LDK14畳をより広く見せる4つの工夫とは?

LDK14畳をより広く見せる4つの工夫とは?

 

LDK14畳をより広く見せる4つの工夫とは?

2020/01/28  更新:

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回はLDK14畳の狭い空間を、より広く見せる方法を解説します。


 

 

正直、14畳のLDKだとLDKの広さとしては、かなり狭い方です。

 

仮に4人家族の3LDKの家だと、やはり16畳以上の広さは欲しいところです。

 

しかし・・
敷地が狭い等、何らかの制限で、どうしても狭いLDKの家を建てらる方も多いと思います。

 

そこで、本記事では14畳といった狭いLDKを、より広く見せることができる4つの工夫をご紹介します。

 

さらに、14畳のLDKに快適に住める家族構成について、キッチンのタイプによる広さへの影響について、おすすめのレイアウトについても解説します。

 

あなたは、どれくらいの広さのLDKを建てますか?

 

広いLDKは、難しいという方には、参考になると思います。

 

ぜひ、お読みいただきたいと思います。

 

 

本記事の内容:

  • LDK14畳の広さについて
  • LDK14畳の広さに向いている家族について
  • キッチンのタイプによって14畳の広さにどう影響するかについて
  • LDK14畳のおすすめレイアウトについて
  • 狭いLDKを少しでも、より広く見せることができる4つの工夫について

 

 

誰もが、広いリビングに憧れます。
私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。
しかし、予算の都合や間取りの都合で、要望通り行かない場合もあります。
ただ・・ここであきらめるのは早過ぎます。
ハウスメーカーや工務店の中には、リビングを広く見せるノウハウがあるところもあります。

 

 

家づくりで、リビングを広くしたければ、できるだけ多くの間取りプランをもらうことが重要です。


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14畳のLDKは、やはり狭いのか?

 

 

 

 

 

まず、14畳のLDKについて、その広さを検証してみます。


 

 

結論から申し上げますと、LDK14畳は、かなり狭いです。

 

次の記事でも解説してますが、LDKの広さの平均が20畳ですので、それと比較しても6畳も狭いです。

 

 

 

 

LDK14畳のレイアウトを考えてみます。

 

まず、省スペースで設置できる、壁付けのI型キッチンのレイアウトです。

 

この場合、ダイニングキッチンに8畳、リビングに6畳のスペースを確保できます。

 

通常の家具家電をおいても、快適な空間のLDKには、なります。

 

しかし、対面キッチンのペニンシュラタイプのレイアウトだと、どうでしょうか?

 

ダイニングキッチンに10畳は確保したいので、リビングのスペースは、4畳しかとれません。

 

対面キッチンのペニンシュラタイプのレイアウトは、かなり厳しいです。

 

ただ・・
家具、特にダイニングテーブル、ソファのサイズを小さくしたり、ソファダイニングのような兼用の家具を使えば、LDK14畳でも対面キッチンのペニンシュラでも、何とか可能です。

 

以上、LDK14畳の広さについて、簡単に検証してみました。

 

さらに詳しく解説を続けます。

 

14畳の広さに向いている家族構成とは?

 

 

 

 

それでは、14畳の広さに向いている家族構成について解説します。


 

 

14畳のLDKは、先程もお話した通り、広さはかなり狭いです。

 

そんな狭い14畳のLDKに快適に住めるのは、1人~2人の家族です。

 

例えば、独身の方とか、子供が独立した高齢者のご夫婦とか、子供のいないご夫婦であれば、14畳の広さでも、ゆとりある生活を送ることが可能です。

 

これ以上増えると、14畳の広さでは、かなり窮屈に感じるはずですので、まず、快適に住むことは難しいです。

 

キッチンのタイプで14畳の広さがどう変わるのか?

 

 

 

 

次に、キッチンのタイプによって、で14畳の広さがどう変わるかについて解説します。


 

 

 

同じ14畳の広さのLDKが、キッチンのタイプによって、大きく変わってきます。

 

キッチンのタイプですが、まずアイランドキッチンは、どう考えても、14畳のLDKには広さ的に無理なので、除外します。

 

ここでは、壁付けキッチン、対面キッチンの2つについて考えたいと思います。

 

 

 

 

壁付けキッチンについて

 

 

 

 

こちらのような壁付けキッチンは、壁とキッチンの間に空間が必要ないため、省スペースで設置ができます。

 

壁に沿ってキッチンを配置するため、その後ろのリビング・ダイニングのスペースをより広くすることが可能です。

 

キッチンのスペースを抑えることで、その分、リビング・ダイニングをより広くできるので、14畳という広さには向いています。

 

 

 

対面キッチンについて

 

 

 

 

次の記事で解説していますが、14畳よりさらに2畳狭い12畳でも、上の画像のような対面キッチンを設置できることは可能です。

 

 

当然、14畳の広さがあれば、対面キッチンを設けることはできます。

 

しかし、対面キッチンは、カウンター部分と通路、背面のカップボードや収納が必要で、壁付けキッチンとは異なり、ある程度の広さが必要です。

 

キッチンが広くなる分、リビング・ダイニングの空間は少し狭くなってしまいます。

 

LDKの形に応じた14畳のおすすめレイアウトとは?

 

 

 

 

それでは14畳のLDKのおすすめレイアウトについて解説します。


 

14畳に限ったことではありませんが、LDKの形は、大きく長方形と正方形の2パターンがあります。

 

そろぞれのパターンに応じて、14畳のおすすめのレイアウトについて解説します。

 

 

長方形のLDK14畳のレイアウト

 

長方形のLDKは奥行があるため、より開放感を出しやすいのが特徴です。

 

レイアウトは、視線の抜けを意識して行うことで、より広がりを感じる空間にすることが可能です。

 

例えば、キッチンから奥の窓方向への視線の抜けを考えた場合、その間に視線を遮る家具類を置かないレイアウトが重要です。

 

仮に、何らかの家具を置くとしても、高さの低いものにして、視線を邪魔しないレイアウトにします。

 

このようなレイアウトにすることで、同じ空間でも、より広がりを感じられものにすることが可能です。

 

 

 

正方形のLDK14畳のレイアウト

 

正方形のLDKの場合、家具等を置きにくいと、レイアウトが難しいと感じる人が多いです。

 

また、正方形は、全ての辺が同じ長さであるあため、狭く見えがちで、14畳と狭いと、さらに狭く感じるはずです。

 

そこで、設置する家具は、できる限りコンパクトで、ロータイプのものにすることで、開放感、広さを感じられるようにすることが、レイアウト上で重要です。

 

また、部屋の角に丁度おさまる家具があれば、そこに置くことで、よりスッキリしたレイアウトにすることが可能です。

 

狭いLDKを、少しでもより広く見せる4つの工夫とは?

 

 

 

 

それでは本題です。

 

狭いLDKを少しでも広く見せる4つの工夫をご紹介します。


 

広く見せる4つの方法は、次の通りです。

 

LDKに設置する家具を工夫する。
壁、天井、家具の色を工夫する。
LDKの奥に視線が集中するよう工夫する。
間取りを工夫する。

 

それぞれについて解説を続けます。

 

LDKに設置する家具を工夫する。

ここは、まず検討すべき方法です。

 

LDK内に設置する家具のサイズ、高さを工夫します。

 

家具のサイズを小さくすることで、広さに余裕がでてきますので、部屋を広く感じることができます。

 

特にダイニングテーブル、ソファのサイズには、要注意です。

 

次に、家具の高さを低いものにすることで、部屋をより広く感じることができます。

 

背の高い家具は、圧迫感があり、部屋を狭く感じます。

 

高さのある家具を設置したい場合には、できる限り、入り口側に置き、奥には背の低いものを設置するといいです。

 

奥へ行くほど、低い家具だと、部屋に奥行きが、より広く感じられます。

 

 

 

床、壁、天井の色を工夫する。

色には、様々な視覚的効果や心理的効果があります。

 

床、壁、天井の色を何色にするかにより、人に与える部屋のイメージは大きく変わります。

 

当然、広さも同じです。

 

白やベージュ等の淡い色は、見た目に圧迫感がありません。

 

こういった淡い明るい色を、より多く使うことで、部屋をより、開放的で広く感じさせてくれます。

 

逆に、黒や茶等の濃い目の色は、圧迫感が感じられる色で、部屋を狭く感じさせます。

 

こういった濃い色は、床に使い、壁や天井を、淡い明るい色にします。

 

高い位置ほど明るい色にすることで、より天井が高く、より空間に広がりが感じられます。

 

このように床、壁、天井の色を工夫することで、部屋を広く感じさせることができます。

 

なお、色の数ですが、3色程度に押さえるのが、統一感がでて、部屋も広く感じられます。

 

いくつもの色が、うるさいくらいに使われ、色に統一感のない部屋は、狭く感じられます。

 

色についても、ぜひ、ご検討ください。

 

 

 

LDKの奥に視線が集中する場所をつくる。

この方法も、効果的でおすすめな方法です。

 

視線が集中する場所、フォーカルポイントをLDKの一番奥に設けることです。

 

LDKに入った際に、思わず視線を向けてしまうようなポイントを設けます。

 

それにより、自然にLDKの奥に視線を誘うことになり、部屋に奥行きを、広さをより感じさせることができます。

 

 

 

ちなみに、私の自宅では、LDKの一番奥に、薪ストーブのコーナーを設けていますが、フォーカルポイントとしては、効果的です。

 

LDKに入ると、目立つ奥の薪ストーブのコーナーに、目が行くようで、面白いくらいに、皆さんの視線が、そこに集中しています。

 

フォーカルポイントとして効果的なのは・・

 

他にも、大きめの観葉植物であるとか、フロアースタンドのアクセント照明、大きめの鏡、絵画などもいいです。

 

ぜひ、お試しください。

 

 

 

間取りを工夫する。

4つ目は間取りの工夫で、いくつか方法はあります。

 

1つ目は、LDKの天井を高くしたり、吹き抜けを設ける間取りにすることです。

 

天井を高くすることで、開放感のある、広い部屋に感じられます。

 

天井を高くするという意味では、吹き抜けであれば、さらに開放感が増し、部屋に広がりを感じられます。

 

横の空間の狭さを、縦の空間でカバーするということです。

 

 

2つ目は、中庭を設け、LDKをその中庭とつなげる間取りです。

 

LDKとつながった中庭は、第二のアウトドアリビングのようになります。

 

LDKを中庭分の広さ、広くできるということです。

 

この中庭をLDKとつなぐ方法は、私の自宅でも取り入れています。

 

中庭に8畳近いウッドデッキを、LDKの床面と同じ高さで設けます。

 

さらに、掃き出しの大開口でつなぐことで、中庭とLDKをまるで1つの部屋のように感じられる間取りになっています。

 

 

3つ目は、上の画像のようにLDKの一部にスキップフロアーを設ける間取りです。

 

部屋に、段差を設け立体感をつけることで、空間に変化が生まれます。

 

それにより、実際の面積よりも、部屋が広く見えるようになります。

 

 

ちなみに、以下は、14畳のLDKの間取りです。

 

出典:アイパッソの家

 

間取り図をご覧いただければ、わかると思いますが、リビングとダイニングが、一緒になったような間取りで、結構、窮屈で狭いという印象です。

 

こういった間取りのお宅の場合は、ぜひ、ここでお話した4つの工夫を検討されるといいです。

 

うまく工夫することで、広さにおける快適性は大きくアップします。

まとめ

 

 

 

 

以上が、狭いLDKを、少しでもより広く感じさせるための4つの工夫です。

 

ぜひ、あなたの家づくりにも取り入れていただければ嬉しいです。

 

LDKに設置する家具を工夫する。
壁、天井、家具の色を工夫する。
LDKの奥に視線が集中するよう工夫する。
間取りを工夫する。

 

特に、1つ目の家具の工夫と3つ目のフォーカルポイントの工夫は、費用もかけずに行えますので、ぜひ、おすすめです。

 

これから家づくりを行い、間取りプランもこれから行うという方であれば、2つ目の床、壁、天井の色の工夫、4つ目の間取りの工夫も、ぜひ試されるといいです。

 

本記事を参考に、あなたの家づくりを成功させてください。

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私も自宅の家づくりで、リビングをできる限り広くするよう重視しました。

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■よりわかりやすくするために、「14畳の広さに向いている家族構成とは?」、「キッチンのタイプで14畳の広さがどう変わるのか?」、「LDKの形に応じた14畳のおすすめレイアウトとは?」の3記事を追加しました。(2022/10/18)