工夫をご紹介します。
広く見せる4つの方法は、次の通りです。
それぞれについて解説を続けます。
ここは、まず検討すべき方法です。
LDK内に設置する家具のサイズ、高さを工夫します。
家具のサイズを小さくすることで、広さに余裕がでてきますので、部屋を広く感じることができます。
特にダイニングテーブル、ソファのサイズには、要注意です。
次に、家具の高さを低いものにすることで、部屋をより広く感じることができます。
背の高い家具は、圧迫感があり、部屋を狭く感じます。
高さのある家具を設置したい場合には、できる限り、入り口側に置き、奥には背の低いものを設置するといいです。
奥へ行くほど、低い家具だと、部屋に奥行きが、より広く感じられます。
色には、様々な視覚的効果や心理的効果があります。
床、壁、天井の色を何色にするかにより、人に与える部屋のイメージは大きく変わります。
当然、広さも同じです。
白やベージュ等の淡い色は、見た目に圧迫感がありません。
こういった淡い明るい色を、より多く使うことで、部屋をより、開放的で広く感じさせてくれます。
逆に、黒や茶等の濃い目の色は、圧迫感が感じられる色で、部屋を狭く感じさせます。
こういった濃い色は、床に使い、壁や天井を、淡い明るい色にします。
高い位置ほど明るい色にすることで、より天井が高く、より空間に広がりが感じられます。
このように床、壁、天井の色を工夫することで、部屋を広く感じさせることができます。
なお、色の数ですが、3色程度に押さえるのが、統一感がでて、部屋も広く感じられます。
いくつもの色が、うるさいくらいに使われ、色に統一感のない部屋は、狭く感じられます。
色についても、ぜひ、ご検討ください。
この方法も、効果的でおすすめな方法です。
視線が集中する場所、フォーカルポイントをLDKの一番奥に設けることです。
LDKに入った際に、思わず視線を向けてしまうようなポイントを設けます。
それにより、自然にLDKの奥に視線を誘うことになり、部屋に奥行きを、広さをより感じさせることができます。
ちなみに、私の自宅では、LDKの一番奥に、薪ストーブのコーナーを設けていますが、フォーカルポイントとしては、効果的です。
LDKに入ると、目立つ奥の薪ストーブのコーナーに、目が行くようで、面白いくらいに、皆さんの視線が、そこに集中しています。
フォーカルポイントとして効果的なのは・・
他にも、大きめの観葉植物であるとか、フロアースタンドのアクセント照明、大きめの鏡、絵画などもいいです。
ぜひ、お試しください。
4つ目は間取りの工夫で、いくつか方法はあります。
1つ目は、LDKの天井を高くしたり、吹き抜けを設ける間取りにすることです。
天井を高くすることで、開放感のある、広い部屋に感じられます。
天井を高くするという意味では、吹き抜けであれば、さらに開放感が増し、部屋に広がりを感じられます。
横の空間の狭さを、縦の空間でカバーするということです。
2つ目は、中庭を設け、LDKをその中庭とつなげる間取りです。
LDKとつながった中庭は、第二のアウトドアリビングのようになります。
LDKを中庭分の広さ、広くできるということです。
この中庭をLDKとつなぐ方法は、私の自宅でも取り入れています。
中庭に8畳近いウッドデッキを、LDKの床面と同じ高さで設けます。
さらに、掃き出しの大開口でつなぐことで、中庭とLDKをまるで1つの部屋のように感じられる間取りになっています。
3つ目は、上の画像のようにLDKの一部にスキップフロアーを設ける間取りです。
部屋に、段差を設け立体感をつけることで、空間に変化が生まれます。
それにより、実際の面積よりも、部屋が広く見えるようになります。
ちなみに、以下は、14畳のLDKの間取りです。
出典:アイパッソの家
間取り図をご覧いただければ、わかると思いますが、リビングとダイニングが、一緒になったような間取りで、結構、窮屈で狭いという印象です。
こういった間取りのお宅の場合は、ぜひ、ここでお話した4つの工夫を検討されるといいです。
うまく工夫することで、広さにおける快適性は大きくアップします。
以上が、狭いLDKを、少しでもより広く感じさせるための4つの工夫です。
ぜひ、あなたの家づくりにも取り入れていただければ嬉しいです。
特に、1つ目の家具の工夫と3つ目のフォーカルポイントの工夫は、費用もかけずに行えますので、ぜひ、おすすめです。
これから家づくりを行い、間取りプランもこれから行うという方であれば、2つ目の床、壁、天井の色の工夫、4つ目の間取りの工夫も、ぜひ試されるといいです。
本記事を参考に、あなたの家づくりを成功させてください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。
家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。
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もし、あなたが、4つの内一つでも該当するのであれば、ぜひ、最後までお読みください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「14畳の広さに向いている家族構成とは?」、「キッチンのタイプで14畳の広さがどう変わるのか?」、「LDKの形に応じた14畳のおすすめレイアウトとは?」の3記事を追加しました。(2022/10/18)