ランドリールームの間取りで重要な2ポイントとは?事例で解説!

ランドリールームの間取りで重要な2ポイントとは?事例で解説!

 

ランドリールームの間取りで重要な2ポイントとは?事例で解説!

2020/03/20  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
自宅、賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てるなど、家づくり経験があります。
さらに、経営する複数の賃貸物件のリフォームを何度も行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、ランドリールームの間取りについて解説します。


 

 

ランドリールームは、注文住宅の導入したい設備として、常に人気です。

 

人気のランドリールームですが、意外と皆さん、あまりよく理解されていません。

 

ほとんどの方は、ランドリールームの導入に向け、具体的に何をどう考えればいいのか、わかりません。

 

そこで本記事では、まず、そもそもランドリールームが何かを解説します。

 

そして、本題のランドリールームの間取りについて、クリアすべき2つのポイントについて解説します。

 

この2つのポイントをクリアすることで、洗濯がよく乾く、そして、便利で快適なランドリールームをつくることが可能です。

 

さらに、ランドリールームのメリット、デメリット、設置費用についても、解説します。

 

ランドリールームの導入を検討されている方に、参考になる内容なので、ぜひ、最後までお読み頂ければと思います。

 

 

本記事をお読みいただくことで、ランドリールームの間取りについて、具体的にどう検討すればいいのかがわかります。

 

 

 

 

ランドリールームをどこに配置すべきか、2つのポイントをクリアすれば、その間取りプランは、いろいろ考えられます。
このランドリールームをどこに配置するか、それにより家の快適性は大きく変わりますので、慎重に検討する必要があります。

 

ハウスメーカーや工務店の中には、ランドリールームの実績、ノウハウ(家事効率、暮らしの快適性アップ)が豊富にあるところもあります。
納得のいくランドリールームを導入したければ、できるだけ多くの間取りプランを見比べることが重要です。

 

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ランドリールームとは何か?

 

 

 

まず最初に、そもそもランドリールームが、どういうものかを解説します。

 

しっかり理解するようお願いします。

 

ランドリールームとは、家事の1つである洗濯を行うための専用の部屋です。

 

洗濯機を回し、洗濯物を洗い、洗濯物を干し、洗濯物を取り込み、洗濯物をたたみ、洗濯物をしまい収納する。

 

さらに、必要の応じて、洗剤や柔軟剤の補充・詰め替え、洗濯物へのアイロンがけも、あったりします。

 

このように、洗濯は、かなり重労働な家事です。

 

この一連の洗濯作業を、ランドリールーム内で全て済ませることができるため、家事効率は大幅にアップし、家事の負担を減らすことができます。

 

新築をお考えの方の多くは、このランドリールームを希望され、とても人気があります。

 

 

 

関連記事:
ランドリールームに関する記事です。

 

ランドリールームの広さについて、こちらの記事で詳細に解説しています。
ランドリールームの広さは2畳~3畳が適当!その3つの理由とは?

 

 

ランドリールームを配置する位置(方角)についての記事です。
ランドリールームは北側の方角でも問題ない!その理由とは?

ランドリールームのメリットは?

 

 

 

次に、ランドリールームを導入するメリットについて解説します。

 

ランドリールームを設置するメリットは、大きく3つあります。

 

家事の効率化

家事の中でも重労働で時間のかかる洗濯作業を、全て同じ場所で済ませることができるため、家事を大幅に効率化でき、家事の負担を軽減できます。

 

家の中を無駄に移動することなく、全ての作業を行えるため、家事の手間が、かなり減ります。

 

ここは大きなメリットであり、何かと忙しい共働き夫婦や、時間がない方に、ランドリールームが大人気です。

 

悪天候でも洗濯

雨や雪、強風の日等、天気の悪い日でも、洗濯物を干すことができます。

 

天候に左右されることなく、いつでも洗濯を干せ、さらに洗濯物を取り込む時間も気にする必要がありません。

 

また、外に洗濯物を干さないので、花粉や黄砂、PM2.5、排気ガス等から受ける汚染を心配する必要もありません。

 

生活感を隠せる

悪天候の日でも、リビング等の室内に、洗濯物を干すことはないので、急な来客があっても洗濯物を見られることもありません。

 

また、取り込んだ洗濯物が、居室内に一時的に置かれることもないので、慌てて洗濯物を隠す必要もありません。

 

洗濯作業を全てランドリールーム内で済ませることができるので、生活感を完全に隠すことができ、人目を気にする必要は全くありません。

ランドリールームのデメリットは?

 

 

 

次に、ランドリールームのデメリットについて解説します。

 

メリットだけでなく、デメリットについても、よく理解するようお願いします。

 

ランドリールームのデメリットは、大きく3つあります。

 

後でこんなはずではなかったと後悔することがないよう、メリットだけでなく、デメリットについても、よく理解することが重要です。

 

建築費用のアップ

一番のデメリットは、ランドリールーム設置によるコストアップです。

 

ランドリールームを設置すると、床面積や内装工事、電気配線が増えるので、当然、その分の建築費用が高くなります。

 

予算が限られている方は、注意が必要で、ランドリールームの広さや、そもそも必要かどうかを、よく検討すべきです。

 

費用については、後ほど詳しく解説しますので、そちらをご確認ください。

 

独立した空間での家事

ランドリールームは、完全に独立した空間なので、洗濯作業を、一人こもって作業をすることになります。

 

家族の気配を感じながら、家事を行いたい方には、ランドリールームは、寂しすぎて、向かない可能性があります。

 

ここは、実際に試さないと分かりづらいと思いますが、自分はどうなのか、家事をする場面をイメージし、よく検討してください。

 

他の部屋が狭くなる可能性

ランドリールームの3つ目のデメリットは、他の部屋が狭くなることです。

 

次の記事でも解説している通り、ランドリールームは2畳~3畳の広さは必要になってきます。

 

 

当然、ランドリールームを設置すれば、その分、他の部屋のスペースが削られます。

 

ランドリールームの広さ、そもそも必要かどうかを、事前によく検討するようお願いします。

ランドリールームの間取りを決める2つのポイントとは?

 

 

 

 

それでは、いよいよ本題です。
ランドリールームの間取りを考えるに際に、注意すべきポイントは2つあります。
どちらもとても重要で、2つのポイントをクリアする間取りであれば、まず間違いなく、満足できるランドリールームをつくることが可能です。

 

 

ランドリールームの間取りで注意すべき重要なポイントは以下の2つです。

 

  1. 風通しをよくする
  2. 家事動線をよくする

 

 

風通しをよくする

1つ目のポイントは、風通しをよくするように、間取りを考えることです。

 

この風通しに関しては、こちらの記事でも詳細に解説をしました。

 

まだお読みになられていなければ、ぜひお読みください。

 

ランドリールームは家のどの方角に配置させても問題なく、風通しがよければ北側でも問題ないです。この点を多くの方は誤解しています。
ランドリールームは北側の方角でも問題ない!その理由とは?

 

この記事でも詳細に解説しましたが、洗濯物が良く乾く条件で一番重要なのは、風通しです。

 

風通しがよければ、結果、湿気も下がり、そういった場所であれば、洗濯物はよく乾くというわけです。

 

間取りを考える上で、まずは、風通しがよくなりように間取りを考えます。

 

日当たりは関係ないので、方角は、日当たりが悪い北側や西側でも問題ありません。

 

風通しを良くする意味で、できれば窓があるといいです。

 

大きな窓があれば、室内の湿気を一気に外に出すことができます。

 

ただし、窓がなくても、ランドリールームは可能です。

 

窓はランドリールームの絶対条件ではありません。

 

換気扇、さらに除湿器や、風を生じさせる設備(サーキュレーターや室内ファン)を活用することで、洗濯物を乾かすことは可能だからです。

 

室内の湿気を外に出す換気をし、湿気を下げ、さらに風を洗濯物にあてるので、よく乾きます。

 

以上、1つ目の間取りのポイントは、風通しをよくすることです。

 

 

家事動線をよくする

2つ目のポイントは、洗濯だけでなく他の家事動線もよくする間取りを考えることです。

 

ランドリールームは、洗濯の一連の作業である、「洗う→干す→取り込む→たたむ→しまう」を行うことができます。

 

この洗濯作業を全て、同じ場所で行うことができるとういのは、かなり家事動線がいいです。

 

家事の中でも重労働な洗濯作業を、短時間で効率よく行えます。

 

ただ、ここで注意すべき点があります。

 

「洗う→干す→取り込む→たたむ→しまう」の洗濯家事の動線だけでなく、他の家事や生活動線も考慮する必要があります。

 

いくら洗濯家事の動線が良くても、他の動線との関係が悪いと、結果、使いにくいランドリールームとなり、いずれ使われなくなります。

 

ランドリールームの間取りは、他の生活動線、家事動線もよくなるよう工夫することが重要です。

 

 

1つ目の工夫は・・

 

洗濯をするには、脱いだ衣服を、洗濯機のあるランドリールームまで運ぶ必要があります。

 

その家事動線を良くするために、ランドリールームを洗面脱衣所と近くするといいです。

 

ランドリールームを、洗面所の一部に設けたり、隣接させる場合には、この家事動線は問題ないです。

 

 

2つ目の工夫は・・

 

料理をしている時に、洗濯も行いたいという方の場合です。

 

この場合は、料理をするキッチンの近くに、ランドリールームを配置するといいです。

 

 

3つ目の工夫は・・

 

干した洗濯物が乾いたら、それを取り込み、たたみ、しまうわけです。

 

この流れは、わかりますよね。

 

ランドリールーム内の収納棚等にしまう洗濯物(例えば、バスタオルやタオル類とか)であればいいのですが、各部屋に、洗濯物を収納する必要がある場合です。

 

寝室、子供部屋、ウォークインクローゼットとか、各部屋に洗濯物を持っていき、収納するので、当然、ランドリールームから各部屋に移動する必要があります。

 

この家事動線をよくするには、ランドリールームを各部屋の近くに配置する必要がありますが、正直、その間取りプランは、かなり難しいです。

 

そこで、おすすめなのが、家族の間でルールを決めることです。

 

各自、自分の洗濯物をランドリールームに取りに行き、自分で各自の部屋に収納するというルールです。

 

ランドリールームに洗濯物を取りに来て、自分で収納するだけなので、簡単です。

 

たたんだ洗濯物を各部屋に持っていき、収納するのは、かなり家事動線が悪いです。

 

ぜひ、家族間で、ルール作りをしてみてください。

ランドリールームの間取りの事例をご紹介

 

 

 

 

 

それでは、ランドリールームの間取りの事例を2つご紹介します。

 

あなたの家づくりに参考になると思いますよ。


 

富士住建の「スマートランドリー」

 

まずは、こちらの間取りをご覧ください。

 

出典:富士住建「スマートランドリー」

 

ハウスメーカーの富士住建の住宅商品の「スマートランドリー」です。

 

このランドリールームの間取りは、完璧です。

 

まず、適度に広さがあって、洗濯の一連の作業をスムーズに行える間取りになっています。

 

風通しの面でも問題なく、換気扇とサーキュレーターがあり、洗濯物は良く乾きます。

 

さらに、いくつか家事動線を良くする工夫が施されています。

 

洗面脱衣所にランドリールームが隣接しているので、脱いだ衣類をランドリールームにある洗濯機に持ち運ぶのに、移動距離はほぼゼロで、一瞬です。

 

また、下着をタオル類を収納する棚も、ランドリールームの隣なので、たたんだ洗濯物をしまう家事動線もいいです。

 

さらには、料理をするキッチンのすぐ横がランドリールームなので、料理をしながら、洗濯もでき、その点でも家事動線がいいです。

 

この富士住建の「スマートランドリー」は、かなり参考になると思います。

 

 

三井ホームのランドリールーム

 

出典:三井ホーム

 

今度は、ハウスメーカーの三井ホームの間取りをご紹介します。

 

このランドリールームも、先程ご紹介したものと同じで、洗面所とキッチンに隣接しています。

 

脱いだ衣類を洗濯機に運ぶの家事動線はいいですい、料理をしながら洗濯を行う家事動線も、かなりいいです。

 

たたんだ洗濯物をしまう動線は、ランドリールーム内に収納棚がないので、少し動線が悪いかもしれません。

 

ただ、家族間のルールとして、たたんだ洗濯物を、ランドリールームに取りに来て、自分で収納することに決めておけば、その点も全く問題ないです。

 

こちらの三井ホームの間取りも、参考になります。

 

 

 

なお、上の2つの間取り図は、ランドリールームが、キッチンに隣接しており、料理をしながら洗濯もでき、家事動線がいいです。

 

しかし、我が家では、料理中ではなく、夜に洗濯をするのですが、料理をしながら洗濯をしない方もいると思います。

 

そういう場合は、ランドリールームをキッチンに隣接させる必要はありません。

 

あと、ここは私の考えですが・・

 

洗濯機は、洗濯物を入れ、洗剤などをセットし、洗濯のボタンを押すと、その後は、脱水まで自動運転です。

 

何かトラブルがない限り、何もする必要がありません。

 

そういう意味でも、何が何でもランドリールームをキッチンに隣接させる必要はないかもしれません。

 

ただ、ここは、その人のライフスタイルや考え方によるので、一概には言えません。

 

それぞれのライフスタイルに合わせて、間取りを考えるようにしてください。

ランドリールームを設置する費用は?

 

 

 

次に、ランドリールームの設置にかかる費用について、解説したいと思います。

 

ランドリールームの一般的な広さは、2畳~3畳です。

 

その広さのランドリールームを設置する際の費用は、約10万円~30万円が相場です。

 

ただし、ランドリールームに必要な換気や除湿の設備、収納棚、洗面所等によって、費用は変わってきます。

 

この費用は、あくまでも目安としてお考え頂ければと思います。

まとめ

 

 

 

以上、ランドリールームの間取りについて解説しました。

 

参考になりましたでしょうか?

 

最後のまとめです。


 

ランドリールームの間取りで注意すべきポイント

 

繰り返しになりますが、ランドリールームは、以下の2つのポイントに注意をしながら、間取りを検討する必要があります。

 

  • 風通しをよくする
  • 家事動線をよくする

 

さらに、家事動線を良くするために、洗面脱衣所、キッチン、収納場所とランドリールームの位置関係を検討するといいです。

 

 

成功させるための具体的な進め方

 

ランドリールームをどこに配置すべきか、間取りで注意すべきポイントが2つあることは、よくお分かりいただけたと思います。

 

ランドリールームをどこに配置するか、それにより家の快適性は大きく変わりますので、慎重に検討する必要があります。

 

ただ、この後、実際にどのように進めればいいのか、よくわからない方が多いと思います。

 

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今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

ぜひ、あなたの家づくりを成功させてください。

 

 

 

 

著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験があります。
さらに、複数の賃貸物件についても、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
そういった家づくり、リフォーム経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

家づくり、リフォーム等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

 

記事更新:
■ランドリールームの間取りの重要ポイントを、よりわかりやすくするため、大幅に修正を加えました。(2023/7/29)